地下ダムはまだ要らないらしいのですが・・・
先日、もう核燃料が格納容器の下に落ちてしまっていて、コンクリートを溶かしてさらに下に落ちようとしている段階だから、もう水の循環では、冷やせないで地下ダム作るしかないんじゃないかとやっていたテレビ映像を紹介しましが、東電も、実は14日に地下ダムの検討状況を発表しようとしていたことがわかりました。
記者発表の文書によると、東電は、以前から地下水汚染の防止策を検討しており、「最も有力な対策」と指摘。「今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もある」と見通しを立てた。しかし、東電はすでに11年3月期の連結決算で1兆2473億円の最終赤字を計上。このため、「仮に1000億円レベルのさらなる債務計上を余儀なくされることになれば、市場から債務超過に一歩近づいたとの厳しい評価を受ける可能性が大きい」と債務超過についての強い懸念を指摘。その上で、記者会見で「着工時期や費用は今後の調査・設計次第で不明」との立場で臨むと政府に伝えている。
同時に東電は、国と東電の費用分担がはっきりしていないことを強調。メディアからの「詰問」も懸念し、債務超過に陥りかねないとの危機的な認識が、抜本的な汚染水対策を先送りさせていた実態が浮き上がった。
結局、14日に発表は行われず、17日の事故収束を目指す工程表改定の発表の中で「遮蔽壁の検討」という形で盛り込まれた。
ということで、ここでも、「命か経済か」の選択で経済が優先されたようです。いつもの保安員さんは、「急ぐ必要はない」と言っているようなのですが、核燃料が混じった超高濃度の汚染水がいろんなところに撒き散らされたら、相当大規模な被害が出そうな気がするのですが、大丈夫なのでしょうか?
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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