2017年1月21日 (土)

George Harrison The Vinyl Collection

George Harrison - The Vinyl Collection - Released February 24th 2017   

僕は、アナログレコードの再発盤にはあまり興味を持たないようにしているものの、ジョージハリスンとなれば、話は別で、Youtubeの宣伝映像を見てもいいセットだなあと思ってしまいます。また、オリジナル・アナログ・マスターを使用してカッティングしているとのことなので、音質的な興味もあります。しかしながら、安売りが期待できるamazonやHMVではすでに品切れになっていて、その他でも予約できるところはかなり限られるようなのですが、これをビートルズファンの初動はさすがに素早いとみるか、商品枯渇商法とみるか、判断に悩むところです。まあ、ムキにならずに、安く買える機会があれば買ってみようというスタンスで臨もうと思っています。

ボックスセットが買えなかった場合は、単品でどれか買ってみようかなと思っているのですが、ジョージの場合は、オリジナル盤もそんな高額ではないし、「33&1/3」以降であれば日本盤でもかなり音質がいいので、あまりそそられる盤がないと思うのが、正直なところですが、そんな中で、僕は「Dark Horse 」と「Live In Japan」に注目しています。

「Dark Horse 」は前作までのフィルスペクターサウンド特有のエコーサウンドがなくなったため、クリアなサウンドが楽しめるのですが、オリジナル盤はなんかちょっと線が細い音のような気がしています。「Dark Horse 」はUK盤にも、US盤のレコード番号を手書きで書いた刻印があるので、US盤がオリジナルだと思われるのですが、どうも、歯擦音が歪やすくなっているようで、特にSide2の最後の曲「It Is 'He' (Jai Sri Krishna)」で何度も登場する”クリッシュナ”の”シュ”のところが、盛大に歪んでいます。ジョージの作品の音質は、CDで聴いていても、「33&1/3]から急によくなる感じなので、線が細いと感じたのはマスターテープそのものの印象であって、再発盤でもあまり変わらないかもしれませんが、少なくとも「It Is 'He' (Jai Sri Krishna)」だけは、確実に改善するのではないかと思っています。

「Live In Japan」はアナログ希少な時期に限られた数のEU盤のみ制作されたようなので、中古レコード店でかなり高額で売られていただけに、常識的な価格での再発は喜ばしいことなのではないかと思います。

最初は上記の2枚を買ってみて、よさげだったら、他の盤の購入も考えてみようかなと思っています。

2017年1月11日 (水)

マドンナの輸入メタルマザー使用 日本盤

マドンナの日本盤レコードは、セカンド・アルバムの「ライク・ア・バージン」から、輸入メタルマザーが使用されるようになったようで、その次の「トゥルー・ブルー」も輸入メタルマザーが使用されていることまで、確認できています。こうなると、その次の、日本でのアナログ盤最終作の「ライク・ア・プレイヤー」も輸入メタルマザー使用盤である可能性が高いと思われるのですが、アナログ盤の生産枚数が少なくなってきた時期の作品であるだけに、まだ発見できていません。

今回は、「ライク・ア・バージン」と「トゥルー・ブルー」を紹介します。

P1020038

「ライク・ア・バージン」は帯の上からシュリンクを被せた状態で発売されたようで、シュリンクをつけたままの状態の盤を購入することができました。

P1020039

帯には、「USカッティング」であることが書かれていますが、これは、「USのオリジナルのエンジニアがカッティングした原盤を使用してプレスされたレコードである」という意味であることをどれだけ人が当時、理解できていたでしょうか。

P1020040P1020041

いつものように、送り溝の情報を記載すると、

Side 1

①1-25157-REI-A-INTL-SET2
②MASTERDISK RL
③1
④SLM
⑤△7438
⑥1-1
⑦P-13033-1
⑧1M-A-11
⑨JAP
⑩4SY

Side 2

①1-25157-B-INTL SET3
②MASTERDISK RL
③SLM
④1
⑤△7438-X
⑥1-1
⑦P-13033-2
⑧1M-A-7
⑨JAP

となっていて、Side1の①②④⑤⑥⑨、Side2の①②③⑤⑥⑨が原盤に刻印されていた情報だと、思われます。②の「MASTERDISK RL」は、有名な、Bob Ludwigがカッティングしたことを示す、「RL刻印」ですね。Bob Ludwigらしい、迫力のサウンドが楽しめました。

