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2019年7月

2019年7月28日 (日)

2019 クイーンS 予想

今週はクイーンSの予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑫ウラヌスチャームから、③フロンティアクイーン⑥スカーレットカラー⑨リンディホップ⑬ミッキーチャームへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑫ウラヌスチャーム1着固定で、⑥スカーレットカラーが2,3着で、相手が③フロンティアクイーン⑨リンディホップ⑬ミッキーチャームの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

 

馬名S 1走前 2走前
1 サトノガーネット +1.6 +1.5
2 リリックドラマ +2.1 +2.1
3 フロンテアクイーン +1.8 +0.6
4 ダノングレース +1.6 +1.4
5 メイショウショウブ +4.5 +2.1
6 スカーレットカラー +1.8 +0.8
7 シャンティローザ +1.6 +1.6
8 フィニフティ +2.2 +1.7
9 リンディーホップ +1.9 +1.0
10 ウインファビラス +2.2 +2.2
11 エイシンティンクル +1.2 +1.8
12 ウラヌスチャーム +0.6 +1.6
13 ミッキーチャーム +0.8 +0.8
14 カリビアンゴールド +1.6 +2.1


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲


マーメイドS

3着  15番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  53  2.00.4 35.2
外枠で前半が速いペースだったとこもあり、この馬としてはかなり後方の位置取りになった。4角でも外を回らないようにして我慢して、さらに直線の途中まで追い出しを我慢して、最後にインに進路をとって末脚を発揮し3着に浮上した。
岩田騎手の好騎乗でL1Fが12.8かかったことを活かしたレースをすることができた。
上がり3ハロンタイムはさほど速い馬ではなく、ポジショニングで勝負する馬なので上手い騎手が乗れば成績が安定しそうだ。

 


ヴィクトリアマイル

8着   7番  ミッキーチャーム    川田将雅    1.31.2 34.7
アエロリットから2馬身ほど離れた2番手を追走していたが、残り200mで失速した。
輸送はクリアしていい状態で走れたようだが、中盤に少し緩むペースで先行した方がよいようだ。

15着  18番  フロンテアクイーン  三浦皇成    1.32.2 34.7
後方から直線では、他馬と比べてあまり伸びなかった。G1では能力不足。近走重賞で好走してはいたが、G1実績のない6歳馬はG1では軽視すべきということだろう。

福島牝馬S

3着  10番  ダノングレース      蛯名正義    1.48.7 34.4 
後方から、残り800mあたりから押し上げ、4角では一旦フローレスマジックの外から前に出たが、最後は少し甘くなってフローレスマジック1馬身離されての3着だった。
1馬身離されたがフローレスマジックより外を回った距離ロスを考えると能力差はないと思う。曲線での加速性能はこの馬の武器になる。今後小回りコースで早め先頭に立ってそのまま押し切るようなレースが出来る可能性は高いと思う。

8着   8番  ウインファビラス    松岡正海    1.49.3 35.4 
2番手追走で残り150m付近までで粘っていたものの、ミッシングリンクの斜行の不利を大きく受けて最後は騎手が諦めて流してしまった。しかし、不利を受けなくても3着以内に入るのは難しかったと思う。

オークス

17着  17番  メイショウショウブ  池添謙一  55  2.26.6 38.1
見所無し。

中山牝馬S

1着   7番  フロンテアクイーン  三浦皇成    1.47.7 35.0
まずまずのスタートから、他馬が速かったこともあり中段の位置になるも、しっかりと内目のポジションで追走する。ペースの上がった5ハロン目ではやや後退気味になるも、その後ペースが緩んだところでしっかりと追いあげてきて、直線入り口では先頭のすぐ後ろの位置まで押し上げて、その後しっかりと末脚を使って1着となった。
この馬の前走は、前半にかなり脚を使って、それでいて逃げ馬を終始つついていながらも、先行した馬の中では一番の粘りを見せて先頭から0.2秒差の4着といった強いレースをしたので、今回は先行する馬が多いことから先行勢のすぐ後ろにつけて最後は先行勢がバテる中前に出て1着になるのではと僕は予想したのだが、展開は予想とはちょっと違ったもののしっかりと勝ち切ってくれた。
今回は前半に脚を使いすぎずじっくりと行ったことと、勝負所であまりペースアップしなかったことで楽に先団に取り付けたことがよかったようだ。エリザベス女王杯では勝負所でもたついたようなので、今回のような位置取りだと勝負所でのペースアップが大きい場合には取りこぼすケースがありそう。早めに先頭に立って粘るのが持ち味の馬なので、いいポジションで先行できそうかどうかが今後の予想のポイントになると思う。

2着   9番  ウラヌスチャーム    ミナリク    1.47.7 34.6
スタートは速くなく後方から2番手の位置になる。勝負所でペースアップしなかったことを利してしっかりと上がって行って、直線では上がり3ハロンタイム最速となる速い末脚を使って2着となった。
前走は位置を取りにいった分、反応が鈍くなったということで、今回はその反省を活かして前半じっくり脚を貯めたことが功を奏した。ただ、この馬はエンジンのかかりが遅いので、勝負所でペースアップしなかったことに恵まれた感はある。
前走はオープン昇級初戦で負けたので僕はこの馬は古馬重賞では通用しないのかと思って最初は切るつもりでいたものの、この日の中山9Rで昇級初戦で負けた馬が巻き返して勝ったいたので、それで思い直してこの馬とフロンテアクイーンの馬連を押さえたことで馬券を少しだけ的中させることができた。この週だけ見ても、昇級初戦で負けた馬が次走で好走するといったケースはかなりあるし、Win5対象レースで穴馬が勝つケースの中でもこのパターンはかなりあるので、昇級初戦で負けた馬の中で次走好走する可能性があるのはどういうケースかを研究することは今後の馬券作戦にかなり有効ではないかと思う。

9着  12番  ウインファビラス    松岡正海    1.48.0 35.3
果敢に先行争いに加わるも、5ハロン目のペースアップ時には少し抑えたので、1着から0.3秒差の9着となった。が、この馬このレースで引退ということで、レースぶりや過去の戦績についてとくに目立ったところはないので、特にコメントすることはない。

14着  13番  ミッキーチャーム    川田将雅    1.49.2 36.8
好スタートから先行争いに加わろうとするも、外枠だったこともあり、前から5番目の位置になる。直線でも前に伸びることなく、14着に敗れた。
この馬も、逃げないとだめそう。あと、長距離輸送でテンションが上がってしまったことも敗因に挙げられそう。ただ、この馬秋華賞でアーモンドアイから差のわずかの2着があったことで2番人気になっていたが、そもそも秋華賞は3歳牝馬限定戦であり、この時のアーモンドアイが急仕上げで本調子ではなかったことから今回は過剰人気だったと思う。

阪神牝馬S

1着   8番  ミッキーチャーム    川田将雅  54  1.33.6 33.4
まずまずのスタートで4番手追走から、4角では難なく3番手に押し上げ、直線でも楽に先頭に立ちそのまま1着入選。
あまりにも楽に勝ったように見えたので、それだけ他馬が弱かったということだと思う。
この馬、前走は中山への輸送に失敗して気難しさを出して惨敗した。今回は逃げた秋華賞よりも強い勝ち方だったように見えるものの、秋華賞自体もタイムランクはあまり高くなく、アーモンドアイが仕上げイマイチでも勝てたレースだったし、今回もレースレベルは高くないので、この馬の能力は過信しない方がよさそう。


ダービー卿CT


13着  15番  エイシンティンクル  和田竜二    1.32.9 36.3
ハイペースを2番手で追いかける積極的なレースであったが、結果的にオーバーペースだったようで、最後失速した。


愛知杯

4着 9番 ウラヌスチャーム 北村友 02:00.2
前から5番手あたりを追走するも、直線ではややもたつき、残り200mでようやく加速して4着を確保した。
戦績を見ると上がり3ハロン最速で走っている経験の多い馬であるが、今回は早めに加速する展開の先団の位置にいたこともあって、末脚が少し鈍ったようである。
戦績を見るとオープンに上がるまでやや回数を要したので、4歳馬でもランドネ、ノームコアと比べるとやや勢いが劣るということだったのかもしれない。

 


4.結論

今回も信頼出来る馬がいなくて難解なレースとなったので、あまり自信がない。ここでは大したことない3歳馬が1頭しかいないので、4歳馬に注目したいのだが、戦績からウラヌスチャームを軸にしてみた。

2019年7月26日 (金)

2019 中京記念 G3 レース回顧

この時期の3歳馬は斤量が軽いことを活かして好走する場合がわりとあって、それはよく函館スプリントSで発生していたのだか、今年は中京記念でそれが発生したという感じの結果となった。斤量に恵まれただけで、その後はまるで好走できない馬も多いので、ここでの結果を過信してはならないのだが、3歳馬が複数出走した場合は今回のように3歳馬が複数好走するケースも想定すべきということが来年以降の中京記念の予想の際の教訓になった。


1.レース結果の基礎データ

2019年 7月21日(日) 3回中京8日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第67回トヨタ賞中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立

馬場差 -0.3 完全タイム差 -0.8
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.4-11.3-11.6-11.4-11.3-11.4-11.9-12.3
通過:35.3-46.7-58.0-69.4  上り:69.9-58.3-46.9-35.6 

レース後コメントでは馬場を苦にしたものが見られたが、そう力のいる馬場にはなっていない。この程度の状態でパフォーマンスを落としている馬は力のいる馬場が全くダメということなのだろう。

2.隊列分析

2019072501

平均ペースで流れたのと、外に出しても伸びない馬場だったので直線入り口では縦長の隊列となった。


3.完全タイム差検証

2019072502

グルーヴィット、クリノガウディーは軽ハンデを活かしてパフォーマンスをUPさせた。プリモシーンはいつもと違う前目につける戦法だったため、パフォーマンスをDOWNさせた。ミエノサクシード、グランドボヌール は前走とほぼ同等のパフォーマンスを見せたと考えると、この完全タイム差は妥当である。


4.各馬の分析

1着   5番  グルーヴィット     牡 3 松山弘平  52  1.33.6 34.6 

中段追走から、直線入ってすぐでは伸びは今一つに見えたものの、ゴール直前でひと伸びして1着になった。
エンジンのかかりは遅く、減速ラップの中での最後のひと伸びだったので、トップスピードもそう大したことはないので、やはり軽ハンデを活かしての勝利だったと思う。この後まるで活躍出来ない可能性もあると思う。

2着   6番  クリノガウディー   牡 3 森裕太朗  52  1.33.6 34.4 

グルーヴィットの少し内の前の中段追走から、4角から鞭が入りっぱなしの状況だったものの、最後までしぶとく伸びて2着だった。
先行してまるで末脚が発揮出来なかった馬が、中段追走に戦法を変えて、ソコソコの末脚を使える走りをすることができたので、今後に向けて収穫のあるレースだった。長くいい脚が使える持続力があるようではあるが、トップスピードは大したことなく、今回の好走の要因はやはり軽ハンデということだと思う。

