ROLLING STONES IN MONO はかなりいい商品だと思います。
デッカレコード時代のローリングストーンズは僕はあまり、詳しくなかったのですが、最近リリースされた、「ROLLING STONES IN MONO」CDを手に入れて、初期ストーンズの良さをいまさらながら、感じています。
「ROLLING STONES IN MONO」はローリングストーンズのデッカレコード時代に録音した曲をほとんど網羅できて、輸入CDを安く買えるAmazonやHMVだと2万円を切る価格で販売されています。これだけリーズナブルな価格で網羅的に曲を揃えられる企画は、ストーンズでは初めてではないかと思います。とはいえ、曲を網羅するために、同じタイトルなのにUK編集とUS編集で収録曲の違うタイトルの作品が複数あったりして、UK編集版を基本にすれば、ほとんどの曲を網羅できるビートルズと比べると、ストーンズはかなり複雑です。なので、僕は、「ベガーズバンケット」より前のストーンズの曲は、断片的に有名な曲しか知らない状態でした。それで、こうして改めて、初期の作品から順番にストーンズを聴いてみると、今回のCDの音質がいいこともあって、あまり古さを感じず、楽曲を楽しめています。一部の当時の売れ線狙いと思えるような曲は、さすがに古さを感じるものの、割とストーンズはブルース系のカバーとかマニアックな曲が多いのが、古さを感じさせないのかなと思っています。
そして、「ROLLING STONES IN MONO」に収録された曲が、いつ録音されて、いつリリースされたのか知るにあたって、今月のレコードコレクターズ誌の特集がとても役に立っています。
今回の特集は、ありがちな個人の思い入れを綴った作文のような記は極めて少なく、データ重視の内容がとても好感が持てます。レココレを見ながら、今回のCDを聴いて、特に気に入った曲については、ステレオ版の作品やオリジナルシングルなどにも興味を持とうかなと思っています。
そんなわけで、今回リリースされた、「ROLLING STONES IN MONO」のCDとレコードコレクターズ11月号はデッカレコード時代のローリングストーンズに興味はあるものの、今まで聴いてなかったというロックファンにとって、最適の商品としてオススメです。
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