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2019年3月28日 (木)

2019 マーチステークス G3 レース回顧

非常に難解な一戦だった。ただ、サトノティターンはとても個性的で面白い馬であり、今回も、興味深い一面を見せたので今後も忘れることなく注目したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 3月24日(日) 3回中山2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第26回マーチS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(指定)  ダート 1800m   16頭立


馬場差 +0.3 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.7-11.4-12.9-12.9-12.6-12.1-12.4-12.3-13.0
通過:37.0-49.9-62.5-74.6  上り:75.3-62.4-49.8-37.7  ミドルペース

淀みない平均ペースでありL3Fで13秒まで減速する持続力が問われるレースとなった。そんな中で後方の外から1頭だけ際立った脚で追い込んだサトノティターンの走りは他馬と次元が異なるもののように見えた。

2.隊列分析

2019032502

直線入り口ではやや縦長になっていたものの、直線に入ってからしっかり追い上げてくる馬が多く、ゴール前ではかなり接戦となった。

3.完全タイム差検証

2019032507

前走負けすぎのサンマルデュークと今回大敗した14,15,16着の馬以外は前走とのパフォーマンス差が大きくないので、妥当な完全タイム差だと思う。


4.各馬の分析

1着  10番  サトノティターン    石橋脩      1.52.3 36.6

まずまずのスタートから最初は中段の位置にいたものの、徐々に下がり後方から2番手の位置まで下がる。4角から少しづつ追い上げて直線では後方外から一気に差し切り1着となった。
アメトークで「クセの強い馬」として紹介されたサトノティターンが遂に重賞を制覇した。この馬、鞭を入れると大きく右にヨレるので、ここ近走はほとんど鞭が使えなかった。前走も結局鞭を使うことなく1600万条件を勝ったので、相当高い実力がある馬であるということはわかっていたものの、鞭が使えなければさすがに重賞は厳しいだろうと思って、僕はこの馬を軽視してしまったのだが、直線ではバシバシ鞭が入ってそれでもまっすぐ走れている様子に驚かされた。鞭が入れられるようになったのであれば、重賞初挑戦で勝ち切ったのも納得。
ただ、鞭が入れられるようになったものの、そうするまでにはかなりの苦労があったようだ。最後の直線を正面からのパトロール映像で見ると、直線なのに石橋騎手は体をかなり左にそらした体制て右鞭を入れている。これは右鞭入れても右にヨレないようにしようとしてかなり練習したのではないかと思う。鞭を入れてもまっすぐ走っていたとはいえ最後は少しだけ右にヨレていた。
鞭が入れられるようになったことで、今後は無視できない存在になったが、うまく鞭を入れるにはかなり練習が必要に思えるので石橋騎手のような騎乗が他の騎手でもできるのかどうか疑問がある。そのため、次走以降石橋騎手以外が騎乗する場合は調教でどれだけその騎手が乗ったかをチェックする必要がある。また、この馬今回はパドックで馬っ気を出していたが、この馬の場合は割り引いて考える必要はなさそうだ。

2019032510 2019032509


2着  12番  ロンドンタウン      吉田隼人    1.52.5 37.6

先行して、最後まで粘り切っての2着。
この馬の日本での好走は高速ダートのときに限られていたので、今回軽視してしまったが、馬場差+0.3の馬場でしっかり走ってきた。いままでにないパターンでの好走なので、今期は調子がすごくいい可能性があるので次走以降しばらく注目する必要がありそう。

3着  11番  リーゼントロック    松岡正海    1.52.5 37.7

3,4番手追走から、4角でバシバシ鞭が入って直線入り口では先頭に立ち、最後まで粘り切って3着となった。
前半があまり速くならないペースであれば先行でき、4角で先頭に立てるようなペースであれば最後まで持続力が続くようだ。今回の展開が向いたことと、調子がよかったことが相まっての3着だと思う。

4着   6番  ヒラボクラターシュ  戸崎圭太    1.52.5 37.5

5番手追走からロンドンタウンの内から同じような脚で追い上げてきたが、末脚が少し劣っての4着だった。
悪くない走りだったが、このメンバーではわずかに地力が劣ったということだと思う。戦績を見ると好走するときと凡走するときが極端なように見えるが、好走するときはL1Fが13秒台まで減速するような持続力勝負の場合が多いようだ。

5着  15番  サンマルデューク    武士沢友    1.52.6 36.6

最後方から、久々にいい末脚を見せた。とはいえ、もう10歳だし、前半後方に置かれすぎるので、今後も3着以内に入る可能性は低いと思う。

6着   4番  ロードゴラッソ      藤岡佑介    1.52.6 37.2

後方からインをロスなく走って最後までよく伸びていた。まだオープンに入って1戦であるので、この一戦で見限らない方がよさそう。

7着  14番  グレンツェント      ミナリク    1.52.6 37.4

4角から追いあげて一瞬よい脚を使うものの直線ではあまり伸びなかった。やはり重賞では力が足りない。ただ、東海Sの回顧でも書いたが、この馬ずっと重賞を使っているので、オープン特別に出れば(斤量次第ではあるが)3着以内に入れる可能性は高いと思う。

8着   3番  ジョーダンキング    蛯名正義    1.52.7 37.3

後方から末脚不発。前走の1600万条件戦までは、速い上がりを使えていたが、重賞のペースではあまり脚が溜まらず、かつ他の馬の末脚も速いので、目立つような末脚は使えなかったということだと思う。重賞での好走は難しそうだが、この馬時計の速いダートでの実績があるので、脚抜きがよく時計の速いダートになればもう少しやれるかもしれない。

9着  16番  センチュリオン      内田博幸    1.52.9 37.5

序盤で押して外の中段の位置で流れに乗れたが、最後は脚が続かなかった。休み明けで10キロ増だったことでまだ太い体つきだったようだ。中山巧者なだけに次走も中山で馬体が絞れているようであれば、一応警戒しておきたい。

10着   8番  テーオーエナジー    田辺裕信    1.53.0 38.0

先行するも最後まで持たなかった。オープン特別で2戦続けて先行して好走した実績があるものの、やはり重賞だと荷が重い。

11着   5番  アスカノロマン      太宰啓介    1.53.3 37.7

後方から、もうかなり長期間凡走が続いているので、今後も即消しでよいと思う。

12着   1番  アルドーレ          古川吉洋    1.53.3 37.7

後方で見所なし。包まれる競馬の経験が初めてだったので戸惑ったということもあるようだが、この走りでは次走ガラリ一変する可能性は低いと思う。

13着   7番  ハーベストムーン    三浦皇成    1.53.5 38.3

見所無し。

14着   9番  エイシンセラード    津村明秀    1.54.2 39.5

直線までしっかり2番手で先行できていたものの、直線で失速した。オープン昇級初戦だったとはいえ、この馬の戦績からするとちょっと失速しすぎ。この馬昨年12月から休みなく5連戦しているので、調子を落としていた可能性はあると思う。休んでリフレッシュすればオープンでもやれる可能性はあると思う。

15着   2番  マイネルオフィール  柴田大知    1.54.7 39.4

見所なし

16着  13番  ハイランドピーク    横山和生    1.54.8 40.2

外から強引にハナを取りきったが、最後は失速した。ちょっと失速しすぎではあるが、そう無謀なペースではなかった。この馬、重賞では今のところ脚抜きのいい時計の速いダートでしか好走実績がないので、パサパサのダートでの重賞ではそもそもこの程度の実力しかないのかもしれない。

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