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2016年3月

2016年3月28日 (月)

レコード100円市(2016/3)

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今月も、3月26日、27日開催のレコード100円市に、26日の開店時に行ってみました。今回は早い時間から並んでいる人が多く、開店時には、いつものように、60名以上の人が集まり、今回も早めに並んで、かなり早い番号の整理券をGETできたものの、割とじっくりレコードを探せたのは、優先的に入場できた数分間のみで、あとは、場所を移動するのもままならないくらいの大混雑という毎度恒例の状況は、相変わらずでした。しかし、今回は、僕が開店直後に見た段ボールがことごとくハズレで、収穫が全くなく、開店前に結構並んだのが無意味になってしまう、厳しい状況でした。それでも、最終的には、シングル盤合わせて18枚とまずまずの収穫でしたので、主なものを以下に紹介します。

開店後、あきらめずにレコードを探していると、机の下の段ボールから散乱しているレコード群がらキングクリムゾンの「暗黒の世界」US盤を発見して、それらの散乱しているレコードはほとんどプログレ系のレコードである状態のところを見つけました。机の下の段ボールのところは、乱暴にレコードを探している人によって、レコードが段ボールの外に散乱してしまっている状況がよくあって、大抵それらの散乱したレコードは、たいしたことないことがないことが多いのですが、今回は、プログレに興味のない人がレコードをぶちまけてしまったようでした。でも、おかげで僕にとっては、面白いレコード群を見つけることができました。「暗黒の世界」はウォーターダメージがひどく、僕は状態のまずまずよいUK盤をすでに持っていたので、今回は購入しませんでした。他にイエスも結構あったのですが、僕は以下の2枚のUS盤を購入しました。

2016032801

有名な「こわれものの」と「危機」で、どちらも汚れがひどかったものの、清掃して聴いてみるとノイズもあまりない、いい状態で聴くことができました。特に「こわれもの」はクリアでとてもよい音質で、この名盤が100円でこんなにいい音質で聴けるなら、この盤の高音質盤を追及する必要はないなと思ってしまいました。過去に「こわれもの」のUS盤を買って、その音質にがっかりしたことがあったのですが、それはレイトプレスを買ってしまったからなのかもしれません。ただ、「危機」の方は、「こわれもの」ほど、音の生生しさが感じられず、これなら、例えば「同士」はクラシック・イエスの日本盤の方が音がいいのではないかと感じてしまいました。

送り溝のマトリクスは、「こわれもの」のA面はST-A-712361-Hで、B面はST-A-712362-Fでした。「危機」のA面はST-A-722619AAで、B面は,ST-A-722620BBEXでした。「危機」には、Atlantic StudiosでGeorge Piros氏がカッティングしたことを示す、AT/GP刻印もあったので、もしかしたら、僕の再生の仕方が悪いだけかもしれないです。アナログ盤の音質の判断は難しいです。

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ピーターガブリエル時代のジェネシスのレコードも沢山発見しました。「月影の騎士」と「幻惑のブロードウェイ」は日本盤で、他はUS盤でした。

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さらに、ピータガブリエルのソロのUS盤、ビルブラッフォードのバンド「ブラッフォード」の日本盤もあったので、購入しました。他にもキャメルとか、ELPとかもあって、かなりの量もプログレ系のレコードがまとまっていた段ボールだったようでした。

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トーキングヘッズのUS盤は、ベースがすごい迫力で、ボーカルも生々しくとてもいい音でした。でも確かにレコードはUS盤なのに、なぜか東芝EMIの解説書が入っていました。

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懐かしの風間三姉妹と浅香唯のシングル盤が、今聴いてもかなりロック色の濃いアレンジで、とてもいい曲だと思うのですが、この時代特有のエコーのかけ方が、あまり好きではないのが、ちょっと残念です。

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今回はビートルズ系は全然発見できませんでした。唯一買ったのは上記のウイングスのシングル盤でした。

