東京電力 1000件の嘘
「嘘八百」という、嘘が多すぎて何もかも嘘だらけを表す言葉がありますが、その800をも上回る、1000件の嘘をつくという、東京電力は豪快な会社です。
今年の夏に、政府から15%削減を命令された、大口の電力使用顧客は命令を守らないとペナルティが課せられるだけに、その制限値となるデータを間違えるなんてひどい話です。計画停電のときもそうですが、東京電力はつくづく顧客のことを考えない会社だと思います。やっぱり、地域独占であることの弊害はそうとう根深いんだと思います。東電を一時国有化して、まともな商売ができる外部の人に入ってもらって、経営体質を改善することくらいはもう必須だと思うのですが、マスコミも政府も東電への追求が甘すぎると思います。東電の癒着がそれだけ根深いのでしょうか・・・
ただ、経済産業省のページを見ると、東電へ指導する文書には厳しいことが書いているようです。
東京電力株式会社に対する誤った情報の報告の再発防止策作成指示について
ここに掲載されているPDFファイルの文章をちょっと引用してみます。
貴社に対して大口需要家の昨夏の最大電力等に関する情報について報告を求めていたところ、今般、これまでに報告のあった情報に計約1千件の誤りがあったことが判明した。これらの情報は、大口需要家に対する電気の使用条件を定める極めて重要な情報であり、当省においては、貴社から報告のあった情報に基づき、電力の使用制限という行政処分の前提となる通知書を既に貴社管内の大口需要家にたいして送付しており、誤った情報に基づく通知により多数の需要家に多大なる混乱を招いた貴社の責任は極めて重い。
貴社に対しては、これまで累次にわたり、個々の情報の正確な報告に万全を期すよう求めてきたにもかかわらず、今回、非常に多くの誤りが判明したことは、誠に遺憾である。
と、ここまで厳しいことを言うのであれば、東電に対する厳しいペナルティを課すべきだと思います。東電は滅茶苦茶な会社です。
ところで、この前年度からの15%削減なのですが、昨年などの従来より、真面目にCO2削減として、省エネに取り組んでいた会社ほど、厳しい削減を求められているようで、なんだか不公平な気します。例えば、昨年冷房の温度を28度にすることを徹底していた会社より、冷房をガンガン使っていた会社の方が削減量がゆるいと思ってしまうわけですが、そういう指摘は見たことがないので、そこまで気にすることではないということなのですかね。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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