2014年11月23日 (日)

「ハイタテキ」ダンスショットVerもよいです

私立恵比寿中学 『「ハイタテキ!」 DANCE ver.』

今日は、モーニング娘'14のTIKI BUNのシリアルイベントの2公演目に行ってきて、さゆみんとの最後の握手だったわけで、それなりに感慨深いものがあったわけですが、それでも、街中の有線放送で流れてきたエビ中のこの曲に、楽曲的には心奪われてしまったわけです。僕は、EDMとか正直よくわからないというか、むしろ苦手で、ちょっと困ったなあと思っています。

この曲のダンスショットverも曲の雰囲気がうまく表現できていて、とてもいいと思います。

2014年11月 9日 (日)

レコード100円市(2014/11)

Tusk

今月も11月8,9日に中野で行われたレコード100円市に行ってきました。今回も、早めに並んで早い番号の整理券をGETしたのですが、今回も開店時に60名くらいの人が集まる大盛況でした。が、今回は、特に変わった盤は見つからず、気がつけば購入枚数は18枚と、そこそこになったものの、ほとんどは、すでに購入した盤の、ジャケットやレコード盤がより綺麗な盤の購入であったり、新たに購入したものも、あえて写真付きで紹介したくなるようなものはなく、今回は僕にとってはもっとも収穫の少ない開催でした。

しかしながら、今回は70年代、80年代の邦楽やクラシックが充実していて、そのあたりを探している人にとっては、実りの多い開催だったかもしれないです。

今回は会場の写真も撮り忘れてしまって、盤の写真も手抜きでアマゾンのリンクを使用しているのですが、今回はフリードウッドマックの2枚組アルバム「TUSK」の日本盤を発見できました。そして、この盤も輸入メタルマザー使用の盤でした。フリードウッドマックは輸入メタルマザーを使用した盤が多くていいですね。

そんな感じで、今回は実りの少ない開催となってしまいましたが、次回は12月20,21日開催とのことです。次回は面白い盤を沢山見つけたいなと思っています。

  • レコード100円市(2014/10)
  • レコード100円市(2014/8)
  • レコード100円市(2014/7)
  • レコード100円市(2014/6)
  • レコード100円市(2014/5)
  • レコード100円市(2014/4)
  • レコード100円市(2014/3)
  • レコード100円市(2014/2)
  • レコード100円市(2014/1)
  • レコード100円市(2013/12)
  • レコード100円市(2013/11)
  • レコード100円市(2013/10)
  • レコード100円市(2013/8)
  • レコード100円市(2013/7)
  • レコード100円市(2013/6)
  • レコード100円市(2013/5)
  • レコード100円市(2013/4)
  • レコード100円市(2013/3)
  • レコード100円市(2013/2)
  • 2014年11月 6日 (木)

    ポール・マッカートニーの未発表音源 無料DL配信中!

    『Venus and Mars』と『Wings At The Speed Of Sound』のデラックス・エディション発売を記念して、ポール・マッカートニーの公式サイトで、デラックス・エディションには未収録の未発表音源が、無料DL配信されています。

    現在公開されているのは、「Letting Go (Extended Version)」と、「Love My Baby (from 'One Hand Clapping')」の2曲でがとりあえず、以下のリンクのページを開いて、

    http://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/exclusive-letting-go-download

    「To download the track, simply click HERE!」の部分をクリックして、自分のメールアドレスを入力すると、上記2曲がダウンロードできるページにたどり着くことができます。「Letting Go (Extended Version)」は10月28日、「Love My Baby (from 'One Hand Clapping')」は11月4日に公開されたようなので、まだ追加があるかもしれないです。しばらくは、ポールの公式サイトは要チェックですね。

    配信ファイルはMP3形式ながらかなりよい音で配信されているようです。こうした無料配信はとても嬉しいですね。

    【11/6追記】さらに、Rock Show [New Version]が追加されました。やはり、当分目が離せないですね。

    2014年11月 4日 (火)

    いつのまにかパイオニアから新型レコードプレーヤーが発売されていた

    昨日、家電量販店のオーディオコーナーに言ったら、パイオニアの新型レコードプレーヤーが置いてあって、僕は、国内メーカーから新型のレコードプレーヤーが発売されたという情報を全く知らなかったので、驚いてしまいました。