他にも、今回はシングル盤がずいぶん充実しているように思いましたが、なぜか、五木ひろしのシングル盤が尋常でないくらい、大量にあったのが、印象的でした。

そんな感じで、今回は、収穫イマイチでしたが、次回は、4月23,24日に開催予定とのことです。

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  • 2016年3月17日 (木)

    ダブル・ファンタジーの日本盤は2種類の原盤が使用されていた

    P1010321

    ジョンレノンのダブル・ファンタジーの日本盤が輸入原盤(輸入メタルマザーと書きましたが、ラッカー盤かメタルマスターを輸入した可能性が高いことがわかりました。)を以前の記事で書きましたが、その後の調査で、2種類の原盤が使用されていることがわかりました。このことは、コアなビートルズマニアにとっては、常識だったのかもしれませんが、少なくとも日本語で、無料でインターネット上で読める記事の中では、初めて記載される情報だと思います。ということで、以前の記事以降にわかったことを以下にまとめようと思います。

    以前の記事では、レコード100円市で買った、追悼の文字が入った帯付で1980年12月にプレスされたレコードをもとに書きましたが、その後、より初期の帯付のものを数百円で購入し、ヤフオクで、帯付の見本盤が出品されたのを発見し、1万円越えを覚悟して入札に臨んだものの、幸運なことに、4千円ちょっとの額で落札でき、さらにディスクユニオンで帯なしの見本盤を千円台で購入し、さらに初期帯で最初期に近いプレスと思われる通常盤を数百円と、わりとリーズナブルな値段で色々購入することができました。せっかくなので、見本盤のレーベル写真を掲載します。

    P1010323P1010326

    見本盤と、非売品の文字がある以外は通常盤と同じようなレーベルでした。以下に、それぞれのレコードの送り溝の情報を掲載します。なお、前回の記事では、Side2の原盤の刻印に誤りがありましたので、赤字で訂正を入れています。間違った情報を掲載してしまい、申し訳ありませんでした。

    通常盤1(追悼帯)

    ①GHS-1-2001-JPN-SET-2
    ②0-Z
    ③2L-A-29
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-RE1-JPN-SET-1
    ②L-A-36
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    通常盤2(初期帯)

    SIDE ONE
    ①GHS-1-2001-JPN-SET-2
    ②0-Z
    ③2L-A-21
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-RE1-SET-2
    ②2L-A-13
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    見本盤(帯つき)

    SIDE ONE
    ①GHS-1-2001-JPN-SET-2
    ②0-Y
    ③2L-A-2
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-RE1-SET-2
    ②2L-A-4
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    見本盤(帯なし)

    SIDE ONE
    ①GHS-1-2001-JPN-SET-2
    ②0-Y
    ③2L-A-5
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-RE1-SET-2
    ②2L-A-4
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    通常盤3(初期帯)

    SIDE ONE
    ①GHS-1-2001-JPN-SET-1
    ②0-Y
    ③L-A-3
    ④3
    ⑤STERLING
    ⑥P-10948J1
    ⑦TO

    SIDE TWO
    ①GHS-2-2001-RE1-JPN-SET-1
    ②L-A-1
    ③3
    ④STERLING
    ⑤P-10948J2
    ⑥TO

    Side 1の①⑤、Side2の①④が元々原盤にあった刻印であり、これにより、STERLING社により、カッティングされた、SET-1、SET-2の2種類があることがわかります。そして、ワーナーパイオニア特有の刻印である、Side 1の③、Side2の②より、SET-1が”L”、SET-2が”2L”に対応していることがわかります。なので、やっぱりこのワーナーパイオニアの刻印は、”マスター/マザー/スタンパー”を表していると考えて間違いなさそうです。ちなみに、LED ZEPPELINのイン・スルー・ジ・アウト・ドアのときに”STROWBERRY刻印あり/なし”で見たときは、”あり”が”L”でなし”1”であり、先日の森高千里の場合は、”1”か”2”だったので、輸入原盤の場合のマスター表記はアルファベットを含んでいて、日本独自カッティングのマスター表記は数字になるという法則性がありそうです。