Side1の⑩はたぶん、日本の生産工場を表していると思うのですが、今のところ、どこの工場を示しているのかはわかりません。

P1020042

「トゥルー・ブルー」は、とっても美しいジャケットですが、ジャケットと一体化した帯のデザインもとてもいいと思います。僕は帯には、昔からあまり思い入れがないのですが、これならば、帯をずっとつけておこうと思いたくなるような、素晴らしい帯だと思います。

P1020045P1020047


こちらも送り溝の情報を記載すると、

Side1

①1-25442-A-INTL-2-REI
②FUTURE DISC
③1
④○
⑤△13240
⑥1-3
⑦P-13310-1
⑧1M-A-2
⑨CS
⑩JAPAN

Side2

①1-25442-B-INTL-2-REI
②FUTURE DISC
③1
④△13240-X
⑤1-3
⑥P-13310-2
⑦1M-A-3
⑧JAPAN

となっていて、Side1の①②④⑤⑥⑩、Side2の①②④⑤⑧が原盤に刻印されていた情報だと、思われます。Side1の⑨より、この盤はCBSソニーの工場で生産されたことがわかります。また、Side1の⑧、Side2の⑦より、比較的初期のスタンパーより、プレスされたようです。こちらも、迫力のあるサウンドが楽しめました。

「ライク・ア・バージン」、「トゥルー・ブルー」ともに状態のよい盤を1000円弱で購入することが出来ましたが、マドンナのレコードは当時すごく売れたので、今後も、ものすごい低価格で、状態のよい盤に出会える機会も、大いにあるのではないかと思いますので、これらのマドンナのレコードはオススメです。こうした、当時のオリジナルのエンジニアがカッティングした原盤を日本の高品質な生産体制でプレスしたレコードが、多数残されているということは、とても幸せなことだと思います。

ところで、マドンナといえば、このCD BOXも超おススメ商品です。

なんと、デビュー作以降の11枚のCD(リマスター&ボーナストラック付き)がセットになって、3500円程度で買えるという、無茶苦茶コスト・パフォーマンスのよい、商品です。amazonのカスタマーレビューには、コスパのよさについて、大絶賛のレビューが並んでいます。これだけコスパのよい商品なので、特にマドンナが嫌いではない洋楽ファンだったら、買っておいて損のない商品だと思います。

2017年1月 8日 (日)

ハロコン2017 雑感

今年の正月は、かなり久々にハロコンに行ってきました。1月3日夜公演で、Kaleidoscope公演を見て、1月7日の夜公演で、Crystal Clear公演をみたのですが、結果的には両公演ともに、すごく楽しめました。しかしながら、6つのユニットのパッケージショーを2時間で組み立てるのには、構成が難しそうだなあとか、もしも、こうだったら、もっと楽しめたのに、とか思ったりしたので、以下に雑感を書いてみます。

それぞれの公演のセットリストは以下のとおりでした。

1月3日 夜公演~ Kaleidoscope~ セットリスト

01.ハロプロダンス部 ダンスパフォーマンス

 MC1 まこと

02.チョコレート魂 宮本 井上 岸本
03.寒いね 羽賀 宮崎 小関 野村 小片
04.ロマンスを語って 譜久村 飯窪 小田 勝田 相川 桜子 新沼

 MC2 まこと+回替わり(中西・佐々木)

05.愛の種/モーニング娘。'17
06.あなたなしでは生きてゆけない/ハロプロ研修生
07.初恋サンライズ/つばきファクトリー
08.懸命ブルース/こぶしファクトリー
09.Good Boy Bad Girl/カントリー・ガールズ
10.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/アンジュルム
11.Goal~明日はあっちだよ~/Juice=Juice

 MC3 【ハロプロ向上委員会】 10分目安の全員トーク
 こぶしファクトリーを向上させるには

12.CRAZY ABOUT YOU 野中 上國料 嗣永 田口
13.HEY! 真昼の蜃気楼 石田 室田 金澤 山木
14.悲しみトワイライト 加賀 横山 彩花 笠原 高木 森戸 浜浦 山岸 浅倉

