「ビートルズ1+」発売 「リアルラブ」がジョージの追悼曲になった・・・

「ビートルズ1+」が発売されて、結構売り上げも好調のようですが、僕の手元にもAmazonから、発売日に到着して早速楽しんでいます。今回の発売フォーマットの中では、「CD+2Blu-ray」のデラックスエディションの1択だと書いて、その通りのバージョンを買ったのですが、やはり、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」等が収録されたディスク3もなければ、長年のファンとしては話にならないので、やはり、買うのはこれの1択しかなく、しかし、その満足度は非常に高い商品であると思っています。
近年のビートルズ関連商品の企画内容、価格については、色々批判があり、僕も同意させられるケースも多いのですが、今回の「ビートルズ1+」については、この内容で実質価格を1万円以内で発売してくれたことは、よかったのではないかと思います。CDはリミックスバージョンで、今までのものとの違いを楽しめるし、映像集は映像がきれいになったことに加えて、音声についても、かなり楽しめるものになっており、これから、何度も見て聴いていくうちに、新たな発見または感動が味わえそうだと感じています。
CDのリミックスは、もう多くの人が書いているように、ステレオの定位が安定したり、音圧が上がって個々の楽器の音が、聞き取りやすくなっているのが特徴で、その人にとっての曲への思い入れ、再生システムの違いによって、「よくなった」と思う曲、「ちょっと違和感がある」と思う曲が変わってくると思います。僕の場合は、「よくなった」と思ったのは、「イエロー・サブマリン」、「 エリナー・リグビー」、「レット・イット・ビー」あたりで、「違和感を感じた」のは、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」、「ペイパーバック・ライター」、「ジョンとヨーコのバラード」、「カム・トゥゲザー」あたりでした。音圧が上がって、自分にとっては強調されなくてもいい種類の楽器の音が強調されてしまっていると感じたのが、違和感の主な理由なのですが、「ビートルズ1+」はアナログ盤も出るようなので、アナログだと、また違った印象になるかもしれないとも思ったので、俄然、アナログ盤も欲しくなってしまいました。
映像集の方も、例えば「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」はオーケストラの音を加える前のピアノやカウントの声がすごく聞き取りやすくなっていて、「制作過程の種明かしバージョン」といった趣があり、これはこれでとても面白いバージョンだと思います。
そして、そして、今のところ、僕が一番感動したのは、このセットの最後に収録されている「リアルラブ」でした。映像も音声も既存のものとは大きく異なっていたことに驚き、感動させらたのですが、ジョージのリードギターが、聴いたことないフレーズが沢山追加されていて、今まで以上に際立っています。ジョージとオリビアが仲良く2人で映っている映像も多く挿入されていたりして、リミックスにより、ジョンの歌声があまり目立たなくなってしまったこともあり、この「リアルラブ」はまるでジョージの追悼曲のような印象を受けました。Blu-rayの音声は正規に手段では加工できないので、ぜひとも、この「リアルラブ」だけは、ウォークマンに入れられるフォーマットで別途発売して欲しいと思いました。
そんな感じで、聴きどころ、見どころのとっても多い「ビートルズ1+」最近のビートルズ関連の商品の中では大当たりの商品だと思うので、安心して購入して大丈夫ではないかと思います。ぜひ、皆で沢山聴いて、感想を言い合ったりするのも楽しいと思います。
« 明日はモー娘。’15の広島公演に行くのですが・・・ | トップページ | りほりほ最後の広島公演はすがすがしい内容でした。 »
「The Beatles」カテゴリの記事
- 『ザ・ビートルズ:Get Back Blu-ray/DVD コレクターズ・セット』2022年4月20日発売決定 とのことだが・・・(2022.02.14)
- レット・イット・ビー スペシャル・エディションがついに登場!(2021.08.29)
- 初期ウイングスの幻の映画が世界で劇場公開(2019.01.11)
- ポール来日2018 両国国技館 とりいそぎセットリスト (2018.11.05)
- ポール来日2018 2日目 なんとYesterdayなしの超レア公演!(2018.11.01)
« 明日はモー娘。’15の広島公演に行くのですが・・・ | トップページ | りほりほ最後の広島公演はすがすがしい内容でした。 »
コメント