« 2019 京都記念 G2 レース回顧 | トップページ | 2019 小倉大賞典 G3 レース回顧 »

2019年2月19日 (火)

2019 フェブラリーステークス G1 レース回顧

競馬ソフト「ターゲット」で見る戦績が歴史的名馬並に美しいと感じていたインティが順調にG1を勝って素直にうれしい。それにしても今回テレビに出ている競馬予想家&記者がまるで「インティ本命禁止令」が出ていたかのようにインティ本命の人がほとんどいないのが不思議だった。この人たちはインティの競争能力にワクワクしないのだろうか?少なくとも、今回インティを無印にした競馬予想家&記者は競馬予想のセンスがなさすぎだと思う。
僕は馬券的には3連複の相手を購入直前にノンコノユメからユラノトに切り替えて比較的少ない点数(インティ軸に相手はゴールドドリーム、ユラノト、コパノキッキング、サクセスエナジー)で3連複を的中し、今年のG1レース予想のスタートを幸先よく切ることが出来た。

1.レース結果の基礎データ

2019年 2月17日(日) 1回東京8日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第36回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  ダート 1600m   14頭立
LAP :12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-11.6-11.4-12.4
通過:35.8-48.0-60.2-71.8  上り:71.7-59.8-47.6-35.4 ミドルペース

馬場差 +0.7 完全タイム差 -0.6
タイムランク B メンバーランク C

前半3ハロン通過35.8は過去10年で最も遅いタイムというが、決してスローではない、中盤12.2を2ハロン続けただけで、残り600mで再び加速していて、馬場差+0.7の時計のかかる馬場では破格のラップタイムだと思う。

2.完全タイム差検証

201921807


今回から、各馬の前走の完全タイム差を比較してレースの完全タイム差を検証することにする。やはりレースのレベルを正しく判断するには完全タイム差をベースに各馬の前走や次走の完全タイム差と比較して不自然にパフォーマンスアップしている値を補正する方法が一番よいと僕は最近考えるようになった。こうした考え方で競馬予想するようになって最近馬券の調子もよくなっていると感じている。
それで今回の完全タイム差を前走と比較(前走が地方競馬の場合は対象外)してみると、モーニン、サンライズノヴァ、メイショウウタゲだけやや前走より大きくパフォーマンスアップしているが、モーニンはサンライズノヴァは明らかに前走より今回の方がよい走りをしていたので、これでも妥当と考えられ、全体的に不自然なパフォーマンスアップはないので、順当な評価だと思う。
インティは前走よりややパフォーマンスを落としているので、やはり1800mの方が得意な可能性は高いと思う。コパノキッキングは前走と大差ないパフォーマンスだったので、藤田菜七子騎手は及第点の騎乗をしたと思う。

3.隊列分析

201921801


前半のペースが比較的遅かったのに直線入り口でこれだけ縦長の隊列になったのは勝負所でのインティの加速がすごかったことを現わしていると思う。この隊列の形から外を回った馬は不利な展開だったことがわかる。

4.各馬の分析

1着   6番  インティ            武豊        1.35.6  35.4

不安視されていた芝スタートは全く問題なく好スタートを決め鋭く内に切れ込みサクセスエナジーの前に被せることでサクセスエナジーが先手を取ることを諦めると、もう競りかける馬はいなくマイペースで序盤を走ることができた。残り600mでは逃げた馬では普通ありえない驚異的な加速で他馬を引き離し最後の200mではさすがに脚が鈍ったが喰らいついてきたのはゴールドドリームだけで、3着以降の馬を大きく引き離す完勝だった。
芝スタートやコーナー2つが初めてとか、揉まれてどうかなど不安材料を語る予想家&記者がものすごく多かったが、芝スタートなどごくわずかの距離だし、スピードで押し切るタイプだがら、コーナー4つ2つの差もあまり関係ないし、インティほど先行力があって末脚がある馬に競りかけたらむしろ自分が潰れると思って他馬が競りかけない展開も自然だったし、結局あまり不安視すべきでなかったということだと思う。ただ、前から左回りでは手前を変えないことが指摘されていて、前回の東海Sでは変えていたものの、今回は変えていないようだった点と、あとパトロール映像で最後の直線を見ているとこの馬バテて失速したというよりも、直線の長さに馬が飽きていたようにも見えたので、やはり直線はあまり長くないコースの方がいいのかもしれない。ただ、パドックでテンションが上がりすぎたのもあるように、こうした点もまだ改善される余地がある可能性もあると思う。今後のレースも楽しみにして応援していきたいと思う。

