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2019年2月15日 (金)

2019 京都記念 G2 レース回顧

G2競争ながら低調なメンバーであり、レース結果も低レベルなものになった。僕としては、馬券対象をステイフーリッシュ、ダンビュライト、マカヒキ、ノーブルマーズの4頭まで絞り込めておきながら、ステイフーリッシュ、ノーブルマーズの2頭軸で馬券を買ってしまったため的中を逃してしまった。しかしながら、かなり的中に近いところまで検討することができたので、しっかりと回顧して次につなげたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 2月10日(日) 2回京都6日  天候: 晴   馬場状態: 良
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)  芝 2200m・外   12頭立
走破タイム:2.14.8
LAP :12.9-11.2-13.1-13.1-13.0-12.2-12.2-12.0-11.9-11.1-12.1  スローペース
通過:37.2-50.3-63.3-75.5  上り:71.5-59.3-47.1-35.1 

馬場差 +1.2 完全タイム差 +1.3
タイムランク SL メンバーランク D

スローペースながら早めにペースアップしたので、ラスト1ハロンが減速するラップタイムになり直線だけの瞬発力勝負にならなかった。
スローペースで補正しきれないため、タイムランクSLとのことであるが、この評価には意義あり。上位馬の末脚が特に際立っていると感じられなかったことと、そもそもG2戦にしてはメンバーが明らかに弱かったので、タイムランクEの低レベル評価でよいと思う。僕のブログでレース回顧記事を書くようになって、「先週の結果分析」のレース評価をじっくり吟味するようになって、この番組のレース評価には疑問を持つべき場合が多いことがよくわかった。やはりこうした他人の評価を鵜呑みにはせず、自らじっくり考えることの重要性を改めて感じた。

2.隊列分析

201921201


早めのペースアップについて行けた馬が多く、直線入り口ではかなり固まった隊列となった。低レベルレースではあるが、出走メンバーの実力は拮抗していることだと思う。上位馬は皆外を回っているので、連続開催の終盤で内側の馬場がかなり荒れて外を選択する馬が多かったということだと思う。

3.各馬の分析

1着  8番  ダンビュライト      松若風馬   2.14.8   34.9 

ゲートは問題なく積極的に2番手の位置を取り、直線で早めに先頭に立ち脚が衰えることなく1着となった。
一本調子で走る馬なので、このメンバーなら逃げてもいいんじゃないかと思っていたが、僕の予想通りの積極策を取ってくれた。ブラックバゴが早めにマクッて、ペースを引き上げたのもこの馬に有益だった。ちょうど、昨年のAJCCでデムーロ騎手がダンビュライトに乗って早めに前をつついてペースを引き上げたことと同じようなことをブラックバゴがしてくれたので、これはAJCCで勝った時の再現になりそうだと思ってレースを見ることができた。
ただ、やはり一本調子の走りなので、瞬発力に優れた馬がいなかったとこが幸いし、恵まれた勝利だったと思う。近走は気性の悪さを見せていたが、今回は問題なかったものの、またいつ気性の悪さを出すかわからないので、アテには出来ないタイプである。なので、前走の回顧でも同じようなことを書いたが、1着になる可能性はあるが凡走する可能性もある馬券相手候補として考えるのがよい馬だと思う。

2着 10番  ステイフーリッシュ  藤岡佑介   2.14.8   34.8

まずまずのスタートから積極的に4,5番手の位置をとり、残り600mの少し前からスパートを開始し、その後長くいい脚を使って追い上げるもダンビュライトにわずかに届かずの2着となった。
今回も長くいい脚を使えることの馬の特徴を活かした走りが出来ていたと思う。この馬の持続力であれば、もう少し早めにスパートしていれば勝っていたかもしれない。とにかく、持続力が長く続くのがこの馬のいいところながら、トップスピード能力が足らないために今回のようにどうしても2,3着になることは今後も多いと思うが、前回も書いたように堅実な馬なので3連複の軸には最適な馬だと思う。

3着 12番  マカヒキ            岩田康誠   2.14.9   34.7 

後方から、直線ではしっかりとした末脚を使い3着となった。
復調したということではなく、ここまでメンバーが弱くなればマカヒキでも3着になれるということだと思う。この馬の戦績を見ると、古馬のレースではほとんど完全タイム差+1秒近辺で走っていて、上がり3ハロンタイムも3番目とかの上位で走っているので、いつも自分の能力はしっかり発揮していることがわかる。そのため、やはりこの馬ダービー以降ほとんど成長していなくて、古馬重賞ではやや足りない能力だということであり、今回はメンバーが弱くて3着になれたということだと思う。

4着  7番  パフォーマプロミス  福永祐一   2.14.9   35.0

まずまずのスタートからダンビュライトのすぐ後ろの内のポジションをとり、直線の途中まではダンビュライトにかなり迫ったが、最後は末脚が劣り、4着となった。
福永騎手のコメントで、「57キロだと行き脚がつかないことが多かったみたいですが、今日はそんなことはなかったです。」ということで、やはり前半がスローだったからいいポジションが取れたということだと思う。そしてレース映像を見ると内をうまく立ち回り距離ロスが少なかったことが大きかったように思う。それでいて最後は末脚が鈍ってしまったので、4着は恵まれたものだと思う。さらにこの馬の戦績を見ると、好走はハンデ戦に集中していて、福永騎手のコメントからも斤量に敏感な馬だということがわかる。そもそもこの馬が勝ったアルゼンチン共和国杯はスローペースの低レベルレースだったので、能力的に大したことない。なので、57キロ以上でこの馬が出走した場合は、今後も軽視でよいと思う。

