やはり代替エネルギーの本命は天然ガス
前にも掲載した、東京都の猪瀬副知事の天然ガス発電所建設構想が、東京都の「東京天然ガス発電所プロジェクトチーム」として8月2日に発足し、より具体的に前進したようです。
効率のよい、コンバインドサイクル方式で100万Kwの発電をめざすということで、
都営とメトロを一元化して、都が造る天然ガス発電所から電気を供給すれば、現在行われている間引き運転もなくなるだろう。メトロの消費電力が24万キロワットだから、都営とメトロ合わせて36万キロワットであり、充分に供給可能だ。
と、とても期待できます。
いま大事なことは、原発の代替エネルギー確保に早く着手するというメッセージを、刻々と産業界に示していくことだ。都が100万キロワット級の発電所を造るから、企業は生き残れます、東京にいてくださいというメッセージである。現実の電力不足と産業空洞化の問題に対処するために、地産地消・分散型の発電所をスピーディに整備していく必要がある。
とか、
これだけ民間主導の時代になっているときに、東電はずっと独占会社として残ってきた。その独占会社のガバナンスの緩さが、福島の原発事故を引き起こしたと僕は考えている。独占を排し、市場での競争を通して、電力会社のガバナンスを高めていく。
とか、全くの正論だと思います。
実際にPTで天然ガス発電所建設の議論を始動させていくと、その動きのなかで、託送料の問題、地域独占の問題など具体的な解決策が見えてくる。「脱原発」と叫んでいるだけではだめで、具体的で実務的なプロジェクトを通してしか、問題は解決しないのである
と言う感じで、こういう、具体的な代替エネルギー確保の行動がもっと報道されれば、「脱原発」の実現性への疑問も解消されるのではないかと思います。
さらに、
ニュース拡大鏡/メタンハイドレート、エネ問題解決の切り札に-来春、試験掘削
経済産業省は愛知県沖の東部南海トラフにあるMHを開発するため、2012年2月に試験掘削することを決めたということで、
採掘は従来の石油開発技術と既存の設備をそのまま使える利点があり、18年度の商業生産に向けた技術の確立を目指す。実現すれば世界初のMH生産国となるばかりでなく、資源小国の日本がエネルギー問題を解決していく切り札になることが期待される。
と、燃料となるメタンハイドレードが自国で調達できるとなれば、これは素晴らしいです。
また、
ということで、天然ガスの埋蔵量が増えていることは、原発事故前から言われていて、天然ガスの値段が下降気味だったものの、原発事故によって価格が高騰してきていると言われているのですが、埋蔵量の総量が増えたら長期的に見れば、価格はそう上がりっぱなしの状態は続かないのではないかと思います。160年分の埋蔵量になったということであれば、自然エネルギーにシフトするのに十分な時間があるのではないかと思います。
このように、原子力の代替エネルギーとしての、天然ガスの可能性を調べてみると、有望であるという情報が沢山みつかります。ですが、テレビでは、天然ガスの話題はあまり触れられず、「化石燃料は高い」の一言で片付けられることが多いように感じます。エネルギーの話題をテレビで話していながら、天然ガスについての話題を避けている人は、原発推進派との癒着を疑ってみてもいいかもしれないです。
原発の代替エネルギーの本命はガスタービンコンバインドサイクル発電
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」(初披露時の映像)
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います
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