玄海原発再稼動関連、橋下知事への風当たりなど
1.玄海原発の再稼動問題
今日の朝日新聞、毎日新聞に、玄海原発の再稼動に向けての社説が掲載されています。
玄海原発の再稼動に向けて、何が足らなくてどうすべきか、どちらの社説も、もっともなことが書いてあります。社説は、その新聞社を代表する意見であるので、本来ならば、これらの社説のように、素人の僕が簡単には反論できないような、しっかりした内容の記事であるべきです。
それに対して、九州電力の会長さんは、
九州電力の松尾新吾会長は30日、朝日新聞の取材に対し、東京電力福島第一原子力発電所の事故をきっかけに定期検査中の原発の運転再開が遅れていることについて「車検の済んだ車に乗るなというようなもの。エモーショナル(感情的)な側面がもたらした一種の風評被害」と述べた。
大事な日本の国土が放射能汚染されるリスクを考えることが、感情的なのでしょうか?また、玄海原発の場合、風向きによっては、韓国にまで、放射能汚染を広げる可能性もあります。外国に被害を与えた場合の賠償額を考えると途方もない金額になります。そうした今までは安全神話のもとに思考停止していた様々なリスクが明らかになったから、皆、より安全性を強く求めているわけなのに、九州電力の会長さんは、とてつもなく、見識の低い人だと思いました。なんだか九州電力も東京電力みたいにヒドイ会社なのかなあと心配になってしまったのですが、やっぱり地域独占企業であることが根本的によくないと思います。
2.橋下知事への風当たり
原子力利権へのしがらみがないために、原発推進派に対して言いたいことをズバズバ言ってくれる橋下知事を面白くなく、思っている人がいるようです。
Twitterでのよけいな一言から、原発推進プロパガンダ、風評被害の疑いを追求される顛末
このひと、Twitterで橋下知事にいちゃもんつけたところ、ソースを出せと言われても出せなくて、自ら墓穴を掘っています。こういう、大した根拠もなく、言いがかりをつけるような人は、どんどん晒していってしまうのが、世の中のためだと思います。
また、読売新聞の記事で、以下のような記事があって、
なんか、橋下知事が「反節電」活動をやっているかのように、とらえかねない記事でどういうことなんだろうと思って、記事の元となった「橋下知事からのメッセージ」を調べてみると、
特に、夏の昼間(13時から16時まで)のピーク時の対応が重要であり、電力需給がひっ迫する緊急時には、熱中症などに気を付けて無理のない範囲で家庭やオフィスでクーラーを切ってくださいといった呼びかけを行うことを考えています。
大阪府では、産業分野においては、事業活動に影響を及ぼすような節電はお願いしません。
ということで、節電を求めるといっても、産業分野に不利益になるような節電は要求しませんというすごく、真っ当な呼びかけでした。これを「反節電」と言ってしまうのは、大げさだし、つまらない勘違いを起こさせかねないなと思いました。
こんな感じで、言いたいことをビシっと言ってくれる人には何かと風当たりが強いようですので、妙ないちゃもんとか、誤解を与えそうな記事に関しては、しっかりチェックすべきだと思います。今、同じように風当たりの強いのは、孫さんで、エネルギー利権を奪われたくないと思っている人たちから、様々な攻撃がくることが予想されます。これから、週刊誌とかで、孫さんのことを悪く書く記事が増えることが考えられますが、そうした意図を持って書かれたものでないかどうか、まずは疑って見る必要があると思います。
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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