今日の原発事故関連 4/25
1.脱原発、原発推進、国民世論は真っ二つ?
昨日、全国各自で行われた反原発デモはやはり、マスコミには小さくしか扱われなかったようです。反原発デモがまだまだ粘り強くつづくのか、しぼんでしまうのか、行動している人の本気度が試されていると思います。今後もデモの予定はたくさんあるようなので、引き続き注目していきたいと思います。
そんな中、世田谷区では脱原発を訴えた人が区長に当選したものの、
原発と共生している地域のみなさんは、
ということで、新聞の論調でも、
といった感じで、新聞社によってスタンスが分かれていて、世論調査でも、推進と反対で割れているようです。こうなっている背景には、まだまだ原発推進派の洗脳から解かれていない人が多いことと、あと現実的なものとして、
の存在が大きいようです。これは、「電源開発促進税法」「電源開発促進対策特別会計法」「発電用施設周辺地域整備法」を総称するもので、これは立地地域に発電所の利益が十分還元されるようにする制度で、これによって、発電所立地にともない、立地地域に振興効果がもたらされてきている、とのことです。この制度ひとつをとっても、「これは、原発立地地域の発展に貢献する素晴らしい制度だ」という見方と、「原発立地地域を麻薬漬けにするような悪魔の制度だ」という様々な見方ができると思います。僕は、「原発推進者はすごく巧妙な仕掛けを考えたなあ」という感想を持ちました。
こんな感じで、原発の今後について、様々な見方、意見があるわけですが、これは日本の将来を左右する重大な問題(特に子供の健康については深刻な問題)なので、大人が無関心でいるべきではないと思います。放射性物質の恐ろしさを考えてもやっぱり原発が必要なのかどうか、よく考えるべきだと思います。
2.福島市の公園でも利用制限
原発から60kmも離れた公園でも、基準を上回る線量の放射線が検出されたということで、利用が制限されることになりました。この話題はテレビでも取り上げられてましたが、例の文部科学省のテキトーな基準(毎時3.8マイクロシーベルト)に沿って対策しているようなので、実はもっと危険な公園が多いのではと心配したのですが、テレビのインタビュー受けていたお母さんや保母さんは、子供を一切外で遊ばせていないようなので、少し安心しました。文部科学省がまったく信用できないので、自衛するしかない状況なのですが、外で遊べない子供がかわいそうです。早く文部科学省は改心して、除染するとか、子供を疎開させるとか、子供の健康を第一に考えた対策を取って欲しいです。
3.崇高なる覚悟
原発に反対するにしろ、推進するにしろ、早く福島原発の危険な状況を収束させてほしいと願う気持ちはひとつだと思うのですが、ベテランの技術者の人が、立ち上がりました。原則60歳以上の技術者の志願者を募って、原発事故の収束にあたるという呼びかけで、この文章からは、危険な線量の放射線を浴びてでも作業を完遂させるという気概が感じられて、本当に頭が下がる思いがしました。
ここまで、本気で今の日本の現状を憂いている人がいるほどの深刻な状況なので、政局やってる政治家や、スポンサーの顔色伺って本当のことを伝えないマスコミや、放射性物質についてロクに勉強してない官僚の人たち、ウソばかりついてきた御用学者は、反省して、真剣に原発問題に向き合って欲しいと切に願っています。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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