« 「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。 | トップページ | シルクロードステークス G3 2019 レース回顧 »

2019年1月29日 (火)

根岸ステークス G2 2019 レース回顧

サンライズノヴァが伸びなかった点を除けば、人気馬が実力通りの走りをした順当な結果となった。そして、そのわりには配当もそこそこついたので、やはりこういうレースはしっかり当てたいものである。この週の東京ダートは時計がかかっていて、内で先行していた馬が粘り、直線後方からの差し馬が苦戦するレースが多かった。そのため、馬場傾向をしっかり掴んでおけばサンライズノヴァが伸びないことを予想するのは難しくても、サンライズノヴァを軸馬にするのは危険だと考えることは十分可能だったと思う。なので、その日の馬場傾向を考慮して馬券検討すべきという教訓を改めて得た結果となったレースだった。

1.レース結果の基礎データ

東京ダート1400m良
走破タイム:1:23.5 前3F-後3F:35.0-36.4 ハイペース
12.4 - 11.1 - 11.5 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 12.2
馬場差 +0.5 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク C

マテラスカイが早めにバテたので、そう速いペースにはならなかったので、その点でも前にいた有力馬には有利だったと思われる。馬場差+0.5も東京ダート1600m戦にしては重たい馬場となる。後方からの差しが苦戦する馬場かどうかは、条件戦で上がり3ハロンタイム35秒台で上位に入った差し馬がいたかどうかがひとつの目安になる。この週は条件戦で上がり3ハロンタイム35秒台を使って上位に入った馬はいなかったが、このレースでは上位4頭が35秒台の脚を使えていたので、重賞級の馬はさすがである。

2.隊列分析

2019012703


東京ダートの短距離戦で、やや速い流れだったことから、直線入り口ではかなり縦長の隊列となっている。
それでも末脚が強烈な印象のコパノキッキング、クインズサターンが直線入り口でかなり前の位置にいたことからも、やはりこの日は後方からの差しが決まりにくい馬場だったといえると思う。

3.各馬の分析

1着 11番 コパノキッキング マーフィー 01:23.5

まずまずのスタートから、無理に内に入れることはせず、内から3頭分外位置で前を走っていたノボバカラの後ろを砂をかぶらないように距離をとりながら追走し、4角で早めに前に進出し、直線入り口ではもう前を射程圏内に捕らえる位置まで上がりその後グングン伸びて1着でゴールした。

前走がカペラステークス1着ながら、完全タイム差が+0.9だったのでちょっと心配だったが、そのときは、出遅れて最後方から大外ぶん回しての勝ちで、柴田大知騎手が「僕は掴まっているだけでした。」というように新人騎手が乗っても勝てたんじゃないかと思うほど、馬の能力だけで勝てたレースだったので、騎手が強化されればG2でも完全タイム差+0.2と、パフォーマンスがアップしたのも納得だった。それだけマーフィー騎手は上手い騎乗をしたと思う。まず、スタートがよかったし、砂を被らないようにしてかつ、外を回りすぎない追走もよかったし、最後も早めに進出したのもよかった。やはりこの馬は好位で差す競馬をするのが一番能力を引き出せるのだと思う。マーフィー騎手はこの日で短期免許での騎乗が終わってしまったのが、とても残念だ。また近いうちに日本に乗りに来てほしい。フェブラリーステークスでは藤田菜七子騎手が騎乗するとのことだが、菜七子騎手は左回りでの差しは割といいので、1600m戦への距離不安はあるが、見せ場を作ってくれるのではないかと期待している。

2着 2番 ユラノト ルメール 01:23.6

まずまずのスタートから自然体で前から4番手でインの位置を追走し、直線でも内をジワジワ伸び続け2着を確保した。

とても地味な走りながら、堅実な先行力があり、内枠であり、ルメール騎手ということで、後から考えると馬券の対象から外すべき馬ではなかったということに気づかされてしまった。この堅実さは今後も常に注意が必要である。

3着 1番 クインズサターン 四位 01:23.9

まずまずのスタートから最内のやや後方を追走するも、4角では最内の距離ロスを活かしてかなり早めに前に進出し、直線ではユラノトのさらに内に入って、差そうとするも、ユラノトも止まらず3着となった。

内枠を活かした好騎乗だった。陣営としては2着に入って賞金を加算したかったようだが、そのような気迫が伝わってくるような走りだった。この馬コーナーでの加速が上手くなく、直線だけで追い込んでくる印象があったが、今回内枠を活かしたとはいえコーナーで加速できたのは収穫だったと思う。ただ、本来は外から差す方がよいタイプのようなので、枠順が変わればまた違った競馬をしそうであるので、能力は上位であるものの、軸馬にはしずらいタイプの馬だと思う。