    Pioneer PLX-1000 Official Introduction PART1

    アナログレコードを楽しもうとしたら、カートリッジ交換が容易にできるレコードプレーヤーが必須であって、今までは、そのようなレコードプレーヤーを10万円以下で購入しようとすると、よくわからない海外メーカーがDJ用に発売しているテクニクスのSL-1200のコピーモデルしかありませんでした。かといって、10万円以上の高級レコードプレーヤーも価格の割に魅力のあるモデルがなく、かといって、中古もモーターの劣化が気になるので、僕は、自分の欲しいレコードプレーヤーがないなあと思っていたのですが、価格、仕様ともに、パイオニアの新型レコードプレーヤーは、まさに、僕が欲しいと思っていたレコードプレーヤーでした。

    PLX-1000 仕様

    このプレーヤーは、DJ用ということで、一般のオーディオファンにはあまり紹介される機会がないようなのですが、でも、仕様や宣伝ページを見るとわかるように、今までのパイオニアのノウハウを詰め込んで、高音質にも気を配った製品であることがわかります。 と、いうか、10万円以下で、まともなレコードプレーヤーが欲しいと思う人にとっては、他に選択の余地がなく、これ一択、パイオニアのPLX-1000以外の選択はありえないのではないかと思います。

    そんなわけで、僕はすっかりこのレコードプレーヤーが欲しくなってしまいました。ワーナーパイオニアの輸入メタルマザー仕様の高音質レコードをパイオニアのレコードプレーヤで聴くのも、オツなもんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

    2014年10月30日 (木)

    ザ・ビートルズ、アルバム他全16作品、紙ジャケット仕様SHM-CD化 とのことです

    ザ・ビートルズ、アルバム他全16作品、紙ジャケット仕様SHM-CD化

    ということで、タワーレコードからメールがきました。

     

    『プリーズ・プリーズ・ミー』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『ウィズ・ザ・ビートルズ』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『ハード・デイズ・ナイト』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻


    『ビートルズ・フォー・セール』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、見開きジャケットを復刻(見開きジャケットの内側からレコードを入れるオリジナル仕様)

    『ヘルプ!』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『ラバー・ソウル』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『リボルバー』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、見開きジャケットを復刻
    ■インナースリーヴ、切り絵カード付

    『マジカル・ミステリー・ツアー』
    ■アメリカ・キャピトル・オリジナル・初回ステレオ盤を復刻
    ■カラー・ブックレット付
    ■フロントカヴァー、バックカヴァーは1960代のアメリカ・キャピトル盤、特有のモノ盤、ステレオ盤のトリミングの違いも復刻

    『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、見開きジャケットを復刻!(レコードをジャケットの上部から取り出す、オリジナル仕様で復刻)
    ■オリジナル・ポスター付
    ■4人のポートレート入り

    『イエロー・サブマリン』
    ■イギリス・オリジナル・初回ステレオ盤、フリップ・バック・ジャケットを復刻

    『アビイ・ロード』
    ■イギリス・オリジナル・初回E式ジャケットを復刻

    『レット・イット・ビー』
    ■イギリス・オリジナル・初回E式ジャケットを復刻

    『パスト・マスターズ』
    ■イギリス・オリジナル・初回E式 見開きジャケットを復刻

    ということらしいのですが、僕は、音源マニアではあるものの、レコードまたはCDコレクターではないので、「初回E式ジャケット」とか、「フリップ・バック・ジャケット」とか言われても、何の話をしているのか、サッパリ分からなかったりします。でも、分からなくってよかったと、正直思っています。

    2014年10月29日 (水)

    LED ZEPPELIN Ⅳ 聖なる館 のハイレゾ配信開始!

    「LED ZEPPELIN Ⅳ」「聖なる館」のハイレゾファイルのダウンロードがMora(ウォークマン公式ミュージックストア)にて、早くも開始されています。

    mora LED ZEPPELIN ハイレゾダウンロードページ

    前回のⅠ~Ⅲのときは、CDの発売日から少し遅れての配信開始でしたが、今回はCD発売日の午前0時に開始と、素早い発売となりました。僕も午前0時すぎに早速ダウンロードしましたが、やはり、日本のサイトだと海外のサイトで買うより安心感があるし、ウォークマンの管理ソフトがあれば、そこからダウンロードできて、すぐハイレゾウォークマンに転送できるので、便利です。

