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2013年8月13日 (火)

輸入メタルマザー検証 LED ZEPPELIN その2

2013081301

「プレゼンス」に引き続き、LED ZEPPELINのレコードで輸入メタルマザーが使用された、ライブ盤「永遠の詩」について紹介します。LED ZEPPELINは、この次の「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」から、国内独自カッティングに戻ったようなので、輸入メタルマザーを使用した、LED ZEPPELINの日本盤の紹介は、今回が最後になります。

2013081302 

実は、このレコード、僕は、日本盤が輸入メタルマザー使用とは知らなくて、最初は、e-bayで安かったUK盤(それでも、送料込みだと6000円くらいしてしまったのですが・・・)を購入したものの、これが、コンディションがexcelentと書いてありながら、汚れの酷い盤で、ヒスノイズがすごくて、それでも、洗浄したら、大分ましになったのですが、ちょっと失敗したなあと思っていて、そうしているうちに、ディスクユニオンで、US盤が1200円くらいで売られているのを発見して、さらに、帯付きの日本盤が700円くらいで売られているのを発見し、帯に「輸入メタルマザー使用」と書かれているのを見て、日本盤が輸入メタルマザー使用ということをようやく知ったとともに、なんとなく、UK盤、US盤、日本盤が揃ったのでした。せっかくなので、今回はこれらを比較してみます。

今回も、ランオフ(送り溝)部分の記載内容を、マトリクス番号から反時計まわりに確認してみたら、以下のようになっていました。

UK盤
SIDE ONE
①SSK-89402-A2
②EG
③S-11

SIDE TWO
①SSK-89402-B2
②EG
③S-11

SIDE THREE
①SSK-89402-C2
②EG
③S-4

SIDE FOUR
①SSK-89402-D-1-/S
②EG
③S-11

US盤

SIDE ONE
①ST-SS-763683-GG
②丸印の中に記号らしきものがある謎のマーク
③△21402(8)
④(PR)

SIDE TWO
①ST-763684-GG
②(EX-1)
③丸印の中に記号らしきものがある謎のマーク
④△21402-X(12)
⑤(PR)

SIDE THREE
①ST-SS-763685-GG
②丸印の中に記号らしきものがある謎のマーク
③△21403(7)
④(PR)

SIDE FOUR
①ST-SS-763686-GG
②(EX-1)
③丸印の中に記号らしきものがある謎のマーク
④△21403-X(11)
⑤(PR)

日本盤
SIDE ONE
①ST-SS-763683-G
②P5544N1
③4023679XYZ
④(PR)
⑤2M-B-31
⑥1

SIDE TWO
①ST-763684-G
②P5544N2
③(PR)
④2M-B-31
⑤1

SIDE THREE
①ST-SS-763685-G
②1M-A-6
③(PR)
④P5545N1
⑤123679XYZ
⑥43SXYZ

SIDE FOUR
①ST-763686-G
②P5545N2
③(PR)
④M-C-42
⑤1

今回は、日本盤のPから始まる番号、M-C-数字などの番号、XYZで終わる番号、番号1を示すもの、以外はすべて、手書きの刻印でした。そして、US盤のマトリックス番号の最後のGは明らかにあとから書き足したものであり、US盤も日本盤もSIDE TWOのマトリックス番号になぜか-SS-が抜けていることから、US盤も日本盤も元は同じラッカー盤から作られたメタルマザーを使用しているということか推測できます。

また、US盤のレーベルにはST-SS-763683-MOのような記載があって、最後にMOがつくのは、Los AngelesのMonarch Records,でプレスされた盤ということを示しているようです。DISCOGSによると、米国盤は他にも、生産した工場によって、様々なバリエーションがあるようです。

聴き比べは、今回はSIDE TREEの「NO QUARTER」で行ってみました。この曲は、静かな部分とラウドな部分がはっきりしているので、差があればわかりやすかなと思って選んだのですが、じっくり聴いてみると、この曲の最初の歌の終わりの方で、急にドラムのMIXが大きくなったり、また、キーボードソロ、ギターソロのあとの歌の終わりのところでは、今度は演奏全体が極端にMIXが大きくなっていたりして、まるで、音質の変化の大きな海賊盤を聴いているような、かなり大胆なMIXが行われていることに気がつきました。そして、このMIXはマスタリングのときに行われたようで、各国盤とも、MIXの雰囲気は一緒でした。ただ、音の傾向として、日本盤、US盤はややラウドで、UK盤はそれに比べると、ちょっと繊細かなと思いました。ただ、ラウドといっても、音の破綻はないので、迫力を求める人はUS盤、もしくは日本盤で、これらの盤がちょっとうるさいと思う人はUK盤が向いているのかなと思いました。

しかしながら、これらの音の差はわずかであり、コストパフォーマンス的には、圧倒的に日本盤がいいし、コンディションのいい盤を見つけやすいという意味でも、日本盤の優位性はあると思います。

そんな感じで、輸入メタルマザーを使用したLED ZEPPELINの日本盤レコードを紹介しましたが、このあとは、ローリング・ストーンズの日本盤レコードについて、記事にしようと思います。ストーンズの日本盤は、「イッツ・オンリー・ロックンロール」から、「女たち」までの日本盤が、音がいいことがわかったので、これらについて、順番に紹介していこうと思っています。

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コメント

よたよたさん

早速のUPありがとうございます。とても参考になりました。
この作品は至る所にラフミックスな箇所がありますよねぇ。。。天国への階段でロバート・プラントの声が不自然に二重になってたり(笑)
かといって近年出た『最強版』はちょっと整いすぎかなという気もしてます。
自分も一時オリジナル盤は米盤と拘って、見た目NMクラスの盤を入手してみたもののジリジリと盤ノイズが止まなくて泣をみたことがあります。
国内プレスならその心配はほぼないので、同一ラッカーならば国内盤を購入する方が断然お得に感じました。

先述のエアロとガンズのレコード、数はそこまで出ていないようですが、時折ユニオンでEX+〜NMのものが500円程度で出ているのを見かけます。
ガンズの1stなんか米発禁ジャケだと5000円近くするのに。。。

とくぜんさん、こんにちは。

書き込みありがとうございます。
中古盤で、特に海外の盤については、見た目にキズがなくても、ノイズがひどいときがあったりとかするので、
難しいですよね。

エアロ、ガンズの情報ありがとうございます。いつか、レコード100円市で見つけられたら最高だなあと
思いつつ、気長に探そうと思っています。

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