4着 6番 モーニン 和田 01:24.2

まずまずのスタートから段々後方にさがり、3コーナーでは出遅れたサンライズノヴァの後ろまで下がる。直線ではサンライズノヴァの外の位置からサンライズノヴァと併せ馬のような形で追い上げてきて、サンライズノヴァが残り200mのところで伸びあぐねたところを前に出たが、そのころには上位3頭がかなり前の位置にいたため届かず4着となった。

最近は前半が遅く、追い出しの反応もズブく、外から被されるとダメといった明確な弱点があるものの、今回はかなりよい末脚を見せたので、いよいよ中央競馬の重賞で好勝負できるまで復調してきた感がある。今回は明らかにサンライズノヴァを目標にした走りだったので、目標にする相手を間違えた感があった。明確な弱点があるものの、枠順と相手次第では重賞で3着以内に入る可能性は十分ありそうだ。

5着 9番 ワンダーリーデル 柴田大 01:24.3

ラストまでバテずに5着に入ったが、ずっと最内を追走していただけなので、展開と位置取りと馬場に恵まれただけの5着に思える。

6着 14番 ノボバカラ ミナリク 01:24.4

戦績のよくないこの馬でも3番手を追走して最後は6着に粘れたので、やはり先行有利の馬場になっていたと思う。

7着 8番 ヤマニンアンプリメ 内田博 01:24.5

中段を追走するも、直線入り口で前が壁になり馬が怯んで一旦後方に下がっていったが、そこから外に持ち出すと馬が再びやる気になり数頭交わして7着に入った。

混戦で少し怯んだので気の弱さを感じたが、それで戦意喪失することなく再度やる気を出した走りは、1600万条件勝ちからの重賞挑戦としては悪くない走りだった。オープン特別であれば3着以内に入る可能性はありそう。

8着 12番 サンライズノヴァ 戸崎圭 01:24.6

出遅れて後方からはいつものことで、それでも直線外からいい末脚で追い込んでくるのがいつものこの馬の東京コースでのパターンだったが、今回は直線であまりにも伸びなさすぎた。騎手のコメントでは原因は分からないとのことだったが、原因は馬場差+0.5の馬場が苦手か調子落ちかのどちらかだと思うものの、現時点ではどちらか判断するのは難しい。ただ、もし調子落ちだったらしばらく休まないと回復しないので、もしフェブラリーステークスに出走して、この日も時計のかかる馬場だったら、思い切って馬券の対象から外してもよいのではないかと思う。

9着 15番 キタサンミカヅキ 森泰斗 01:24.6

いつもより後方の位置からで、終いを活かす競馬するのが陣営の狙いだったようだが、この日のような馬場ではどうしようもなく、直線ではサンライズノヴァの内から同じように追い上げるも末脚でこの日調子の悪かったサンライズノヴァよりも見劣った。

10着 4番 ケイアイノーテック 藤岡佑 01:24.7

直線でキタサンミカヅキのさらに内から同じように追い上げるも末脚でキタサンミカヅキよりも見劣った。
ダートは合わないので、また次走は芝に戻るようだ。NHKマイルカップ優勝馬ながら古馬混合戦では凡走がつづき、今回ダートを走ったり試行錯誤している状態なので、やはり古馬と重賞で戦えるまで成長していないと考えるのが妥当だと思う。

11着 7番 クロスケ 田辺 01:24.8

中央競馬に入って2戦目ながら、見所のない凡走を続けているので、とくにコメントの必要はないと思う。

12着 5番 ラブバレット 大野 01:25.1

この馬も中央での善戦は難しいと思う。

13着 16番 マテラスカイ 武豊 01:25.2

スタート直後はすごく速かったが、武騎手のコメントによると「乾いたダートは合わない」とのこと。ただ、時計の速いダートだったとしても、この馬の実力では東京の長い直線を最後まで押し切るのは難しいと思う。

14着 3番 サトノファンタシー 岩田 01:25.5

重賞で好走する可能性は低いと考えてよさそう。

15着 13番 メイショウウタゲ 酒井 01:25.6

重賞で好走する可能性は低いと考えてよさそう。

16着 10番 レッドゲルニカ 蛯名 01:26.1

重賞で好走する可能性は低いと考えてよさそう。

« 「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。 | トップページ | シルクロードステークス G3 2019 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 根岸ステークス G2 2019 レース回顧:

« 「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。 | トップページ | シルクロードステークス G3 2019 レース回顧 »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

オススメ商品

無料ブログはココログ