    取り急ぎ、今、パソコンにつないだBOSEの小型スピーカーで「LED ZEPPELIN Ⅳ」を聴いていますが、音の分離がすごくわかりやすく、ジミーページが何回か重ねているギターのそれぞれの音色とか、今まで気にしていなかった細かい音がすごく聴こえてきて、ちょっと驚いています。中学生くらいのときから、もうかなり長いことLED ZEPPELINは聴いているのに、「自分は今まで「LED ZEPPELIN Ⅳ」の何を聴いていたんだろう」とすら思ってしまいました。

    今回のリマスターシリーズは、お金と家の広さに余裕がある人はスーパー・デラックス・エディションを買うのがベストかと思いますが、ハイレゾファイルだけというのも、お手軽にいい音で楽しめるので、よい選択肢ではないかと思います。

    Moraでは、このあとも、ウイングスの「ビーナス&マース」「スピードオブサウンド」のハイレゾファイルもCD発売日に配信を開始するようです。また、ジョンレノンのハイレゾファイルもいつの間にか配信開始になっていたりと、ハイレゾ配信もかなり充実してきたみたいです。

    2014年10月26日 (日)

    The Beatles Mono LP Boxの付録本からわかること その2

    The Beatles Mono LP Boxの、付録本には興味深い情報が沢山載っているのですが、前回に引き続き、もう少し、この本からわかることを掲載してみたいと思います。

    1.デジタルマスターの作成日

    2014102601

    マスターテープの写真のほとんどに1986年に「1610」「Sony 1610」への変換に使用したとの記載を見ることができます。この「Sony 1610」とは、ソニー製のPCMプロセッサーのことのようです。Wikiペディアによると、「Sony 1610」とは、「PCM-1600の改良版。1982年10月1日に発売されたコンパクト・ディスクのマスター制作用としても使用できるよう、標本化周波数を44.056、44.1の各KHzに対応させた。量子化は16ビット直線。CD発売当初から、同マスタリングシステムとしても、世界中のCD制作現場で使用された。」とのことなので、ビートルズのモノラルマスターテープは1986年にソニー製のPCMプロセッサによってデジタル化されたようです。各マスターテープに記載されている情報をまとめると、以下のようになります。

    Please Please Me
      Side 1 1986年2月18日
      Side 2 1986年2月12日
    With The Beatles
      Side 1 1986年2月12日
      Side 2 1986年2月12日
    A Hard Day's Night
      Side 1 1986年5月12日
      Side 2 1986年5月12日
    Beatles For Sale
      Side 1 1986年5月12日
      Side 2 1986年5月18日
    Help!
      Side 1 記載なし
      Side 2 1986年12月16日
    Rubber Soul
      Side 1 1986年12月19日
      Side 2 1986年12月19日
    Revolver
      Side 1 記載なし
      Side 2 1987年1月7日
    Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
      Side 1 1987年1月16日
      Side 2 1987年1月16日
    The Beatles
      Side 1 記載不明(写真が小さすぎて見えず)
      Side 2 記載不明(写真が小さすぎて見えず)
      Side 3 記載不明(写真が小さすぎて見えず)
      Side 4 記載不明(写真が小さすぎて見えず)

    モノラルでCDがリリースされたのは「Beatles for sale」までですが、それ以降のアルバムも同時期にマスターテープのデジタル化が行われたのがわかります。「記載なし」としているものは、単なる記載もれだと思うものの、「Help」のSide1は元々音が変なので、別のマスターをデジタル化した可能性もあるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

    2.1981年復刻版モノラルLP向けの作業

    2014102602

    マスターテープに1981年の使用データが記載されているのは、1981年に復刻版LPを作成する際に、使用できるメタルマザーあるいはスタンパーがない盤にかぎり、マスターテープを使用したリカットが作成されたと想定されます。なので、「ビートルズUK盤コンプリートガイド」に1981年の復刻版に書かれているマトリクスと、マスターテープあるいは、「Transfer Sheet」に書かれているリカット作業日を比べてみました。

