ガンズ・アンド・ローゼズの輸入メタルマザー使用盤
大分前に、コメントでガンズ・アンド・ローゼズの「アペタイト・フォー・ディストラクション」が輸入メタルマザー使用盤であることを教えていただいてから、ずっと、このレコードを探していたのですが、ようやく、先日のディスクユニオンのセールで購入することができました。あまり見かけない盤だけに、価格が心配だったのですが、帯も、ジャケットも盤もすごく綺麗な状態で約3200円で、この値段であれば十分許容範囲だったので、悩むことなく購入できました。
通常、広告が入る帯の裏には、ガンズンの説明が書かれています。
歌詞と解説が書かれた紙の表には、発禁ジャケの絵が書かれています。
レーベルは、こんな感じで、いつものように送り溝に記載されている情報を記載します。
SIDE ONE
①GHS-2 4148-A-SR1-DMM
②CS
③SP1-4 SP-JAP
④1M-A-1
⑤STERLING
⑥P-13556-1
SIDE TWO
①GHS-2-4148-B-DMM-SR3
②1
③SP-JAP
④1M-A-4
⑤STERLING
⑥1
1面の①③⑤2面の①③⑤は手書きで、輸入メタルマザーに刻印されていたものと思われる
といった感じで、お馴染みの”STERLING”の刻印がここでは手書きになっています。また、ワーナー盤のスタンパー番号と思われる数字が小さいので、かなり初期に作られた盤のようです。それとも、もうCD化が進んでいた時代なので、レコードが作られた数自体、かなり少なかったのかもしれないです。
「アペタイト・フォー・ディストラクション」のアナログ盤はたまに、発禁ジャケのEU盤を見かける程度なのですが、一度だけディスクユニオンで通常ジャケのUS盤を見かけて購入しています。たしか、値段は1800円位だったと思います。
中にはステッカーが入っていました。
内袋の片面には写真がデザインされています。この写真は日本盤にはありません。
US盤の送り溝の情報はこんな感じです。
SIDE ONE
①GHS-2 4148-A-SR1-DMM
②SP1-2
③SP-AR
④B-27798-SP1-DMM
⑤STERLING
⑥○-
⑦△16875
SIDE TWO
①GHS-2-4148-B-DMM-SR3
②SP1-2
③SP-AR
④STERLING
⑤○-
⑥△16875-X
⑦B-27798-SP1-DMM
全て手書き
両面とも①の情報の字体が国内盤と全く一致するので、国内盤と同じラッカー盤、いや、DMMカッティングのようなので、この2枚は同じメタルマスターから作られた盤といっていいと思います。実際、音の傾向もほぼ同様でした。
DMMカッティングということで、ちょっと心配したものの、アナログならではの迫力あるサウンドを国内盤でも楽しむことができました。例えば、「It's So Easy」のイントロの生々しさは、CDでは味わえない迫力です。僕は、これが出た当時からよく聴いていたのですが、今でもやはり、この盤に針を落とすと、つい最後までかけて聴き入ってしまいます。やはり、名盤だと思います。
オリジナル盤と同一の原盤を使用していて、日本製の高品質な盤で作られていて、さらには発禁ジャケの絵がついた解説書もレコードサイズで封入されているということで、「アペタイト・フォー・ディストラクション」の国内盤はかなりポイントが高いのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
ゲフィンレコードの盤では、これまでもジョンレノンやエイジアの盤が輸入メタルマザー使用盤であることが確認できていますが、まだまだあるかもしれないので、注目すべきレーベルのひとつではないかと思っています。
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ガンズの国内盤入手、おめでとうございます!コメント覚えていてくださって嬉しいです。
このアルバムは故George Marinoによるマスタリングのようで、60分近くあるにも関わらず結構完成度の高いカッティングだと思います。
dmmカットは、割とハズレもあるようですね。この頃のエアロスミスやガンズのUS盤を持ってますが、今のところアタリの音質でしたので、エアロのPermanent Vacationなど輸入メタル物が出ているならオススメですよー!
投稿: とくぜん | 2015年1月21日 (水) 20時27分
とくぜんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。とくぜんさんのおかげで、ガンズの国内盤を知ることができて、
本当によかったと思っています。
DMMは収録時間が長く取れるメリットがあるそうなので、その点もガンズのアルバムの場合は
功を奏したのかもしれないですね。
引き続き、エアロの方も探してみたいと思っています。
投稿: よたよた | 2015年1月22日 (木) 23時09分