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2019年4月20日 (土)

2019 皐月賞 G1 レース回顧

皐月賞では初めて年明け初戦のサートゥルナーリアが勝ったということだが、それは今期はたまたま冬から春にかけて大きく成長した馬があまりいなかっただけで、今後もそういう傾向が続くというわけではないと思う。そうでなければ今後は前哨戦のG2,G3がつまらなくなってしまう。実際、サートゥルナーリアも辛勝だったわけで、サートゥルナーリアが実戦で走らなかった間に他馬が成長してきて差が少なくなってきているということだと思う。また、このレースで上位3頭と他のこれまでの3歳重賞出走馬とは能力差がはっきりして、勝負付けは済んだと思う。そうしたことを踏まえつつ、しっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 4月14日(日) 3回中山8日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第79回皐月賞
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 2000m   18頭立


馬場差 -1.2 完全タイム差 -1.9
タイムランク A メンバーランク B

LAP :12.3-10.5-12.0-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4
通過:34.8-46.6-59.1-71.2  上り:71.5-59.0-46.9-34.7  ミドルペース

前半は皐月賞らしく速いペースではあるものの、向こう正面あたりになる5ハロン目あたりで一旦ペースが緩んでいる。そのため、上がり3ハロンが速く、かつL1F最速になった。

2.隊列分析

2020041701

L3Fでペースアップする展開でL1F最速だったことから、直線入り口で前にいないとダメな展開になった。上位3頭とそれ以下の馬ではしっかり差がついたので、実力どおりの結果になったと思う。

3.完全タイム差検証

2020041704

最下位の馬以外はすべて前走より1秒以上パフォーマンスアップしているので、明らかに異常な完全タイム差になっている。この日は他に芝でタイムランクBのレースが2レースあり、それも前走と比較するとかなりおかしい。なので、この日は上がり3ハロンタイムの時計がかなり出やすいコンディションになっていたと考えた方がよいと思う。1.5~2秒くらいは過剰評価なのではないかと思う。

4.各馬の分析

1着  12番  サートゥルナーリア  ルメール    1.58.1 34.1

好スタートからスピードの速さで前の方の位置を取ろうとするが、外を回ったことによりコーナーワークで序盤は中段の位置につける。勝負所でやや外を回りつつペースアップし前に出るも最後まで上位3頭の争いが続き辛勝となった。
終始外を回りながら、普通に勝負所でペースアップして勝ったので強い勝ち方だった。
今まではL2Fでペースアップするレースが多かったのでトップスピードの持続力が未知数だったが、今回の走りで持続力もかなりのものであることを示した。

2着   7番  ヴェロックス        川田将雅    1.58.1 34.4

好スタートから、サートゥルナーリアの前での競馬となり、サートゥルナーリアの目標にされてしまい、最後はヨレたサートゥルナーリアにぶつけられる不利があったが、それでも差のない2着となった。
審議の裁定では、不利がなくても着順の差はないと判定されたが、そうとはいいきれないような微妙な着差だった。この馬、東京スポーツ杯でも他馬にぶつけられながらも着差0秒の4着だったので、ぶつけられても怯まない勝負根性があることは覚えておくべき特徴だと思う。この馬は先行して速い上がりが使えることが武器になる。東京スポーツ杯以降は重賞は使わないもののオープン特別を2連勝しているので、昨年より順調に成長してきたようだ。この馬も現時点の3歳ではかなり強い。

3着   4番  ダノンキングリー    戸崎圭太    1.58.1 34.5

内枠だったこともあり積極的に先行する。最後の直線の入り口ではかなり速い加速を見せたものの、速い脚は長くはつづかなかった。それでも最後はまた加速してきて3着となった。
瞬発力勝負に強いディープインパクト産駒だけに、序盤で先行するために脚を使いすぎたのが痛かったと思う。ダービーはスローペースになることが多いので、展開次第ではこの馬の逆転は十分可能だと思う。直線に入ったところで、一瞬勝つかと思うくらいの加速を見せたので、加速性能の高いことがこの馬の強みで、トップスピードが長くは続かないものの、最後までしっかり速い脚を使っていたので、2000mは距離が長いということではないと思う。

4着   1番  アドマイヤマーズ    M.デム    1.58.5 34.9

ダノンキングリーのすぐ後ろくらいの位置で先行し、直線で仕掛けるも、上位3頭とは明らかに末脚に差があり、やや離されての4着となった。
これまで、並びかけるとひと脚使う勝負根性で好成績を収めてきたが、能力差が出てきてしまうとどうにもならないということだと思う。現時点では昨年よりあまり成長していないということだと思う。

5着   6番  クラージュゲリエ    横山典弘    1.58.7 34.7

中段からしっかり追い上げ、アドマイヤマーズとあまり差のない5着だった。
共同通信杯ではアドマイヤマーズとの着差は0.6秒あったが、今回は0.2秒まで迫ったので、この馬は成長してきているということだと思う。3歳重賞出走馬の中で、共同通信杯組が、3,4,5着と最もよい成績だったのは偶然ではないはず。やはり完全タイム差を参考にしてレースのレベルを判断することは予想する上で重要なことであるということを示していると思う。

6着  16番  タガノディアマンテ  田辺裕信    1.58.9 34.4

かなり外を回っていたが、最後は上位馬と比べて伸びないものの、しぶとく脚を使っていたので、このメンバーで6着に入る実力は十分あったということだと思う。

7着  11番  ラストドラフト      シュタル    1.59.0 34.8

先行できず、最後もさほど伸びていないので、もう底が見えてしまった感がある。

8着  17番  アドマイヤジャスタ  岩田康誠    1.59.0 34.5

先行してきた馬であるが、今回は行く気なく、後方からで最後は少しは伸びたものの、上位勢には及ばなかった。

9着  14番  ダディーズマインド  宮崎北斗    1.59.2 35.8

外枠から、速い序盤でも積極的に脚を使い先行したが、最後は上位5頭以外にはさほど負けていない。レベルの低い3歳重賞であれば、穴をあける実力はあると思う。

10着  18番  ナイママ            柴田大知    1.59.3 34.6

見所なし

11着  13番  ブレイキングドーン  福永祐一    1.59.3 34.9

見所なし。弥生賞のレベルが低かったということ。

12着  10番  シュヴァルツリーゼ  石橋脩      1.59.7 35.5

見所なし。弥生賞のレベルが低かったということ。

13着   3番  ファンタジスト      武豊        1.59.7 35.8

見所なし。スプリングSのレベルが低かったということ。

14着   2番  サトノルークス      池添謙一    1.59.7 35.3

見所なし。前走のすみれSで勝ったものの、このレースの出走馬の次走成績の軒並み悪いでの、レベルが低かったということ。

15着   9番  メイショウテンゲン  三浦皇成    1.59.7 34.9

見所なし。弥生賞のレベルが低かったということ。

16着  15番  クリノガウディー    藤岡佑介    2.00.0 36.5

見所なし。2歳時から成長していないということ。

17着   8番  ニシノデイジー      勝浦正樹    2.00.1 35.9

走らなさすぎの成績のように見えるが、2歳時からの成長力がないのでこの程度の走りしかできなかったということだと思う。

18着   5番  ランスオブプラーナ  松山弘平    2.00.8 37.4

見所無し。毎日杯の勝馬だが、毎日杯3着のヴァンドギャルドが前日のアーリントンCで惨敗したので、毎日杯もレベルが低かったということ。

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