    ・復刻版のマトリックス情報

    Please Please Me
      Side 1 マトリクス3(リカット)
      Side 2 マトリクス2N
    With The Beatles
      Side 1 マトリクス8(リカット)
      Side 2 マトリクス8(リカット)
    A Hard Day's Night
      Side 1 マトリクス3N
      Side 2 マトリクス3N
    Beatles For Sale
      Side 1 マトリクス5(リカット)
      Side 2 マトリクス3N
    Help!
      Side 1 マトリクス3(リカット)
      Side 2 マトリクス2
    Rubber Soul
      Side 1 マトリクス6(リカット)
      Side 2 マトリクス5
    Revolver
      Side 1 マトリクス3(リカット)
      Side 2 マトリクス4(リカット?)
    Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
      Side 1 マトリクス1
      Side 2 マトリクス1
    The Beatles
      Side 1 マトリクス2(リカット)
      Side 2 マトリクス2(リカット)
      Side 3 マトリクス4(リカット)
      Side 4 マトリクス2(リカット)

    ・リカット作業日 

    Please Please Me
      Side 1 1981年3月4日
      Side 2 1981年4月28日(?)
    With The Beatles
      Side 1 1981年10月27日
      Side 2 1981年10月27日
    A Hard Day's Night
      Side 1 1981年10月27日(?)
      Side 2 記載なし
    Beatles For Sale
      Side 1 1981年10月27日
      Side 2 記載なし
    Help!
      Side 1 1981年6月1日
      Side 2 記載なし
    Rubber Soul
      Side 1 1981年6月26日
      Side 2 記載なし
    Revolver
      Side 1 記載なし
      Side 2 記載なし
    Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
      Side 1 1981年4月28日
      Side 2 1981年4月28日
    The Beatles
      Side 1 1981年5月6日
      Side 2 1981年5月6日
      Side 3 1981年5月6日
      Side 4 1981年5月6日

    おおよそ、状況は一致するものの、中には、復刻版には旧スタンパーを使用しているものの、リカットされている可能性がある盤もあります。これらは、リカットがボツになったのか、あるいは、リカット使用の別の復刻版が作成されたのか、興味深いところです。

    3.日本盤RED WAX向けコピーマスター作成日

    2014102603


    マスターテープに「JAPAN」と書かれている作業は、1982年と1986年に発売された、日本盤RED WAXモノラルレコード制作用のコピーマスター作成用の作業が行われたと考えていいと思います。これらの情報をまとめてみると、以下のようになりました。

    Please Please Me
      Side 1 1981年7月22日
      Side 2 1981年7月22日
    With The Beatles
      Side 1 1981年7月22日
      Side 2 1981年7月22日
    A Hard Day's Night
      Side 1 記載なし
      Side 2 記載なし
    Beatles For Sale
      Side 1 1981年7月24日  1986年3月23日
      Side 2 1981年7月24日  1986年3月23日
    Help!
      Side 1 記載なし
      Side 2 記載なし
    Rubber Soul
      Side 1                  1986年3月13日
      Side 2 1981年7月23日  1986年3月23日
    Revolver
      Side 1 1981年7月23日
      Side 2 記載なし
    Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
      Side 1 1981年7月24日
      Side 2 1981年7月24日  1986年3月23日
    The Beatles
      Side 1 1981年7月24日  1986年3月23日
      Side 2 1981年7月24日  1986年3月23日
      Side 3 1981年7月24日  1986年3月23日
      Side 4 1981年7月24日  1986年3月23日

    上記の情報より、いくつかの疑問がわいてきます。

    ①1981年にコピーマスターが作成されなかった盤の、1982年RED WAXのマスターは何だったのか?
    ②1986年にふたたびコピーマスターが必要になったものと、そうでないものにはどういう理由があって、そうなったのか?

    などです。上記の差は単なる記載もれかもしれないですが、「1986年版HELPを買ったら、針を落とした瞬間からがっかりしたので、マスター自体がよくなかったのかもしれない」「Sgt. Pepper's のRED WAXは1982年版はインナーグループが収録されていて、1986年版には収録されていないので、これはコピーマスターからそもそも1986年版はインナーグルーブは収録されていなかったかもしれない」とか、この情報から考えられることもいろいろありそうなので、この情報を考慮して、改めて1982年版と1986年版のRED WAXを聞いていみると何か見えてくることがあるかもしれないです。RED WAXも、UKオリジナル盤やMono LP Box盤とはまた違ったキャラクターの盤なので、Mono LP Box盤が出た今でも、注目すべき盤であることは変わらないと思います。

    2014年10月19日 (日)

