原発検査の形骸化がバレる
今日は朝から、福島第一原発の2号機で核分裂反応が起こっている可能性が高いことが、大きな話題となっています。1号機、3号機でも核分裂反応が起こっている可能性があるということで、こうしたことは前から指摘されていたものの、隠蔽体質の東京電力がわざわざ早朝に発表したということで、実はさらに悪い状況を隠しているんじゃないかと疑念がわいてきます。即、深刻な事態が発生することはないと考えられますが、しばらくは状況を注視した方がよさそうです。また、他には、千葉県東方沖の地震の可能性も懸念されていますので、こちらも、しばらくは、警戒が必要なようです。
ところで、原発輸出について、一日遅れで朝日新聞、日経新聞も社説を掲載しました。
脱原発の立場の朝日新聞が輸出自体に反対するのは当然なものの、経済優先の日経新聞も、福島の教訓を生かしてしっかりするように釘をさしています。こうして、様々な社説を読み比べてみても、改めて昨日の読売新聞のように、原発輸出を無邪気に喜んでいる社説が異質で著しく偏った内容であることがわかります。
そして、今日の毎日新聞に、原発の安全チェックが形骸化していたことを暴露する記事が掲載されました。
原発関連施設の唯一の法定検査機関で独立行政法人の「原子力安全基盤機構」(東京都港区)が、対象の事業者に検査内容の原案を事前に作成させ、それを丸写しした資料を基に検査していることが毎日新聞が情報公開で入手した文書で分かった。丸写しは常態化しており、中には国に「合格」と報告した後にミスが判明した例もある。
という、ふざけた話で、こうしたふざけたことをやっているのに、「世界最高水準の安全性を目指す」などとよく言えたものです。
そして、この「原子力安全基盤機構」は官僚の天下り組織のようです。
理事長を含む理事4名のうち、経産省出身が3人。しかも、そのうち2人は現役出向、天下りが1人。全員の就任日が今年の10月1日。
ということで、よくもまあ、腹立たしい話が次から次へと出てくるものです。
原子力を推進している人たちって、いつかは自分たちのしている不誠実なことがバレて、天罰が下るとか、多くの人の恨みを買ってひどい目に遭うかも、という発想はまったくないのでしょうか?
そんな感じなので、原発の技術うんぬん以前に、「原子力発電を推進している人が、人として信用できない」ことが、原発反対の最大の理由としてもよいのではないかと、僕は思うようになりました。
原発の代替エネルギーの本命はガスタービンコンバインドサイクル発電
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会」(初披露時の映像)
※僕のブログでは、本来趣味の内容を取り上げることにしているのですが、福島第1原発事故についての政府やマスコミの対応があまりにひどいこと、また、自分があまりに原発の問題に無関心だったことを恥じているので、僕のブログでも、微力ながら、自分の知りえた情報を伝える記事をできるだけ書くようにすることにしました。原発関連の記事のみを見る場合は、右にある「カテゴリー」の「原発事故」をクリックすると、記事をまとめて見れるので便利だと思います。
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