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2015年2月14日 (土)

ドナルド・フェイゲンの名盤「Nightfly」は輸入メタルマザー使用盤

2015021401

先日の「レコード100円市」の記事で、コメントをいただいたので、この盤についての記事を書きたいと思います。

このレコードについては、最近”Bob Ludwig"でネット検索していたら、このレコードの日本版にも、”Bob Ludwig"がカッティングしたことを示す刻印があるという情報を得たので、それを確かめるべく、帯付の日本盤を購入しました。僕は、この作品をじっくり聴いたのはこの機会が初めてでした。僕は、初期のスティーリーダンの熱い情熱を感じるような演奏がかなり好きなのですが、レコーディングに専念するようになった後期(一般的には、後期スティーリーダンの方が評価が高いようですが)については、なんだかかなり冷静すぎる演奏に感じて、苦手に思っていました。そのため、ドナルド・フェイゲンがソロになってからのこの作品も、後期スティーリーダンの延長線上の作品だと思って、いままで敬遠していました。今回この作品を改めてじっくり聴いてみて、最初はやっぱり冷静すぎるサウンドが苦手かなと思ったものの、夜リラックスしたいときに聴くにはちょうどいいと思い、つい何度もターンテーブルに乗せているうちにすっかり最近の愛聴盤になってしまいました。やっぱり、名盤といわれるだけのことはある素晴らしい作品だと思います。

それで、このNightflyの日本盤なのですが、帯にしっかりと、「米国カッティング」であることが記載されています。

2015021402

2015021403 2015021404

そして、送り溝に刻印されている情報は以下のようになっていました。

SIDE ONE
①丸いマーク B-17196-SH1
②1
③1-23696-A-SH-1
④MASTERDISK
⑤RL
⑥P-11264-1
⑦+
⑧2S2 3
⑨SLM
⑩△2607
⑪5M-A-14

SIDE TWO
①丸いマーク B-17197-SH1
②1
③1-23696-B-SH-1
④MASTERDISK
⑤RL
⑥P-11264-2
⑦SLM
⑧+
⑨△2607-X
⑩6M-A-1

SIDE ONEの①③⑤⑦⑨⑩ SIDE TWOの①③⑤⑦⑧⑨が手書き

SIDE ONEの②⑥⑪ SIDE TWOの②⑥⑩はいつものワーナーパイオニアのレコードにみられる刻印なので、それ以外は輸入メタルマザーにもともと記載されていた情報ではないかと思います。機械刻印の”MASTERDISK”の後に手書きで”RL”とあるので、確かにこの盤は、”Bob Ludwig"のカッティングということで間違いないと思います。また、手書きの”SLM”はSheffield Lab Matrixを表しているようです。Nightflyの高音質盤と言われている、Quiex ⅡでプレスされたUSプロモ盤が、RL刻印とSLM刻印を根拠に通称”Ludwig Hot Mix”と言われているようなので、日本盤にも同様の刻印があることから、実は日本盤もUSプロモ盤は原盤が同一である可能性が高いのではないかと思っているのですが、USプロモ盤はかなり高騰して簡単に入手できる金額ではなさそうなので、自力で確認するのは難しそうだと思っています。

”Bob Ludwig"のカッティングというと、迫力重視なのが特徴的かと思っているのですが、このレコードについては、迫力よりも全体のバランスを重視したような印象を受けました。初期のデジタルレコーディングなので、音やせとか、しょぼい音になることが心配になりますが、さすがに高音質レコーディング盤と言われているだけあって、デジタル特有のしょぼい印象はありませんでした。確かに、楽器の生生しい感じはデジタル録音によって、少し失われているような気はしますが、全体の立体感も十分あるし、バスドラのキックのような低音からハイハットの高音までしっかり太い音で鳴っていると思います。エコーがあまり深くかかっていないのも、よいのではないかと思います。さすが、世界の一流エンジニアは、デジタルレコーディングの使いこなし方も超一流ということなのかもしれません。

このように、Nightflyのような超名盤の日本盤が高音質盤であることはとても喜ばしいことだと思います。

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コメント

こんにちは。早速アップされたので私も自分の日本盤を確認しましたが、両面の①についてはSide2は同じSH1でしたが、Side1はB-17196-SH3となっていて、一方発売時にすぐ買った米盤は両面共にSH2となっています。
このアルバムは結構売れたので米盤はもっと数字の大きいものもあるのではないかと思います。
両面ともSH1というのは多分最も初期のでしょうね。

ハットフィールドさん、こんにちは。

念のため、再度Side1のマトリックスを見直してみましたが、やはりSH1で、見間違いはありませんでした。
ということは、このレコードはかなり売れたため、原盤を複数枚輸入した可能性が高いということになりますね。
日本盤が初期のUS盤よりも若いマトリックスであるというのも、興味深いことだと思います。
貴重な情報、ありがとうございました。

よたよたさんこんにちは(^-^)
僕のナイトフライ国内盤はA面sh1B面sh3でした。
両面sh1はめずらしいですよね!

さるさん、こんにちは。

B面SH3というのもあるのですね。貴重な情報ありがとうございます。

僕がこの盤を買ったときは、店に2枚あった中から盤面を見比べて買ったのですが、
A面 5M-A-14 B面6M-A-1 というように、この刻印の最後の枝番の数字が若いものを選んだので、
両面SH1のものが買えたのかなと思っています。
この盤にはいろいろバリエーションがありそうですね。

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