 MC4 まこと 加賀横山

15.独り占め~青春まんまんなか!~気高く咲き誇れ!/つばきファクトリー
16.恋泥棒~浮気なハニーパイ~ブギウギLOVE/カントリー・ガールズ
17.CHOICE & CHANCE~ロマンスの途中~選ばれし私達~カラダだけが大人になったんじゃない/Juice=Juice

 MC5 まこと

16.ガールズパワー・愛するパワー/竹内 船木 藤井 秋山
17.まっさらブルージーンズ/生田 工藤 尾形 中西 佐々木 植村 広瀬 小野田
18.バラライカ/牧野 梁川 小川 谷本 小野

19.次々続々~臥薪嘗胆~新しい私になれ!~出すぎた杭は打たれない/アンジュルム
20.念には念~ラーメン大好き小泉さんの唄~チョット愚直に!猪突猛進/こぶしファクトリー
21.スカッとMy Heart~The 摩天楼ショー~泡沫サタデーナイト!~ラヴ&ピィ~ス! HEROがやって来たっ。/モーニング娘。'17

 MC6 まこと

22.友よ/全員

1月7日 夜公演~Crystal Clear~ セットリスト

01.スッペシャル ジェネレ~ション/全員 (客席への降臨あり)
 MC1 まこと→紹介VTR
02.初恋サンライズ/つばきファクトリー
03.Oh my wish!/モーニング娘。'17
04.女の園/ハロプロ研修生
05.カクゴして/アンジュルム
06.どーだっていいの/カントリー・ガールズ
07.生まれたてのBaby Love/Juice=Juice (研修生BD)
08.GO TO THE TOP!!/こぶしファクトリー

 MC2 まこと 加賀横山

09.愛・愛・傘/Juice=Juice
10.忘れてあげる/アンジュルム
11.うるわしのカメリア/つばきファクトリー
12.辛夷の花/こぶしファクトリー
13.ピーナッツバタージェリーラブ/カントリー・ガールズ
14.セクシーキャットの演説/モーニング娘。'17
15.Bye Bye Bye!/全員

 MC3 まこと ももち

16.ギャグ100回分愛してください/嗣永 譜久村佐々木宮本梁川浜浦岸本
17.Just Try!/つばきファクトリー
18.Goal~明日はあっちだよ~/Juice=Juice
19.そうじゃない/モーニング娘。'17
20.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/アンジュルム
21.急がば回れ/こぶしファクトリー
22.Good Boy Bad Girl/カントリー・ガールズ
23.KEEP ON 上昇志向!!/Juice=Juice
24.ムキダシで向き合って/モーニング娘。'17
25.上手く言えない/アンジュルム

 MC4 まこと

26 みかん/全員 (客席への降臨あり)

こんな感じで、Kaleidoscope公演の方は、いきなりオープンにングで、暗い照明の中でのダンスパフォーマンスで始まるので、最初はどれが誰だか認識するのに時間を要して、そうこうしている間に、まことさんのMCがあって、シャッフルユニットの曲になるという感じで、ライトなファンにとっては、ちょっと温まるまでに時間を要する構成で、それに対して、Crystal Clear公演の方は、最初から、全員の客席降臨ありのパフォーマンスから始まって、その後は、各ユニットのノリのよいナンバーがガンガン続いて行くといった構成でこちらはライトなファンでも最初からノリノリで見れる感じでした。しかしながら、Crystal Clear公演の方は、新曲中心の構成になっているため、各ユニットの代表曲が少ないのが難点に思われます。ただ、6ユニットの合同コンサートとなると、各ユニット3~4曲しか披露できないわけで、そんな中で、新曲から代表曲までまんべんなく、披露するのは、無理があるのはわかります。でも、Crystal Clear公演のこぶしファクトリーの曲がアルバム曲ばかりであることと、モーニング娘。'17が最新シングル曲ばかりだったことには、不満を感じます。