    The Beatles Mono LP Boxの付録本からわかること その1

    2014101801

    The Beatles Mono LP Boxは、僕も結局、輸入盤を予約して買ったのですが、巷の評判どおり、今回は素晴らしい内容になっていると思います。今回の盤は、クリアで繊細な音になっているのが特徴的で、例えばPenny Laneのピッコロ・トランペットの音がものすごく、美しく感じたり、Rocky Raccoonで、ポールがギターの低音弦を弾く音がものすごくリアルに感じたりと、今まで感じたことのない新鮮な感動を味わうことができました。ただ、クリアで繊細な音が悪い方に作用してしまうところもあるようで、例えば、Eight Days a Weekの歌いだしのところなどは、シンバルでリズムを刻む音が、悪目立ちしてしまって、ボーカルの勢いが削がれてしまっている感じがして、これはちょっと違うんじゃないかと思ってしまいました。なので、元気な勢いのある曲が多い初期の盤については、苦言を呈している人がいることは、なんとなく納得できます。ただ、これだけ質の高い盤なので、再生システムを工夫すれば、イマイチと思ったものについて、よく聞こえるようになる可能性もあると思います。そういう意味で、このMono LP Boxはビートルズファンならば一生楽しめる商品だと思います。ちょっと高くても、普通に買えるうちに買っておいた方がよいと思います。

    ところで、このMono LP Boxには、ハードカバー本がついていて、Stereo LP Boxに比べると、ページ数、写真ともに少ないのですが、そのかわり、当時の資料の写真が満載になっています。例えば、Stereo LP Boxでは、With The Beatlesの片面のマスターテープの箱の写真しかなかったのが、今回は全部のマスターテープの写真が掲載されています。そして、一部の盤には、下の写真のような「TRANSFER SHEET」という、レコードをカッティングしたときの資料が掲載されているのですが、ここにはものすごく重要な内容が書かれています。

    2014101802


    上はWith The Beatlesのものですが、曲ごとにどんなセッティングでカッティングしたかの情報が書かれているようなのですが、残念ながら僕にはここに書かれていることの意味はわからないものの、専門家が見たらどういうことが書かれているかわかると思うので、ぜひとも解明してもらいたいものです。他のアルバムでは、「FLAT」と書かれているものが多いものの、With The Beatlesは、全部の曲に細かい設定が書かれていて、ここから、カッティングに苦労したんじゃないかといことが想像されます。

    それから、このアルバムは、マトリックスが短期間に1から7まで進んだことが知られていますが、この資料により、各カッティングが行われた日が判明しました。

    2014101803

    時系列にまとめると

    1963年10月23日 マトリクス1N
    1963年11月14日 マトリクス2N
    1963年11月21日 マトリクス3N
    1963年11月21日 マトリクス4N
    1963年11月22日 マトリクス5N
    1963年11月22日 マトリクス6N
    1963年11月26日 マトリクス7N
    1981年10月27日 マトリクス8

    「ビートルズ・レコーディングセッション」によると、With The Beatlesは1963年11月22日に発売されて、予約だけで30万枚を突破したとあるので、 マトリクス2Nはレコード盤を増版するためにラッカー盤が必要になったため作ったと推測できるのですが、マトリクス2Nはボツになって、一切市場に出回っていないのに、マトリクス3Nを作るまでに1週間も間が空いているのが、謎です。また、3Nから7Nまで、かなりの短期間で作っているのが、僕としては意外でした。このことから、増版の要請に応えるために何度も、ラッカー盤を作ったのではなく、何らかの問題あるいは不満点があったので、何度もラッカー盤を作成したのではないかと考えられます。なので、僕は以前、With The BeatlesのUK盤は1Nより7Nの方がよいではという記事を書きましたが、このことから、やはり、With The BeatlesのUK盤オリジナル・モノの完成形は7Nであると、考えるのが、自然なのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

    2014101804

    上記は、A Hard Day's NightのTransfer Sheetですが、ここでは、FLATと書かれています。これは、With The Beatlesで何度もカッティングした成果がバランス・エンジニアにフィードバックされて、マスターテープを作成する段階で、カッティングしやすい設定が意識されるようになったのではないかと想像してしまうのですが、どうでしょうか。そう考えると、以降、マトリクスのバリエーションがあまりないことの説明がつきます。

    2014101805


    ただ、A Hard Day's Night も1N、2Nがボツになり、3Nが完成版になります。2N、3Nは1964年6月25日に作られたことがわかります。1Nを作成した日が、写真では切れていてわからないのですが、「ビートルスレコーディングセッション」によると、6月22日までミキシング作業が行われたということなので、1Nの作業も6月25日に行われた可能性が高いと思います。

