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2019年8月22日 (木)

2019 札幌記念 G2 レース回顧

G2戦らしく、強い馬が能力通りの走りを見せる、いいレースだったと思う。例えばG3戦ではそこそこ善戦するステイフーリッシュがここでは全く歯が立たなかったりと、各場の能力比較をするにはいい機会となったので、このレースの出走馬全部の馬に対して、レース回顧をすることはとても有意義なことだと思う。

1.レース結果の基礎データ

2019年 8月18日(日) 2回札幌2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第55回札幌記念
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指)  芝 2000m   14頭立


馬場差 -1.4 完全タイム差 +1.5
タイムランク E メンバーランク B

LAP :12.6-11.0-12.5-12.0-11.8-12.1-12.0-12.0-11.9-12.2
通過:36.1-48.1-59.9-72.0  上り:72.0-60.2-48.1-36.1  平均:1F:12.01 / 3F:36.03

全半、後半のラップを見る限り平均ペースとなっている。の、割に前半はあまり極端に速いラップが刻まれることなく進み。それでいて、5ハロン目11.8はなかなか厳しいペースだったように思える。そのため、紛れのない実力どおりの結果となったと思われる。


2.隊列分析

2019082001

追走に苦労するペースだったためか、直線入り口ではわりと縦に長い隊列となっている。追走にも地力が問われたレースだったということだと思う。

3.完全タイム差検証

2019082003

ブラストワンピース、ロードヴァンドール以外は、前走より大きくパフォーマンスを落としているように見えるので、この完全タイム差は過少評価。このレースをタイムランクEとして記憶することは明らかに無意味である。1.5秒程度速めのタイムを真完全タイム差として記憶すべきである。

4.各馬の分析

1着   1番  ブラストワンピース 牡 4 川田将雅  57  2.00.1 34.9 

まずまずのスタートから、最内枠を活かして前半では最内のポジションでじっとしているが、他馬が速いので、わりと後方を追走するも、3角からやや外に出して、追ういあげようとするも、4角から直線入りぐりに欠けて、インのポジションが空いていたので、内から3番目あたりのポジショニングで追い込み1着となった。。
この馬らしい3,4角からの加速と持続力が見られたレースであるが、今までのように外を回ったのではなく、比較的距離ロスの少ない位置を選んで通れたことが大きかったと思う。
この馬やはり、前走の目黒記念の敗因は59キロだったということであり、今回は大阪杯と同じ57キロだったわけだが、大阪杯では0.3秒差の6着で、今回は1着となった要因はポジションニングが内だったか、外だったかによる部分が大きかったと考えられる。
57キロで大阪杯とほぼ同等のパフォーマンスで走れたことから、やはり有馬記念での激走は55キロだったからと考えた方がよいと思う。

2着  10番  サングレーザー     牡 5 岩田康誠  57  2.00.1 35.6 

スタートは普通ながら、序盤の直線でじわじわ前に取り付き、内の3番手のポジションをとる。直線入り口で一旦先頭に立つも最後はブラストワンピースに交わされて3着となった。
マイル戦の追い込み馬のイメージがあったこの馬としては、意外はレース運びだった。ここ数戦上がり3ハロンタイムは最速近くで走れていないので、これを機に脚質転換するかもしれない。2000m以上戦では楽に先手につける前半のスピード力があるので、今後は2000mくらいのレースで注目すべき存在になると思う。

3着   9番  フィエールマン     牡 4 ルメール  57  2.00.3 34.9 

行く気なく後方から、やや外を回るも、3,4コーナーはあまり外を回りすぎないように意識し、4角の終わりからスパートして大外に持ち出し、そこから迫力のある末脚を繰り出して3着まで上がった。
凱旋門賞を目標にしていて、まだ仕上がり途上とのことではあったが、平均ペースのレースを末脚だけで3着に入るのだから強い所を見せれたレースだった。
僕はこの馬を3連複の軸馬としていたが、軸馬としては安心してみることが出来た。今後も少なくとも国内のレースではこの馬が3着以内を外すことは考えいにくい、安定度の高い馬だと思う。

