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2019年6月11日 (火)

2019 エプソムカップ G3 レース回顧

前走重賞出走馬が2頭のみと、メンバーレベルの低いレースであったが、レース結果も超スローペースの凡戦だった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月 9日(日) 3回東京4日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第36回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m   14頭立


馬場差 -1.1 完全タイム差 +3.2
タイムランク SL メンバーランク D

LAP :13.5-12.2-12.7-12.9-12.6-12.3-11.0-10.8-11.1
通過:38.4-51.3-63.9-76.2  上り:70.7-57.8-45.2-32.9  超スローペース

雨が降っていたからとはいえ、1ハロン目が13.5はかなり遅い。上がりが速かったとはいえ、これだけペースが遅いのは重賞では稀であり、全く評価できない結果である。


2.隊列分析

2019061001

雨が降って馬場が少し悪くなっていることもあり、外を回る馬が多かった。直線入り口では隊列はやや短かったものの、超スローでこれだけ上がりが速いと後方にいては絶望的な流れだった。

3.完全タイム差検証

2019061003

スローで補正しきれない完全タイム差になったが、前走と比較することにより、レースレベルを想定できる完全タイム差を考えることができる。各馬の前走との比較から完全タイム差は+1.5程度と思われる。このことから、やはりこのレースは低レベルなレースである。

4.各馬の分析

1着   9番  レイエンダ         牡 4 ルメール  56  1.49.1 32.7

好スタートから2番手の位置につける。直線ではジワジワ伸びて、ゴール直前でサラキアを退けて1着となった。
近走前半で前に行けないことが多かったが、今回は初チークピーシズの効果があって好スタートが切れた可能性が高いものの、1ハロン目が13.5と遅かったから先行出来たと思えるので、普通のペースのレースで今後も好位置がとれるかどうかは疑問。レースのレベルも低かったので、今後も良血馬で人気先行しそうなので基本疑ってかかった方がいい馬だと思う。
勝因は超スローペースで前につけたルメール騎手の好騎乗につきる。今までの実績がイマイチであっても、これだけメンバーが弱くなればルメール騎手ならなんとかするかもと、考えるべきであったということだろう。

2着   6番  サラキア           牝 4 丸山元気  54  1.49.2 33.0

好スタートから押し出されるように先頭に立ち、最後までしっかり伸びて2着となった。
この馬も前半が遅すぎるペースだったために前に出れて、脚を貯められるペースで逃げれたということであり、今回のようなレースが再びできるとは思えない。この馬の好走を予想するのは難しかったが、他馬の戦績と比べると、牝馬限定戦が多いとはいえオープンでは重賞ばかり走っているので、少し警戒すべきだったということだろう。

3着   4番  ソーグリッタリング 牡 5 浜中俊    57  1.49.4 32.8

4,5番手から直線入り口ではレイエンダのすぐ後ろの位置にいたが、少しもたつき離され、最後まで伸びたものの3着まで。
直線入り口ヨーイドンの競馬で、トップスピード能力ではレイエンダに劣ることをはっきりと示した。この馬、上がり3ハロンタイムが上位になることが多いが、あまりスローペースにならないレースの方がよさそう。

4着   1番  ショウナンバッハ   牡 8 吉田豊    56  1.49.6 32.7

後方から、直線に入って最後までいい脚を使い4着となった。
こんなペースでも後方になってしまう、前半のスピード能力不足は絶望的ではあるものの、近走は最後に速い末脚を使えていることが多いので、調子はよさそう。またどこかで3着になる可能性はありそう。

5着  12番  ブレスジャーニー   牡 5 戸崎圭太  56  1.49.6 33.0

後方から4角で最内をついて、一旦先頭にたつも残り200mで止まった。
距離ロスのないインをついたのは好判断だったが、今回のペースでも後方になってしまうのではどうしようもない。

6着   7番  プロディガルサン   牡 6 レーン    56  1.49.7 33.1

中段から、直線ではやや内を通って伸びかけたが残り200mで脚色が鈍った。
末脚で勝負する馬ではあるが、トップスピードが少し足りない。重賞では少し足りないということだろう。

なお、この馬Win5対象レースに出走するレースが多い割に人気を裏切ることが多いということも、見逃せないデータだと思う。

 

7着  13番  アンノートル       牡 5 柴田大知  56  1.49.8 33.1

後方からなだれ込んだだけで見どころなし。ただし、5着以下の馬と大差ない走りなので、オープン特別では好走出来そう。

8着   3番  ストーンウェア     牡 7 中谷雄太  56  1.49.9 33.4

超スローペースのため前目の位置につけれたが、瞬発力勝負ではまるで歯が立たなかった。

9着  11番  カラビナ           牡 6 武藤雅    56  1.50.0 33.2

やや後方で馬郡の中に入ってしまい、動くに動けなかったとのこと。瞬発力勝負は向いていない。


10着   8番  ミッキースワロー   牡 5 横山典弘  56  1.50.1 33.2

JC5着や有馬記念出走と、このメンバーでは明らかに格上であったため、2番人気だったものの、このメンバー、このペースでも後方に位置するレースしかできないというのには、ちょっと呆れた。追い込み馬ではあるものの、今回のような直線ヨーイドンの超スローのレースは向いていない。これだけメンバーが弱化してもだめということから今後、この馬が勝ち切るのは絶望的なのではないだろうか。

11着   2番  ハクサンルドルフ   牡 6 大野拓弥  56  1.50.3 33.6

前半の基礎スピード不足は絶望的であり、今回も後方の位置取りとなり何もできなかった。もう、オープン特別でも連対は絶望的なのではないだろうか。

12着  14番  ダノンキングダム   牡 5 三浦皇成  56  1.50.3 33.8

このレースで先行すると読めた馬はこの馬だけであり、であるならば、3着以内に粘れるのではと考えた人は多かったはず。それなのに、この馬はスタートが良くても逃げることは嫌い3番手でレースを進め。結局瞬発力勝負となり何もできず大敗した。この結果から、この馬は積極的に自身でペースを作れる馬ではないということが分かったということだと思う。戦績からも先行して好走したレースはスローペースのレースが多い。積極的に前に行く馬というよりかは、前に行って結果的にそれが恵まれたときのみ、好走する馬ということだと思う。このレースは先行しそうな馬はこの馬だけだったので、この馬が怪しい先行馬ということがわかれば、このレースは超スローペース戦になるということまでは読めそうな気がする。


13着   5番  アップクォーク     牡 6 津村明秀  56  1.50.7 33.6

出遅れて最後方のまま何もできず終わった。戦績を見るとある程度間隔を空けて大事に使われている印象があるが、ここ2戦は大敗していて、もう6歳であることから、当面はオープン特別戦も含めて疑った方がよいと思う。

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