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2011年6月17日 (金)

核燃料はどこへ(その2)、原発再稼動の条件(その2)、菅直人の今後

1.核燃料はどこへ(その2)

地上波テレビの報道番組は、基本的に政府や東電が、確定情報として発表した情報のみを放送して、それ以上の推測はあまり言ってくれなくって、NHKの水野解説委員もそれとなくヒントらしきものを教えてくれるまでにとどまっているのですが、テレビ朝日の以下の番組は小出先生に解説してもらって、核燃料が今どうなっているかを推測してくれました。

原発震災:小出裕章:原子炉の現状/残された対応策/故郷...

地上波テレビでここまで踏み込んだ内容を放送するとは、勇気のある番組だなと思って、僕は感激しました。しかし、やはり原子炉の状況は深刻で、コンクリートのダムの建設を急がねばならないということがよくわかりました。実は、東京電力の工程表にも、地下水の広がりを食い止めるダムの建設も入っているのですが、今日発表された内容を見ると、まだ検討している段階のようです。が、ダム建設のプライオリティを上げるべきなのではと思います。

2.原発再稼動の条件 その2

今日の日本経済新聞と朝日新聞に定期点検で停止している原発の再稼動についての記事が載っていました。

製造業追い込む電力不足を放置するな(日本経済新聞)

原発再稼働―自治体の不安に応えよ(朝日新聞)

日本経済新聞は、産経新聞よりはましですが、「電力不足になると経済の大打撃が深刻なので、国や電力会社は危機感を持って、原発の再稼動を急げ」という論調なのですが、やっぱり目先の経済状況を優先してしまっていて、事故のリスク、国民の生活・生命についてよく見えていないと思います。電力会社や原子力安全保安員など、とても信用できないことがわかり、付け焼刃の対策で原発を再稼動させたら、今、地震が活動期に入って、いつどこで大地震が起こるかわからない、状況では、また、大きな事故を起こす可能性はすごく高いと思います。今でさえ賠償金額が数10兆円といわれているのに、次の事故を起こすと、賠償額もものすごいことになり、日本の国際的な信用もなくなり、日本経済はズタボロになります。日本経済新聞の記者さんは、原発事故の被害の大きさについての認識が甘いと思いました。(などと、僕がまさか日本経済新聞の社説を批判するといった、偉そうなことを書くとは、実は夢にも思っていなかったのですが・・・)

対して、朝日新聞の方は、僕が以前書いた内容に近いというか、さすがプロの記者さんだけあって、「再稼動させるための条件はどうすべきか」僕よりもさらに踏み込んだ意見を書いています。当然のごとく、「IAEAに提出した28項目の教訓」に取り組むことに加え、「年数のたった原子炉や、過去に大きな揺れを経験してきた原発など、リスクが大きいものは再稼働を認めないといった仕分けをしていくべきだ。」と言う意見は僕もまったく同意です。原発の再稼動については、本当に必要最小限の原子炉を可能なかぎり安全対策をして、稼動させることが望まれます。なお、定期点検に入った原発を再稼動させないままでいると、今稼動している原子炉も来年には停止するので、来年には、実質的に脱原発が実現する可能性があるのですが、こうしたなし崩し的なことはみっともないので、ちゃんと議論して、廃止か動かすかを決めることは絶対に必要だと思います。

3.菅直人の今後について

自然エネルギーに積極的なものの、まだ「脱原発」とは言っていない、不思議な立ち居地にいる菅総理なのですが、以下の意見は、とても面白い視点で書かれているなと思いました。

卓袱台返して菅笠ひとり旅

興味深いのは、「脱原発」という立場を、自らの政治生命の延長につなげることのできる政治家が、どうやら、現状では菅さん以外に見当たらないことだ。
 理由は、菅さんが、無力だからだ。
 「無力」という言い方は、誤解を招くかもしれない。言い直す。要するに、菅直人という政治家は、通常の意味で言う権力基盤とは無縁なところから出てきた人だということだ。

現状、脱原発ないしは反原発を旨とする人々は、とりあえず菅さんを支持しているように見える。というのも、ポスト菅が誰になるのであれ、その人物は、必ずや菅さんよりは原発寄りの政策を選択するはずだからだ。とすれば、余事は措いて、ここは一番、菅さんにがんばっていただくしかない。猫の首に鈴をつけに行くネズミは、局外者でなければならない。

 菅さん以外の有力な政治家は、民主党に所属する議員であれ自民党の領袖であれ、いずれも、原発と簡単に絶縁できる立場にはいない。
 というのも、わが国の政治家として、多少とも地に足のついた政治活動をしてきた人物が、電力会社と無縁であることは考えにくいからだ。

なるほど、先日の飯田哲也氏が菅総理を支持していた理由が、すごくよくわかった気がします。なので、もし、菅おろしにブチ切れた菅総理が、小泉総理の郵政民営化選挙のように「脱原発か否か」で解散総選挙をやるといったら、ものすごいことになると思います。僕のように、古い利権にしがみついてる政治家は全部退場してほしいと思っている人にとっては、理想的な結果になるかもと思ってしまいます。自民党は解党の危機に追い込まれるのではないでしょうか。

浜岡原発の停止もいきなりだっだから、菅直人ならやりかねないという感じがしますが、菅さんも総理大臣やめて、お遍路さんになる前に、もう一仕事、国民のためになることをやってほしいと期待してしまいます。

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」

原子力村 - Wikipedia

原発関連御用学者リスト

原発関連御用学者リスト(医学関係)

※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。

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