2着   3番  ゴールドドリーム    ルメール    1.35.6  34.8

まずまずのスタートから中段でじっくり構え、4角からスパートを開始するも、残り400mまでは脚色がインティとほとんど変わらないので、その差が全く詰まらず、次第に他の先行馬が脱落していく中、ゴールドドリームだけが長くいい脚を使い最後まで伸びてインティに首差まで迫っての2着だった。
時計のかかるダートで上がり3ハロン34.8は驚異的であり、この馬だけかなり長くいい脚を使えていたのでやはりゴールドドリームは強く、今回は相手が悪かったとしかいいようのない結果だったと思う。
チャンピオンズCを回避して、東京大賞典では急仕上げとはいえ、オメガパフュームに負けたことから今回は仕上がり切らないんじゃないかとも思ったが、しっかり仕上げてきたのはさすがである。

3着   2番  ユラノト            福永祐一    1.36.3  35.5

好スタートからゴールドドリームのやや前で最内ぴったりを位置を追走する。4角でのペースアップにもしっかりついていき、他の先行馬がバテる中、最内からしっかり伸びて3着を確保した。
グリーンCのパドック中継で解説の野口誠さんがこの馬の馬体がすごくいいと言ってくれたことで、馬券購入直前にこの馬の戦績をじっくり見返すことができて、馬券相手にピックアップすることができた。この馬の戦績をじっくり見ると、常に先行しているわりにはいつも上がり3ハロンタイムが3,4番目くらいのタイムで走っているので、2,3着が多く安定した走りを見せている。なので、今回も3着以内に残れると考えることができて、さらに単勝オッズ31.6倍と人気がないこともよかった。
そして、「先週の結果分析」でいつも大したコメントをしない市丸さんがこの馬についていいことを教えてくれた。この馬過去9戦中8戦でイン突きをしたイン巧者だということである。そのため、インでいつも距離ロスのない走りができることが上がり3ハロンタイムをよくしていると考えるととても納得できる。とても地味な印象の馬ではあるが、1400~1800mではとても堅実な成績を残しているので今後も馬券の相手候補として信頼できそうな馬である。

4着   8番 モーニン            和田竜二    1.36.5  35.9

好スタートからやや内の4,5番手の位置を確保し、4角でのペースアップにもしっかりついていき、あまり速い脚ではなかったが、最後までしっかり伸びて4着となった。
前走は、サンライズノヴァを目標にして失敗した感があったが、今回は好スタートを切り、割と前の馬郡の中にいてややゆるいペースでも走りが乱れることはなく、最後までしっかり伸びていたので前走よりさらによいパフォーマンスが出来ていた。ここまで復調すればG3レベルであれば再び好走する可能性が出てきたと思う。

5着  11番 コパノキッキング    藤田菜七子    1.36.6  35.2

スタートしてあまりダッシュがつかず最後方になる。途中ややかかり気味になるところをしっかりなだめて直線外に出すと直線だけで追い込み5着まで押し上げた。
この馬芝スタートだとあまりダッシュがつかないようである。直線の追い込みに賭ける戦法はこの馬の特徴を考えると悪くない選択だったと思うが、結果的にこのペースでは最後方まで下がる必要はなかったと思うので、今後はペースを読んで臨機応変に戦法を切り替えられるように成長して欲しいと思う。ただ、同じような位置でレースしたサンライズノヴァよりかは能力が上であることは示した。

