原発再稼動の条件(その3)
海江田大臣が、原子力発電所を持つ電力会社など国内11社は、水素爆発などの過酷事故(シビアアクシデント)に対する安全対策がすべて適正に実施されているとする検査結果を発表し、原発立地地域へ、停止中の原発の再稼働を求めたそうです。
なので、どんな対策を行ったのか経済産業省のページを見てみました。
福島第一原子力発電所事故を踏まえた他の発電所におけるシビアアクシデントへの対応に関する措置の実施状況の確認結果について
添付されているPDFファイルを読んだのですが、例の「28の教訓」すべてに対応するにはほど遠い内容であり、確認した内容の中には、「XXする計画であることを確認した」というものも多数あり、計画中ならば、せめて「計画中のものは、XX年YY月までに実現可能であることを確認した」くらいは書かないと、いくらでもいい加減なことが書けるわけで、信憑性に欠け、この内容では、信用できないなと思いました。
そんな、いいかげんな再稼動要請について、大阪府の橋下知事は、
と、極めて、真っ当なコメントをしています。やはり、新しい政治家さんだけあって、原子力利権と無縁だからこそ、こうしたまともなコメントができるのだと思います。
そんな海江田大臣は教訓を忘れちゃったのかなと思いきや、
ということで、自ら世界に向けて、教訓を説明したいそうなので、であるならば、原発再稼動に向けて、国民の理解を得るためにはどうすべきか、自ずとわかると思うのですが、海江田さん、どうしちゃったのでしょうか?
などと、原発再稼動の条件を色々書いていますが、実はもっとシンプルに考えて、原発推進派の偉い人が、自ら、家族とともに、原発の敷地内に住むようにするのが、もっとも国民の理解を早く得られるのかもしれませんね。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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