4着  12番  ワグネリアン       牡 4 福永祐一  57  2.00.3 35.9 

サングレーザーと同様に積極的に前に行き、サングレーザーのすぐ外の後ろを追走する。4角ではじっとしていたサングレーザーとは逆に早めに仕掛けて、前に出ようとするも、最後は末脚が鈍って4着に敗れた。
落鉄していたということのようだが、最後のサングレーザーとの差はポジショニングと仕掛けたところの差のようには見えたので4着とはいえ差は少ない。とはいえ、持続力はさほど長くないことを示したので、相手やポジショニングに恵まれないと古馬G2以上のレースで常に好走するのは難しそうに思う。

5着  11番  ペルシアンナイト   牡 5 M.デム  57  2.00.4 35.4 

後方のブラストワンピースの少し前の位置を追走し、3角から早めに大外に出しスパートし、直線では一瞬フィエールマンと併せ馬の形で伸びかけたが、最後まで続かず5着に敗れた。
この馬としては久々にいい走りが見られた。ブリンカーの効果はあったようだ。ただし、ズブくなっているようなので、今回のように早めにそとからロングスパートをかける作戦しかとれなさそうで、この馬が好走出来そうなレースの幅は狭そうだ。

6着   7番  エイシンティンクル 牝 6 勝浦正樹  55  2.00.7 36.7

抜群のスタートから逃げて、直線入り口であっさりサングレーザーに交わされるも結構粘って、1着から0.6秒差の7着となった。
G2戦でこれだけ逃げて粘れたのでかなりの能力があることを示したが、この馬はゲートの出が安定していないので、メンバーが弱いレースに出たとしても、狙いづらい馬である。

7着  14番  クロコスミア       牝 6 戸崎圭太  55  2.00.8 36.5

2番手で先行するも、直線入り口の時点ですでに手ごたえがなくなっていた。並ばれて勝負強いところを見せれる馬ではあるものの、さすがにこれだけメンバーが強化されると歯が立たないということのようだ。

8着   2番  クルーガー         牡 7 丸山元気  57  2.01.0 35.5

後方追走から、最後の直線で一瞬伸びかけたように見えるも大した末脚ではなかった。このメンバーに入るには明らかに能力不足だった。

9着   3番  ステイフーリッシュ 牡 4 中谷雄太  57  2.01.0 36.4

中段追走から、ペルシアンナイトのやや内の位置で、同じようなロングスパートを試みたが、大して伸びなかった。持続力はあるもののトップスピードが大したことないので、まるで歯が立たなかった。G3で善戦出来る馬といっても、メンバー強化されると全くダメ。

10着   8番  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    57  2.01.0 35.3

後方から、大外回って最後は少し伸びていてので、もっと弱いメンバーになれば3着以内に入ることはあるかもしれない。

11着   5番  ロードヴァンドール 牡 6 横山武史  57  2.01.1 36.3

先行力が武器の馬なので、5番手の位置で最内を距離ロスなく走っていて、直線に入っても最内でしばらく粘っていたが、残り200mで力尽きた。ここでは能力が足りなかったが、立ち回りが上手いので今後も穴をあける可能性はありそう。

12着   4番  ナイトオブナイツ   牡 6 池添謙一  57  2.01.4 35.7

後方のまま末脚不発。明らかに能力不足。

13着  13番  サクラアンプルール 牡 8 横山典弘  57  2.02.7 37.5

まるでいいところがなかった。もうスローペースのレースでないと対応できなさそうだ。


14着   6番  ランフォザローゼス 牡 3 藤岡佑介  54  2.03.0 37.3

斤量差を活かせなかったにしても走らなさすぎ、古馬オープンで戦える能力はないということのようだ。

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