ますます広がる食品の放射能汚染
もう政局は気にすると「アホが伝染る」レベルにまで、バガげたものになってしまいました。もう政局のニュースは明らかに公共の電波の無駄遣いなので、もっと短時間にしてもらいたいです。
今回は厚生労働省の話題を書きます。ダメダメな文部科学省にくらべると、厚生労働省はまだまともなようで、食品の放射性物質検査の結果を細かく発表してくれています。報道では、基準値を越えた越えないくらいしか伝えていませんが、厚生労働省のホームページを見ると基準値を下回ったものでも、どのくらいの値を検出しているのかを見ることができます。ただ、PDFファイルでかなり見づらいものになっています。マスコミは政局よりもこうした情報をわかりやすく報道してほしいものです。
そして、6月2日には気になる水産物の検査結果が発表されました。ヨウ素の検出値は小さいので、セシウムの値について、以下に転記してみました。
場所 種類 セシウム134 セシウム137 (Bq/Kg)
いわき市 ヒラメ 61 68
いわき市 ミズダコ 90 84
いわき市 ホッキガイ 440 500
いわき市 ウニ 640 640
いわき市夏井川 アユ 130 140
いわき市鮫川 アユ 230 230
南相馬市真野川 アユ 1400 1500
白河市阿武隈川 ヤマメ 300 320
金山町沼沢湖 ヒメマス 13 23
北塩原町小野川湖 ウチダザリガニ 130 160
金山町野尻湖 ウグイ 37 38
須賀川市 アユ(養殖) 検出なし 5.6
大玉町 ニジマス(養殖) 19 16
下郷町 ヤマメ(養殖) 検出なし 検出なし
磐梯町 イワナ(養殖) 検出なし 検出なし
南会津町 イワナ(養殖) 検出なし 検出なし
白河市阿武隈川 ウグイ 210 220
福島県での緊急時モニタリングの結果の情報(水産物)PDFファイル
ウニとか貝はやはりかなり高い値が出ています。天然のアユもかなり危険です。また、ウチダザリガニって、今回初めて知りました。食品衛生法における魚の暫定基準値はセシウム134と137の合計値で500Bq/kgとなっていて、この値を超えると出荷制限となるのですが、この基準値自体、世界の標準と比べて高すぎると言われています。そのため、出荷されている食品でも、どのくらいの値が検出されているのかわかれば、自分が食べるか食べないかを決めることが出来るので、上記のデータは極めて重要なデータです。なので、より見やすい形での発表をしてもらいたいものです。
それから、お茶の検査については、テレビでニュースになっていたので、ご存知の方も多いと思います。
この件については、僕は厚生労働省の方を支持します。やっぱり徹底的に検査してこそ安心できるわけで、荒茶の検査を拒否する静岡県知事の姿勢は筋が通らないと思います。荒茶の検査をしない以上は僕は静岡のお茶は一切飲まないようにしたいと思います。
と、思ったら、一転して、静岡県は荒茶も検査することにしたとのことです。まあ、当然ですよね。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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