3着   7番  プリモシーン       牝 4 福永祐一 55.5 1.33.7 35.0 

中段の外を追走し、早めに進出し、ゴール直前で一旦先頭に立つも上位2頭に交わされた。
いつも後方待機のこの馬が速めのレースを行い、内容的には前走より少しパフォーマンスを落としたレースになったが、多頭数で差し馬の多い組み合わせだったので、いつもの戦法だと馬郡を捌くのに手間取るリスクがあったので、いつもより早めの戦法が正しかったと思う。いつもよりパフォーマンスを落としても勝てるメンバーだったが、3歳馬の軽ハンデにギリギリやられてしまった。

4着  15番  ミエノサクシード   牝 6 川島信二  54  1.33.7 34.3 

外枠から、後方のインを追走し、直線でしっかり伸びての惜しい4着だった。
今回はインを通る意識を強く持っていたようだが、外枠だったため、後方からの位置取りになってしまった。ゴール前の脚色は一番よかったので、内枠だったらさらに上位だった可能性がある。この馬は地味ながらいつも直線でしっかり伸びて自身のパフォーマンスをしっかり発揮するレースをすることが多いので、堅実な馬である。トップジョッキーが乗れG3戦ならばすぐ勝てるのではないかとも思う。

5着   1番  グランドボヌール   牡 5 和田竜二  54  1.34.0 35.9 

2番手追走から、直線で一旦先頭に立つも最後は交わされた。
1200m、1400m戦を中心に使っている馬だけに距離が長く合わなかった感はあるが、差し馬が多く先行有利な流れのわりには最後の粘りが足りないので、重賞では能力不足だと思う。

6着   4番  ジャンダルム       牡 4 藤井勘一  55  1.34.1 35.2

インぴったりの中段を追走し、残り400mで追い上げを開始し、坂を上がってからはいい末脚を使うも長く続かず残り100mで失速した。あまり末脚が長く使えない馬のようで、古馬重賞では全く好走実績がないので、明らかrに能力不足。ただ、オープン特別であればかなり好走出来る可能性はある。

7着   2番  エントシャイデン   牡 4 中谷雄太  54  1.34.1 34.4

後方追走で直線では外に持ち出し、坂を上がったところからよい末脚を見せた。
向こう正面でノメっていたということで、騎手は敗因を馬場と言っていたので、道悪や力のいる馬場は全く合わないと考えてよさそう。

8着  14番  カテドラル         牡 3 川田将雅  53  1.34.2 34.7 

中段後方ながら、この馬としてはいつもよりも前の位置を追走し、直線では外から追い上げようとするもさほど伸びなかった。
3歳G13着の実績があるといってもその時点では3勝クラスよりやや低い水準のレベルなので、この程度の走りでも不思議はない。現時点では古馬と戦うには能力不足の可能性が高い。あと、この馬は軽ハンデが活かせなかったので、軽ハンデが活きない馬と考えてよいかもしれない。後方待機の戦法を取るようになってから強力な追い込みを武器にしてきたが、こうした瞬間的なトップスピードを活かすタイプは軽ハンデが活きないのかもしれない。

9着  12番  レインボーフラッグ 牡 6 小崎綾也  54  1.34.2 34.2 

スタート決まらず後方から、最後は上がり3ハロンタイム最速の脚を使った。
近走堅実な末脚を使えているが、重賞で勝負するには能力不足のようだ。あと、スタートがよくないことも覚えておくべき。

10着  16番  キャンベルジュニア 牡 7 浜中俊    56  1.34.5 36.1

好スタートから3番手を追走するも、直線では全く伸びなかった。
好走出来ない不調状態がかなりながく続いているようだ。

11着  11番  ロードクエスト     牡 6 M.デム  57  1.34.5 34.5

ダッシュ付かず後方から、直線も大外からさほど伸びなかった。
デムーロ騎手らしいアイディアが全く見れず。ただ回ってきただけの印象のレースだった。やはりこの馬の能力はこの程度ということだと思う。

12着  10番  コスモイグナーツ   牡 4 国分優作  53  1.34.6 36.0

先行力を活かし4番手で先行するも直線では全く伸びなかった。
「単騎で行くのが理想なので……」と騎手がレース後コメントしているので、先行争いが起こるレースでは全く力を発揮出来ない馬のようだ。

13着   8番  ツーエムマイスター 牡 7 城戸義政  52  1.34.8 36.8

何が何でも行く構えを見せて逃げるが、直線では全く伸びなかった。
先行力があっても粘りが全く足りない。

14着  13番  ヒーズインラブ     牡 6 酒井学    56  1.35.1 34.8

後方のまま何もできず。よほど調子が悪いのか、衰えなのか・・・

15着   3番  ヴェネト           牡 7 松若風馬  53  1.35.3 36.6

オープン特別戦でも全く好走できていないことから、能力不足なことは明らか。

16着   9番  ロワアブソリュー   牡 6 幸英明    56  1.35.6 35.8

見所なし。

 

2019年7月21日 (日)

2019 中京記念 G3 予想

今週は中京記念の予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑭ミエノサクシードから、②エントシャイデン⑦プリモシーン⑪ロードクエスト⑭カテドラルへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑭ミエノサクシード1着固定で、⑪ロードクエストが2,3着で、相手が②エントシャイデン⑦プリモシーン⑭カテドラルの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

 

馬番 馬名 1走前 2走前
1 グランドボヌール +1.3 +2.5
2 エントシャイデン +1.2 +0.7
3 ヴェネト +2.3 +2.1
4 ジャンダルム +1.7 +0.9
5 グルーヴィット +1.3 +1.3
6 クリノガウディー +0.9 +1.7
7 プリモシーン +0.1 +0.6
8 ツーエムマイスター +1.1 +1.6
9 ロワアブソリュー +1.8 +1.2
10 コスモイグナーツ +1.5 +2.1
11 ロードクエスト +0.9 +0.7
12 レインボーフラッグ +1.2 +1.2
13 ヒーズインラブ +2.3 +1.6
14 カテドラル +0.9 +1.8
15 ミエノサクシード +0.7 +0.9
16 キャンベルジュニア +1.2 +0.8


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

安田記念

12着  12番  ロードクエスト     牡 6 石川裕紀  58  1.31.9 34.1
不利の影響は少なかったようで、ロジクライのすぐ後ろの位置で追走できたが、直線では全く伸びなかった。

15着  11番  エントシャイデン   牡 4 田辺裕信  58  1.32.2 34.0
明らかに能力不足で見所無し。ただ、スタート練習の成果があって、以前よりスタートがよくなったとのこと、この馬オープン入りしてから重賞しか走っていないので、オープン特別やメンバーの弱いG3では好走する可能性はある。

NHKマイルカップ

3着  10番  カテドラル          アヴドゥ    1.32.5 33.7
行く気なく後方から、ちょっとだけ押し上げやや内側で前から12頭目くらいの位置で追走する。直線残り450mあたりから追い出しはじめ最後までしっかり伸びて3着を確保した。
長くいい脚を使えていたが、L1Fの末脚の性能はケイデンスコールに少しだけ劣ったということだと思う。
僕がこの馬に注目したのは、前走のアーリントンカップで出遅れたのが幸いして、今までにない後方から追い込む競馬で好走していたので、これで新戦法に開眼したと考えたからなのだが、そのとおりに今回も後方から上手く追い込むことができた。前半で前が飛ばす展開に恵まれた感はあるが、末脚勝負の戦法でいけば今後も3着以内に入って活躍する可能性はありそうだ。

10着   6番  グルーヴィット      レーン      1.32.9 34.3
中段からあまり伸びず。この馬も時計のかかる馬場の方がよさそう。

14着   1番  クリノガウディー    藤岡佑介    1.33.5 35.5
いいところなく、ここでは力が足りない。

ヴィクトリアマイル

2着   9番  プリモシーン        福永祐一    1.30.5 33.0 
スタートはよかったが、他馬が速くやや後方の位置から、残り400mで鋭く伸びてきたが、2着となった。
この馬エンジンのかかりが遅く、馬郡を捌くのが下手と僕は考えていたが、そのとおり直線でもなかなかエンジンがかからず、残り400mを過ぎたところで、エンジンがかかった。このレースはハイペースで馬郡がばらけた為スムーズに進出できたとみる。エンジンのかかりが遅いため東京コースは向いていると思うものの、馬郡を捌くのに手間取るので、多頭数のレースであれば今後も少し狙いを下げた方がよいと思う。

6着  10番  ミエノサクシード    川島信二    1.31.1 33.1
前半のスピードについていけず後方三番手となるがインぴったりを走って直線では最後まで伸びて6着になる。
ペースが速い時は後方からになったが、本来は中段でレースしたい馬。最後は堅実に一脚使ってくる。G1では能力が足りないがメンバーの弱い重賞では十分3着以内入る能力はある。

ファルコンS

2着  13番  グルーヴィット      北村友一    1.21.0 34.4
ハッピーアワーの少し前の位置から直線入り口では同じような脚色で追い込んでくるも、最後はハッピーアワーに末脚が劣った。
ダート実績しかなく、芝のレースは初挑戦だったが、前半スピード負けすることなく中段の位置で追走することができて、最後に末脚を確実に使える馬のようだが、今回は勝馬より少し能力が劣った形になったが、同じような条件のレースであれば、今後も3着以内に入る可能性は高そう。ただ、勝ち切るにはもっとメンバーが弱くなる必要がありそう。

ダービー卿CT

2着  12番  プリモシーン        福永祐一    1.31.7 34.0
後方から4角でじわじわ押し上げ、最後まで脚色が衰えなかったことで2着に浮上した。
この馬、エンジンのかかりが遅いのだが、単調なハイペース戦だったので、4角で追い上げやすかったのがよかったと思う。また、この馬の前走のレース回顧で馬郡を捌くのが下手なのではと書いたが、今回はハイペースで馬郡がばらけたことも良かったと思う。なので、この馬も今後の狙いどころがわかりやすいと思う。

阪神牝馬

3着  12番  ミエノサクシード    川島信二  54  1.33.7 33.3
後方からであったが、徐々にポジションを押し上げ、4角では外を回って差してきての3着だった。
2走前のターコイズSは9着でも1着馬から0.4秒しか離されていないので、不人気馬ながらこれで3戦続けて重賞を善戦している。今後も重賞で穴馬として面白い存在になると思う。

CBC賞

6着   1番  グランドボヌール   牡 5 城戸義政  54  1.10.4 35.3 
まずまずのスタートから、ずっと最内を追走するも最後は大して伸びなかった。
インぴったりを走って、最後は撃沈しているので、上位馬との力の差は歴然となるレースだった。以降もオープン戦では軽視した方がよさそう。


4.結論

完全タイム差の比較ではプリモシーンが抜けているのだが、追い込み脚質でエンジンのかかりが遅く、馬郡を捌くのが下手なので、最悪3着以内を取りこぼす可能性があるので、軸には出来ないと考えた。カテドラルも追い込み脚質であり、他にも差し追い込み脚質の馬が多いので前に行ける馬が有利になるのではと考えられるものの、先行馬には信頼できそうな馬がいない。そこで、近走の重賞で安定した成績で走っているミエノサクシードに期待した。ロードクエストはデムーロ騎手の立ち回りに期待してピックアップした。エントシャイデンは、このメンバーならば好走出来るかもとの期待からピックアップした。

