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2011年5月14日 (土)

国会中継を見る 自民党は民主党以下のクズなのか・・・

5月13日は、福島第一原発に入ってレポートを行った、青山繁晴氏が国会に参考人として、登場したということだったので、生まれて初めて、国会中継をまじめに見てみました。国会中継は

参議院インターネット審議中継

のサイトから、「2011年5月13日 予算委員会」を検索すると、この日の国会中継映像がパソコンから見れるのですが、映像自体4時間以上もあり、特に、自民党の発言者のときがダラダラしていて、見ているのがつらいのですが、テレビで放送される断片や伝聞ではなく、ちゃんと自分で見聞きすることが、意見、特に他人を批判する場合には絶対に必要、と僕は考えているので、我慢してちゃんと見てみたのですが、まあ、自民党はヒドイです。原発について、「我々も反省せねばなりませんが・・・」と言えば何言ってもいいと思っているかのような、自分を棚に上げた発言と、汚い野次は、見ていて相当不快なものがありました。ぜひ、みなさんもこの日の国会映像を見ていただきたいと思うのですが、長時間映像なので、見所をまとめてみました。

1.議題、発言者、参考人

①議題
予算の執行状況に関する調査を議題とし、「東日本大震災、原発事故の集中審議」を行う。

②発言者(発言順)
前田武志(予算委員長)
松本剛明(外務大臣)
今野東(民主党・新緑風会)
山本順三(自由民主党)
衛藤晟一(自由民主党)
川口順子(自由民主党)
山本博司(公明党)
中西健治(みんなの党)
大門実紀史(日本共産党)
藤井孝男(たちあがれ日本・新党改革)
福島みずほ(社会民主党・護憲連合)

③参考人
青山繁晴
東電・清水社長

2.ベスト質疑 中西健治(みんなの党) 3時間53分ごろから

クズの自民党の話題の前によい質疑を行った人の話題を書きます。中西健治氏が東電の賠償についてかなりするどい質問をしています。東電のリストラをもっとやるべきではと言う指摘で、「東電の退職金、年金の削減は考えていないのか」と質問して、東電の社長が「現時点では考えていない」と答えると、「JALもやったのだからやるべきだ」と厳しく追及しているところはNHKのニュースでやってましたが、他にも海江田大臣に「電力会社の発電と送電の分離、地域独占をやめることを要望」して、海江田大臣は「それも検討している」と答えていて、この「発電と送電の分離、地域独占をやめる」については個人的にぜひ実現してほしいと思います。

そして、4時間10分すぎには、東電の清水社長に対して、「年間の政界への交際費と、マスコミへの広告宣伝費はいくらか」についての質問がありました。地域独占会社なのに広告宣伝費にお金をかけるのはおかしいという指摘なのですが、まさにこの広告宣伝費がマスコミとの癒着を示すものなので、この質問はナイスだと思いました。

映像を見てもらうとわかりますが、清水社長の回答は「平成21年度の実績で、マスコミへの広告宣伝費は約90億円、交際費は約21億円で、政界への分の内訳はわからない」ということで、政界への内訳は調べて委員会へ提出するように検討を依頼してました。

3.自民党の質疑

この日は以下の3人の自民党議員の質疑が行われていました。

①山本順三 1時間47分ごろから

菅総理の浜岡原発の停止要請によって、他の点検停止中の原発の再稼動に不安が広がっているようなことで、文句を言っているのですが、浜岡の停止じゃなくって、福島第一原発の事故の甚大さが他の原発に不安を広げているんだろうと、ツッコミたくなるのですが、この人は、菅総理の「浜岡原発の停止要請について」、「それが正しかったかどうか、正直今はわからない、おそらく歴史が判断することになるだろう」と、謙虚な姿勢から話を始めているので、まだマシかなと思いました。

②衛藤晟一 2時間11分ごろから

この人が青山繁晴氏を参考人にして、政府の原発事故の初動の悪さを指摘しようとしているようなのですが、せっかく青山さんに来てもらっているのに、なんかひとりでダラダラとしゃべっていて、次第になぜか興奮した口調になって、自分でしゃべったことに自分で興奮しているのがみっともないなあと思い、ものすごく退屈でした。この人は政治家のくせにトーク力がダメダメだと思ったのですが、みなさんはどう思いましたか?また、普段は菅総理に相当厳しい青山さんですが、このときは、わりとフェアーな立場で発言をされているのが、この映像を見ていてわかると思います。

③川口順子 2時間43分ごろから

この人の質疑とその間の汚い野次が一番不快でした

「放射性物質に汚染されたものの処理をどうするか」ということで、菅総理を追及しているのですが、これは、今相当に困った問題なわけで、「放射性物質に汚染されたもののゴミ処理場」を作ったら、その地帯にはかなり長い間人が住めなくなることが確定してしまうわけで、チェルノブイリのときのソ連であれば、強権政治でそうした場所もすぐ作れたものの、日本では簡単にはいきません。そうしたことがわかっていて、さらに自民党政権時代からも、法律を作っていなかったのに、「どーすんだ」、「どーすんだ」と、、明確な解決案を示さずに攻め立てる姿勢はものすごく、見てて不快でした。

「放射性物質に汚染されたものの処理場問題」について、解決案を持たずに、与党をただ攻めるだけの姿勢はとても卑怯だと思いました。この問題が解決しないと、校庭の土とか瓦礫とかの、汚染物の除去ができないので、これについては、本当に誰でもいいから、いい解決策を示してほしいと思っています。自民党や議員はホームページから意見を書き込めるようになっているみたいなので、この件については、抗議してみようと思いました。

こんな感じで、国会中継を見たわけですが、ダラダラと時間を無駄に使って質疑している自民党よりも、他の野党の方がよっぽど簡潔でしっかりしている印象を受けました。また、大トリで登場した福島みずほ議員が、学校の20ミリシーベルト問題について、高木文部科学大臣の答弁にあきれて、「もう、文科省はいいですから、総理、答えてください」と、僕もあんまりこの人実力ないと思っている高木文部科学大臣をコケにするところなどは痛快な感じがしました。もう、自民党は解党した方がいいんじゃないか(民主党もですが・・・)と思いました。

ということで、僕のブログがついに、国会批判にまで踏み込んでしまいました。いったいどこまで行ってしまうのだろうという感じですが、確実に日本の歴史に残る原発事故について、しっかりと経緯を見届けていこうと思っています。

※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。

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