レコード100円市(2015/9)
8月は開催がなかったものの、9月に入ってすぐの開催となった、9月5日、6日のレコード100円市に、6日の開店時に行ってみました。今回も毎度同様に、開店から60名以上の人が集まり、今回も早めに並んで、かなり早い番号の整理券をGETできたものの、割とじっくりレコードを探せたのは、優先的に入場できた数分間のみで、あとは、場所を移動するのもままならないくらいの大混雑という毎度恒例の状況は、相変わらずでした。当日は、外は風がほどよく吹いていてすごしやすい気候だったものの、店内は、混雑した人間の発する熱で物すごく暑くて、さらには、混雑した人間の発する熱は不快指数が高く、この不快感がレコードを探す情熱を上回ってしまい、1時間もたたないうちに、レコード探しをギブアップしてしまいました。
そんなわけで、今回は僕の探したいジャンルのレコードもあまり発見できず、結局今回の僕の購入枚数は8枚で、ものすごく収穫の少ない回となりました。しかしながら、せっかくなので、主なものを以下に紹介します。
今回、入店と同時に、上記のプロレス入場テーマ集のレコードを発見してGETしました。こうした企画にありがちな、オリジナルの演奏はひとつもないレコードではあったものの、「100円のレコード」と思えば、それなりに楽しめました。しかしながら、「吹けよ風、呼べよ嵐」の演奏はピンクフロイドの演奏と比べるとあまりにもしょぼいもので、ほぼインスト曲なんだから、もう少し、なんとかならなかったのか、と残念に思いました。
フリードウッドマックの「噂」のUSオリジナル盤を発見しました。「MASTERED BY CAPITOL」の刻印と、手書きのマトリクスが送り溝の部分にあるのは、日本盤と同様で、日本盤とマトリクスの枝番は違えど、ほぼ同傾向の音であることが確認できました。聞き比べていて、日本盤の方が音がいいんじゃないかと思う部分もかなりあり、やはり「噂」の日本盤の音質はかなりいいということを確信することができました。
WINGSの「SPEED OFSOUND」はレコード100円市でもしょっちゅう見かけるありふれた盤ですが、今回発見したのは、こちらも「MASTERED BY CAPITOL」の刻印がある、USオリジナル盤でした。ポールマッカートニー関連については、UK盤が一番音がいいんだろうなあと漠然と思っているものの、「SPEED OFSOUND」の頃は、USでも大ヒットしていた時期なので、US盤はもしかしたら、音がいいかもしれないと、ちょっと期待してしまったのですが、残念ながら、今回発見した「SPEED OF SOUND」は特に、いいと思うところはない、ありふれた音質でした。
ToToのデビュー盤もUSオリジナル盤を発見しました。こちらは、{TMS」の刻印があるので、マスタリング・ラボでカッティングされたもののようです。ボストンの「Don't Look Back」は「MASTERED BY CAPITOL」の刻印があるUSオリジナル盤でした。ただ、僕はどうもボストンやToToのアナログ再生には、苦手意識を持っていて、今回買った盤からも特筆できるようなサウンドは得られませんでした。
こんな感じで、今回は残念な収穫となってしまったレコード100円市ですが、次回は10月10日11日に行われるそうです。
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よたよたさん、こんにちは。
今回私も3カ月ぶりに参戦しました。暑さは一時に比べればましでしたが、相変わらず人は多かったですね。
今回私は10枚買ったのですが、その中に海外カッティングの日本盤が2枚ありました。
1枚は例のLed Zeppelin/Presenceで、マトは手書きでA面がST-SS-763559-F, B面がST-SS-763560-F
となっていて、米国盤だと後プレスになると末尾のFがFFとかFFFになりますが、さすがにFは1個でした。
またPress Markは6-4となっていて、1976年4月のプレス(多分初回プレス)と思われます。
もう1枚はYuming/Delight Slight Light Kissで、YumingのLPはセールにほぼ毎回出ていますが、アナログ時代の最後の2枚("Delight Slight Light Kiss"と"Love Wars")は他の中古店でも滅多に見た事がなく、本作はこの¥100レコセールでは初めて見ました。
内周に手書きで△23052の書き込みがあり、多分米国カッティングではないかと思われますが、前作”ダイヤモンドダストが消えぬまに”も同様に海外カッティングです。(アーティストの意向かどうかは不明ですが)
次作(最後のアナログ盤)の"Love Wars"も海外カッティングの可能性がありますが、LPはレアなため未確認です。
投稿: ハットフィールド | 2015年9月10日 (木) 02時20分
ハットフィールド さん、こんにちは。
ハットフィールドさんの方は、かなりの収穫があったようで、よかったですね。やはり、今回は僕の気合不足なだけで、そこそこいいレコードが出品されていたようですね。
Presenceはかなり早い時期のプレスみたいですね。レココレで紹介されても、100円市に流れてくとは、まだまだ日本盤Presenceは、割安で購入するチャンスがありそうですね。
ユーミンのレコードに海外カッティングの盤があるとは、全く知りませんでした。Delight Slight Light Kissの時期は、もうかなりCDへの移行が進んだ時期であるだけに、レコードとCDの音の違いはどうなのか、とても気になるところです。情報ありがとうございました。
投稿: よたよた | 2015年9月11日 (金) 00時34分
よたよたさん、お久しぶりです!(^-^)
私もユーミンのno sideというレコード持ってまして、マスタリングはバーニー・グランドマンがやってますよ♪
投稿: さる | 2015年9月26日 (土) 21時39分
さるさん、こんにちは。
情報ありがとうございます。
日本人アーティストの海外カッティング盤にも、興味が出てきました。
教えていただいたレコードは、僕も探してみようと思っています。
投稿: よたよた | 2015年9月27日 (日) 23時58分