実は、今回のハロコンは、1月7日の夜公演にハロプロ初心者の友達、しかも珍しく女の子の友達を誘っていて、楽しんでもらえるか開演前はドキドキしていたのですが、ノリノリの曲が次々と披露されるCrystal Clear公演は、楽曲に詳しくなくても楽しめる構成だったので、僕も安心して、いつも以上にコンサートを楽しめたのですが、誘った人に、こぶしファクトリーのシングル曲や、モーニング娘。のフォーメーションダンスの代表曲も見せたかったなあという思いもありました。そうした意味で、すごく選曲のバランスがよかったのが、Juice=Juiceだと思ったのですが、誘った子も、Juice=Juiceが一番よかったと言っていました。

僕は、Juice=Juiceを見たのは久々だったのですが、さすが、ライブを220公演以上経験しただけあって、ものすごく成長していると感じました。結構苦労を重ねてきたユニットなので、今年はぜひとも飛躍して欲しいなと思いました。

そんなJuice=Juiceの披露曲の中で、僕は「Goal~明日はあっちだよ~」がすごく気に入ったのですが、まだ発売されていない曲なんですね。次のシングル曲になるのでしょうか。ぜひとも評判になって、多くの人の心に届く曲になるといいなと思いました。

Juice=Juice「Goal~明日はあっちだよ~」

そんな感じで、ハロコンは両公演とも楽しめたのですが、友達を誘った公演が、たまたまCrystal Clear公演で本当によかったと思っています。この公演内容で、さらに各ユニットの代表曲の選曲があって、メンバー全員参加の笑えるトークコーナーがあって、2時間30分位の構成になっていれば、初心者の友達にハロプロを見せるのにはベストなんじゃないかなあと思いました。

ハロプロのファンクラブでの先行予約の段階では、ハロコンの内容は未定のまま受け付けるケースが多いのですが、出来れば、初心者向け、マニア向けと、わかるようにして、予約受付をしてくれるとありがたいなあと思いました。でも、久々に、次のハロコンも行ってみようかなという気分になれるいいコンサートでした。

2017年1月 1日 (日)

ポール・マッカートニー 2017 来日決定

ポール・マッカートニー、来日決定!

みなさん、明けましておめでとうございます。今年も「よたよたブログ」をよろしくお願いします。

2017年開始早々、嬉しいニュースが入ってきました。紅白歌合戦でのビデオ出演で来日発表とは、驚きましたね。またまた、チケット確保までの情報戦に翻弄されそうなのですが、とりあえず、過去の経験から元旦のぴあ最速先行予約はパスするのが吉だと思うのですが、今回はどうでしょうか?

https://www.crowdsurge.com/paulmccartney/

2016年12月31日 (土)

年末のご挨拶 2016

今年も「よたよたブログ」にご訪問いただきありがとうございました。

ここ数年は、毎年、昨年以上に記事を更新したいと書いておきながら、中々更新数が増えない状況を続けているのですが、それでも、更新回数は少ないながらも、独自の情報を掲載できていたかなと思っています。

来年も、更新数は多くないかもしれませんが、独自の情報を掲載していこうと思っています。特に、「輸入メタルマザー使用の日本盤レコード」については、こだわっているのは僕だけなので、今後も記事を書いて行こうと思っています。

みなさんも、よい年をお迎えください。

2016年12月29日 (木)

今年のベストライブ Buono! FESTA

初恋サイダー / Buono! (Live at 日本武道館 2016/8/25)

今日から年末年始の休みということで、のんびりしているのですが、先月発売された、「Buono! FESTA」のBlu-rayを見ていて、改めて、このライブを見に行けてよかったなあ。今年一番のライブだったなあと改めて思っています。

思えば、僕のブログも最初はBuono!の話から始まっていて、また、僕がハロプロのファンクラブに入ったきっかけは、Buono!初のフルライブ(Rock'n Buono)がファンクラブイベントとして行われるのを知って申し込もうと思ったことでした。残念ながら、そのライブは抽選で外れて、見れなかったのですが、その後のBuono!のライブツアーは欠かさずみることが出来ました。そして、今回のライブ映像を見ていて、やっぱりBuono!は楽曲がよく、3人の歌もルックスもよく、僕にとって最強のアイドルだと思っています。

