原発輸出で喜ぶ読売新聞
原発の輸出は、我々の生活を直接脅かすものではないので、強く反対すべきことではないかもしれませんが、ベトナムへの原発輸出が決まって、予想どおりに、読売新聞が嬉しそうな社説を書いています。
日越首脳会談 安全な原発輸出で信頼向上を(11月1日付・読売社説)
両国の共同声明は「ベトナムは日本の原子力技術供与を強く求めた。日本は世界最高水準の安全な技術を提供する」と明記した。 実り多い会談と言えよう。 日越両国は昨秋、原発輸出で合意した。菅前首相の「脱原発」発言で一時混乱したが、輸出計画は再び軌道に乗ることになる。
読売新聞がものすごく嬉しそうにしているのが、伝わってくる文章です。なんだか北朝鮮の報道機関が将軍様を称えているノリに近いものを感じるのですが、もはや読売新聞はギャグとして社説を書いているのでしょうか?
同じ題材で毎日新聞も社説を書いています。
社説:対越原発輸出 安全確保が大前提だ(11月1日付・毎日新聞)
首相は9月の国連演説で、「世界最高水準の安全性」を原発輸出の前提にする考えを表明した。ビジネスを優先し、危険と不安を輸出することがあってはならない。慎重な上にも慎重な安全確保を輸出の前提にすべきだ。
深刻な事故を起こしたあとだけに、このくらい釘を刺す意見を言っておくくらいは当然のことだと思います。それにしても、あれだけのひどい事故を起こして、大勢の人に大迷惑をかけたのに、「世界最高水準の安全性」を目指すとは片腹痛いです。「寝言は寝てから言え!」と言いたいです。日本の原発の安全性は中国の高速鉄道以下と言っても過言ではないでしょう。原発輸出が、新幹線などの本当に日本が持っている「世界最高水準の技術」の足を引っ張るようなことだけは、しないでほしいと願っています。
原発の代替エネルギーの本命はガスタービンコンバインドサイクル発電
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」(初披露時の映像)
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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私も読売の社説おかしいと思います。
もう読みたくない!!!
投稿: | 2011年11月 2日 (水) 13時48分