「浜岡原発停止」で炙りだされる原子力村住民
昨日の菅総理の浜岡原発の停止要請について、新聞各紙が社説で取り上げているので、ここでまとめておきます。
<07日付の「東京新聞」社説>「浜岡」停止要請 国民的議論を始めよう
<07日付の「毎日新聞」社説>浜岡停止要請 首相の決断を評価する
<07日付の「読売新聞」社説>浜岡原発停止へ 地震と津波対策に万全尽くせ
<07日付の「朝日新聞」社説>浜岡原発―「危ないなら止める」へ
<07日付の「産経新聞」社説>浜岡停止要請 原発否定につながらぬか
「世界一危険な原発で、あんな危ないところに原発つくるなんで日本人はアホだ」と、世界中から物笑いのタネになっている、「存在そのものがギャクな浜岡原発」、「砂丘で津波を止めるといっているおちゃめな中部電力」について、読売新聞の言うように、
「東日本大震災での教訓を生かそうということだろう。東京電力福島第一原発が、想定外の大津波に襲われ、大事故を起こしたことを踏まえれば、(運転停止は)やむを得ない。」
「浜岡原発は首都圏まで直線で180キロ・メートルの近距離にある。日本の大動脈である東海道新幹線や東名高速道にも近い。 運転中に事故を起こし放射性物質が放出される事態になれば、日本全体がマヒしかねない。」
と、即刻停止すべき理由は上記のことで十分すぎると思います。今、浜岡原発の停止にイチャモンつけている人は、原子力利権になんらかの関わりを持っている人(いわゆる原子力村住民)と思っていいのではないかと思います。
そうした意味で、上記の社説では、産経新聞が一番原子力利権の恩恵を受けている存在という疑念を感じさせます。
昨晩のニュースでは、「NHKニュースウォッチ9」がなぜか、浜岡原発停止のデメリットばかりをあげて、菅総理の決断に批判的な内容で、CMのないNHKも原子力利権に関わっているのかと感じさせる意外な内容でした。
また、TBSの「ニュース23」はもっと意外で、反原発の飯田哲也氏をゲストで呼んで「浜岡原発が停止しても、中部電力の電力供給量が足りることを暴露」していました。原発推進派が激怒しそうな内容でTBSは圧力受けたりしないだろうかと、心配してしまいました。
例によって、小出先生が浜岡原発停止にコメントしってくれていますが、
【福島原発】5/6/金★「浜岡原発の全原子炉の運転停止を要請」を聞いて
小出先生の話す、核廃棄物の恐ろしさについて、驚いている女性インタビュアーのリアクションが面白いです。核のゴミの恐ろしさについて、我々はもっと知るべきだと思います。そして、原発推進者の多くが、老人であって、この人たちが、核のゴミに対して、いかに無責任であるかということがよくわかると思います。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
« 「まじですかスカ」サイン入りポスターGET | トップページ | 3月31日の写真 その39 »
「原発事故」カテゴリの記事
- 政府・官僚・学者・電力会社・マスコミが一体になって原発事故を隠蔽したのに・・・(2016.06.21)
- 「嘘をついた」 「隠蔽した」これが政権政党?(2014.06.23)
- 進藤翔はみんなのこころのなかにいるんだ(2014.01.31)
- 国民の知る権利はどこへ?(2014.01.30)
- バランスが大事!(2013.12.03)
コメント