« 2019 阪急杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 オーシャンステークス G3 レース回顧 »

2019年3月 5日 (火)

2019 弥生賞 G2 レース回顧

この日かなり難しいレースが多く、このレースも波乱の結果となりWin5キャリーオーバーを演出した。馬場がかなり悪くなった中でのキャリアの浅い3歳馬戦なので、このレースを的中させることはかなり難しいが、このレースで各馬の特徴についてわかったことは多いので、今後に向けてしっかりとレース回顧をしておきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 3月 3日(日) 2回中山4日  天候: 雨   馬場状態: 重
11R  第56回報知杯弥生賞
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定)  芝 2000m   10頭立

馬場差 +1.6 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.3-12.2-12.1-12.3-12.6
通過:36.9-49.4-61.8-74.1  上り:73.9-61.5-49.2-37.0  ミドルペース

雨によりかなり馬場が悪化してしまった。そのため2ハロン目以外11秒台のないラップとなった。そうなったことで、前半のスピードが足らない馬、末脚の瞬発力が足りない馬でも対応できるレースとなった。なので、少し特殊なレースだったと考えるべきで、今回の結果をそのまま皐月賞の参考にはすべきではないと思う。

2.隊列分析

2019030503


直線入り口で横に広がり、先行勢が後続を引き離すことができない展開になっていたが、ミドルペースで先行勢が息を入れられなかったことと外側の馬場がよかったことによるものと思われる。最後の直線でも外が伸びる結果となっていた。

3.完全タイム差検証

2019030506


信ぴょう性のある完全タイム差だと思う。シュヴァルツリーゼが大きくパフォーマンスを上げているのは、前走が極端なスローペース戦だったことによる。ヴァンケドミンゴが大きくパフォーマンスを落としているのは、前走の葉牡丹賞が過大評価だったため。

4.各馬の分析

1着  10番  メイショウテンゲン  池添謙一    2.03.3 36.7 

まずまずのスタートから積極的に前に出ようとするも、他馬が速く前から6番手で外を追走する。残り800mから追い出しを開始し、直線入り口では先頭のすぐ近くまで押し上げ、そのまま脚が衰えず1着となった。
終始外を回る距離ロスがありながら、最後まで脚色が衰えなかったので、見た目ではかなり強い勝ち方だった。ただし、道悪を苦にしないことで馬場を味方につけたということはありそう。
あと、前半かなり出していっているように見えたのに、6番手の位置しか取れなかったので、前半のスピード力はあまりないように見えた。前走が切れ負けしたので早めに出していったということなので、今回上がり3ハロンタイムに11秒台がなかったのもこの馬にはよかったようだ。そのため、今回は色々かみ合っての勝利と言えそう。皐月賞が道悪でかつ上がりのかかる競馬になればかなりやれそうに思うものの、良馬場であったら苦しいようにも思う。

2着  5  シュヴァルツリーゼ  石橋脩      2.03.5 36.2 

スタートが遅くそのため両脇の馬に挟まれ後方からになる。前半は後方から2番手を追走し、残り600mから追い上げを開始しここでも内の馬に寄られて外を回らざるを得ない状況となり大外を回りながら鋭く伸びて2着となった。
かなりトビが大きい馬ながら道悪は苦にはしていなかったようで、残り200mでの末脚はこのメンバーではかなり目立った。スタートが遅かったり、左右に無駄な動きが多くフラフラ走ったりと、かなり粗削りな走りであるがそれらが改善されてくればかなり成長しそうとも思える。また、ミドルペースでもしっかり対応できていたので、皐月賞でも相手候補として外せない1頭となりそう。