2016122901


上のハートの物体は、ライブの最後「タビダチの歌」のときに空から降ってきたものです。これには、上記のような3人のメッセージ&イラストがプリントされていました。

Buono!の出演部分は全曲バンド演奏で、豪華なストリングス隊がついたり、演出面でも過去最大のライブとなったBuono FESTAのBli-rayはBouno!のライブ部分がCDになっていたり、他の出演者も部分も特典映像として完全収録しているので、商品としても満足度の高いものです。評判が高かったわりに活動が少なかったBuono!の集大成のライブとして、今後伝説として語られていくライブになるのではないかと思っています。

2016年12月26日 (月)

不思議なオークション結果

ここ2週、ジョージハリスンの「Somewhere In England」のUSプロモ盤とされる盤がヤフオクに出品されたのですが、

http://page24.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q138554832

http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t497394919

前者が76,000円、後者が22,000円で終了したのですが、この価格って、本物だったら超激安で、ブートだったら超高い価格なのですが、出品者からは、ジャケットとレーベルの写真と、盤のコンディションと、盤のあるがままの情報のみが提示されていて、この盤が本物か偽物かの言及は全くないのに、出品者への質問が全くないままに、こんな高額のオーディションが成立してしまうことに、僕はすごく不思議に感じています。当然、もしこの盤がブートレッグだったとしても、出品者には全く非はなく、自らの判断で落札価格を決めた落札者の責任ではあるのですが、このオークションは僕が考える金銭感覚とは別の次元で行われたものであると解釈すればよいのでしょうか?

ジョージハリスンの収録曲差し替え前の「Somewhere In England」のUSプロモ盤については、僕は実物はおろか、ネットの記事ですら見たことはありません。なので、本物とブートの見分け方などわからないので、「Somewhere In England」には興味津々なものの、オークションには怖くて手が出せませんでした。なので、価格の推移を見守っていて、ほどほどの価格で決着したのであれば、「やっぱりブートレッグだったのかな」と思うつもりでいたのですが、上記の落札価格を見て、これは本物だったのか、偽物だったのか、すごく気になってしまっています。ただ、本物であれば、これをそのままディスクユニオンに転売すれば、明らかに儲かる価格なので、本物ではない可能性が高いと思うものの、どうして、この価格帯でオークションが終了したのか、なんだかとても気になったので、つい、記事にしてしまいました。(上記のリンクはオークション終了後120日で消えるようなので、僕と同様に、このオークションの結果が気になる人は早めにリンク先の情報を保存した方がよいと思います。)

2016年12月25日 (日)

マスターサウンド盤 炎の謎

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20161225022016122503

「ストレンジャー」のマスターサウンド盤は比較的安い価格で中古盤を購入できるものの、「炎」はピンクフロイドが中古市場で絶大な人気があるためか、帯付だと余裕で1万円を超える価格で取引されています。ただ帯なしだと、さほど高騰しなくて、僕は1枚目はヤフオクで、もう一枚目はディスクユニオンでどちらも4000円程度で購入しました。2枚目を購入したのは、「ストレンジャー」の経験から、1枚目は原盤が怪しいと感じたからでした。

それぞれの送り溝の情報はこんな感じでした。

・サンプル1

side1

①P AL 33453 4AD
②30AP-1875A1
③1 A 1+

side2

①P BL 33453-5H
②30AP-1875B1
③1A 3

・サンプル2

side1

①P AL 33453 4AD
②30AP-1875A1
③1 A 22

side2

①HBL 43453-5C
②30AP-1875B9
③COLUMBIA NY
④1 A 4

ということで、サンプル2のside2のみ、米CBSマスターサウンドの原盤を使用している可能性が高いことがわかるのですが、実際、サンプル1,2のSide2を聴き比べるとその違いは歴然で、「Wish You Were Here」の最初のアコギのソロが鳴るところなど、明らかにサンプル2の方が生生しくって、腹立たしさを感じるほどです。

「ストレンジャー」と「炎」の送り溝を見てきて、CBSソニーの送り溝の刻印の見方が、すこしわかってきたような気がします。②の最後の数字が原盤の番号を表していて、③がマザー/スタンパーの番号を表している可能性が高いと思います。だとすると、サンプル1はかなりの初期に制作された盤だと思うのですが、原盤自体がダメダメであれば、初期盤の意義は全くありません。