 

 

2019年7月17日 (水)

2019 函館記念 G3 レース回顧

成績の安定している馬が不在の難解なレースであったが、終わってみれば前残りの決着となった。
今年は例年以上に前走巴賞に出走した馬が多かったが、巴賞で好走した馬が不発に終わり、力を出せなかった馬が上位に来た。例年、巴賞で好走した馬は苦戦することが多いこのレースの特徴を踏襲する結果になった。このことはこのレースの特徴として、今後覚えておく必要がありそうだ。
本命にしたゴールドギアは不発だったが、上位人気勢がアテにできない状況だったので、後悔はなく今後もこういう場合は同じように攻めの予想をしていこうと思う。ただこういう予想のケースは自信度が極めて低くなる。

1.レース結果の基礎データ

2019年 7月14日(日) 2回函館4日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第55回農林水産省賞典函館記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   16頭立


馬場差 -0.2 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.7-11.7-11.9-11.7-11.8-11.9-12.0-12.0-11.6-12.3
通過:36.3-48.0-59.8-71.7  上り:71.6-59.8-47.9-35.9

全国的に雨が降り続いた地域が多い週であったが、函館はさほど馬場は悪化しなかったようだ。
レースは平均ペースとなった。ラップタイム的には巴賞とそう大きく変わらないものの、巴賞は前が競り合ったり、早めにマクる馬がいたりと、先行馬に苦しい展開となったが、このレースは前の馬が競り合うことが少なく自身のペースで走れる展開となった。やはりラップタイムだけではく、レース映像をよく見ないとレース展開の状況は正確に把握できないということなのだと思う。


2.隊列分析

2019071601

直線入り口でかなり縦長になっているが、ハイペースではなく平均ペースでまだ前が比較的余力を残している状況なので、こうなると前にいなければどうにもならない。


3.完全タイム差検証

2019071602

前走好走してダメだった馬、前走力を出せなかったが今回は好走した馬が入り乱れる結果となったため、大きくパフォーマンスを上げた馬、下げた馬が混在しているが、この完全タイム差は妥当だと思う。

4.各馬の分析

1着   4番  マイスタイル       牡 5 田中勝春  56  1.59.6 35.9 

スタート後、ハナを取り切って、やや速い平均ペースでレースを引っ張る。直線の手前でマイネルファンロンに一旦交わされるも最後に差し返して1着となった。
巴賞に比べると、先行力のある馬が少なかったため、この馬が先行できると予想するのは容易ではあったが、この馬、好走と凡走を繰り返すムラ馬であるため、この馬を信頼すること自体が大きなギャンブルとなる。
今回のように気分よく先行できれば、最後までしぶといことは戦績からわかっていることではあるが、それだけに今後もこの馬の扱いは難しくなる。今回も相手候補としてピックアップすることができたが、常に相手候補として警戒すべき馬ということなのであろう。


2着   6番  マイネルファンロン 牡 4 丹内祐次  54  1.59.6 35.6 

スタート後先行争いはせずマイスタイルにハナを譲り2番手を追走、最後はマイスタイルを捕らえるかに見えたものの、最後は差し返されて2着となった。
マイスタイルより少し離れた2番手で他馬に絡まれることなく自身のペースで先行できていたので、マイスタイルとは明らかに能力差があることがわかる結果となった。
前走は厳しいペースで能力を発揮できなかったが、1600万条件戦勝ちの真完全タイム差がよかったように、重賞でも自身のペースで先行できれば好走出来る可能性があることは示した。

3着  10番  ステイフーリッシュ 牡 4 中谷雄太 57.5 1.59.9 35.3 

4番手追走から、勝負所でスパートし、脚は速くはないものの、最後まで脚色衰えることなく3着になった。
相変わらず、長く脚を使える持続力はあるものの、トップスピードは速くない。しかしながら毎度安定して自身の能力を発揮するので、2,3番手候補として常に警戒すべき馬である。

4着   5番  ドレッドノータス   セ 6 菱田裕二  56  2.00.1 35.7 

3番手を先行できたので、前残りの流れに恵まれての4着との印象が強いが、前走の巴賞と同等の能力は発揮出来ているので、安定して能力が発揮できる馬ということなのかもしれない。
また、調教ではステイフーリッシュと併せ馬でステイフーリッシュを抜かせない調教だったので、かなり調子がよかったようだ。

5着   2番  アメリカズカップ   牡 5 北村友一  55  2.00.3 35.3

中段の最内を追走し、最後は距離得を活かしてなだれ込んでの5着。
早め進出して外を回った馬がバテたのに乗じて距離得を活かした印象なので、あまり評価できる着順ではない。

6着   1番  レッドローゼス     牡 5 蛯名正義  56  2.00.4 35.6

中段追走から、残り600mで外に出して進出するも、ジリジリとしか伸びず。
この馬は持続力はあるもののトップスピードは速くなさそうなので、さらに上がりのかかる展開の方がよさそう。前走のオープン特別はたまたま展開がハマったということで、現時点ではオープン特別で安定して能力を発揮出来る馬ではないということだと思う。

7着   8番  メートルダール     牡 6 武藤雅    57  2.00.8 35.2 

前半はかなり後方を追走、残り600mで外に出して進出しようとするも、他馬も同じように追い上げているのでなかなか前に出れず。直線で大外から伸び続けて少しだけ着順を上げた。
最後は上がり3ハロンタイム最速の末脚を見せたが、後方の位置取りでは話にならない展開になったことが大きかった。もともと戦績から緩い馬場はよくないとわかっていたのだが、それが前半の追走が今一つだった要因の可能性はある。ただ、後半はしっかり追い上げていたので調子は悪くなさそうで、高速馬場で見直せそう。

8着  14番  ナイトオブナイツ   牡 6 池添謙一  56  2.00.8 35.4 

後方から、メートルダールのすぐ外の少し前を追走し、残り600mで外に出して進出し、メートルダールよりはコーナーでの反応はよかったが、他馬も同じように追い上げているので着順を上げることができなかった。
最近後方からの追い込みで末脚が安定的に発揮できるようになってきたものの、やはり重賞では能力は足りない。前走のオープン特別2着は展開に恵まれた要素が大きかったということである。


9着  13番  アーバンキッド     牡 6 横山武史  54  2.00.9 35.7

中段追走から直線でもさほど伸びず、この程度の実力ということ見所なし。

10着   9番  ポポカテペトル     牡 5 岩田康誠  55  2.01.0 35.6

後方追走から、最内を回るもさほど伸びず。やはりオープンでは実力不足。

11着  15番  ゴールドギア       牡 4 幸英明    52  2.01.0 36.1

後方追走から、3角のかなり早めに外から進出しようとするもの、最後はバテた。
後方追走ではどうしようもない展開だったので、後方でじっくり構えて末脚に賭けても届かなかったと思われるので、早めの進出は仕方なかっただろう。この馬のよさを発揮出来なかったレースなので、これで見限ることはないと思う。ただ、52キロの軽ハンデを活かせなかったので、軽ハンデが活きる馬ではないということは覚えておきたい。

12着   7番  カルヴァリオ       セ 6 吉田隼人  54  2.01.0 35.4

後方追走から、直線でもさほど伸びず。オープンでは実力不足。

13着  16番  エアスピネル       牡 6 福永祐一  58  2.01.1 36.2

中段追走から、外を回って追い上げようとするも、直線では全く伸びなかった。
戦績的にこのメンバーでは格上の馬であったが、外枠で常に外を回った距離ロスはあるし、そもそもこの馬はマイル戦がベストで2000mは距離が長いということだと思う。昨年の札幌記念で負けた時のルメール騎手のコメントでも距離を理由にしていた。菊花賞3着の実績はあるが、近年の菊花賞は長距離戦らしからぬ展開になるので長距離実績には加えない方がよい。そのため、次走マイル戦に出走したら、ガラリ一変の可能性はありそうだ。
 
14着   3番  ブラックバゴ       牡 7 斎藤新    55  2.01.5 35.8

後方からまるでのびず。もうオープンでの好走は無理ではないだろうか。

15着  11番  マイネルサージュ   牡 7 国分恭介  55  2.01.6 35.7

後方からまるでのびず。もうオープンでの好走は無理ではないだろうか。

16着  12番  スズカデヴィアス   牡 8 勝浦正樹 57.5 2.01.9 36.2

後方から、まるで伸びなかった。コーナーで馬が嫌気を出していたということなので、気性的にアテにできないムラ馬ということのようだ。戦績どおり重賞では能力は足りないものの、オープン特別ではやや警戒が必要という馬なのだと思う。

 

 

2019年7月13日 (土)

2019 函館記念 予想

今週は函館記念の予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑮ゴールドギアから、④マイスタイル⑩ステイフーリッシュ⑫スズカデヴィアス⑭ナイトオブナイツ への3連複流し

 (2)遊び

    ⑪ゴールドギア1着固定で、2,3着が⑧⑫⑭の3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

 

馬番 馬名 1走前 2走前
1 レッドローゼス +0.4 +2.2
2 アメリカズカップ +1.8 +3.5
3 ブラックバゴ +1.7 +2.7
4 マイスタイル +2.1 +0.6
5 ドレッドノータス +1.4 +1.5
6 マイネルファンロン +2.4 +0.6
7 カルヴァリオ +2.7 +1.0
8 メートルダール +0.8 +2.2
9 ポポカテペトル +6.3 +0.6
10 ステイフーリッシュ +1.2 +2.7
11 マイネルサージュ +2.3 +1.7
12 スズカデヴィアス +1.1 +0.9
13 アーバンキッド +1.8 +2.0
14 ナイトオブナイツ +1.1 +1.9
15 ゴールドギア +0.9 +2.3
16 エアスピネル +0.5 +0.3

 


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

鳴尾記念

3着   6番  ステイフーリッシュ 牡 4 藤岡佑介  56  1.59.8 35.2 
4番手追走で残り600mからスパートするも、直線でメールドグラースにはあっさり交わされ、ブラックスピネルを捕らえることもできなかった。
この馬の個性である、ロングスパートで長くいい脚を使うものの、トップスピードが劣るといった特徴がそのまま現れたレースとなった。鋭い末脚はないものの、最後まで脚は衰えないので、G2,G3戦であれば常に2,3着候補として検討すべき馬ではある。

6着   8番  ブラックバゴ       牡 7 岩田康誠  56  2.00.3 35.1 
最後方追走から、最後の直線でちょっとだけ伸びたように見えたが、末脚の劣るメンバーだったので相対的に伸びたように見えただけだと思う。
今回のペースでも最後方になるということは前半の基礎スピード能力が絶対的に不足していて、重賞で好走するには絶望的だと思う。

