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2015年2月 4日 (水)

昨年発売されたボックスセットの検証本

MUSIC LIFE ビートルズの音楽遺産 2014-2015 (シンコー・ミュージックMOOK)
MUSIC LIFE ビートルズの音楽遺産 2014-2015 (シンコー・ミュージックMOOK)

懐かしの「MUSIC LIFE」をタイトルにしたビートルズのムック本が出ましたが、「MUSIC LIFE」のタイトルから想像される内容とは異なり、非常にマニアックかつ資料的価値の高い内容になっていると思いましたので紹介します。

 

内容紹介

『ザ・ビートルズMONO LP BOX』『THE U.S. BOX』『JAPAN BOX』と、英米日仕様のボックス・セットが出そろったところで、これらを徹底研究!
ジョージ・ハリスン『アップル・イヤーズ』やポール・マッカートニーのアーカイヴ・シリーズ『ヴィーナス・アンド・マース』『スピード・オブ・サウンド』など元メンバーのソロ・ボックス・セットもまとめてご紹介!
第2特集は、「ビジュアル版アメリカ盤の全貌」として、アメリカで発売されたレコード(LP、シングルEP)を詳細にご紹介。また、2014年前後のビートルズ関連ニュースも総まとめ!

CONTENTS
ビートルズゆく年くる年2014-2015

【PART 1 抱きしめたい! 箱入りビートルズ】
ザ・ビートルズ・モノLPボックス
『THE U.S. BOX』
『ミート・ザ・ビートルズ〈JAPAN BOX〉』
ジョージ・ハリスン『アップル・イヤーズ1968-75』
ウイングス『ヴィーナス・アンド・マース』
『スピード・オブ・サウンド』スーパー・デラックス・エディション

【PART 2 徹底検証 箱入りビートルズ】
THE BEATLES MONO LP BOX
第3の道の選択と挑戦
聴き比べに挑戦

徹底検証『THE U.S. BOX』
華やかで多彩なアメリカ盤と『THE U.S. BOX』
ビートルズの進化を初CD化3バージョンの解析を読み取る

徹底検証『JAPAN BOX』
海外でも注目される日本盤と『ミート・ザ・ビートルズ〈JAPAN BOX〉』

ビートルズの世界遺産 [保存版特集]アメリカ盤の世界
SINGLES(& EP)/ALBUMS/OTHERS/LIVE

ビートルズ年鑑

【PART 3 ボックス徹底検証 ソロ時代篇】
ジョージ・ハリスン アップル・イヤーズ1968-75
不思議の壁/電子音楽の世界/オール・シングス・マスト・パス/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド/ダーク・ホース/ジョージ・ハリスン帝国
ボックス特典DVDとブックレット

ポール・マッカートニー&ウイングスのスーパー・デラックス・エディション
世界へ羽ばたこうとするウイングスの魅力を凝縮
パソコン解析で聴く『ヴィーナス・アンド・マース』
バンドの結束を固め全米ツアーへの布石を打つ
パソコン解析で聴く『スピード・オブ・サウンド』

 

紹介文にあるように、昨年はかなり沢山のビートルズ関連のボックスセットが発売されました。これらの内容について、詳しく検証していくというのはとてもいい企画だと思います。

「ザ・ビートルズ・モノLPボックス」については、特に気合が入っていて、発売の経緯・特徴がしっかりまとめて書かれていて、さらに各アルバム毎の解説もついています。「ザ・ビートルズ・モノLPボックス」については、ここまでしっかり解説した本は初めてだと思います。発売の経緯・特徴については、「ザ・ビートルズ・ステレオLPボックス」の内容・品質が酷くて、超評判が悪かったことについては、控えめに表現されていますが、それ以外については、おおよそ正しく、詳細な記述になっていると思います。ただ、アルバム毎の解説は、ちょっと「?」と思うような内容だったり、文章もとてもわかりにくい内容になっていると思います。これならば、個人ブログ等で記事を書いているビートルズマニアさんのレビューの方がよっぽどわかりやすいと思います。特に、ホワイトアルバムの記事で「アナログ、CD、ステレオで大きな差がでない」と書いているのは、「それはないだろう」とツッコみたくなります。この記事を書いた人は、「ザ・ビートルズ・モノLPボックス」を何度も聴いて記事を書いているのだろうか、と怪しく思います。

上記とは逆に、とても素晴らしいと思ったのは、ジョージの「アップルイヤーズ」の検証記事でした。特に「電子音楽の世界」について、ノイズの増えている箇所の指摘や、デジタル処理が、このアルバムには合わないのではないかという指摘は、なかなか出来ることではないと思います。普通に聞いていたら、ただ音が鳴っているとしか思えないこのアルバムをここまで分析できるとは、これぞプロの仕事だと思います。さすがです。

そんな感じで、この本はビートルズ・ファンであれば買って損はない内容だと思います。それにしても、最近は、内容が充実したビートルズ関連の書籍が多くて嬉しいです。最近は、ネットでビートルズマニアさんの気合の入った記事が無料で見れるので、著名人がどうでもいいことを書き綴っただけみたいな内容の薄い本は売れないから出版社も内容を熟考しているのではないかと思います。とてもいい傾向であると思います。

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The Beatles」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

私もこの本を購入しました。確かにモノLPボックスのアルバム解説は読み辛かったです、筆者の職業柄、学術的な記述はできなかったのかと推察しました。同じ感性を持っていないと理解しにくいのかもしれませんね。

あとはソロのボックスに関する記事、実はこちらを目当てに購入したのですが、期待どおりの内容で微細な修正にまで言及されているのが流石でした。ただ、この筆者の記事にいつも言えることなのですが、日本語としての表現が今ひとつ分かりにくいところがあります。おそらくページ数の制約で端折って記述せざるを得ないのではと思いますが、商業誌の宿命とはいえ、今後の改善に期待したいところです。

Excellent post. I was checking continuously this blog and I'm impressed! Extremely useful information specially the last part adkbffkgdabk

野獣さん、こんにちは。

モノLPボックスのアルバム解説については、「楽しめた」と書いているブロガーさんもいたようなので、「読み辛い」と感じたのは僕だけだったのかと、不安に思ったのですが、同じような印象を感じた人がいて、安心しました。文章表現にも相性があるということなのでしょうかね。

ソロのボックスに関する記事については、やっぱりこの本の一番のハイライトだと思います。ここまで細かく分析した記事は他では見なられないので、ページ数を気にせず、よりわかりやすく、より詳細にやってほしいです。今後も期待したいです。

Very nice site!

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