ピンクフロイドのすざまじい情報量のディスコグラフィー・サイトによると、Side1,2ともに米CBSマスターサウンの原盤を使用した盤が存在するようなのですが、僕はまだ見たことありません。

http://pinkfloydarchives.com/DJaLPPF.htm#WYWH3

ただ、上記のディスコグラフィー・サイトによると、「炎」は米CBSマスターサウンドでも当たりはずれがあるようです。

http://pinkfloydarchives.com/DJaLPPF.htm#WYWH3

このサイトによると、1stプレスの「HBL33453-2」のマスターはハーフスピード。カッティングなのに、通常スピードのイコライジングをしているとの記載があります。なので、2ndプレスの方がよさげなのですが、CBSソニー盤は上記のサンプル2のように、2ndプレスが使用されています。

このように、調べてみると、レコード盤に関するネガティブな情報が色々わかってくるわけで、情報が少ない中で、プレミア価格のついた盤を購入するのは、とてもリスキーな行為だと思います。サンプル1のタイプのCBSソニー・マスターサウンド盤はプレミア価格が付く価値など全くないと僕は思います。

CBSソニーのHMマスターサウンド盤は僕は他にアース・ウインド&ファイアーのベスト盤を購入しています。こちらは、1500円程度だったように記憶しています。

2016122504

20161225052016122506

これの送り溝の情報は、

side1

①HAL 45647-2AJ
②30AP-1876A2
③1 A 22 +

side2

①HBL 43647-2J
②30AP-1876B1
③1 A 23

となっていたので、これについては、早い段階から米CBSマスターサウンドの原盤が使用されていたようなのですが、単に僕が運がよかっただけかもしれません。

このように、「ストレンジャー」「炎」のマスターサウンド盤での原盤の混乱ぶりは、高音質を謳って発売されたものなので、かなりヒドイと思います。まあ、30年以上前の商品なので、販売元に状況説明の義務はないですが、今後も中古市場で、不当な価格で騙されて購入する人がいるかもしれないと考えると、当時の関係者に真相を語ってもらった方がよいと思うのですが・・・

【12/29追記】12/23に500円で開始された、帯付マスターサウンド盤「炎(あなたがここにいてほしい)」のオークションが12/28に17,000円で終了していました。やっぱり、この盤の人気は絶大のようです。果たして、今回出品されたのは、どの原盤が使われたものだったのでしょうか。

http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t498266682?wr=1&iref=wlr_6

2016年12月24日 (土)

マスターサウンド盤 ストレンジャーの謎

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マスターサウンド盤の「ストレンジャー」を買って、これは音がいいのではと期待して聴いてみると、Side1はあまりたいしたことなくて、期待外れかなと思って、Side2を聴くと、ワイドレンジで、クリアーかつ迫力があり、音の細部が聴き取りやすい、ハーフスピード・カッティング盤のイメージどおりのサウンドになっていて、どうしてこういうことが起こるのだろうと、調べてみると、Side1は通常盤のマスターを使っていて、Side2がハーフスピード・カッティング盤のマスターを使っている可能性が高いことがわかりました。そして、その後、マスターサウンド盤の「ストレンジャー」は、使用している原盤がコロコロ変わっていて、わけのわからない状況であることがわかってきましたので、現在までわかったことを記事にします。マスターサウンド盤は謎だらけなので、あまり手を出さないようにした方が賢明かもしれません。

CBSソニーのマスターサウンド盤とは、CBSソニーが技術の粋をつくした高音質と謳われて、通常盤のレコードよりもちょっと高い価格で1980年代に販売されたシリーズです。使用する原盤により、DR(デジタルレコーディング)、DM(デジタルマスタリング)、DD(ダイレクトカッティング)、HM(ハーフスピードマスター)などがあったのですが、音質的に最も期待できるDDは洋楽ロック系にはなく、洋楽ロック系の大部分は、DMだったのですが、当時として、まだ高価だったCDライクなデジタル風サウンドをレコードで聴けることは意義があったのかもしれませんが、今となっては、当時のデジタル機材では、アナログマスターをわざわざデジタルに変換したら、音が痩せるデメリットの方がデジタル化でクリアーなサウンドになるメリットよりも大きいそうだというのは、容易に想像できるので、DMのマスターサウンド盤はあまり魅力のない盤だと思っています。