目黒記念

12着  11番  ポポカテペトル     牡 5 M.デムーロ  55  2.33.4 40.3
大敗なので、馬の能力が全く足りない。

新潟大賞典

9着   5番  メートルダール      福永祐一    1.59.4 33.7
中段につけるも最後は瞬発力で見劣った。

11着   4番  スズカデヴィアス    藤岡康太    1.59.5 33.9
見所なし。

13着  14番  ドレッドノータス    坂井瑠星    1.59.8 34.8
先行するも全く伸びない。

大阪杯

13着  10番  ステイフーリッシュ  藤岡康太    2.02.4 36.1
長くいい脚は使うがスピードに欠ける馬なので、このメンバーではスピード能力が劣ったとの評価でいいと思う。


ダービー卿CT

3着  13番  マイスタイル        横山典弘    1.31.7 34.5
先行グループの一番後ろながら、インぴったりを追走し、直線では最後他馬がバテる中最後まで粘り切り3着を確保した。
この馬は、ハイペース戦の福島記念でも最後まで粘れるところを見せたので、ハイペース戦の適正はありそう。加えてインぴったりを走れたことも良かったと思う。しかしながら、この馬オープンに入ってから、1回おきに好走と凡走を繰り返しているので扱いが難しい。次走は凡走する順番として疑ってかかってよいかもしれない。


日経賞

8着   5番  ブラックバゴ        池添謙一    2.35.6 35.7
見所なし、重賞での好走実績のまるでない馬でかつ、気難しい面のある馬なので、重賞では即消しでよいと思う。

金鯱賞


8着   4番  スズカデヴィアス    藤岡康太    2.01.4 34.7
後方のまま見所なし。ただ、3戦続けてG2戦での凡走なので、G3戦になれば、相手次第ではあるが見直しが必要。

13着  13番  メートルダール      福永祐一    2.01.8 35.2
前走の走りがよかったので、ちょっと期待したのだが後方のまま全くいいところなし。この馬も柔らかい馬場がよくないようではあるが、もう6歳で2戦続けて好走する調子を維持するのが難しくなっているのかもしれない。

小倉大賞典

10着   8番  マイスタイル       田中勝春    1.47.3  34.5
スタートから、他の先行馬にはスピード負けし、5番手を追走し、勝負所では全く伸びず10着に敗れた。
やはり、この馬はアテにできない。あまり速くなくても先行力のある馬が数頭揃ってしまうと、気分よく先行することができずに、凡走するということなのだと思う。さらにこの馬の戦績を見ると、福島記念の完全タイム差を前述のとおり割り引くとすると、この馬は古馬重賞を走った時は完全タイム差+2秒前後のパフォーマンスしかだせていないということがわかる。つまり、この馬はそもそも弱いと考えられるわけで、弱いメンバーでかつ、先行する馬が少なく気分よく先行出来そうなときと、狙える条件がすごく狭い馬ということなんだと思う。

4着  11番 
ナイトオブナイツ   古川吉洋    1.47.0  34.0

スタートは遅く後方からになるが、ずっとインを器用に立ち回り、最後は後方からインを鋭く伸びて4着となった。後方から差し込んでこれたのはこの馬だけだったので、ちょっと目だったが、何度も言うように末脚のよくないメンバーであったから目立っただけで、さらに最内をロスなく通れたことが大きかったと思う。この馬近走はいい末脚を発揮しているが、前半のスピードが極端に遅いのが弱点となる。オープン特別で勝った巴賞のときは、前半が極端に遅いペースだったので先行することできて、勝てたものであった。そのため、今後も4.5着に善戦することは多いと思われるが、3着以内に入るには前半が遅いペースで、他に末脚の鋭いメンバーがいない時と、かなり恵まれた条件になる必要があると思われる。

14着  14番  アメリカズカップ    幸英明      1.48.1  35.4
かなり馬場が荒れてかなり時計がかかる場合でないと好走出来ない馬なので、この馬のレースぶりについてコメントすることは何もない。

京都記念

2着 10番  ステイフーリッシュ  藤岡佑介   2.14.8   34.8
まずまずのスタートから積極的に4,5番手の位置をとり、残り600mの少し前からスパートを開始し、その後長くいい脚を使って追い上げるもダンビュライトにわずかに届かずの2着となった。
今回も長くいい脚を使えることの馬の特徴を活かした走りが出来ていたと思う。この馬の持続力であれば、もう少し早めにスパートしていれば勝っていたかもしれない。とにかく、持続力が長く続くのがこの馬のいいところながら、トップスピード能力が足らないために今回のようにどうしても2,3着になることは今後も多いと思うが、前回も書いたように堅実な馬なので3連複の軸には最適な馬だと思う。

AJCC

3着 10番 メートルダール マーフィー 02:13.8
序盤はフィエールマンの後方を追走するも、向う正面でジワジワと進出を開始し、4角では思い切って外を回って早めにフィエールマンの外からフィエールマンより前に出て、その後も長くいい脚を使うも、フィエールマンの瞬発力にはかなわず3着となった。
思い切って外を回して4角でスパートする様子はこの馬のストライドの大きさも相まってかなり迫力があって見応えがあった。また、強引に大外ぶん回しているように見えて実は遠心力に負けないように制御して外を回りすぎないようにしていたマーフィー騎手の騎乗も見事だった。この馬、長くいい脚が使えてもジワジワとしか伸びない印象があったので、直線の長いコースでないと難しいのかとも思ったが、こうして小回りコースの4角から強引に加速する競馬ができることがわかったのは、陣営にとっても収穫じゃないかと思う。マーフィー騎手のコメントによると、「厩舎の方々が素晴らしい仕上げをして下さったおかげで、凄くいい走りができました。着差が着差だけに、もっと流れてほしかったですね。能力のある馬なので、自分が次走乗れないことは残念です。」とのことなので、馬の調子はかなりよかったようだ。次走この馬に乗る騎手もマーフィー騎手の騎乗をお手本にして、4角から大胆にスパートしてもらいたいものである。

阪神カップ

11着 8番 カルヴァリオ 池添 01:22.5
前走の京阪杯は最後方の大外から回ってくる明らかに距離ロスの多い走りで、それでいて最内を追い込んだ2着馬と遜色ない脚色の末脚を見せていたので、関西のトップジョッキーに乗り替わった今回はいい走りをして巻き返すのではないかと期待したが、道中は期待通りロスの少ないコース取りで走ってくれたが、直線ではいつもの伸びは見られなかった。だがこれは馬場のせいの可能性が高いようで、池添騎手も「追って脚を取られてしまっていたように、パンパン馬場の方がいいでしょうね。」と言っているので、今後巻き返して大穴馬券を提供してくれる可能性はまだあるのではないかと期待しているので、もうしばらく注目してみたいと思っている。

4.結論

今回も回顧記事の再録にあるように、重賞経験馬はイマイチの馬が多いので、新興勢力に期待したいところとなり、それであれば、先週の七夕記念2着のクレッシェンドラヴに前走勝ったレッドローゼスに注目すべきところなのであるが、この馬の戦績をみると、クレッシェンドラヴよりも安定性に欠けるので今回は思い切って切ることにした。
そこで、今回は格下馬ながら、ゴールドギアを軸にしたのだが、この馬、毎回上がり3ハロンタイムが最速かそれに近いタイムで堅実に末脚を使えているし、洋芝のレースでの好走実績もあるし、クラス補正をかけた真完全タイム差を比較してもこのメンバーであれば遜色ないので、自信はあまりないものの攻めの予想をすることにした。幸騎手がわざわざ乗りに来ることと、52キロの軽ハンデも魅力的な条件だ。

マイスタイルは、アテにできないムラ馬ながら、凡走と好走を繰り返していることから馬券から切ることはできなかった。ステイフーリッシュは重賞でそこそこやれているので、ピックアップした。スズカデヴィアスも重賞中心に走っていたことから、展開に恵まれたものの前走の巴賞の好走は決してフロックではなく、さらに斤量減で土曜もわりと外差しが決まっていたことから怖い存在だと思う。ナイトオブナイツは相変わらず前半の追走力が劣るものの、末脚がよくなってきたのでチャンスありとみる。

このメンバーでは実績上位のエアスピネルは、休み明けということと、好走がマイル戦に集中して、昨年の2000m戦札幌記念で負けた際にルメール騎手が「距離かも・・・」と言っていたことから切った。

2019年7月10日 (水)

2019 プロキオンS G3 レース回顧

アルクトス、ミッキーワイルド、ヴェンジェンスの能力比較が難しいレースであったが、紛れのない、能力差がハッキリと現れる結果となった。上位3頭とそれ以下、特に6着以下との力差は歴然であった。ただそれだけに6着以下でもオープン特別戦であればソコソコやれそうな馬も何頭かいたのでしっかりレース回顧しておきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 7月 7日(日) 3回中京4日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第24回プロキオンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1400m   15頭立


馬場差 -1.8 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.3-10.5-10.5-11.0-11.7-12.2-13.0
通過:33.3-44.3-56.0-68.2  上り:68.9-58.4-47.9-36.9 

前半3ハロン目も10秒台とかなり速く、後半が減速ラップとなる激しいハイペースの消耗戦となった。

2.隊列分析

2019070802

直線入り口ではかなり長い隊列になっている。これはハイペースで前半の追走力の差がハッキリ出たということだと思う。

3.完全タイム差検証

2019070804

多くの馬が前走よりパフォーマンスを上げているようになってしまっているので、この完全タイム差は過大評価。完全タイム差は+0.5程度とするのが妥当。

4.各馬の分析

1着  10番  アルクトス         牡 4 田辺裕信  56  1.21.2 36.5 

スタート後先行勢についていくが無理せずコーナーまでにインに潜り込み最内で4番手を追走する。直線でジワジワ伸びて、最後は
ミッキーワイルドと併せ馬の形になりひと伸びして1着になった。
前走のオープン特別勝ちが辛勝だったので、大したことないように思ってしまったが、最後に並んだときの勝負根性はかなりのものということなのだろう。あと、コーナーを最内で回ったので、このペースでも脚を貯める瞬間を作れたのが大きい。インを上手く立ち回れるレース巧者ということは覚えておきたい。

2着  12番  ミッキーワイルド   牡 4 北村友一  56  1.21.3 36.2 

アルクトスの少し後方から、こちらもコーナーをしっかりインで回り、直線に入ってジワジワ伸び、坂を上り切ったところから一気に加速するも、前にいたアルクトスは交わせずに2着になった。
この馬も脚を貯めれるように走れたことは大きい。坂を上がったところからの瞬発力はかなりのものだったが、そう長くは使えないようであった。昇級馬で前走の真完全タイム差がそう秀でたものではなかったので、重賞でやれるかどうか疑問だったが、しっかりパフォーマンスを上げてきた。

3着   4番  ヴェンジェンス     牡 6 幸英明    56  1.21.6 37.1 

速いペースを3番手で外から追いかける苦しい展開だったが、4角から鞭を入れ続け、上位2頭ほどの脚は使えなかった最後まで伸び続け3着を確保した。
息の入らない苦しい流れでしっかり3着に入ったので力はかなりある。が、砂を被るとよくないとか、矯正されてきてはいるが、左回りだと外にヨレそうになる癖があるので、上位馬に比べるとレースの立ち回りがあまり上手くないということが弱点だと言えそうだ。ただし、もう少しペースが緩ければ勝っていたのではと思えるほどの実力はあるので、常に警戒が必要な馬ではある。


