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2019年1月23日 (水)

東海ステークス G2 2019 レース回顧

このレースは馬券的な妙味がないことはわかっていて、馬券は買わなかったもののそれでもインティがどんな勝ち方をするかが楽しみでワクワク出来たレースだった。ただ、このレースの馬券は買わなくてもWin5ではこのレースは自身を持って1頭のみで買い目を絞れたのでありがたかった。(結局、シャケトラをピックアップできずにWin5は外れてしまったが・・・)
後述するがインティが並の条件戦連勝馬と違うことは、戦績をよく見れば明らかでターゲットで戦績を見ると今のところ歴史的名馬級の美しい戦績となっている。こうした戦績が残せる馬はなかなかいないので、素直に今の時代にこの馬が登場してくれたことを喜び、今後も応援したいと思う。

1.レース結果の基礎データ

中京ダート1800m良
走破タイム:1:49.8 前4F-後4F:49.2-48.3 スローペース
13.0 - 11.2 - 12.7 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 11.9 
馬場差 -0.1 完全タイム差 -1.4
タイムランク A メンバーランク D

前後半の差ではスローバランスとなるが、決して楽なペースではなく後半が速いからスローバランスに見えるだけである。タイムランクAということで、僕は京成杯のレース回顧で「タイムランクA,Bには怪しいものが多い」と書いたが、このレースのタイムランク、完全タイム差は信用できると思う。その根拠は、上位2頭が3着以下を大きく引き離していること、勝馬が自身でペースを作ってかつ速い上がりで勝っていること、勝馬の前走、前々走ともにタイムランクAであること、であり、これだけ根拠があればこのタイムランクは信じるべきだと思う。ただ、4着以下の馬の完全タイム差はここ数戦の戦績より大凡良くなっているので、強い馬に引っ張られて時計を出せたと考えて少し完全タイム差を割り引いた方がよいかもしれない。

2.隊列分析

2019012001

4コーナーでペースアップしたわけではないのに、直線入り口でかなり縦長になっているので、やっぱり後続馬にとってはかなり速く厳しいペースだったのだと思う。ゴール前では4着馬以降は話にならないくらいの大差がついた。

3.各馬の分析

1着 4番 インティ 武豊 01:49.8

特にレースぶりを書かなくても武騎手のコメントの引用で十分だろう。「期待していましたが、期待通りの競馬をしてくれて、ホッとしています。ゲートの出はそれほど速くなかったのですが、その後は速かったです。元気が良すぎて力んでいました。キャリアが浅いですし、1戦ずつ馬が良くなっています。さすがに重賞なので後ろが来るのではないかと思いましたが、スピードは鈍りませんでした。結構なペースで行って心配しましたが、大した馬です」
この馬の6連勝のすごいところは、すべて勝ちタイムが基準タイムを大きく上回っていることで特にここ3戦はタイムランクAであり、さらにそのすべてで逃げるか先行していて、さらにそれでいて上がり3ハロンタイムが最速(今回は2番目だったが、それでも0.1秒差しかない)であり、それでいて2着馬にはかなりの着差をつけているわけで、これをターゲットで見ると、上がりや着差の列が真黄色になり、それで、めったにみられない歴史的名馬級の戦績と表現したのである。
今回もさすがに直線では苦戦するするかと思ったら、直線でまたペースアップして他馬を引き離した走りは、この馬の実力を疑っていた人も相当驚いたと思う。
なので、この馬に関しては欠点のアラ捜しはせず、素直に応援していきたいと思う。良血馬ではなく、生まれたときは標準より馬体が小さく育成に時間がかかったという話も人々の共感を呼びそうなストーリであるのでぜひとも今後も勝ち続けて人々の記憶に長く残る名馬になってほしい。

2着 3番 チュウワウィザード 川田 01:50.1

まずまずのスタートから、前から3列目の内で追走し、残り600mあたりからスパートしジワジワ伸びて、残り400mで2番手のスマハマを交わしてからもさらにスパートし続けて、インティを捕らえようとするも最後はインティと同じような脚色にあって差が詰まらず、着0.3秒で3着馬とは1.1秒の差をつけた2着だった。
追走時の折り合いや位置取りは完ぺきであり、それでいてスパートしてからいい脚をかなり長く使えていたので、普通であれば完全に前の馬を捕らえられた走りであり、インティが凄すぎただけで、この馬も完全タイム差-1.1でダートG1を勝てる実力ある走りをしたと思う。2走前の師走Sのときには、追走する位置がかなり後ろでスパートするのも遅くての2着だったので、この時とは明らかにパフォーマンスを上げていると思う。まだ明け4歳馬で成長も見込めるので今後が楽しみな馬である。

