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2011年7月31日 (日)

恐ろしい放射能汚染 汚泥編

今回は汚泥について、現時点でわかっていることをまとめます。

1.汚染発覚は5月

下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質 福島・郡山

上記は5月2日のニュース記事ですが、最初に、原発からやや離れた郡山の下水処理施設の汚泥から、高濃度のセシウムが検出されたということで、驚かされたことを記憶している人も多いと思います。今思えば、地表に降り積もった放射性物質が、雨などで洗い流されて、下水道に集まり、下水処理施設で濃縮されるということは、専門家であれば、容易に想像がつきそうだと思うのですが、日本人が初めて経験する、大規模な放射能汚染ということもあり、やはり専門家の人も、安心・安全デマに油断させられてしまったのでしょうか。

当然、こうした下水処理施設が郡山だけにとどまるわけがないわけで、多くの下水処理施設で、放射能に汚染された汚泥が見つかったのは、みなさんもご存知の通りです。

2.汚染発覚前の汚泥はセメント材料として使用された

汚泥がセメント原料に/セシウム検出の処理場

上記の記事により、汚泥はセメントになり、「ビルや道路などで使われた可能性がある」とのことです。事故から、1ヶ月半の間は、汚泥が放射能汚染されていることは、皆知らなかったわけなので、郡山の施設に限らず、多くの施設にある放射能汚染された汚泥がセメント原料として利用された可能性は高いと考えられ、今となっては、それらのセメントがどこで使われたかを正確に把握するのは困難であると考えられます。

そのため、今後、我々が自分の身を守るためには、今年以降、新たにセメントで作られた建造物で、自分の行動範囲にあるものは、放射線測定器で、測りまくるしかないのではないかと思います。例えば、新たに出来た道路の放射線量を測って、もし、高い放射線量を測定した場合は、その道路は通らないようにする。などなのですが、真面目に考えても、今後、新築のビルから高い放射線が測定されて、調べてみたら、セシウム汚染された汚泥を使っていたという問題が、起こりうる可能性は十分あると思います。

3.現在の汚泥の処分状況

セシウム汚染:浄水場汚泥8000ベクレル超1557トン

これは、毎日新聞の記事ですが、そこで書かれている厚生労働省の調査結果資料が以下のものになります。

放射性物質が検出された浄水発生土の処分状況等について

上記のページの別紙には、都県別の汚泥の量やその処分状況が一覧表形式でわかりやすく、掲載されています。国が出した汚泥の処分基準は、

原子力災害対策本部の「考え方」においては、セシウム134及びセシウム137の合計濃度ごとに処分等の基準が示されている。
・10万ベクレル/kg超・・・県内の遮蔽できる施設で保管
・10万ベクレル/kg以下・・・濃度ごとに敷地境界から一定の距離をとり、管理型処分場に仮置き
・8千ベクレル/kg以下・・・(跡地を居住等の用途に供しない場合)管理型処分場に埋立処分
・クリアランスレベル(注2)以下・・・他の原材料との混合・希釈等を考慮し、市場に流通する前にクリアランスレベル以下になるものは再利用可能

(注2)原子炉等規制法に定めるコンクリート等のクリアランスレベルは100ベクレル/kg

とのことです。この基準に基づき、東京都の汚泥は8千ベクレル/Kg以下だったために、6912トン全てを埋め立て処分したそうです。しかし、今回、我々は汚泥の放射能汚染を初めて経験するので、この、国の基準が本当に正しいのか、不安があります。埋め立て処分した土地も、なんらかの災害(液状化、地盤沈下など)により、強い放射線が放出されることはないのか、気になります。

そのため、自分の行動範囲に埋立地がある場合は、何か地表の変化が起こる毎に、放射線測定器で念のため、測っておかないと安心できないのではないかと思います。

なんだか、放射線測定器の宣伝ページみたいになってきましたが、もう、今後の日本では、自分の行動範囲を放射線測定器で測らないと、とても安心できないくらい、放射能で汚れてしまっているということなのだと思います。

放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超え、管理型最終処分場での仮置きが求められる汚泥は、福島や宮城など5県で計1557トンに上った。また3万6333トンは、浄水場の敷地内に保管され、処分先が決まっていないことも判明した。

ということで、上記の汚泥の処分が問題になっていますが、何らかの形で再利用することなど考えずに、もう、日本のどこかにセシウムの墓場を作って、そこに、汚染されたものを集積するしかないと思います。そうしないと、また、何らかの形でセシウムが拡散して、3次災害、4次災害が発生してしまいます。しかし、そうしたセシウムの墓場を作ったら、そこはもう人が住めない土地になるし、必要な土地はかなり広い土地が必要になります。

実はセシウムの墓場が必要で、それをどこに作るか、皆うすうすわかっているものの、怖くて誰も言い出せない状況に、今はなっていると思います。でも、それを早く作らないと、放射能汚染はどんどん広がっていくわけで、非常に困った状況になっているわけです。

閉ざされた大地:チェルノブイリ原発事故から15年目

ちょっと、何を言っているのかわからないという人は、上記の記事が、考えるヒントになるのではないかと思います。

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」

原発の代替エネルギーの本命はガスタービンコンバインドサイクル発電

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」(初披露時の映像)

原子力村 - Wikipedia

原発関連御用学者リスト

原発関連御用学者リスト(医学関係)

※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。

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