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2019年3月14日 (木)

2019 フィリーズレビュー G2 レース回顧

桜花賞の優先出走権のかかった最後のレースのひとつということもあって、例年ハイペースになり末脚がしっかりした馬が3着以内に入るといった、多頭数のわりには傾向ハッキリしたレースではある。今年は先行した馬が3着に粘ったりしたものの、やはり末脚のしっかりした馬が勝ったので、来年以降もしっかりと傾向を意識して、このレースを当てるもしくはWin5で対象馬を絞り込めるレースとすべく、しっかりと回顧していきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 3月10日(日) 1回阪神6日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第53回報知杯フィリーズレビュー
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1400m・内   18頭立

馬場差 -0.1 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.2-10.8-11.9-11.9-11.7-11.3-12.2
通過:34.9-46.8-58.5-69.8  上り:69.8-59.0-47.1-35.2  ミドルペース

雨とはいえ、馬場差-0.1とあまり悪化していない。前半2ハロンのラップタイムは速かったが、その後ペースは落ち着いて前後半のバランスはミドルペースとなった。勝負所からラスト2ハロンまでしっかり加速することと、ラスト1ハロンの持続力が問われるレースとなった。

2.隊列分析

2019031103

勝負所でしっかりペースが上がり、ついていけなかった馬が多かったので縦長の隊列となった。そのため、直線入り口の時点で外を回ったり、後方にいた馬はもうこの時点でアウトだった、

3.完全タイム差検証

2019031106


前走とのタイム差に極端な偏りがないので、今回の完全タイム差は妥当に思える。アウィルアウェイが大きくパフォーマンスアップしているように見えるのは前走が極端なスローペースで時計が遅かったためであり、ノーワンが前走の未勝利戦から大きくパフォーマンスアップしたように見えるのは今回内を距離ロスなく立ち回れたためと説明できる。

4.各馬の分析

1着   1番  ノーワン            坂井瑠星    1.22.0 34.5

まずまずのスタートから最内枠を活かして、ずっとインの中段を追走する。距離ロスなくコーナーを回れることを活かして、4角の勝負所でもあまり脚を使わず中段の位置をキープする。直線で追い出すもは前に進路がなかったため、一旦馬場の真ん中を進出しようとするも、ここも進路なく思い直して最内に戻って、ラスト1ハロンでも馬の脚色が衰えなかったので、最内の上位2頭の狭いスペースを強引にこじ開けて抜け出し同着の1着となった。
このレースで坂井騎手は十分な間隔がないのに先行馬(2番アスタールビーおよび5番アウィルアウェイ)を追い抜いたため、2日間の騎乗停止の採決を受けた。この件の直線のパトロール映像を見ると、騎乗停止になるほどのラフプレーには思えなかった。それよりも直線に入ってすぐのところで、かなり進路に迷いが出ていたのが騎乗としては拙いものだったと思う。結果論になってしまうが、腹をくくってずっと最内を走っていれば同着ではない1着になっていたと思う。阪急杯の回顧でも苦言を書いたが進路取りの判断が拙いのが坂井騎手の大きな欠点だと思う。
あと、僕の反省点としてはこの馬未勝利を脱出するのに5戦かかったいたことで軽視してしまったこと。このレースは未勝利勝ち直後の馬でも勝ったことがあることはわかっていたものの、未勝利脱出にレース使いすぎだろうと思ってしまったが、その考えは間違っていたということであった。

1着   6番  プールヴィル        秋山真一    1.22.0 34.7

まずまずのスタートから、前から6番手の内を取り切って距離ロスなく勝負所を回り、直線ではじっくりと外に出して持続力を活かして同着の1着となった。内を距離ロスなく走れたことがよく、さらに最後の持続力勝負になった展開もこの馬に味方したと思う。あまり切れる脚はなさそうなので、持続力勝負で力を発揮する馬のようではある。

3着  15番  ジュランビル        松若風馬    1.22.1 35.1

やや外を回り先行して、そのまま3着に粘った。先行した馬の中では一番粘れていた。実績も先行して上がり3ハロンタイムが5番目くらいとまずまずの粘りを常にみせているので、今後も2,3着に粘れる機会はありそう。