    2014101806

    Beatles For Sale については、完成形となる3N、4Nがどちらも、1964年11月3日にカッティングされたことがわかります。3N、4Nともに、音の傾向に違いがないということが一般的に言われていますが、これは、そのことを裏付ける資料だと思います。同日に同様のセッティングでカッティングされたから、ほぼ一緒ということは理にかなっていて、こうなると、3N、4Nどちらが先に工場で使われたかも怪しいので、4Nがセカンドプレスとは言えないのではないかと思います。なので、もし4Nで盤質のよいものが、中古レコード屋で安く売られていたら、狙い目なのではないかと思います。

    2014101807


    Help! については、1965年6月25日にマトリクス1の作ったもののボツになり、6月28日に完成形のマトリクス2を作ったことがわかります。

    2014101808
    2014101809


    Rubber Soul については、Transfer Sheetの写真が切れていてよくわからない(見られたくない情報があるのか?)のですが、マスターテープの箱に記載されている情報から、各マトリクスが作成された日付がわかります。

    1965年11月17日 マトリクス1
    1965年11月18日 マトリクス2
    1965年11月19日 マトリクス3
    1965年11月23日 マトリクス4
    1966年1月28日 マトリクス5

    ビートルズレコーディングセッションによると、「ディスクカッターのハリーモスは11月17日にカッティングしたがEMIのプレス工場からクレームがついたため、19日に作り直した。このラッカー盤がただちに工場へ送られ、ジャケットの印刷も至急行われた結果、ビートルズのニューLPは12月3日に発売の運びになった」ということが書かれていますが、マトリクス2,3はボツになっているので、この情報はやや正確ではないことがわかります。マトリクス4が完成形になるので、工場からのクレームに対応するのに、6日かかったことになります。12月3日の発売日に間に合わせる行動としては、やや時間がかかっているので、工場からのクレームはあまり激しいものではなく、「とりあえず、これ(マト1)で作るから、なるべく早く次をよろしく」といった程度なのではないかと思います。そう考えると、ラウドカットといわれる、マトリクス1を、意外と多く見かけるのも納得できます。また、マトリクス3以降は、ハリーモスさんじゃない人がカッティングしているのも、興味深いです。ハリーモスさんは、クレームにヘソを曲げてしまったのでしょうか。

    こういった感じで、MONO LP BOXの付録本から興味深い情報を得ることができます。また、今回ビートルズレコーディングセッションを読み返してみて、この本はマスターテープを作るまでの作業が詳細に書かれていて、レコード盤をカッティングする際の情報はあまり書かれていないことがわかりました。その意味でも、MONO LP BOXの付録本から読み取れる情報は興味深いものだと感じます。

    2014年10月13日 (月)

    レコード100円市(2014/10)

    2014101201

    先月は参加しそびれたものの、今月は、10月10,11日に中野で行われたレコード100円市に行ってきました。今回は、早めに並んで早い番号の整理券をGETしましたが、今回も開店時に60名くらいの人が集まる大盛況でした。今回は、変わった盤もそこそこ見つかり、購入枚数は26枚と、久々にちょっと買いすぎてしまいました。以下に主なものを紹介します。

    20141012022014101203

    開店と同時に、見たダンボール箱の中に、BBCのラジオ放送原盤レコードらしきものを発見しました。とりあえず、収録内容は確認せずに確保してみたのですが、中身は

    2014101204

    AC/DCの1980年の「イン コンサート」を収録したものでした。「Transcription Services」と書かれているものの、まさか、本物の放送用原盤が100円で買えるとは思えないので、偽モノだとは思いますが、盤質も音質もすごくよく、冒頭のアナウンサーのトーク部分からしっかり収録されているので、本物の気分を味わえる楽しい盤でした。

    20141012052014101206

    ビートルズのレコード内袋だけのものがあり、この内袋自体に値段シールらしきものが、右上に貼られていたので、この状態で売られていたもののようでした。盤面を見ると、

    2014101207

    曲名もアーティスト名も書かれていない、怪しいレーベルでした。家に帰って聞いてみると、なんと、幻のアルバム「GET BACK」でした。盤質、音質ともにすごくよくて、調べてみると、1987年ごろに作られたブートレッグのようです。「GET BACK」はブートレッグの定番で僕も前からよく知っていたものの、改めてアナログレコードで聞いてみると、元々、ダビングを排した生演奏っぽいものを目指した録音であることから、アナログレコード向きの盤だと改めて思いました。各楽器の音やボーカルがとてもリアルに聞こえる「GETBACK」を僕は初めて体験しました。ブートレッグのアナログレコードも、見直してみるべきかもと思いました。ただ、このアルバムの演奏は、とても覇気がないやる気のないもので、(特にTwo Of Usはひどい)僕が高校生のころ、初めて聴いたときには、「そんなに、やる気がないのなら演奏しなければいいのに」と思ったもので、超有名な未発表盤ではあるものの、決して公式に発売すべき盤ではないと思っています。

