5月2日 原発共同記者会見 5時間半
【5/02・16:30開始】 福島原子力発電所事故対策統合 本部 共同記者会見
毎回、「福島原子力発電所事故対策統合 本部 共同記者会見」昨日は5時間半にもおよびました。長時間化した理由の主なものとしては、「SPEEDIの情報公開のありかた」や「文部科学省の20ミリシーベルト」のことについて、何人もの記者が質問していたことがあげられますが、そのすべてが、上記リンク先の「ニコニコ動画」で見ることができます。会見のすべてを国民がチェックできるのは、いいことだと思います。これを見るとここでも、かなり踏み込んだ質問をしているのはフリー系のジャーナリストが多いことがわかります。
上記の会見で個人的に気になったのは3時間5分ころより、NHKの山崎記者が「プルトニウム、ストロンチウムの測定箇所が発表頻度が少なすぎる。また他の核種の危険性をどう考えているか」の質問について、ニコニコ動画の視聴者も「その点が聴きたかった」とか「その点については自分も怒っている」と、山崎さんの質問を支持する書き込みが多かったことでした。ヨウ素、セシウム以外の情報についてももっと知りたいところです。
また、3時間29分頃から、日隈弁護士により、「チェルノブイリでは測定する場所によって、10~100倍の放射線量が出ているところもあるが、きめ細かい測定はしているのか」という趣旨の質問について「検証してみないとわからないが、今のそうしたホットスポット的なところはないと考えていると」回答があり、それにたいして日隈弁護士が、「検証してみないとって、福島県の子供はモルモットじゃないんだよ!」と言ったところで、回答者の顔色が明らかに変わる、厳しいやりとりがありました。
こうした、厳しい追及のできる日隈弁護士ってどんな人かなと思って、検索してみると、この人も福島みずほさんと対談していました。
記者会見の感じから、ずいぶん怖いひとなのかなあと思ったら、普段はそんなことないようです。この人もやはりメディアの追及が甘いこと、それはやはり東電が大手メディアのビックスポンサーであることを指摘しています。日隈氏のように、厳しい追求ができる人にはこれからも頑張ってほしいと思います。
ところで、文部科学省も20ミリシーベルトの基準についてですが、早い段階で「間違ってました」と謝ってしまえばいいものの、未だに苦しい言い訳をしているので、そのことが今日の東京新聞の朝刊に大きく載っていたり、波紋がどんどん大きくなっています。波紋を広げるきっかけにもなった、小佐古官房参与が辞任したときの記者会見資料全文がNHKのブログに掲載されています。
この小佐古氏は小出先生の喧嘩相手であったようで、どちらかといえば御用学者の立場である人であったようです。
【福島原発】5/2/月★1.小佐古さんとは喧嘩相手です 2.水棺は困難
こうした、御用学者的である人ですら、20ミリシーベルトは許容できないと、泣いていっていたわけなので、よっぽどのことなんだと容易に想像できると思います。文部科学省および政府は言い訳や小佐古氏の批判をするのではなく、早く有効な対策を行ってほしいと思います。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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