    Side 1の②は東芝プレスの場合のプレスマークで”0-Y”が1980年11月、”0-Z”が1980年12月を表しています。以前の記事のコメントでは、”3-X”の表記の情報をいただきましたが、これは、1983年10月のプレスで、Side1が”2L-B-11”ということから、マザーがBまで進んだ11番目のスタンパーでプレスされた盤であると思われます。

    Side 1の⑦、Side2の⑥の”TO”は東芝の工場でプレスされたことを表すようです。東芝はジョンレノンを所属アーティストから失ったものの、レコードのプレスは引き続き行っていたというのは、面白い事実だと思います。

    そんなわけで、送り溝の情報の意味もかなりわかってきたのですが、Side 1の④、Side2の③の”3”が何を表しているのかは、今のところまったくわかりません。

    今のところ最初期プレスと思われる盤は、通常盤3でSide2がスタンパー1のもののようなのですが、やっぱりダブル・ファンタジーも、最初期スタンパーは見本盤ではなく、通常盤に使用されたようです。見本盤よりも、絶対に納期が遅れてはならない重要な問屋とか量販店の分を優先してプレスしたんじゃないかとか想像してしまうのですが、こうしたことも、いずれ関係者がら真実が語られてほしいところです。

    SET-1,SET-2で音の違いがあるのか、スタンパーが若い方が音がいいのか、気になることでありますが、今のところ、違うような気がしないでもないが、明確に説明できるほどの違いはないと感じています。どちらにしても、かなりの高音質であることは、間違いないと思います。現地のエンジニアがリアルタイムにカッティングした2枚の原盤を潤沢に同時期に使用して、日本の高品質な盤にプレスしたわけなので、状況的にも音がいい制作がされた盤だという理屈の説明ができると思います。実際聴いてて、最初の鐘の音なんかすごくクリアーだし、低音もしっかり鳴っているし、スターティング・オーバーの出だしのジョンの歌声の生々しさは、かなりのものだし、クリーンアップ・タイムのイントロなんて、ものすごくゾクゾクします。

    ダブル・ファンタジーの日本盤は、なぜか中古盤市場で不人気で、そのおかげで、リーズナブルな価格で色々なことをわかることができたのですが、僕には、この不人気が不思議でなりません。半分の曲がオノヨーコだとしても、「スターティング・オーバー」「ウーマン」「ウォッチング・ザ・ホイールズ」といったジョンレノンのソロ曲の中でも上位にランクされるような名曲が収録されているし、音質的にも、少なくとも、ジョンレノンの日本盤の中ではもっともいい盤と言ってしまっていいと思います。そして、何より、僕のように1970年代後半にビートルズファンなった人間にとって、ジョンレノンの新作をリアルタイムで聴けた唯一のアルバムであるわけで、当時、ポールの逮捕で日本公演が中止になって、「マッカートニー2」がたいしたことない作品で落胆していた時に、ジョンレノンの復活はものすごく明るいニュースで、さらにラジオでジョンの新曲としていち早く流された「スターティング・オーバー」が物凄くいい曲だったので、物凄い高揚感を持ってこのアルバムを迎えたことは、一生忘れないと思います。(その後の落胆については、あえて触れない)

    なので、僕にとっては、ダブル・ファンタジーはゲフィン・レーベルしかあり得ないので、数が少ないからといって、単なるレイトプレスのキャピタルレーベルや、東芝EMIレーベルのダブル・ファンタジーに何で高額なプレミアが付くのか、全く理解できません。

    あと、僕はあまり帯には思い入れはなくて、帯なしのおかげで、極上盤質のレコードが安く買えればラッキーとさえ思っているのですが、ダブル・ファンタジーの帯にはちょっと思い入れがあって、


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    ダブル・ファンタジー発売直後にレコード屋で帯の裏面見たら、ジョージの新作が絶賛発売中なんて書いてあるもんだから、レコード屋でジョージの新作を探してしまった思い出があります。この帯により、発売延期になったジョージの「想いは果てなく」は「神のらくがき」とか「世界を救え」とか、邦題まで準備できていて、発売直前まで行った状態であったことがわかります。帯にこうした貴重な情報まであるのに、やっぱり、なんで、中古市場でダブル・ファンタジーの日本盤が不人気なのか不思議です。日本のビートルズファンでアナログレコードファンであれば、絶対注目すべきレコードだと思います。