    2014101208

    RAMの国内初期盤を発見することができました。初期盤は右下に「PTS」と書かれたシールが貼られているのがポイントで、「UK盤よりも太い音がする」という説があるので、気になっていました。音が太いとされる根拠が歌詞カードに書いてあって、

    2014101209

    「PTS-Ⅱ方式」でカッティングしたというのが、その理由のようです。聴いてみると、確かに音が太いような気がしないでもなく、「Ram On」のウクレレとか、確かにいい音に聞こえたものの、僕のシステムでは、一聴して、ものすごくいい音とは判断できなかったので、色々聴き比べたうえで判断してみようと思っています。

    2014101210

    2014101211

    前回、国内盤が輸入メタルマザー使用であることを発見した、ロバートプラントの「11時の肖像」のドイツ盤を発見することができました。こちらも、米国の輸入メタルマザーを使用しているようで、送り溝部分に日本盤と同様の手書きの刻印が見られました。そのため、音の傾向は日本盤とほぼ同様のものの、ドイツ盤の方が若干低音が太いような気がしたのですが、気のせいかもしれないです。

    2014101212

    2014101213

    キングクリムゾンの「太陽と戦慄」のワーナーパイオニア盤のジャケットを発見したのですが、

    2014101214

    中身はなんとUS盤でした。前の持ち主が日本盤とUS盤をいれ間違えてしまったのでしょうか。それでも、中古で売る時には気がつくはずだし不思議です。

    2014101215

    以前、ブログのコメント欄で「フリードウッドマックの日本盤は輸入メタルマザー使用」と教えていただいたので、ずっと探していたのですが、今回ようやく発見することができました。

    噂とMirageが輸入メタルマザー使用であることが確認できたのですが、特に、噂の方は、針を落として、一曲目の音が出た瞬間から一瞬で、すこくいい音であることがわかりました。高音質盤と言っていいと思います。僕は実は、フリードウッドマックをじっくり聴いた事がなかったのですが、高音質であることと、そもそも超名盤だけに演奏も良いことから、ついつい引き込まれて、ちょっとだけ聞くつもりが、最後まで聞き入ってしまいました。今後、再生システムをグレードアップすればするほどいい音がしそうな盤なので、これからかなり長いこと楽しめそうな盤だと思いました。コメントで教えていただいたことに、深く感謝です。

    今回、ワーナー・パイオニアの日本盤をかなりチェックしてみたのですが、上記以外には、今回は発見できませんでした。やはり、輸入メタルマザーの使用は、大物アーティストで、発売日までにあまり期間が取れない時などの、限られた条件の場合に限られるのかもしれないです。

    2014101216

    デビットギルモアの帯付きに、ピートタウンゼントの見本盤などの、大物ロックグループのソロアルバムを発見できました。

    こんな感じで、今回も楽しかったレコード100円市ですが、次回は11月8、9日開催とのことです。

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  • 2014年10月 7日 (火)

    ジョンレノンの輸入メタルマザー使用盤

    知っている人からしたら、「何をいまさら」な話なのかもしれませんが、ジョンレノンの名盤「ダブル・ファンタジー」の日本盤が輸入メタルマザーを使用した高音質盤であることを、僕は今まで知りませんでした。この事実にとても驚いているとともに、喜びを感じています。

     

    2014100701

    先月もレコード100円市が9月20・21日に行われたのですが、僕は、日程を一週間間違えるという凡ミスをしてしまい、参加しそびれてしまいました。今月は今度の土日(11・12日)に開催されるので、次回は参加したいと考えています。