4着   5番  サンライズノヴァ   牡 5 松若風馬  57  1.21.7 35.4 

直線で大外の後方から、久々にこの馬らしい末脚を炸裂させて4着になった。騎手のコメントではハイペースすぎて脚が貯められなかったものの、最後は地力で好走できたということなので、この馬調子を取り戻してきたと考えてよさそうだ。

5着   9番  マテラスカイ       牡 5 武豊      57  1.21.8 37.5 

ハイペースで飛ばし、ラスト100mまで粘っていたが、最後は止まった。
中京コースは直線の前半に坂があるため逃げ馬にとって苦しいコースであるので、昨年上手くいったからと言って今年も逃げ切りが叶うとは考えない方がよいということであり、このレースでは逃げ馬は実力があっても相手候補に留めておくのが基本だと思う。

6着   7番  アディラート       牡 5 酒井学    56  1.21.9 36.4 

後方から、最後までしっかり伸びていたが、上位勢との力差は歴然だった。

7着  14番  キングズガード     牡 8 M.デム  56  1.21.9 35.9 

後方から4角での反応が鈍く、最後他馬がバテたころになってようやく伸びた。上位勢との力差は歴然だった。

8着   8番  ウインムート       牡 6 川田将雅  58  1.22.2 37.4 

アルクトスのすぐ後ろの外を追走するも、直線ではさほど伸びなかった。

9着   1番  サクセスエナジー   牡 5 松山弘平  57  1.22.4 38.0 

2番手追走するも最後は後退。
直線で、アルクトスに前をカットされる不利を受けたが、不利がなかったらさらに上位に来れたとは思えない程度の走りだった。

10着   6番  ワンダーサジェス   牝 6 太宰啓介  54  1.22.4 37.1

先行争いについていけず、最後もなだれ込んだだけだった。

11着   2番  ダノングッド       牡 7 鮫島克駿  56  1.22.4 36.3

後方から、距離ロスなくインを回るも、いい脚はなかった。

12着  15番  プロトコル         牡 8 川須栄彦  56  1.22.6 36.8

後方から、直線でもまるで伸びずいいところなし。
 
13着   3番  ドンフォルティス   牡 4 秋山真一  56  1.22.6 36.2

後方から、最後は外を回って直線でちょっとだけ伸びたように見えるも、内枠でインを回る器用さがまるでないようだった。前半の追走力もなく、まるでいいところがなかった。

14着  11番  オールドベイリー   牡 5 小崎綾也  56  1.22.8 37.8

見所無し。

15着  13番  アードラー         牡 5 西村淳也  56  1.22.9 36.3

見所無し。

2019年7月 9日 (火)

2019 七夕賞 G3 レース回顧

先週に引き続き、軸馬は正解であり、ピックアップした相手馬も3,4着にしっかり来たものの、肝心の勝馬をピックアップできず外してしまった。ミッキスワローをピックアップできていたら、3連複3万馬券が取れていて、ミッキスワローさえこなければ3連複10万馬券が取れていたいたのにと思うと、逃した魚は大きい感は先週より大きいのだが、ここまでくれば高配当GETはあと少しだと思うので、引き続きしっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 7月 7日(日) 2回福島4日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第55回七夕賞
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   16頭立

馬場差 +0.7 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.2-11.0-11.1-11.9-11.8-12.1-12.0-12.2-12.3-13.0
通過:34.3-46.2-58.0-70.1  上り:73.4-61.6-49.5-37.5 

馬場差+0.7と、かなり時計のかかる馬場になったのに前半かなり速くなったので、後半は消耗線になった。ただ、ラスト1ハロン13.0秒もかかったのは、瞬発力に秀でた馬がいなかったと見るべきだと思う。

2.隊列分析

2019070801

直線入り口でミッキスワローがこんなに前にいると予想するのは極めて困難だったと思う。外伸びの馬場だったということと、1,2着馬が後続を離していたということはしっかり覚えておくべきだ。

3.完全タイム差検証

2019070803

エプソムカップで全く力を出せなかったミッキスワローや、天皇賞で惨敗したロードヴァンドールがパフォーマンスを上げていることは納得できるので、クレッシェンドラヴやゴールドサーベラスが前走程度のパフォーマンスだったと見るのは妥当だと思うので、この完全タイム差は妥当だと思う。そう考えると今年の重賞レースのなかではまずまずのレベルだっと思う。1,2着馬は条件に恵まれればまた好走する可能性はありそうだ。

4.各馬の分析

1着  12番  ミッキースワロー   牡 5 菊沢一樹 57.5 1.59.6 36.7 

スタートは遅かったが、後方にまだ6頭いる位置まで上げて、いつもより前に位置する。向こう正面でも馬場のいい外を回り、残り600mで外から早めにスパートすると、そのまま押し切って1着となった。
末脚勝負の馬ではあるが、高速馬場の瞬発力勝負では分が悪く、また近走は前半の追走力が弱いように見えていたが、今回の走りを見ると追走力は問題ないようだ。ただ、今回は早めに脚を使ったことからL1Fが13.0もかかっていて、持続力はそう長い方ではないといえそう。今回は他馬との能力差に助けられての1着とみるべきである。
オープン入り後ずっと重賞を使ってきていて、好走実績があるので、順当勝ちではあるのだが、近走は前半の追走が遅く、特に前走のエプソムCでは超スローにもかかわらずずっと後方だったので、「呆れた」と評価してしまい、ペースが速くなりそうで直線の短いこのレースでは厳しいと考えてしまったのだが、このエプソムCでの評価が間違っていたということだったのだろう。
今回の状況を受け入れるには、「横山典弘騎手が乗って後方でレースをした馬は、意図的に後方に位置しているだけで、前半の追走力が劣るといわけではない。他の騎手に乗り替わった場合は戦法を変える可能性がある」と考えるべきなのかもしれない。
よく後方ポツンが多いと言われる横山典弘騎手だが、ルメール・デムーロ騎手のように展開に応じて臨機応変に立ち回ることはせず、展開決め打ちで、ハマれば好走するが、ハマらないと全然ダメという戦法の騎手なんだと思う。このように、横山典弘騎手が乗って惨敗した馬については、今後のレース回顧では気をつけるようにしようというのが今回の最大の教訓になった。

2着  15番  クレッシェンドラヴ 牡 5 内田博幸  55  1.59.7 36.6 

スタート遅く後方から、ミッキースワローのさらに後方の外を追走する。残り600mで外からじわじわスパートし、直線の途中では突き抜けそうな勢いがあったが、残り100mあたりで勢いが鈍り2着に屈した。
後方からの追い込み馬であるが、コーナーから加速できるので小回りコースでの好走実績があったのだが、実績通りの走りをしてくれた。やはり、このレースではこの馬を連軸にして正解だった。ただ、最後は脚色が鈍ったので持続力が長くはなさそうで、コーナーでの加速が武器の小回りコース向きの差し馬と考えるべき馬だと思う。
また、この馬も終始かなり外を回っていたが、今回の馬場は内がかなり悪く、内外の馬場差がかなりあったということで距離損が不利にならなかったと考えるべきだと思う。

3着   9番  ロードヴァンドール 牡 6 横山典弘  55  2.00.2 37.8

好スタートから3番手につけるが、1,2角では内を回ったがそれ以外はやや外の馬場のいいところ選んで追走していた。直線ではミッキースワローにあっさり交わされるもしぶとく粘って3着になった。
先行した馬の中で最も好走したが、馬場のいいところを通ったことが大きそうだ。前走の天皇賞は惨敗だったが、先行馬の場合は惨敗後の好走はよくあるので、気にする必要はなく実績的に3着に好走しても不思議のない馬である。こうした人気薄の先行勢の前残りは競馬ではよくあることであり、他の先行馬のタニノフランケル、ブラックスピネル、カフェブリッツが能力今一つであることを踏まえるとこの馬を相手候補とすることは十分考えられることであり、この点では僕の予想は正しかったと考えている。

4着  11番  ゴールドサーベラス 牡 7 藤田菜七子  54  2.00.3 36.9

ほぼ最後方で終始一番外をを通り最後は大外を強烈に追い込んだが4着どまりだった。
相当距離ロスがあっても4着まで追い込んでこれたのだがら、相当馬場の外がよかったということだと思う。
この馬の末脚はいいのはわかっていて、前が速くなりすぎれば、この馬の1発もあるかもと考えたのだが、かなり惜しかった。
そろそろ藤田菜七子の重賞制覇があるのではないかと思うのだが、それはこの馬のように人気薄の追い込み馬である可能性が高いのではないかと思うので、また適宜遊び馬券で狙ってみたいと考えている。

5着   2番  アウトライアーズ   牡 5 野中悠太  54  2.00.5 37.3

ダッシュつかず後方から、この馬をインを避け外を回る。クレッシェンドラヴのスパートに合わせて追いあげようとするもあまりスピードつかず、最後はなだれ込んでの5着。
最後だけちょっと伸びたように見えるもそれは他馬がバテただけで、先行力、末脚ともに大したことない。馬場のいいところ選んで走れたことと、差し有利の展開に恵まれてのあまり評価できない5着。

6着   8番  タニノフランケル   牡 4 福永祐一  55  2.00.6 38.3

積極的に2番手の位置をとり最後まで粘っていた。
厳しいペースで先行したわりには良く粘っており、この馬はオープンでは内枠で緩いペースで気分よく先行出来た時しか好走実績がなく、金杯と小倉大賞典がたまたまそうしたレースが続いていただけで大した能力のない馬なのだが、今回は前走よりも良い走りができたので、次走内枠に入って、メンバーに恵まれれば久々の連対はあるかもしれない。
 
7着  16番  クリノヤマトノオー 牡 5 和田竜二  55  2.00.6 37.9

外枠から、インに潜り込みインの中段を追走するも最後はあまり伸びなかった。
外伸びの馬場だったので、インに潜り込んだのが大失敗で、実力以上に敗退したということはありそうだが、準オープンでは常にそこそこの末脚を発揮できていたものの、オープンではやや能力不足と考えるのが妥当だと思う。。


8着   4番  ソールインパクト   牡 7 大野拓弥  54  2.00.7 37.0

インの後方を追走するもどんどん手ごたえが怪しくなり向こう正面で最後方まで下がってしまう。勝負所で大外まで出して何とか追いあげて8着まで上がった。
この馬もイン追走が大失敗だった。追走にかなり苦労していたのでもっと距離が長くゆったりしたペースの方がよさそうだ。

9着  13番  ウインテンダネス   牡 6 柴田大知  56  2.00.8 37.6

後方からまるでいいとこ無し。そもそも差しに回ると、エンジンのかかりの遅い馬なので小回りコースは向いていない。内田博幸騎手にも見限られてしまったようだし、復調の兆しが見えるまでは消しでよい。