3着   8番  ブレイキングドーン  福永祐一    2.03.7 36.7 

前半は後方から3番手を追走し、残り600mから追い上げを開始しやや外に膨れ気味でコーナーを回るとメイショウテンゲンのすぐ後ろの外の位置から、メイショウテンゲンと同様の脚色で追い上げるも最後は脚色が鈍り3着となった。
ロングスパートをかけたもののいい脚が長く続かなかったので、3着にこれたのは内の馬場があまり伸びなかったことに恵まれた印象はある。あと、4角のコーナリングが上手くなかった。馬場は苦にしていなかったようだ。福永騎手のコメントでは「もっとスッと行けると思ったんですが、全然進まなかったです。メンタル面の問題なのでしょうか……。最後は伸びていますが、気ムラなところがありますね。」ということであるが、完全タイム差的には前走とほぼ同等のパフォーマンスで走れているので、気ムラとはいうものの本来の能力は発揮していたように思える。恵まれた3着なので、皐月賞では好走するのは難しそう。

4着   2番  ニシノデイジー      勝浦正樹    2.03.7 37.1 

序盤は内枠を活かして最内の前から3列目のポジションを追走するも、内の馬場の悪いところを嫌って向こう上面までにはやや外に出して5番手を追走する。4角から直線に向けては前にいたラストドラフトの内が開いていたので、内をついて追い上げるも伸び脚今一つで4着となった。結果的に最後内の馬場の悪いところを回った分、外の馬に脚色が劣ったということだと思う。ただ、12月の前走からパフォーマンスを少し落としているので、成長力はあまり感じられなかった。

5着   3番  カントル            M.デムーロ    2.03.7 37.1 

多くの馬が外を回るところをこの馬は最内の2,3番手の位置を追走し、距離ロスなく走れたことから直線最内から伸びたものの、ニシノデイジーにやや競り負け5着となった。
終始最内を回ったことで馬場の悪いところ多く走った分最後あまり伸びなかったことにつながっていそう。また、直線入り口ですぐ外にニシノデイジーが入ってきたことで、直線で外に出すことが出来なかったということはありそう。そのため、上位馬との力の差はあまりないように思う。

6着   4番  サトノラディウス    武豊        2.04.0 37.1 

スタートでよれて後方からになるも、カントルの後ろの内を追走する。4角では押してもなかなか前に進まなかったものの、内から最後までしぶとく伸びて6着となった。
名手のデムーロ騎手、武騎手が内を走っていたことから、騎手が想定する以上に雨で馬場が悪化していたということだろうと思う。最後まで伸びていたので、このメンバーでは少し能力が劣っていたとの評価でよいと思う。

7着   1番  ラストドラフト      田辺裕信    2.04.0 37.7 

好スタートから上手く逃げれたように見えたが、直線では伸びず7着に沈んだ。
直線伸びなかったのは、前走の京成杯のラップと比較すると納得できる。

今回:12.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.3-12.2-12.1-12.3-12.6
前走:12.8-10.9-12.5-12.0-12.9-13.0-11.8-11.8-11.4-12.1

前走のように4角で早めにスパートし、後続に脚を使わせることが出来なかった時点で、もう直線は伸びないだろうと思ってレースを見ることができたが、今回直線で伸びなかったのは道悪がよくなかった可能性もあるものの、やはり中盤で息が入れられない展開になったことが多きそうだ。そのため、皐月賞は厳しいペースになることが多いので、この馬には苦しそうだ。もっと長い距離のレースや、前半が速い馬がいないレースで狙うべき馬なのではないかと思う。

8着   9番  ナイママ            柴田大知    2.04.0 37.6 

ラストドラフトの2頭分外を追走して、直線入り口までは粘っていたが、直線では伸びず。
明らかに力負けであり重賞での好走は難しそう。

9着   6番  ヴァンケドミンゴ    ミナリク    2.05.3 38.9

ラストドラフトのすぐ外を追走していたが、直線入り口で早くも脱落し9着までずるずると下がった。
馬場が合わなかったとのことだが、力の差は歴然。

10着   7番  ラバストーン        江田照男    2.07.5 38.7

後方のまま全く話にならない大敗。

« 2019 阪急杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 オーシャンステークス G3 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2019 弥生賞 G2 レース回顧:

« 2019 阪急杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 オーシャンステークス G3 レース回顧 »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

オススメ商品

無料ブログはココログ