5着  4番  ケントオー          幸英明     2.15.0   34.6

序盤はまずまずのスタートから5番手くらいで追走するも、馬郡の真ん中に入ってしまい、1角では馬が首を振って走りにくそうにしていて、そして向こう上面でちょっと前を走っていたノーブルマーズが内から進路変更する際に前を塞がれここでひるんで後退してしまう。早めのペースアップについて行けないかに見えたが、最後の直線で直線でマカヒキの外からかなりいい脚を使い4着となった。
オープン特別での好走がたまにあるも、もう1年半ほど好走から遠ざかっているこの馬が1着からの着差0.2秒の4着であったことが、このレースが低レベルレースであったことをあらわしていると思う。ただ、今はコズミがなくデキがいいようなので、久々にこの馬がオープン特別で3着以内に入ることは期待できるのかもしれない。ただ、この馬の良績はやや時計のかかる馬場のときが多いので、狙えるときの条件は限られそうだ。

6着  5番  ブラックバゴ        池添謙一   2.15.0   35.3

後方からじっくり構えるも、あまりにスローだったので、向こう上面からマクって2番手まであがるが、直線ではダンビュライトとの叩き合いに遭えなく破れて6着となった。
この馬オープン入りしてもう7戦目で好走したのがオープン特別戦の1着のみで、そのレースも、タイムランクEの低レベルレースで、54キロの軽ハンデで内が荒れて外差しが決まりやすい時計の馬場と、極めて恵まれての勝利だったので、G2戦のこのレースでこの馬が3着以内に入るイメージは全く沸かなかった。ただ、低調なメンバーのスローすぎるペースだったので、向こう上面でマクッた騎手の判断は正しかったと思う、「もっとタメていきたかったけど、スローだったので向正面で上がっていきました。そのあと、もう少し抜ければ良かったんですが、ずっとハミを噛み続けていましたからねえ。本来は長くいい脚を使える馬だけど、難しさがありますね。」ということなので、気難しいという弱点もこの馬の弱点なようだ。マクッた後にハミが抜けていれば3着はあったかもしれないが、色々難点の多い馬ということなのかもしれない。

7着  6番  ダッシングブレイズ  松山弘平   2.15.0   34.5

後方からであったが、上がり3ハロンは最速だった。しかしながら、内を距離ロスなく走れた利が大きそうなので、あまり評価はできない上がりタイムだと思う。2年近く前にエプソムカップを勝ってから、精細を欠き近走は前半にいいポジションを取れなくなっているので、3着以内に入るのは今後も厳しそう。

8着 11番  タイムフライヤー    和田竜二   2.15.2   35.5

低レベルなメンバーでスローペースになることを想定していたようで、予め逃げることを決めていたと思われる逃げだった。向こう上面でブラックバゴに早めにつつかれてペースアップしたことも最後まで脚が持たなかったことに影響したかもしれないが、それがなくても、3着以内に入るのは難しかったと思う。
前走の回顧でも書いたが、この馬はホープフルステークスからあまり成長しておらず古馬重賞で戦えるレベルの馬ではない。そのことはもうこれまでの戦績が十分証明しているのに、それでも今回単勝6.3倍とかなりの指示を集めていた。調教でよく走るのが人気を集めやすい要因になっているようだが、3歳限定戦のレベルをよく把握しないで馬券を買う人が多いことに驚いてしまう。ただ、それだけに、しっかりと過去のレースのレベルを把握することが馬券に勝つための大きなアドバンテージになるということが言えると思う。

9着  2番  ノーブルマーズ      高倉稜     2.15.4   35.4

スタートで押して前に出ようとするも、前から5番手の内の位置をとるのが精いっぱいな感じ。向こう上面でブラックバゴが外からマクッたときに一瞬外に出そうとする前に馬が詰まっていたため進路を変えれず。早めのペースアップにはしっかりついていったが、直線の最後は他馬の末脚に劣り9着に沈んだ。
このスローペースで前目の位置が取れなかったのが不思議ではあるが、好位を取れるかどうかは気分次第といったムラ馬なのかもしれない。そもそも古馬重賞の良績はG2の2着G1の3着だけで凡走も多く、これだけメンバーが弱ければ3着以内には入るだろうと考えてはいけない馬だったということで猛反省している。ただ、時計の速かったJC以外は1着からの着差があまり大きくないので、今後も相手候補として警戒すべき馬だと思う。

10着  9番  カフジプリンス      坂井瑠星   2.15.4   35.2

10着ではあるが、早めのペースアップにはよくついていっており、1着からは0.6秒差なのでオープン特別戦であれば好走する可能性はあるかもしれない、ただ、この馬は3歳時からズブく、エンジンのかかりが遅かったので、好走するのは直線がながく平坦コースの新潟くらいしかないかもしれない。

11着  1番  ハートレー          川田将雅   2.16.1   35.8

内をうまく立ち回ることで早めのペースアップに対応していたが、それでも直線では全く見所がなかった。

12着  3番  アクションスター    国分恭介   2.16.9   36.0

最後方で、早めのペースアップにまったくついていけなかったので、今回の他のメンバーより明らかにレベルの劣る走りだった。もうオープン特別でも好走は絶望的だろう。

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