3着 5番 スマハマ 藤岡佑 01:51.2

ずっと2番手でくらいついていたが、残り200mで力尽きた。
前走が3歳限定オープン戦で2着ということで今回が初めての古馬との戦いであったが、この馬でも完全タイム差+0.1とCランク相当で古馬オープンで戦える力を示した。ただ、今回の走りでは重賞ではちょっと足りなそうに見えたが、今回は休み明けということもあるし、古馬との戦いの2戦目で大きく変わってくる馬もいるので、能力評価は次の1戦まで保留にした方がよいと思う。

4着 10番 コスモカナディアン 丸山 01:51.4

1コーナーで中段の最内の位置に潜り込むことができて、スパイラルカーブで多くの後続馬が外に膨れる中、ずっと距離ロスのないインを回ってこれて、最後はバテたグレンツェントを交わしただけの4着なので、ずいぶん恵まれての4着の印象を受けた。
昨年のこのレースの2着馬であるが、そのときは自身の完全タイム差+1.1で平凡で評価できないものであり、それを裏付けるように凡走を繰り返しその後9戦して福島のオープン特別での3着が最高順位というふがいない成績だった。なので、このでの4着も全く評価できない。

5着 2番 アスカノロマン 太宰 01:51.7

こちらも中段のやや後方のインを距離ロスなく立ち回り、最後なだれ込んだだけの5着なので全く評価できない。
この馬一昨年のチャンピオンカップ3着を最後に重賞だろうがオープン特別だろうが、一切馬券に絡んでいないので、今後も掲示板に乗るのが精いっぱいの走りしかできなさそうだ。

6着 6番 アングライフェン 鮫島駿 01:51.7

後方から、スパイラルカーブでも外に膨れすぎることなく最後はしっかりと追い込んできたので、この馬は弱いメンバーのオープン特別で、後方からの差しが届く展開になれば、まだ馬券に絡む可能性はありそう。

7着 13番 カゼノコ 小崎 01:51.8

後方から、こちらはスパイラルカーブで大きく外に膨れて差してきた。上がり3ハロンタイムはアングライフェンより0.1秒速いが、アングライフェンよりも馬券に絡めそうなレースの範囲がさらに狭そうだ。ただ、この馬時計の速いダートでの成績がよいので、馬場差が-1.0秒以上速くなっている馬場の場合は警戒が必要である。

8着 1番 グレンツェント ミナリク 01:52.0

最内枠で先行勢に加わり、残り200mの少し前までは後続の追撃をしのいでいたが、ここで力尽きての8着だった。
速い先行ペースをついていったために力尽きた感じであった。この馬ここ2年ほど精細のない成績となっているが、戦績をよく見ると古馬オープンで戦うようになってオープン特別は師走Sで1着になったのみで、あとはずっと重賞レースを走っている。ということは、オープン特別に出走すれば実績上位と見なせる可能性があるので、人気がなくてもオープン特別に出走したら要注意である。

9着 9番 シャイニービーム 藤懸 01:52.0

後方から、直線で外に出してちょっとだけ脚を使っただけで全く見所なかったが、これでも前走の中山オープン特別では3着になっているので、低レベルのオープン特別ならばまだ3着に入れる可能性のある実力はあるということのようだ。

10着 12番 メイショウスミトモ 古川 01:52.2

後方から全く見所のないレースっぷりだった。1昨年のシリウスSの勝利は何だったのかと思うほどのふがいない成績であるが、シリウスSのときは、その前走で着差、完全タイム差を上げていて、調子を上げてきそうな兆しがあったので、そういう調子を上げそうな兆しが感じられない限りは一切無視で大丈夫だと思う。

11着 11番 マイネルバサラ 吉田隼 01:52.5

砂を被らないようにずっと中段の外目を追走したので、距離損で余計にバテたということはありそう。あと、直線でずっと左手前だったということで、左回りは苦手なようだ。確かに良績は右回りコースに集中している。砂を被るとダメとか、左回りはだめとか欠点の多い馬なのでオープン特別でも狙い時が難しい馬だ。

12着 7番 アンジュデジール 横山典 01:53.8

直線途中で大きく外に流れてそこから、失速。レース後騎手がすぐ下馬したそうだが、その後アクシデント発生の情報は流れていない。パトロール映像を見た限りでは何があったのか全く分からない。

13着 8番 モルトベーネ 藤岡康 01:54.2

先行はしたが、大きくバテた。ここ2戦の騎手のコメントによると、馬が全く走る気がなくて凡走しているそうだ。

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