4着  10番  イベリス            浜中俊      1.22.1 35.2

こちらもジュランビルのすぐ内で先行して最後まで粘るも、わずかにジュランビルに劣った。こうして、先行した馬が3,4着に入ったことは、ミドルペースで速くなりすぎず、直線入り口で縦長の展開になったことが大きいと思う。

5着   9番  メイショウケイメイ  古川吉洋    1.22.2 35.1

わりとインの5番手を追走するも直線ではさほど伸びなかった。前走は同じような位置取りからしっかり伸びて勝ったのだが、そのときと上がり3ハロンタイムはほぼ同じなので、この馬は速い末脚がつかえず、時計のかかる馬場で能力を発揮すると考えてよさそう。

6着   7番  ラミエル            鮫島克駿    1.22.3 35.1

7番手追走から、最後の直線では外に出して伸びようとしたが、いい脚は使えず。この馬1200m戦では少し末脚が使えていて1400m戦では凡走しているので、1200mの方がよいということだと思う。

7着   5番  アウィルアウェイ    石橋脩      1.22.3 35.5

2番手を追走するも残り200mのところから他馬に伸び負けした。
京王杯2歳Sで2着とはいえ、超スローペースのレースだったので、速いペースが予想されるこのレースでは前半苦戦するだろうと思ったものの、あっさりと先行できたのは意外だった。でも最後まで持たないのはやっぱり、といった感じで、18週もレース間隔が空いたのは空きすぎであり、負けそうな要素がたっぷり詰まった危険な人気馬だった。

8着   4番  アズマヘリテージ    岡田祥嗣    1.22.4 34.9

後方から末脚を活かすレースを狙っていたようで、内の距離ロスの少ない位置取りは取れて最後は少し伸びたものの、残り2ハロン目のところでもたついたのでは話にならなかった。持続力は少しあっても勝負所で反応できないのでオープン戦で好走するのは難しそう。

9着   8番  エイティーンガール  池添謙一    1.22.6 35.2

9番手のまま伸びきれず。この馬1200m戦ではいい末脚を使えていたので、1200mの方がよさそう。また、このレースは1200m戦しか経験していない馬が鬼門のレースになっているが、ペースが速くなりやすく最後に坂があるコースなのでそういう傾向になっていると思う。なので、今後も1200m戦しか経験していない馬は、フィリーズレビューでは軽視でいいと思う。そうした意味でもフィリーズレビューはいつも多頭数で難解なイメージがあるものの、実は傾向がはっきりしているレースなのである。

10着  11番  ホウオウカトリーヌ  大野拓弥    1.22.7 35.2

フェアリーSのとき、この馬はいい脚が一瞬しか使えないと書いたが、今回もそんな感じだった。前回は内をそつなく立ち回れたから好走できたが、今回は外を回らされたので、コーナーと直線のちょっとの距離しか脚が使えず惨敗した。

11着  12番  キュールエサクラ    藤岡佑介    1.22.8 35.1

出遅れて後方から、最後は一番外を回ってちょっとだけ脚を使ったが、出遅れたとはいえ、過去の戦績からすると負けすぎ。道悪を苦にする走りではないので、ちょっとよくわからない。あと数戦様子をみる必要はあるが、しばらくは軽視でよいと思う。

12着   3番  キュールエミヤビ    酒井学      1.22.9 35.1

後方のまま見所なし。戦績的にも即消しでよい存在。

13着  14番  ウォーターエデン    国分恭介    1.22.9 35.0

後方のまま見所なし。戦績的にも即消しでよい存在。

14着   2番  アスタールビー      小牧太      1.23.1 36.3

逃げたが大きくバテる。前走の未勝利勝ちは1200mで減量騎手だったので、この結果は想定内。

15着  17番  レッドアネモス      岩田康誠    1.23.3 35.6

後方のまま見所なし。戦績的にも即消しでよい存在。

16着  18番  ラブミーファイン    川須栄彦    1.23.5 35.6

後方のまま見所なし。戦績的にも即消しでよい存在。

17着  16番  ココフィーユ        藤井勘一    1.23.5 36.2

近走のようにスムーズに先行することができず。騎手のコメントによると右回りがよくなさそうということで調教師と意見が一致したとのこと。

18着  13番  ウィンターリリー    菱田裕二    1.24.4 36.3

後方のまま見所なし。戦績的にも即消しでよい存在。

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