泣き出しそうなザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
今日は、毎年大晦日恒例になっているディスクユニオンのタイムセール・バーゲンで、「ビートルズ1」のアナログ盤を15%オフで買ってきました。去年も同じセールで赤盤、青盤のアナログ盤を買ったので、なんだか毎年同じようなことをしているなあという気がしないでもない感じです。
CDで聴いたときと同様、従来のステレオバージョンよりも、音の定位をより現代的なものにして、各楽器の音を聞き取りやすくした変更をかなり大胆にやっているので、それが好ましく感じる曲と、違和感を感じる曲に分かれるという印象は変わらないのですが、アナログで聴いた印象ではあまり違和感を感じるものは少ないと思いました。今のところ、どうしてもこれは違うと感じたのは、アビーロードの2曲ぐらいかなと思っています。
このアナログ盤を聴いていて、最も印象深く感じたのは、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を歌うポールの声が、今にも泣きだしそうな感じで歌っているように聴こえたことでした。「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の歌い方って、こんなだったっけ、と思って、昨年買った青盤で「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を聴きなおしたものの、当然ながら、こちらは昔から聴いている印象と変わらない歌声でよく聴いてみると、従来のミックスでは、ポールの歌声で音を伸ばす部分が若干聞こえにくくなっているのがわかりました。それが、「ビートルズ 1」のミックスでは、ポールの歌声が音を伸ばしていて完全に消えるまでがハッキリ聞き取れるので、そのときのポールの歌のビブラードのかけ方が、かなり感傷的に感じるように音が揺れているので、そう感じたのでした。CDで聴いたときには、ここまで悲しい感じには聞こえなかったので不思議です。アナログ盤で聴くと、まるで、ビートルズ解散直前で、メンバーの心がビートルズから離れていっているを、心の底から悲しんで、泣きそうになってポールが歌っていると、思い込んで聴けばそのように聴こえると思うので、「ビートルズ 1」のアナログ盤を持っている人はぜひとも一度そう思って「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を聴いてみてほしいなと思います。
ただ、この「ビートルズ 1」の「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のリミックスは従来よりも、オーケストラや女性コーラスが控えめ(なぜかリンゴのドラムも控えめ)になっていて、ポールのボーカルが聴き取りやすいという面では、いいと思うものの、あまりにも悲しい雰囲気になっているので、感傷的な気分に浸りたいときには、これでいいものの、悲しい気分になりたくないときには、聴きたくないとなあと感じています。
それでも、こうして、新たにミックスされ直すだけで、いまだに新鮮な感動が味わえるビートルズの音楽は素晴らしいと改めて思ってしまいます。
そんな感じで、今年ももうすぐ終わってしまいますが、今年は、昨年以上にブログの更新が少ない一年になってしまいました。今年は、年齢とともに気力と根気が衰えていくのをより強く実感するようになり、これではいけないと思ってとりあえず9月よりジョギングや筋トレを再開して、最近、走るのが楽しくなってきて、トレーニングの量・質も10年前になっていたレベルに戻ってきたので、来年は気力の方も回復させて、ブログを更新したり、何かをなしとげようとする気合を取り戻したいと思っています。
それから今年は、鞘師里保ちゃんが、今日でモーニング娘’15を卒業するということで、いよいよ応援するアイドルがいなくなってしまって、歌うアイドルの応援もひと区切りついてしまった感じがしています。なので、たぶん来年もアナログレコード中心の内容の更新が中心になると思います。アナログレコードに関しても、調べていてわかったこととかいろいろあるので、それらをブログよりもより情報を閲覧しやすくなるような形式で整理したサイトを作ってみたいと思っているので、来年はそれをとりあえずの目標にしようと考えいます。
そんな感じで、今年はブログの更新が少なかったものの、アクセスしていただいてありがとうございました。みなさんが、僕のブログをアクセスしていただけることは、僕にとって、ものすごく励みになっています。なので、今後も、なるべく、アクセスしていただいたみなさんに有益な情報を提供できるように、微力ながら頑張っていきますので、みなさん、来年も「よたよたブログ」をどうか、よろしくお願いします。
今年一年、ありがとうございました。みなさまも良いお年をお迎えください。
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