そのため、洋楽ロックファンで、マスターサウンド盤で注目したくなるのは、HM盤であり、マスターサウンド盤に付属している説明書には以下のように書かれています。

2016122400

ということで、期待がもてそうな説明文がかかれているのですが・・・

20161224022016122403


僕はストレンジャーのマスターサウンド盤を3枚購入してみたのですが、送り溝の部分の情報は以下のようになっていました。

・サンプル1

side1

①AL 34987 3BE
②30AP-1874A1
③C
④1BC +
⑤STERLING

①が手書き

side2

①HBL 44987-4B
②1A15
③30AP-1874B5

・サンプル2

side1

①AL 34987 3BE
②30AP-1874A1
③C
④1A2 +
⑤STERLING

①が手書き

side2

①BL 34987 4BL
②30AP-1874B1
③1B4
④STERLING(TJの手書き刻印付き)

①が手書き

・サンプル3

side1

①DHAL 34987 3K
②30AP-1874A3
③C
④1A2 +

①が手書き

side2

①BL 34987 4BL
②30AP-1874B1
③1B19
④STERLING(TJの手書き刻印付き)

①が手書き

ということで、僕が最初に聴いたのはサンプル1なのですが、これのSide2のみ機械刻印で「HBL 44987-4B」とあるのが、米版のCBSマスターサウンド盤の刻印と合致するので、これのみ音がよいと感じたのだと思います。よくわからないのが、サンプル3のside1で、これだけ、通常盤ともCBSマスターサウンド盤とも違う刻印で、実際に音を聴いても、通常盤とあまり変わらない音でした。

それで、アメリカ盤のマスターサウンド盤も安く買える機会があったので、購入しました。下の写真のように、上に青いマークが入っているのが、一般的に知られているCBSマスターサウンド盤であると思われます。

2016122404

20161224052016122406

こちらの送り溝の刻印は

side1

①HAL 44987-4AR
②T1
③COLUMBIA NY
④A12

②④が手書き

side2

①HBL-44987-5C
②T1
③COLUMBIA NY
④C2

②④が手書き

ということで、やはり、「HAL」「HBL」の機械刻印が入っているものが、正しいハーフスピード・カッティング盤だと思われます。こちらのSide2の音は、CBSソニー盤のSide2と酷似した音で、Side1の音もSide2と同様のイメージの素晴らしい音でした。

なので、CBSソニー盤も全部この盤と同じメタルマザーを使えたばいいのに、と思うのですが、その後、さらに謎な米盤を発見してしまいました。

2016122407

通常盤と同じようなジャケットに銀色のシールが貼られていて、

2016122408

音のよさそうなアピールが書いてあるものの、この盤の送り溝の情報は、

side1

①AL 34987 3BH
②f8
③STERLING(TJの手書き刻印付き)
④△5

①②④が手書き

side2

①BL-34987-4CE
②1S
③COLUMBIA NY
④AL

②④が手書き

ということで、



20161224092016122410

通常盤の原盤(Side1のみ、テッド・ジャンセンのカッティング?)としか思えない感じで、実際の音も通常盤と変わらないものでした。中古レコード店でもたしか300円くらいの値付けだったので、高音質盤としては扱われませんでした。

こんなレコードが出されたくらいなので、米国でハーフスピードマスターの原盤の認識や管理があやふやなものになっていたのかもしれません。それで、原盤の混乱が生じたのかもしれないと思ったのですが、マニア向けのマスターサウンド盤で、こんなにコロコロとマスターが変わっていることから、CBSソニーも少なくとも原盤に問題があったことは認識していたのではないかと思われるのですが・・・