    ただ、やはり不人気なのはありがたく、ここまで来たらいつかは、両面”2L-A-1”のものと、”L-A-1”の盤をGETしたいなあと思っています。もしかしたら、ブックオフの100円コーナーとか、思わぬところで発見できるのではないかと期待しています。

    2016年3月15日 (火)

    森高千里のアナログシングル

    P1010277

    ちょうど先日、森高千里の「見て」のアナログ盤がヤフオクに750円開始といったリーズナブルな値段で出品されていたのですが、結局落札価格は4,110円まで高騰していました。なので、やっぱりこのレコードを100円で買えたレコード100円市は偉大だなあと改めて思いました。

    そして、「見て」のアナログがすごくよかったので、シングルも欲しくなってしばらくヤフオクを注目していたのですが、先日なんと、森高千里のアナログシングルを10枚の見本盤がまとめて出品されていたので、これはチャンスと思い落札しました。この見本盤は有線放送の放送所とかで保管されていたようで、ジャケットにはテープをはがした後があり、ジャケットのコンディションは今一つ(それは出品写真で承知の上でした)ではあるものの、こうしてまとめて入手できる機会はそう多くないと思って、かなり気合の入った上限価格を設定して入札して、終了直前には、何人かの人が競ってきたものの、僕が一歩も引かない価格を設定していることがわかると、皆すぐに降りてくれたのですが、それでも最終的には1万円をちょっと上回る価格になりました。ジャケットのコンディションからすると、ちょっと割高だったかなあとも思ったものの、まとめて一度に入手できたので、よかったと思っています。

    今回の入手で、存在する森高千里のアナログシングルをほとんど揃えることができました。厳密には、あとサンプル盤で「ストレス」の片面シングルがあるのですが、これだけ揃えてれば、いずれ機会があるときでいいかなと思っています。

    こうして、森高千里のシングル盤がまとめて、レーベル面まで紹介される機会はあまりないと思うので、ここで一気に紹介したいと思います。

    ・NEW SEASON (1987年5月25日発売)

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    ファーストシングルは、レコード封入型のジャケットで、こうしたところからもレコード会社が売り出しに力を入れていたことがわかります。

    送り溝の刻印は、A面B面ともに1-A-1でした。ワーナーパイオニアの見本盤って、スタンパー番号と思われる枝番の数字が二ケタになっていることが多く、決して見本盤だからといって、初期スタンパーが使われているとは限らないのですが、このレコードの場合は、アナログ盤末期だからか、最初期スタンパーから見本盤が作られているようです。

    ・オーバーヒート・ナイト (1987年10月25日)

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    セカンドシングルも、レコード封入型のジャケットでこちらの送り溝の刻印は、A面B面ともに、1-A-3でした。

    ・GET SMILE (1988年2月25日発売)

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    サードシングルから、ジャケットは通常の1枚紙のものになります。こちらの送り溝の刻印はA面B面ともに1-A-2でした。

    ・ザ・ミーハー(スペシャル・ミーハー・ミックス) (1988年4月25日発売)

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    「ミーハー」から音質がぐっとゴージャスになります。7インチシングル盤というと、曲の短縮バージョンが収録されているというイメージがありますが、このミーハーはなんとA面がリミックスロングバージョンと挑戦的であり、それでいて、音質もまるで12インチシングルを聴いているようなワイドレンジで余裕のある迫力のある音で鳴ってくれます。これとか、「見て」を聴いていると、森高千里を担当したカッティングエンジニアさんは、アナログ末期に、これが最後と思って、アナログの限界に挑戦しようとしてカッティングをしたんじゃないかと想像してしまいます。

    送り溝の刻印は、A面が1-A-1でB面が2-A-1でした。B面のオリジナルバージョンのマスター番号が2になっているのは、何らかの理由があってリカットされたのか、ちょっと興味深いです。

