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2019年3月 6日 (水)

2019 チューリップ賞 G2 レース回顧

ダノンファンタジーの強さだけが目立つレースであり、正直他の馬の印象が薄いのだが、キャリーオーバー中のWin5の次回は3歳牝馬限定戦が2レースも対象レースになっているので、そこへつなげるべくしっかり回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 3月 2日(土) 1回阪神3日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第26回チューリップ賞
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1600m・外   13頭立

馬場差 -0.7 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.7-11.1-11.7-12.3-12.1-11.3-11.0-11.9
通過:35.5-47.8-59.9-71.2  上り:70.3-58.6-46.3-34.2  スローペース

前半はややスローペースで、それでいて中盤ややペースが緩みラスト2ハロン目が最速のラップになったので、早めのペースアップと、最後まで粘り切る持続力が必要となる展開となった。馬場はやや高速よりだったがさほど高速ではない馬場だった。

2.隊列分析

2019030501


早めのペースアップについていけた馬が多かったので直線入り口では縦長の隊列にならず、馬郡が密集する形となった、しかしゴール前では上位4頭以外とそれ以降でははっきりとした差があったので、5着以下は持続力がやや足りないと考えてよさそうだ。

3.完全タイム差検証

2019030504

前走よりパフォーマンスアップしている馬が多いが、パフォーマンスを落としている馬もいて、下位2頭は大きくパフォーマンスを落としていることと、3歳春なので成長著しい時期であることを考慮すると、この完全タイム差は妥当に思える。過去実績と比較して完全タイム差を評価しようとする場合、古馬のレースと2,3歳限定戦では少し考え方を変える必要があるといった難しさがある。

4.各馬の分析

1着   1番  ダノンファンタジー  川田将雅    1.34.1 34.0 

好スタートからかなりかかり気味になるもなんとかなだめて、最内で前から3番手の位置を追走する。周りのペースに合わせて4角を回り、直線を向いたところでは前が壁になるも少しづつ外にだし、のこり200mの手前から一気に加速し1着となった。
レース映像を見ると、前半かなりかかっていることがわかる。これだけかかっているのを抑えていたので前半かなり体力を消耗したはずであり、それでいてラスト1ハロンで他馬が減速する中この馬だけ加速できたので、このレースではこの馬の力が抜けていたということだと思う。また、直線入り口で前が壁になっても全く動じることがなかったのもレースセンスが高いことを示した。これであれば、前半前が壁になるポジションで追走すればかかることなく走れて、レース後半でさらに能力を発揮できるのではないだろうか。そう考えると、桜花賞でこの馬が勝つ可能性はかなり高いのではないかと思うのだが、どうだろうか。

2着  13番  シゲルピンクダイヤ  和田竜二    1.34.3 33.6 

あまり良くないスタートから、内に切れ込み後方の最内のポジションで追走する。4角で徐々に外に出し、エンジンのかかりは遅かったが、最後までよく伸びて2着となった。
いい脚が長く続くがエンジンのかかりが遅いので、阪神外回りの長い直線と、早めに他馬がペースアップして最後減速する展開に恵まれての2着だったように思える。過去の戦績から末脚は堅実ではあるが、展開に左右されるタイプのように思える。

3着   7番  ノーブルスコア      福永祐一    1.34.3 33.8 

前半ダッシュつかず、シゲルピンクダイヤの少し前の最内の後方で追走する。3ハロンを通過したあたりでは他馬のペースについていけず後退しそうな雰囲気があったが、それ以降ペースが緩んだのと、最内の距離得を活かして徐々に前に進出し、直線入り口ではまだ中段の位置でなかなか伸びそうな感じはなかったが、ラスト1ハロンで他馬がバテたところをしっかり伸びて3着を確保した。
この馬もラスト3ハロンの持続力が活きての3着確保だったと思うが、前半の走りが悪すぎで、今回のようなスローペースでもこれでは、ハイペース戦になったら前半の追走で脚を使いきって凡走するのではないだろうか。そんな印象なので、この馬未勝利戦を勝った後3着が3回続いているが、あまり勝つイメージは持てない。

4着  12番  ドナウデルタ        北村友一    1.34.3 34.0 

スタートは速くなく、中段の馬郡の外を追走する。4角であまり外を回りすぎないように回りつつ加速して直線に入ってすぐトップスピードに入って一旦先頭に立つも最後まで脚は続かず4着に敗れた。
シンザン記念の回顧でも触れたがこの馬4角のコーナリングが上手いので直線に入ってすぐトップスピードに乗れるのが強みだと思う。ただ、持続力は長くなさそうで、坂もよくなさそうなので、直線が短く平坦なローカル開催のレースが合っていそうな気がする。

5着   6番  シェーングランツ    武豊        1.34.6 34.0 

好スタートだったが、行く気なく、一旦後方まで下がる。4角で外を進出するもあまり速い脚は見られず。最後までダラダラと伸び続けたことで5着となった。
速い脚が全く見られなかったが、今回は休み明けでトップスピードに入らなかったと武騎手はコメントしているが、この馬エンジンのかかりが遅いので、そもそもこの程度の走りしかできないのではないかという気もする。

6着   3番  ブランノワール      藤井勘一    1.34.7 34.5 

好スタートから積極的に前の位置に出ようとするが、3ハロン目あたりでついて行けず一旦5,6番手の位置まで下がる。4角から再度進出を試みるも、ジリジリとしか脚を使えず6着に敗れた。
この馬のトップスピードは遅いように見えた。ただ、最後までジリジリと伸びていたことから持続力はありそう。エルフィンSで2着に入れたのは、時計のかかる馬場だったことが大きいように思う。そのため、この馬の狙い時は時計のかかる馬場の場合に限ると、狙い時が今後もはっきりしそうだ。

7着   2番  マルモネオフォース  富田暁      1.34.9 34.6 

最内の中段を追走し、4角からの勝負所の脚は速くはなかったが、最後までバテなかったので7着となった。
持続力はありそうなので、もっとレベルの低いメンバーであれば3着以内に入る可能性はあると思う。

8着  10番  アフランシール      岩田康誠    1.35.0 35.0 

2番手で先行し、直線入り口では一瞬先頭に立つも、その後続かず8着に後退した。
先行できたといってもスローペースであり、それでいて早々と失速したので、全くよい印象がない。前走500万条件を勝ったとはいえ低レベルレースだったので、今後好走するのはかなり難しそうに思える。

9着   5番  メイショウショウブ  池添謙一    1.35.2 35.1 

スタートでダッシュつかず、それでも先行グループに加わろうと前に出るも、すぐ諦めて中段に下げる、その後残り800mをすぎた地点で早めにスパートし、直線入り口からしばらくの間は先行争いをしそうな感じであったが、残り200mで失速した。
スタートのドタバタや後半で早く脚を使いすぎるなど、かなりチグハグなレースぶりであった。早めにスパートしたわりには残り200mまでは良く走れていたので持続力はそこそこありそう。なので、状況がかみ合えばもう少し先着できそうに思える。

10着   9番  オーパキャマラード  松若風馬    1.35.5 35.6

上手く逃げれたが、直線で失速した。前半全く速いペースでないので、このペースで逃げてまるで粘れないようでは今後3着以内に入るのは難しいように思う。

11着   4番  ハニーウィル        国分恭介    1.35.7 35.3

明らかに実力不足で見所なし。

12着  11番  サムシングジャスト  シュタル    1.35.7 34.8

明らかに実力不足で見所なし。

13着   8番  ブリッツアウェイ    松山弘平    1.36.4 36.3

明らかに実力不足で見所なし。

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