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2013年2月11日 (月)

アナログ盤の音質について考える ~英国初回盤の音質が最強なのか?~

僕は、最近、主に洋楽ロックの名盤をアナログレコードで聴くことにハマッています。やっぱりアナログ盤には、CDにはない温かみのある音がしたり、また、オリジナル盤を聞くと今まで気がつかなかった音に気がつくことがあって、もう長年聴いている名盤で新鮮な感動を味わえるので、とっても楽しかったります。

アナログレコードは、主に中古レコード店やオークションで中古盤を探して、聴いているのですが、最近の中古レコードの相場は、英国での初回盤(ファーストプレス、1stプレス)ばかりが異様に人気で、相当プレミアがつくことが多いようです。「英国初回盤の音がマスターテープに近くて音の鮮度が高い」ということが、人気の一端を担っているようで、ネットでもよく、初回盤の音はすごいというような記事を見かけます。

しかし、初回盤の音がいいということに、僕は少し疑問を感じています。そのことを、レコード盤の制作過程を考慮しつつ、考えてみたいと思います。

アナログレコード盤の制作工程について、以下の記事がとってもわかりやすいと思います。

レコードが出来るまで

この、東洋化成さんのレコード盤制作現場は、数年前タモリ倶楽部でも放送されたので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

さらに、マスターテープから、レコード盤が出来るまでを簡単な図にしてみました。

2013012701

マスターテープから、ラッカー盤を作る際に、マトリクス・ナンバーが、レコード盤の送り溝部分に刻まれるのですが、この番号が一番若いのが、初回盤であり、一般的にはもっとも音がいいとされています。 マトリクス・ナンバーが同一でも、メタルマザーが先に作られた方がいいとか、同一スタンパーでも、最初の方にプレスされた盤の方が音がいいという話もあるのですが、特に、同一スタンパーから何番目に作られたレコード盤かを知るすべはないので、 マトリクス・ナンバー以上にこだわるのは、かなり病気の世界に近いような気がします。

で、オリジナル・マスターテープが作られた国以外は、マスターからコピーされて、原産国から送付されたテープをもとに、ラッカー盤を作ることになるので、音質が劣るかもしれないという理屈はわかるのですが、マスターテープって、いくらなんでも、そんなにすぐ劣化するものではないので、最初に作ったラッカー盤が鮮度が高く音がいいという理屈には、僕は納得がいかないです。リンク先の記事にあるように、初回のラッカー盤制作は、溝の幅とか、音質の調整でかなりの試行錯誤や、エンジニアの経験と感が必要になってきますが、2回目以降は、1回目の完成品の制作データを参考にできるので、初回よりも音のいいものができることは、十分考えられると思います。でも、僕が色々探した中では、「セカンドプレス最強」とかいう意見は見つけられませんでした。

中には、「クリムゾンキングの宮殿」のように、マスターテープが紛失してしまって、再発盤以降はコピーテープからレコード盤を作ったので音質が劣化したとか、外部のエンジニアにカッティングを依頼したため、初回盤の制作データを得られなかったということは、あるかもしれないですが、そうしたケースは希ではないかと思います。

当然、マスターテープも数十年経てば、劣化するでしょうが、わずか数年後の再発で、マスターテープの状態が原因で音質が劣ってしまうなんてことはあまりないように思うのですがどうでしょうか?

アナログレコードの初回盤の見分け方の研究は、進んでいるようなのですが、音質の追求については、あまり研究が進んでいないようで、たまに、音質についての意見を見かけても、すごく感覚的な表現になったり、そもそも善し悪しよりも好みの問題だったりするので、絶対的に信用できる情報は皆無に近い状態だったりします。

なので、アナログレコードの音質について考えるには、自分が人柱となって、実際に聞いてみるしかないのですが、これが実は楽しかったりして、また、色々発見したこともあったりするので、そうした、音質比較の情報を、今後僕のブログで書いて行こうと思っています。

上に書いたように、現在、英国初回盤のレコードが高騰する傾向にあり、欲しいレコードがすごく高かったりして、困ったりするのですが、人々の興味が英国初回盤に集中することから、逆に、日本国内盤が、安かったり、高音質限定盤で有名なモービル・フィデリティー社のレコードが以前に比べると信じられない激安価格で買えたりするといった、よい状況もあったりします。なので、賢く情報を集めて、安くていいレコードを買って、楽しめればいいなあと思っています。

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コメント

こんばんは、はじめまして。

私見ですが、

マスターテープの劣化、と言うよりも、テープダビングによる音質低下だと考えています。

全てとは言いませんが、洋楽の国内盤はその傾向が強いように感じます。

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n269347

こんばんは。
コメントありがとうございます。

確かに、レコード100円市で洋楽の国内盤を買うと、音質が低下しているように感じるものが多いと僕も思います。
ただ、たまに、輸入メタルマザーではなさそうなのに、音が良いと感じる国内盤もあったりするので、
オリジナル盤ばかりに注目が集まる中、僕としては、こうしたオリジナルではないものの、音がよいレコードを
探してみたいなと思っています。

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