    ・Romantic

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    こちらは市販されていない、ミニアルバム「Romantic」をプロモーションするために作られたレコードです。なのに、B面は、「Romantic」に収録されていない曲が入っているのが不思議なのですが、曲を聴くと、A面がエンディングにピアノソロがちょっと長く入っているので、B面もピアノソロがフィーチャーされていることから、両面に統一感を感じます。

    送り溝の刻印はA面、B面ともに1-A-1なので、もしかしたら、スタンパー1枚分しかプレスされなかったのかもしれないです。

    ・ALONE (1988年10月25日発売)

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    「見て」では内周部分に収録されていたため、やや迫力不足に感じたこの曲の音質が、このシングル盤だと迫力たっぷりに鳴ってくれました。アルバムバージョンの方がややフェイドアウトが長いのですが、「ALONE」をアナログ盤で楽しく聴く場合には、このシングル盤の方が上だと感じました。

    送り溝の刻印は、A面B面ともに1-A-2でした。

    ・ザ・ストレス (ストレス中近東ヴァージョン) (1989年2月25日発売)

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    この「ザ・ストレス (ストレス中近東ヴァージョン)」は今回一番楽しみだったのですが、期待通りの音で鳴ってくれました。僕にとって「ザ・ストレス」はストレス中近東ヴァージョンの方が馴染み深かったので、このヴァージョンが今になってアナログの迫力ある音で聴けてすごく感激しました。

    送り溝の刻印は、A面B面ともに1-A-1でした。

    市販されたシングル盤はこれが最後となります。

    ・17才

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    シングル盤の市販はされなくなったものの、この後プロモーション用のレコードが3枚製作されたようです。ただ、送り溝の刻印の形式が変わっているので、もしかしたら、原版のカッティングも外注されたものなのかもしれません。

    大ヒットシングルの「17才」は片面シングルなのですが、とても興味深いことに、この盤はモノラル・ミックスになっています。ステレオが普及した直後のUSプロモ盤にモノラル盤があったという話はよく聞きますが、80年代末期の日本盤でプロモ用のモノラル盤があったとは驚きです。ただ、有線放送を流しているお店で、2台のスピーカーの配置が滅茶苦茶だったりすると、変なバランスでステレオ音源を聴くことになって、気持ち悪く感じることがあるので、プロモージョンという性格からすると、モノラルであることも頷けます。当時はステレオFM放送局も多くなかったし、大手のFM放送局はもうCDに移行済であったと想定すると、このプロモーション盤は、有線放送曲と、ローカルAM放送局をターゲットにして制作されたのではないかと想像してしまうのですが、どうでしょうか。

    こうした、17才のアナログモノラルミックスも楽しく聴けています。

    送り溝の刻印は、「LRS-2022-1 X1」となっていました。

    ・だいて (ラスベガス・ヴァージョン)

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    こちらも、片面シングルですが、ステレオ収録されています。

    送り溝の刻印は、「LRS-2044-1-1 X」でした。

    ・道/青春

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    この「道/青春」の両A面シングルのプロモーション盤がアナログ最後となります。この曲もアナログ盤で聴けることに感激したのですが、特に「道」のドラムのスネアの音が打ち込み丸出しのダサダサの音で、もうこの頃になると、スケジュール優先で音源制作されるようになってしまったのかなあと、ちょっと残念に思ってしまいました。しかし、逆を言えばこの盤の直前までは、音源制作にもものすごく力が入っていて、それが、アナログ盤の音がよい原動力になっていたのではないかと、改めて感じました。

    送り溝の刻印は、A面が「LRS-2063-1-1 A1」でB面が「LRS-2063-2-1 A1」でした。

    こうして、森高千里のアナログシングルをまとめて聴くと、12インチシングル並の挑戦的なリミックスが高音質で収録されていたり、プロモ用の片面シングルやモノラルミックスがあったりと、とてもバラエティ豊かで楽しめました。やっぱり森高千里のアナログ盤は、アナログ末期のレコードを楽しめるということで、アナログレコードファンは注目すべきなのではないかと改めて思いました。

