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2011年6月28日 (火)

噛み合わない原発議論

今日の東電の株主総会に沢山の人が(たとえ、原発存続に採決されることが出来レースで決まっていたとしても)脱原発を訴えにいったことは、大きな出来事だったと思います。国民の総意は確実に脱・原発に向かいつつあることを感じさせてくれました。

しかし、Twitterでの呟きをみると、まだ原発推進派の洗脳から解けていない人による、「日本経済を滅茶苦茶にしてもいいのか」とか「エネルギーの代替案」を出せとかいう意見をかなり見ます。ただ、こうした人たちを十分説得できるだけの意見を脱・原発派の人があまり述べていないのも、事実で、まだまだ国民の間での原発に関する議論が噛み合っていないと感じています。

そこで、どうしようかと思っていたところ、いいタイミングで、日経BPさんのいい記事を見つけたの、紹介します。

「脱・原発」は正しいコストで議論を、廃止に向け現実的な計画が必要だ

ちょっと抜粋してみると、

だが、相変わらず「原子力維持派」と「脱・原発派」の議論はまったく噛み合っていない。根底に「安全・安心」に対する考え方や日本経済に対する影響の捉え方の違いもあると思うが、声に勢いがあるのは「原発廃止派」だ。福島のような事故がいつ起こるか分からないから、すぐ全ての原子力発電所を止めろというものだ。

たぶん、原発推進派の洗脳から解かれていない人は、上記のようなことに、違和感をもっているんじゃないかと思います。

議論を始める前に明らかにしたいのが発電に関するコスト。東京電力は事実上、国の管理下にあるようなものだ。同社のコストについて、詳細までを国民に開示すべきだと思う。もちろん、原子力のコストには核燃料税や国からの交付金などこれまで計上されていない部分も含める。さらに廃棄に関するコストも付け加えたい。

 また、具体的に脱・原発を進めていく過程で、当面の代替エネルギーになるのは新型の高出力火力になると思われる。液化天然ガスだけでなく、石炭火力なども含めて、高効率で高出力の新型設備に切り替えていく必要がある。こうした設備投資の費用はすべて電力料金でまかなうのか、一部は税金でまかなうのか、といった議論も必要だ。

 おそらく、議論の過程で電力料金が高くなり過ぎ、これでは日本の製造業(輸出産業)が成り立たないという意見も出てくるだろう。産業用の大口向け料金と家庭用の料金をどう設定すべきかも議論となる。製造業を中心とする産業の競争力を維持できる電力料金体系と電力供給体制を、実現できるように検討する必要がある。

原発存続を言っている人はこのあたりのコスト感をかなり高額なものと、思い込んでしまっているようなので、これでは議論が成り立ちません。本当に原発を使わないとしたら、どのくらいのコスト増になるのか、そしてそれは、本当に許容できない額なのかということを、一歩踏み込んで考えてほしいと思います。

 もちろん、議論の過程でより電力料金を安くするための方策も検討しなければならない。電力の自由化、発・送電の分離など競争的政策によって、コストを下げなければ、電力料金の値上がりや電力事業に対する補助などについて、国民の支持は得られない。

自由化によるコストの低減は、今まで電力会社が地域独占だったことを考えると、かなり効果があるのではないかと思います。このあたりは、どんどんとメスを入れていってほしいところです。また、コスト計算においては、原発利権側の人間(総合商社とか官僚とか)が、インチキ計算してくることもまだまだ考えられるので、このへんにダマされないように、十分注意が必要と思います。

「脱・原発」実現に向けて、いま最も必要なのは実現までの具体的な行動計画であり、それを作成するのに必要なデータと議論だ。

 真に「脱・原発」を願うのであれば、まずはそうした環境を創り上げていくことに真摯な努力をしていかなければならない。

さすが、産経新聞の記者とは違って、日経BPの記者さんは、経済の専門家だけあって、いい記事を書くなあと思います。これから、どういう工程で脱原発を実現していくか、具体的に実現性のある議論をしていくのが大事だと思います。

先日紹介した、天然ガス発電所について、猪瀬東京都副知事が書いてる記事も見つけましたので、こちらのリンクも貼っておきます。

猪瀬直樹:脱原発への現実的な代替エネルギーを考える 川崎天然ガス発電所を視察、省スペースで高効率発電

ということで、脱原発はけっして、一時的に感情的になっている人が無責任に騒いでいるわけではなく、実現可能なことなのだということを、より多くの人にわかってほしいと思っています。

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」

原子力村 - Wikipedia

原発関連御用学者リスト

原発関連御用学者リスト(医学関係)

※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。

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