最終的にSide1もCBSマスターサウンド盤と同様の原盤を使用した盤は発売されたのか、まだ謎のままのですが、これ以上深入りするのも危険な気もしています。

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上は、100円レコード市で、毎回ほとんど必ずあった日本盤の通常盤ですが、マスターサウンド盤のサンプル、1,2,3どれも、これよりは音がよかったのは確かでした。

こんな感じで、なんだかよくわからない、マスターサウンド盤なのですが、ストレンジャーの場合は、安価で入手(バーゲン時に買って数百円程度)できるので、色々確認できたのですが、もっと厄介なのはピンクフロイドの「炎(あなたがここにいてほしい)」なのですが、これについては、次回掲載したいと思います。

なお、ハーフスピードマスターを使用したと謳っている、洋楽ロック系のマスターサウンド盤は以下のものになります。

①ストレンジャー ビリージョエル
②炎(あなたがここにいてほしい) ピンクフロイド
③ディスカバリー エレクトリック・ライト・オーケストラ
④ベスト・オブ・アース・ウィンド&ファイアー アース・ウィンド&ファイアー
⑤シルク・ディグリーズ ボズ・スキャッグス

これらは、どんな原盤が使用されているのか、よく確かめてから、購入した方がよいと思います。

2016年12月 8日 (木)

G N' R Liesも輸入メタルマザー使用盤だった。

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昨日、Disk Unionで「GNR' Lise」の日本盤アナログを発見し、4300円くらいと、ちょっと高いかなあと思いつつも、この時期のGuns N' Rosesならば、輸入メタルマザーが使用されているに違いないと思って、レジで検番してみると、案の定その通りで、盤質もとてもよかったので、迷わず購入しました。で、実際聴いてみると素晴らしいサウンドで、結果的によい買い物ができてよかったなあと思ったので、記事にすることにしました。


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歌詞カードもシワひとつない新品同様のコンディションでした。やっぱり、ジャケット、プックレットともに、アナログ盤のサイズはいいなあと改めていいなあと思います。

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レーベル面は、こんな感じで、いつものように送り溝の情報を記載します。

side1

①GHS-24198-A-SR1-DMM
②3-1
③SP-JAP
④+
⑤CS
⑥Sterling
⑦1M-A-2
⑧23P1-2400-1

side2

①GHS-24198-B-SR1-DMM
②3-1
③SP-JAP
④Sterling
⑤1M-A-1
⑥23P1-2400-2

Side 1の①②③④⑥ Side 2の①②③④が手書きの刻印なので、元々メタルマザーに刻印されていたものと思います。そして、Side1⑤の「CS」はCBSソニーの工場でプレスされたことを表しているようです。確かにSide1⑧Side⑥の刻印を見るとCBSソニー製のレコードで見る字体そのものなので、このレコードはCBSソニーの工場でプレスされたものと考えて間違いなさそうです。さらに、Side1⑦⑤より、この盤はかなり初期のスタンパーでプレスされた盤のようで、特にSide2は最初期スタンパーが使われているようです。

Discogsによると、このレコードは1988年12月21日に発売されたようです。28年前のまさに今の季節の年末主力商品として発売されたわけですね。

現地のカッティングエンジニアがカッティングした盤を使用して、CBSソニーの工場でプレスされた盤であれば、音質が悪いわけがないと考えられるのですが、実際、この盤のサウンドは素晴らしいです。特にSide 2のアコスティック・ギターの響きの生々しさは鳥肌ものだと思います。今後どんなにリマスター、ハイレゾの技術が進歩してもこれ以上のサウンドは望めないではとすら思えます。

楽曲そのものもSide2は、バンドがプレイクした直後の録音だけあって、バンドが勢いに乗ってる状態が伺える素晴らしい演奏だと思います。このテのロックバンドは、ブレイク直前やブレイク直後の演奏が一番いいんじゃないでしょうか。

そんなわけで、この28年前に発売されたアナログ盤が新品同様のコンディションで、なおかつ音質も演奏も最高のもので、とても幸せな気分になれました。今回の発見により、「APPETITE FOR DESTRUCTION」も含めて、初期Guns N' Rosesのアナログ盤は、日本盤が最強ではないかという思いがいっそう強くなりました。

  • ガンズ・アンド・ローゼズの輸入メタルマザー使用盤 2013.10.06
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