    2016年3月14日 (月)

    森高千里「見て」のアナログ盤

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    レコード100円市で買ったレコードをしばらく聴かないで放置していて、そのよさに後から気が付くということが、今までも結構ありましたが、この、森高千里の「見て」のアナログ盤もつい最近になってそのよさに気が付いた1枚でした。

    このレコードはレコード100円市に通い始めた初期に購入したものなので、多分2013年の初めごろに購入したものだと思います。ジャケットの状態がまずまずよくて、森高千里のアナログ盤って珍しいなと思ったものの、盤に結構擦り傷やヘアライン上の傷がかなりあったので、購入するのにかなり迷った記憶があります。それで、レコード聴いたらノイズだらけでがっかりするのは嫌だなと思って、レコードを聴くのを躊躇していたら、もう3年も経過していたわけです。それで、先日、せっかくだから聴いてみようかと思って聴いてみたら、なんと、ノイズがほとんどなく、致命的な周回ノイズが出る傷もなかったようで、ものすごく安定して聴くことができました。アナログ盤は、一見傷がないように見えても、ブチブチ鳴るノイズが酷かったり、音がひずんでいたりすることがあるかと思ったら、このレコードのように、傷だらけでも全然大丈夫なケースがあるので、難しいです。今回の場合は、アナログ末期の盤でヤフオクでは結構強気な価格で出品されているような、この盤を100円で買えたわけなので、改めて、いい買い物が出来たなあと思ったのでした。

    で、肝心の音質なのですが、これがまた、ものすごくいい音で鳴ってくれるので、驚きました。低音がガンガン聴いていて、ドラムやベースの音が心地よく、シンセサイザーの音もリズムにメリハリがあるので、心地よく響き、ギターのカッティングもいい感じで鳴り、そんな楽器音の中で森高千里のボーカルがすごく存在感がある感じで迫ってきます。丁度、ほとんどの曲の歌詞を自分で書くようになったころの作品なので、ボーカルにすごく自信が満ちている感じが伺えます。

    この盤は、前からCDを持っていて、よく聴いていたのですが、改めて聴いてみると、音のメリハリがしっかりしているので、アナログ盤で聴くと楽しそうという感じは、CDで聴いても想像できるのではないかと思います。80年代の邦楽のレコードって、深いエコーがかかっていて、音はクリアーに感じるものの、全然立体感とかメリハリがなくって、アナログで聴いてもあまり楽しくない盤が多くてがっかりしてしまうケーズが多いのですが、この盤は真逆でした。ただ、A面を聴いていて、4曲目の「ALONE」になると、ちょっと迫力がなくなってきた感じがして、それからB面1曲目の「ストレス」を聴くと、迫力が復活するような感じがするのですが、これも内周部分になると音質的に不利になるアナログの特性なので、面白かったりします。B面最後の「LET ME GO」も同様の印象を受けたのですが、ここまで内周と外周の音質差がハッキリわかる盤も珍しく、それだけ、外周部分の曲を気合いれてカッティングしているのかもしれないです。

    P1010273 P1010274

    送り溝のところにあるワーナーパイオニア特有のお馴染みの刻印は、A面、B面ともに「1-A-2」でした。これは多分「マスター/マザー/スタンパー」の番号を表していると思われるので、100円レコード市で購入したこの盤は、かなり初期にプレスされたものか、あるいは、元々スタンパーの使用も少ないくらい、プレス枚数が少ないのかもしれないです。

    そんな感じで、元々好きだった森高千里の曲がアナログ盤で元気に楽しく聴けるのが新鮮で、最近は、この盤を毎日のように聴いています。

    しかし、森高千里は1990年代の終わりくらいまで活躍していたし僕が社会人になってからもよくリアルタイムで聴いていたので、この「見て」のジャケットを見ていてもあまり昔のものという感じがしなくて、つい最近のもののように感じるのに、このレコードがリリースされてから、もう28年近く経過しているとは、時の流れの速さに愕然としてしまいます。

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