10着   1番  エンジニア         牡 6 津村明秀  54  2.00.9 38.2

勝負所でいい位置につけれたかに見えたが、全く伸びず。これでオープンに入って6戦凡走しているので、明らかに能力不足。

11着   3番  ロシュフォール     牡 4 三浦皇成  55  2.00.9 37.7

後方から4角で加速しようとするもさほど伸びず、直線でも大して伸びなかった。
やはり曲線で加速するレースは合っていない。それでいて持続力が長くないので、曲線から加速してしまったら直線まで脚が持たないのも納得。やはり長い直線での瞬発力勝負でないとだめなようだ。

12着   7番  カフェブリッツ     牡 6 蛯名正義  54  2.01.3 38.9

5,6番手で先行して馬場のいいところを選んで追走したものの、直線では伸びず。最後大きくバテてはいないものの、このメンバーでは単純に力不足。

13着   6番  マルターズアポジー 牡 7 武士沢友  57  2.01.3 39.2

ハイペースで先行するも4角では早くも捕まっていたので、もうピークは過ぎたということだと思う。ただ、この馬が出ればハイペースになりやすいので、展開が予想しやすくなるということでありがたい存在ではある。

14着  14番  ブラックスピネル   牡 6 石橋脩    57  2.02.0 39.6 

外から先行しようとするも、他馬が速く4,5番手追走となったことで、万事休すだった。この馬は緩いペースで先行出来た時しか好走できないので、このメンバーでは好走できないと考えるのは容易だった。


15着  10番  ベルキャニオン     牡 8 丸山元気  55  2.02.3 39.1

中段追走するも最後は全くいいところがなかった。

16着   5番  ストロングタイタン 牡 6 戸崎圭太  57  2.02.4 40.0

比較的内で先行するも直線ではばったり。この馬、オープンで渋った馬場の実績はなく、それでいて休み明けなので、この馬を推した競馬予想家は猛省すべきだと思う。

2019年7月 6日 (土)

2019 七夕賞 予想

今週は七夕賞の予想にチャレンジしてみる。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑮クレッシェンドラヴから、③ロシュフォール④ソールインパクト⑨ロードバンドール⑪ゴールドサーベラスへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑪ゴールドサーベラス1着固定で、⑮クレッシェンドラヴが2,3着で、相手が③ロシュフォール④ソールインパクト⑨ロードバンドールの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

馬番 馬名 1走前 2走前
1 エンジニア +1.5 +2.3
2 アウトライアーズ +1.3 +0.9
3 ロシュフォール +0.1 +0.8
4 ソールインパクト +1.5 +2.1
5 ストロングタイタン +2.2 +0.8
6 マルターズアポジー +1.9 +1.2
7 カフェブリッツ +2.6 +2.5
8 タニノフランケル +2.2 +2.1
9 ロードヴァンドール +5.4 +1.9
10 ベルキャニオン +1.7 +0.3
11 ゴールドサーベラス +0.9 +1.5
12 ミッキースワロー +2.5 +0.1
13 ウインテンダネス +1.8 +2.8
14 ブラックスピネル +1.2 +0.4
15 クレッシェンドラヴ +0.5 +0.8
16 クリノヤマトノオー +0.6 +1.9


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

新潟大賞典

2着   1番  ミッキースワロー    横山典弘  1.58.7 32.9 
スタート遅く後方から、直線ではジワジワ伸び続けゴール直前で2着に浮上した。
ここ数戦G1,G2を戦っていたように、このメンバーでは実力上位を示した。ただ、このメンバーでも前半は遅く後方からになってしまうので、いい末脚があっても勝ち切るのは難しそうだ。

3着   6番  ロシュフォール      ルメール   1.58.7 32.8
ミッキースワローのさらに後方からの追走になり、直線ではやや外に出して、ジワジワ伸びて残り200mくらいでトップスピードに乗り3着になった。
エンジンのかかりは遅い方で、トップスピードは速いがルメール騎手が「残り50mで疲れてしまいました」とコメントするようにトップスピードは長く続かないようだ。それでも、今回は上がり3ハロンタイム最速であり、これでデビュー2戦目以降すべてのレースで上がり3ハロンタイム最速を記録しているので、今後も瞬発力勝負のレースでは目が離せない存在になる。

5着   8番  ブラックスピネル    三浦皇成   1.59.0 34.1 
スタートはさほど速くないが、二の足で先頭に立ちマイペースで逃げて残り200mまでは粘っていたが、ゴール直前で交わされ5着となった。
上手いペースで逃げたが、末脚がしっかりしたメンバーでは粘り切るのは難しい。この馬さらに速いペースで先行したときはさらに成績が落ちているので、この馬が連対するのは、スローペースで先行できて末脚の劣るメンバーの時に限られそうだ。

6着  13番  クリノヤマトノオー  和田竜二    1.59.2 33.4 
後方から、直線ではルックトゥワイスの外から伸びようとしたが、ルックトゥワイスより明らかに末脚は劣った。それでも最後まで伸び続ける持続力はあることは示して6着となった。瞬発力勝負は向かないが持続力勝負になったときはこのクラスでも3着以内に入れる可能性はありそう。

 
14着  12番  アウトライアーズ    丸田恭介    1.59.9 34.5
見所無し。

目黒記念

3着   3番  ソールインパクト   牡 7 福永祐一  54  2.28.6 35.3 
まずまずのスタートから中段のインぴったりを追走して、直線の追い出しは速くは見えなかったが、じわじわと伸び続け3着に浮上した。
いつ好走のかよくわからない掴みどころのない馬であるが、戦績を見るとハンデの軽い時に好走する場合が多いようだ。そして、インを距離ロスなく回れたこと。末脚の鋭い馬が少なかったということで恵まれての3着だと思う。


6着   1番  ウインテンダネス   牡 6 内田博幸  56  2.28.9 35.4 
速い流れについていけず後方からになる。最後はそれなりに伸びているが、大した末脚ではなかった。
一時期はよい末脚を発揮出来ていた馬ながら、昨年秋が全くダメな馬になってしまった。復調の兆しが見えるまでは消しでよさそう。

鳴尾記念

2着   9番  ブラックスピネル   牡 6 三浦皇成  56  1.59.8 35.5 
外枠からあまり速いスタートではなかったが、他に行く馬がいないので、楽に先頭に立ち、そのまま2着に粘った。
この馬逃げて東京新聞杯を勝ったことはあるが、逃げられないことも多いのでピックアップすることは難しかった。ただ、最近は三浦騎手とコンビを組むことが多く、僕の前走の回顧記事で「末脚がしっかりしたメンバーでは粘り切るのは難しい。この馬さらに速いペースで先行したときはさらに成績が落ちているので、この馬が連対するのは、スローペースで先行できて末脚の劣るメンバーの時に限られそうだ。」と書いたが、今回は末脚がしっかりしたメンバーが少なく、スローペースのレースになったので、まさにこの馬向きのレースとなった。
このレースの馬券で儲けられたかどうかは、この馬をピックアップすることができたかどうかがカギだったと思う。

8着   4番  タニノフランケル   牡 4 武豊      56  2.00.8 36.3 
2番手で積極的に先行したが全くいいところがなかった。休み明けだったこともありそうだが、しばらくは復調の兆しが見れるまでは消しでよいかもしれない。そもそもこの馬はインで距離ロスなく先行できたときしかオープンでは好走実績はない。

エプソムC

10着   8番  ミッキースワロー   牡 5 横山典弘  56  1.50.1 33.2
JC5着や有馬記念出走と、このメンバーでは明らかに格上であったため、2番人気だったものの、このメンバー、このペースでも後方に位置するレースしかできないというのには、ちょっと呆れた。追い込み馬ではあるものの、今回のような直線ヨーイドンの超スローのレースは向いていない。これだけメンバーが弱化してもだめということから今後、この馬が勝ち切るのは絶望的なのではないだろうか。

天皇賞春

12着  13番  ロードヴァンドール  横山典弘  58  3.20.7 39.9
前半で先行した馬に厳しい展開になったことに尽きる。

ダービー卿CT

14着   3番  マルターズアポジー  武士沢友    1.33.0 36.5
ハイペースになり、失速する最近のいつものパターンだった。

日経賞

10着   9番  カフェブリッツ      蛯名正義    2.35.9 36.9
先行するも最後は全く粘れなかった。
先行したG3ダイヤモンドステークスは超低レベルレースだったため、3着に入れたが、やはり重賞で好走するにはレベル的に難しい馬だということだと思う。

阪神大賞典

3着   1番  ロードヴァンドール  横山典弘    3.07.7 39.2
先行しようとするも、サイモンラムセスが執拗に競りかけてきたので2番手を追走するが、2コーナーで早めにサイモンラムセスをかわすと大逃げの形で先頭に立つ。さすがに4角では一杯になり、馬郡に沈むかに見えたが、意外に粘って3着となった。
上がり3ハロン39.2秒もかかったのに、交わされなかったのは4着以降の馬が弱すぎたということではあるが、前半脚をかなり使わされたので、それでも3着に粘ったのは大健闘。かなり復調してきたようなので、今後も連対する可能性はありそう。

4着   6番  ソールインパクト    福永祐一    3.07.9 38.6
同じような位置で追走していたカフジプリンスが大きく手を動かして前に出ようとしている中、この馬はじっくり最内のポジションを追走し、距離ロスなく走れたのを活かして最内から追い込んできたが、あまり速い脚は使えずロードヴァンドールは交わせず4着となった。
切れる脚がなく、インをうまく立ち回ることでたまに2,3着に入ることがある馬ではあるが、今回バテバテのロードヴァンドールを交わせなかったはふがいなさ過ぎ。もう3着以内に入ることはないのではないだろうか。


金鯱賞

10着   5番  タニノフランケル    吉田隼人    2.01.7 36.2
楽に先頭に立って、後続をやや離した逃げだったが実際にはスローペースの逃げであった。さすがにこのクラスではスローで勝負所の早めスパートで逃げ切る戦法は通用しない。ここ2戦のG3戦は恵まれたが、今後も恵まれるかどうかよく見極める必要があり、G2戦以上では3着以内に入るのは難しそうだ。

中山記念

7着   2番  マルターズアポジー  武士沢友    1.46.3 36.4 
前走、出遅れから意図的に二の足を使わなかったので、脚質転換を考えてるのかと思ってしまったが、元々連闘を予定していたようなので、先週の小倉大賞典では出遅れたら無理をしないと初めから決めていたということだったようだ。今回は速いペースで逃げれたがやはりもう他馬からはノーマークの存在になっていて、今回ペースを作ったのは2番手のラッキーライラックの方だった。やはりこの馬が3着以内に入るのは極めて厳しいと思う。


小倉大賞典

2着   3番 タニノフランケル    川田将雅    1.46.7  34.5
好スタートから内枠を活かして楽に2番手の位置を取り、逃げ馬が後続をやや離した逃げを打ったたため、スローで逃げているのと同じような状況となり、最後の直線でサイモンラムセスを捕らえるもスティッフェリオに差されて2着となった。
前走の内田騎手のレース後コメントで「囲まれなければハナを切らなくても大丈夫だと思う。」と言っていたが、その通り囲まれない形で2番手を進むことで好走することができた。この馬ダンビュライトと同じようなタイプで一本調子で走る馬なので先手を取って粘り込む戦法しかないのだが、川田騎手の絶妙なペース配分がよかったとはいえ、内枠であったことと、末脚がよい馬がいなかったことと、揉まれる展開にならなかったことで恵まれた面は大きかったと思う。前走の中山金杯もめぐまれた面が大きく、マウントゴールドと同じように2走続けて恵まれた。この馬超良血馬のため人気になりやすいので、次走も枠順と相手関係をよく見る必要があるが基本は疑った方がよいと思う。