6着  10番  サンライズソア     田辺裕信    1.36.7  36.3

好スタートから、無理にインティと競り合うことは避け、インティすぐ後ろの位置でレースを進める。4角でのペースアップにもしっかりついていったものの徐々に脚色が鈍り6着に沈んだ。
この馬先行して最後まで粘るレースを続けていたので、この馬を本命にする予想家&記者が多かったが、この馬の戦績を見ると、この馬が3着以内に入るレースは中盤のどこかでラップタイムが緩んでいるので、この馬こそペースが緩みやすいコーナー4つのレースが向いているのではないかと思う。

7着   7番  サンライズノヴァ    戸崎圭太    1.36.9  35.7

いつも後方からの馬で前走は全く伸びなかったのが謎だったが、今回は少し伸びたので、やはり調子が落ちてきているとみるのがよさそうだ。復調の兆しが見えるまでは、しばらく軽視でいいと思う。

8着   5番  サクセスエナジー   松山弘平    1.37.1  36.5

前走で前半のスピードが速いことを示しており、それでいて単勝95.0倍と全く人気がなかったので先行して3着に粘ることを期待して馬券の相手に加えたのだが、逃げることを諦めた時点で終了してしまった。

9着   9番  ワンダーリーデル    柴田大知    1.37.2  36.6

好スタートを決めてペースが緩いのに乗じて3番手を追走し、4角のペースアップでも必死に手綱をしごいて喰らいついていたが、直線では脱落。しかしながらズルズル後退することなくオメガパフュームに先着したので、かなりよい走りだったと思うし、距離が長かったということもあると思う。オープン特別の1400mであれば上位争いができると思う。

10着  14番  オメガパフューム    M.デム    1.37.3  36.4

序盤は早い段階で内に切れ込んで中段の位置で追走するも、直線では全く伸びず。
この馬左回りでは内にササる癖があるようで、確かに直線入ってすぐはそんな素振りも見えたが、それは伸びなかったことにさほど大きく影響はしていないように見えた。この馬の戦績を見ると、上がり3ハロンが速いレースには対応できない可能性が高いように思える。

11着   1番  クインズサターン    四位洋文    1.37.4  36.2

イン後方追走するも直線で全く伸びず。全く伸びない馬ではないはずだが、直線入り口で前がごちゃついていたので馬が嫌気をさしたのかもしれない。そう考えるしか理由が考えられないくらいの伸びなさだった。

12着  12番  ノボバカラ          ミナリク    1.37.8  36.6

後方のまま特に見所なし。

13着  13番  ノンコノユメ        内田博幸    1.37.9  36.9

派手に出遅れるものの、なぜか前半で脚を使ってしまい6番手まで押し上げてしまったので、末脚を全く残せなかった。
前半砂が被らない位置でレースしようとしたが、馬が気分よく前に行きすぎたということで、すごくチグハグなレースになった。僕はノンコノユメは割と好きな馬で、昨年は近走かなり復調の兆しが見えていたので、ノンコノユメを本命にして馬券を的中させることができた。そんなこともあって今回も最初はこの馬の末脚に期待して、馬券の相手に加えるつもりでいたが、最終的に近走得意なはずの東京コースで一切走っていないことが引っかかって切ることにしたがそれが正解であった。やはり、昨年からは程遠い状態だったと思う。

14着   4番  メイショウウタゲ    北村宏司    1.37.9  36.7

最内をロスなく走れていたのに、いいところなく、見所はなかった。

« 2019 京都記念 G2 レース回顧 | トップページ | 2019 小倉大賞典 G3 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2019 フェブラリーステークス G1 レース回顧:

« 2019 京都記念 G2 レース回顧 | トップページ | 2019 小倉大賞典 G3 レース回顧 »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

オススメ商品

無料ブログはココログ