    しかしながら、今まで何回もレコード100円市に参加して、沢山のレコードを買っているので、「後で聴こう」と思って聴いていないレコードもかなりあったりします。ジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」の日本盤もそんな中の1枚だったのですが、先日レコードの整理をしている際にふと盤面を見ていたら、送り溝にはっきりと輸入メタルマザー使用だとわかる刻印があって、驚いてしまいました。1980年前後のワーナー・パイオニアのレコードには、輸入メタルマザー使用盤がかなりあるので、さもありなん、といった感じです。が、なんで今まで気がつかなかったのだろうと、思ってしまいました。

    当時を思い出すと、ジョン・レノンが復活するニュースが流れてから、アルバムリリースまであまり期間がなかったように思います。それから、日本盤の発売前に近所の輸入レコード屋に輸入盤が大量に平積みされていたことを覚えています。やはり、輸入盤対策として、レコードを早くリリースするには、日本でコピーマスターを取り寄せてカッティングする時間がなかったのではないかということが想像できます。

    2014100702 2014100703

    いつものように、送り溝に刻印されている情報を記載すると、

    SIDE ONE
    ①GHS-1-2001-JPN-SET-2
    ②Z-0
    ③2L-A-29
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-JPN-SET-1
    ②L-A-36
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    ①は手書き
    1面の①⑤2面の①④が輸入メタルマザーに刻印されていたものと思われる

    こんな感じで、ストーンズや、イーグルスの場合と同様、STERLING社で制作された盤のようです。また、手書きの刻印にJPNとか入っているので、これは、マザーを作ったときに、元からラッカー盤に刻まれていたものに書き加えたのか、それとも日本向けにラッカー盤から作ったのか、不明ですが、手書き文字なので、USオリジナル盤と見比べれば、同一のラッカー盤から作られたかどうかはわかるのではないかと思います。が、僕はまだUSオリジナル盤は未入手です。

    で、肝心の音なのですが、とても迫力のある素晴らしい音だと思います。オリジナルのエンジニアがカッティングしたマスターを使って、日本の高品質な技術でプレスされた盤なのだから、絶対的に音がよくて当たり前だと思うのですがどうでしょうか。

    僕はUS盤やUK盤を所有していないので、同じく、レコード100円市で買った、こちらのレコードと聴き比べてみました。

    2014100704

    「ダブル・ファンタジー」から、ジョンの曲をまとめて聴くことができるありがたい盤なので、発売当時から、評判がよかったように記憶しています。

    マトリックス情報は、

    SIDE ONE
    EMTV-37-A 1S 40 JISマーク Z3

    SIDE TWO
    EMTV-37-B 1S3 4 JISマーク

    といった、シンプルなものでした。で、このレコードは曲を沢山収録するために、カッティングレベルがやや低く、音質的に不利なのは否めないかなと思いました。

    しかしながら、元の録音がいいためか、これ単品で聴くと、「ダブル・ファンタジー」からの曲はかなりいい音に思えるものの、ワーナー・パイオニア盤と比べると、ジョンのボーカルがやや引っ込んでしまった印象で、スネヤやベース、女性コーラスなどの音が、変な目立ち方をしてしまって、全体のバランスがちょっと悪いようにも感じました。でも、このレコードを聞いてから、ワーナー・パイオニア盤を聴くと、あまりの音の良さに、とても幸せな気分を味わうことができます。

    「ダブル・ファンタジー」は後から、高音質盤と謳った、レコードやCDが沢山出ているようですが、オリジナル日本盤レコードも負けてないのではないかと思います。100円レコードが高額な高音質盤と同等またはそれ以上かもと考えると、なんだか痛快です。

    このように、「ダブル・ファンタジーの日本盤レコードは音がいい」というのは、とても重要な情報だと思うのですが、ネットを検索していたところ、日本語のサイトではそのような情報は発見できませんでした。また、僕の持っているジョンレノンのディスコグラフィ本からも、そのような情報は発見できませんでした。ヤフオクでみても、ダブル・ファンタジーの日本盤レコードは普通に安い値段しかついていないようです。なので、もしかしたら僕の判断が間違っているのかもと、一抹の不安を感じますが、それでも僕は自分の耳で聴いた印象を信じたいと思うし、輸入メタルマザーが使用されているという状況からも、音が良いのは、決定的であると確信しています。と、いうか、日本では、なぜ、輸入メタルマザーを使用した日本盤が注目されないのか、僕は不思議でなりません。まあ、注目されていないおかげで、高音質で、盤質のよいレコードが100円で買えたりするわけなので、今のうちに、高音質の日本盤を沢山発見したいと思っています。

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