7着   7番  ブラックスピネル    三浦皇成    1.47.0  34.7
好スタートからタニノフランケルのすぐ後ろの3番手につけることができたが、最後の直線ではまったく伸びず7着に沈んだ。
この馬近走では先行しているものの、末脚が酷い状態が続いてる。今回も、この馬の位置取りではスローペースのバランスにも拘わらず全く伸びないので、もう重賞で通用する末脚はないと考えてよいと思う。前走、先行して1着になった白富士Sは相当恵まれてのものだったと考えてよいだろう。

13着   6番  マルターズアポジー  柴田善臣  1.47.9  34.4
やや出遅れて、全くリカバーする気なく後方を追走した。前走の福永騎手のコメントで「駐立が悪く、スタートが良くなかったのですが、二の脚は速かったですね。」とあるようにスタートが良くない傾向にあることが伺えたが、今回二の脚をあえて使わなかったのは意図的だったと思う。というのも、この馬はもう逃げても最後まで持たないレースが続いていて前走などは後続に全く警戒されていなかったので、もう逃げることは限界だということを陣営は悟ったんだと思う。最後方から進んだことで、なんと4番目に速い上がり3ハロンタイムを出すことができた。が、それも何度も書くように末脚のよくないメンバーだったとうことからで全く評価できない。マルターズアポジーが出走したらハイペースになると単純に考えられた時代は完全に終わったということ。

 


ダイヤモンドS

3着   2番  カフェブリッツ      蛯名正義    3.32.1  34.7
3番手で追走するも、早めのペースアップの際に脚を使わされたのが響いたのか、最後はサンデームーティエを差せそうで差せない脚色になり2着となった。
この馬元々はダートを使っていたが、1600万条件で成績が頭打ちになり芝をつかうようになってやや好走するようになりオープンまで上がってきた。ダートでも末脚は今一つだったたけに、芝でもあまり速い脚がないので、先行して一本調子の走りとなる。そのため、僕は今回は他の馬に差されるだろうと思って、この馬狙わなかったのだが、結局ユーキャンスマイル以外にいい脚を使える馬がいなかったために、この馬が3着に粘れたということなのだろうと思う。

4着   7番  ソールインパクト    田辺裕信    3.32.2  34.6
5番手追走から最後は差してきたが、やはり早めのペースアップで脚を使わされたのが響いたのか、ゴール前では末脚が鈍って4着となった。
僕は馬券相手ではこの馬を買っていたので、カフェブリッツを差してくれと最後は願ったのだが願いは届かなかった。ただ、さほど速い上がりが使える馬ではないので、そもそもこんなものなのかもしれない。


中山金杯

3着 1番 タニノフランケル 内田博 01:59.3
スタートと二の足はさほど速くないものの、何が何でも行く構えを見せて、最内枠の利を活かして強引に先頭を取り切る。その後は最短距離を走れる利、とペースを支配できる利を活かして中段ではペースを落として息を入れることができた。そのおかげで最後まで粘り切るも最後の最後で上位2頭に差され3着だった。
切れる脚がないので先手をとる戦法を続けていた馬が最内枠に入りハンデも53キロと恵まれて、まだ成長の見込める明け4歳馬ということを考えれば、この馬はオープンに昇級した初戦ながらかなりやれるのではないかとは、事前に考えることができた。最内枠だからきっと逃げるだろうと考えるのも容易だったと思う。ただ、この馬超良血馬なので過剰人気になりやすいのに今回は9番人気で、馬券に絡みそうな要素は多分にあった割には美味しかったと考えられる。
ただ、スタート、二の足ともに速くないので、内枠でないとうまく先行するのは難しそうだ。さらに、内田騎手のコメントでは「囲まれなければハナを切らなくても大丈夫だと思う。」ということで、逆をいうと馬郡に入らざるを得ない展開では厳しいと思う。なので、今後この馬を狙える機会はかなり限られると思う。それでいて、重賞で3着したことから過剰人気が復活しそうなので、しばらくは人気を吸い取ってくれるありがたい馬になるかもしれない。


15着 9番 ストロングタイタン 大野 02:00.5
スタートも2の脚も速く、向こう正面まで3番手で進んでいたが、向正面で外から馬が動いてくるとハミを取らなくなってしまったということで、馬がやる気をなくして15着に敗退した。
Mデムーロ騎手ですら気難しい馬とコメントするほど、気性難があるので、アテにしてはいけない馬である。


4.結論

回顧記事の再録にあるように、重賞経験馬はイマイチの馬が多いので、新興勢力に期待してみた。1番人気のロシュフォールはデビュー2戦目以降すべてのレースで上がり3ハロンタイム最速を記録している実力馬であるが、前半の位置取りが後ろになってしまうことと、エンジンのかかりが遅いことと、持続力があまり長くないことから、福島コースでは3着以内を取りこぼす危険があると見て、軸馬にすべきではないと考えた。それに対して、クレッシェンドラヴは追い込み脚質ではあるものの、福島コースの4角で追い上げる実績があり、完全タイム差もこのメンバーで比べると上位になることから、3連複の軸としてはこちらが最適であると考えた。
先行勢はイマイチな馬が多い中、このメンバーであれば不人気でもロードヴァンドールは能力的に遜色ないので相手として面白い。横山典弘騎手がミッキースワローでなくこちらに乗るもの気になるポイントだ。ソールインパクトについては、他馬に比べてまだやれそうだという消去法的にピックアップしたもので、マルターズアポジーは旬を過ぎていて、タニノフランケル、ブラックスピネルは緩いペースで先行出来ないとダメなタイプだし、カフェブリッツ、クリノヤマトノオーは能力不足と考えると、ソールインパクトを選んでおくのが妥当と考えた。
そんな中、藤田菜七子騎手のゴールドサーベラスの存在が面白い。このメンバーであれば、この馬の差し切り勝ちがあっても不思議ではない。3連単でもゴールドサーベラス1着固定で、クレッシェンドラヴ2,3着で他の3頭相手のフォーメーションであれば、6点で済んでどれも10万馬券以上が見込めるので、遊びとしては面白い馬券だと思う。

 

 

2019年7月 4日 (木)

2019 ラジオNIKKEI賞 G3 レース回顧

単勝1番人気が5.6倍と非常に難解なレースであり、結果も能力差というよりもたまたまハマった馬が上位にきており、予想することが非常に困難なレースだった。そもそも道悪能力が未知数な馬が大多数だったので、このレースは見送りが正解だったと思う。ただし、このレースからはっきり道悪がダメな馬がわかったりしたので、今後に向けてしっかりレース回顧すべきレースではある。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月30日(日) 2回福島2日  天候:小雨  馬場状態:不良
11R  第68回ラジオNIKKEI賞
3歳・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1800m   16頭立


馬場差 設定不能 完全タイム差 設定不能
タイムランク 設定不能 メンバーランク C

LAP :12.6-11.1-12.2-12.6-12.5-12.3-12.4-11.9-12.2
通過:35.9-48.5-61.0-73.3  上り:73.9-61.3-48.8-36.5 

馬場差が設定不能になるほどの不良馬場となった。

2.隊列分析

2019070102

内で距離ロスなく走りたい馬と外の馬場のいいところを通りたい馬がいたことから、大きく横に広がる隊列となった。やや縦長ながら、外を選んだ馬がしっかり伸びているので、やはり外の方が伸びる馬場であったようだ。

3.完全タイム差検証

2019070104

完全タイム差は設定不能であるが、前走の完全タイム差から今回の真完全タイム差を推定してみると+0.7秒くらいに設定するのが妥当に思える。下位の馬は大きくパフォーマンスを落としているが、道悪が堪えたことが大きかったと思える。


4.各馬の分析

1着  14番  ブレイキングドーン 牡 3 田辺裕信  55  1.49.8 35.9 

スタートは速くなく中段のやや後ろの位置を外を回って追走する。4角から徐々に進出し、直線入り口では外から5番手あたりの位置まで押し上げ、直線では最後まで伸び続け1着となった。
終始外を回る距離ロスがあったものの、馬場の悪い所を通りたくなく、意図的に外を回ったようだ。この馬の戦績を見ると速い末脚がなくトップスピード能力で劣るので、高速馬場では全くいいところがないものの、馬場が渋って時計がかかるようになると能力が発揮できるようだ。また、気難しい面もあるようなので、外枠でスムーズに走れたのがよかったようだ。このように、今回は色々かみ合っての勝利なので、この馬の特徴をしっかり覚えておきたい。

2着   2番  マイネルサーパス   牡 3 柴田大知  54  1.49.9 36.3 

スタートはよかったが、無理に先行争いには加わらなかったものの、インぴったりを走ったコーナーワークを利して向こう上面では最内で前から3番手に進出する。4角の勝負所でも追い出しを我慢し、直線に入って追い出すとしっかり伸びて2着になった。
インぴったりを走る省エネ走法で2着となった印象。この馬の戦績を見ると先行した経験は未勝利戦までさかのぼらなければならないので、この馬がこうしたレースができると予想するのは難しい。騎手のコメントでは道悪は得意ではないとのことだが、道悪によって前半のラップタイムが速くならなかったことがこの馬にとって良かったのだと思う。かなり恵まれての2着なので、今後も好走できるかは微妙だと思う。

3着  13番  ゴータイミング     牡 3 武豊      53  1.50.1 35.6 

やや出負けして最後方となったが、大外から長くいい脚を使い3着に浮上した。
最後の直線ではかなり外を回ったので、内の馬場がかなり悪くなっていたことが大きそうだ。
この馬は、東スポ杯、シンザン記念は凡走したが、前走の500万条件戦では上がり3ハロン最速タイムで勝ったので、最近本格化したということなのだろう。あと、このレースでは上がり3ハロンタイムがいい馬が少なかったので、このメンバーでは末脚が優れている方だったということのようだ。

4着   3番  ダディーズマインド 牡 3 宮崎北斗  54  1.50.1 36.8 

好スタートから何が何でもいく構えを見せハナを奪い4角を回り切るまで楽な手ごたえで直線に入って最後まで粘るも他馬の強襲に屈しての4着だった。
最後の直線では外の馬場のいい所を走った馬が差し届いたということはあるが、インぴったりを楽な手ごたえで逃げれても3着以内に入れなかったので、あまり強くないということだと思う。

5着  16番  アドマイヤスコール 牡 3 横山典弘  54  1.50.1 36.2

後方からインぴったりを追走し、最後までインでジワジワ伸びて5着となった。
あえて馬場の悪いインを通って、最後まで伸び続けたので、道悪が得意な馬なようだが、他の差し馬が外を回る中、距離得した面もあるので、能力評価は難しい。

6着  11番  ヒルノダカール     牡 3 丸山元気  53  1.50.3 36.1

中段追走から、最後まで一応伸びてはいたが、上位馬ほどの末脚は発揮できなかった。
上位馬とははっきり能力が劣るように見えた。


7着   6番  ブレイブメジャー   牡 3 戸崎圭太  54  1.50.5 37.0 

終始外を回る形ではあったが、前から3,4番手を追走し、直線入り口では突き抜けそうな雰囲気だったが、残り200mで脱落した。
好位差しが決まりそうな雰囲気で途中まで走れていたので、騎手がコメントしていたように距離が長かったということはありそう。距離短縮で見直せそうだ。

8着   4番  ポルーニン         牡 3 武藤雅    53  1.50.5 36.3

内枠だったが、一旦下げて後方の外を追走する。4角から一番外を回り追い上げて直線も途中までは良く伸びているが、最後は脱落した。
内枠ながら外を回ったのはあまり揉まれたくなかったからとのこと。レース映像を見ると、3着のゴータイミングと末脚能力の差はあまりなく、仕掛けのタイミングとコーナリングの差のように見える。戦績からもこのメンバーの中では末脚上位に見えたが、一応そのとおりの能力は示した感じ。3着に入れたかどうかは騎手の腕の差があったようにも思う。

9着   9番  ヒシイグアス       牡 3 M.デムーロ  54  1.51.0 36.7 

スタート後ダッシュつかず中段からになり、ズルズルと後方に下がっていき、最後は大外に出して少しだけ伸びただけだった。
この馬としては先行できなかったことで、もう勝負にならなかったので、道悪は極端にダメと考えてよさそう。

10着   8番  サヴォワールエメ   牝 3 内田博幸  51  1.51.0 36.5

後方のままいいところなかった。
この馬はスローペースで先行できたときだけソコソコやれている程度なので、好走できるレースの幅は狭そうだ。

11着   5番  ディキシーナイト   牡 3 石橋脩    56  1.51.1 37.7 

好スタートから2番手で追走するも、最後の直線では全くいいところがなかった。
この馬の戦績からすると負けすぎなので、道悪がダメと考えてよさそう。

12着   7番  インテンスライト   牡 3 菊沢一樹  54  1.51.3 37.4

中段で追走に苦労し、最後の直線でもいいところがなかった。この馬も戦績からすると負けすぎなので、道悪がダメと考えてよさそう。

13着  10番  レッドアネモス     牝 3 北村友一  54  1.51.6 37.6 

まるでいいところがなかった。この馬も馬場のため能力が発揮出来なかったようだ。

14着  12番  ウインゼノビア     牝 3 津村明秀  53  1.51.7 37.6

まるでいいところがなかったがそもそもこの程度の能力なのだろう。

15着  15番  ランスオブプラーナ 牡 3 松山弘平  57  1.51.8 38.0

好スタートで前に行く気を見せたが、外枠だったこともあり先手を取るのに苦労し前から5,6番手を追走することになり、直線ではズルズル後退した。
気分よく先行できないとダメな馬のわりに初速がそんなに早くないので、外枠に入ってしまったことでもうアウトだった。今回は惨敗ではあるが、気分よく先行してあっさり3着以内に入ることも今後あり得ると思う。

16着   1番  ギルマ             牡 3 三浦皇成  53  1.51.9 38.2

戦績からして負けすぎなので、調整があまりうまくいってなかったということもありそう。

 

2019年7月 3日 (水)

2019 CBC賞 G3 レース回顧

CBC賞の予想は本命馬がしっかり勝って、3歳馬軽視、ショウナンアンセムを切るところまで正しかったが、アレスバローズをピックアップできずに外れてしまった。かなりいいところまでいったものの、馬券候補をピックアップする上での優先順位の考え方が拙いといった僕の実力不足を思い知らされる結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月30日(日) 3回中京2日  天候: 雨   馬場状態:不良
11R  第55回CBC賞
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1200m   13頭立


馬場差 +1.2 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.4-11.0-11.5-11.2-11.3-12.4
通過:34.9-46.1-57.4-69.8  上り:69.8-57.4-46.4-34.9 

馬場を考慮してもややスローな平均ペースとなった。

2.隊列分析

2019070101

ややスローなので直線入り口での隊列は短くなっていた。こうなると内を回った馬が有利であるが、外からの馬も伸びているので、馬場状態としては直線の内外の差はない馬場だったようだ。

3.完全タイム差検証

2019070103

雨が降って馬場コンディションが悪くなったことにより、前走よりパフォーマンスを下げた馬が多かったということはあると思うが、やや過少評価になっている。セイウンコウセイが好走はしたものの前走より着順を下げたことから、前走より0.3秒ほどパフォーマンスを下げたと考える程度が妥当なのではないかと思う。そのため、0.2秒ほど上方補正した方がよいと思う。過少評価となった原因は馬場差の評価がぶれているからだろう。馬場差も+1.4とした方がよさそうだ。

4.各馬の分析

1着   9番  レッドアンシェル   牡 5 福永祐一  56  1.09.8 34.4 

好スタートながら、中段の外をずっと追走し、直線でもじわじわと伸び続け1着となった。
最内を距離ロスなく走った2着のアレスバローズと比べて、終始外を回っていたので、強い勝ち方だったと思う。
1600万条件戦で、2,3着の多かった馬だったが、前走で1200m戦を圧勝してからこれで2連勝。1200mに適正があったということだと思う。1600万勝ちからの重賞挑戦だったが、前走の真完全タイム差がよかったことから、ここでも好勝負できるとした見立ては正しかった。あと、道悪適正もある実績があったので、本命馬としてはかなり自信を持って望めたレースであり、前売り段階では単勝4倍台をつけていたりしたので、真完全タイム差のような定量的な指標を持って予想できることは強みであるということを改めて感じれたレースとなった。

2着   4番  アレスバローズ     牡 7 川田将雅 57.5 1.09.8 34.4 

まずまずのスタートながら、最内のポジションを取ることにこだわり、道中ずっと距離ロスのない最内の中段を追走する。直線に入って一瞬の脚を活かし、内から前にいたセイウンコウセイを抜かし一旦先頭に立つも、最後はレッドアンシェルに差されて2着になった。
最内を距離ロスなく通れた利はあるものの、一瞬の末脚を活かすことができたのは川田騎手の好騎乗だったと思う。この馬僕は前々走は、「復調の兆しになるかもしれない。」とし、前走が「不利が大きかったようだ。このレースは参考外とした方がよさそう。」と評価していながら、この馬を軽視してしまったことは大失敗だった。過去に今回と同レベルのレースを勝った馬は警戒すべきであり、近走の成績をよく吟味すべきであるということが今回の僕も最も大きな反省点になった。

3着   3番  セイウンコウセイ   牡 6 幸英明    58  1.09.9 35.0 

好スタートからハナをとり、ややスローなペースに落として、3着に粘り切った。
前々走がブリンカーが効きすぎて暴走したものの、前走と今回と2走続けて好走できたことで、この馬はもう完全復活したと考えてよいと思う。ただ、今回は内枠で最短距離を走れたことが大きいと思うが、今回はこの馬が内の枠になったことがこの馬を相手候補から外すことは出来ないと思ったが、その考えは正しかった。今後も先行して好走する機会は十分あると思う。

4着   8番  キョウワゼノビア   牝 6 中井裕二  52  1.10.0 34.4 

スタートはダッシュ付かず、レッドアンシェルの少し後ろの位置を追走する。直線では外に出し、ジワジワ伸びて4着になった。
結構距離ロスありながら4着になったこの馬の評価は難しい。短距離であれば、そこそこの末脚は発揮出来る馬ということなのだろう。メンバーが弱いレースに出てきた時は警戒が必要。

5着   7番  ビップライブリー   牡 6 和田竜二  56  1.10.3 35.3 

3~4番手を追走するも、やや外を回ったこともあってか、直線では全く伸びなかった。
距離ロスはあったが、先行力はあっても最後はイマイチということがこの馬の傾向のようなので、今後も基本は疑ってかかった方がよさそう。

6着   1番  グランドボヌール   牡 5 城戸義政  54  1.10.4 35.3 

まずまずのスタートから、ずっと最内を追走するも最後は大して伸びなかった。
インぴったりを走って、最後は撃沈しているので、上位馬との力の差は歴然となるレースだった。以降もオープン戦では軽視した方がよさそう。

7着   6番  コパノディール     牝 6 松若風馬  49  1.10.4 35.1

いつも中段を追走し、最後まで末脚は大したことない馬なので、今後も期待できる可能性は少ないと思う。

8着  13番  アウィルアウェイ   牝 3 浜中俊    51  1.10.7 34.9

序盤は他馬のスピードについてけず後方になるも最内を距離ロスなく走れたことを活かし最後の直線ではよさげな位置につけたものの、直線ではまるで伸びなかった。
騎手は凡走の理由は馬場のせいにしているが、確かに馬場によってパフォーマンスを少し落としているものの、そもそも古馬重賞で戦うには力が足りないということだと思う。次走、良馬場でまだ人気になるようだったら疑った方がよい。

9着   5番  ラインスピリット   牡 8 森一馬    56  1.10.8 35.8

好スタートから、セイウンコウセイのすぐ後ろの外を2番手で追走するも直線では全く伸びずズルズル後退した。
先行力はまだあるものの、もう末脚がまるでだめなので今後も連対する可能性は低そう。


10着  10番  ラベンダーヴァレイ 牝 6 岩田望来  51  1.10.9 35.5

中段の外を追走し、直線で大外にだすも、なかなか伸びず最後に少しだけ伸びたが後方のままだった。
格上挑戦でそもそも実力が劣るのに、外を回りすぎる距離ロスのある騎乗もよくなかった。
格上挑戦ながら、軽ハンデなので面白いかとも思ったものの、そもそも新人騎手を乗せていることから陣営も大して期待していないだろうと考えるべきだった。馬券候補をピックアップする上で、アレスバローズよりもはるかに優先度を下げるべきであったというのが、今回の僕の猛反省点となった。

11着  11番  メイショウケイメイ 牝 3 秋山真一  50  1.11.3 36.0

道中は中段の好位で喰らいついていたものの、直線では全く伸びなかった。明らかに古馬重賞で戦うには力が足りない。

12着   2番  ショウナンアンセム 牡 6 藤岡康太  56  1.11.5 36.2

好スタートながら、無理せずインの中段まで下げて追走するも、直線では全く伸びなかった。
高松宮記念での好走は恵まれてのものと考え軽視したのは正解だったが、ここまで負けるのは想定外だった。騎手のコメントでは最後馬の気持ちが萎えてしまったようなことを語っているので、精神面でもアテにできない馬と考えた方がよさそうだ。今後も少なくとも軸にしてはいけない馬として覚えておくべき。

13着  12番  タマモブリリアン   牝 6 西村淳也  53  1.11.5 35.9

スタート悪く後方からになり、終始外を回り最後もさほど伸びずいいところがなかった。
オープンで10戦以上走っていながら、軽ハンデのオープン特別戦で1勝しただけでそれ以外は全く3着以内に入れていないので、重賞では実力不足。

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