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2019年8月16日 (金)

「斤量差は瞬発力にはあまり効かず、持続力に効くのではないか」という仮説

斤量差による競争能力への影響は昔から1キロ0.2秒または1馬身と言われているが、斤量差に影響を受ける馬と受けないがいることは、多くの競馬ファンは感覚的に感じていることだと思う。なので、どういう馬が斤量差の影響を受けるのかがわかれば馬券検討に大きくやくだつのではないかと僕は考えるようになっていて、最近、「斤量差は瞬発力にはあまり効かず、持続力に効くのではないか」という仮説を立てるようになった。

この仮説を立てるようになったきっかけは中京記念で、3歳で52キロのハンデをもらっていたクリノガウディ、グルーヴィッドが長く脚を使う持続力を活かして好走し、瞬発力が武器の3歳馬カテドラルが53キロのハンデをもらい2番人気だったものの凡走したことからだった。このことを受けて関屋記念では2番人気の3歳馬ケイデンスコールは瞬発力勝負の馬であるため、斤量が軽い恩恵は受けないと考え馬券の対象から切ったのだが、それは正解だった。ケイデンスコールの敗因は色々考えられそうなものの、軽い斤量を活かせなかったことも確実に敗因になっていると思う。

そう考えると、過去のレース結果でもしっくりくることが色々出てくる。例えば淀短距離ステークスで3着だったティーハーフは59キロを背負っていたが、この馬は典型的な追い込み馬であり、59キロでも末脚は衰えず、展開さえ向けば好走する能力があることを示した。同じように巴賞のスズカデヴィアスは59キロで追い込んで1着になったが、これも斤量59キロの影響はさほど受けず末脚が使えるような展開が向いたもので、59キロで勝つなんて強いと評価してはいけないものだったと考えるとすごくしっくりくる。

さらに、そう考えると有馬記念のブラストワンピースの好走は斤量55キロだからできたことだったのではないかと思えてきた。この馬はトップスピードはさほど速くないもののコーナーから加速してその後ゴールまで長く脚を使い続ける持続力で勝負する馬であるが、57キロで出走した大阪杯、59キロで出走した目黒記念のレースぶりを改めて見てみると、有馬記念と同様に4角から加速を開始しているものの、大阪杯では有馬記念ほどの持続力は見せれず、目黒記念は全く持続力がないふがいない走りだったので、これは斤量差により持続力が鈍ったと考えるとすごく納得できる。さらに、この馬が高いパフォーマンスを発揮した新潟記念は54キロでの出走だった。ブラストワンピースは今週末の札幌記念に57キロで出走するが、ここで大阪杯程度の持続力しか見せられなければ、この馬は斤量差の影響を受けやすい説の信ぴょう性はかなり高くなると思うので、注目したい。

この仮説が正しいかどうかを早めに確かめるためには、過去のレースを検証・分析すればよいのだが、過去の分析だと自分の都合のいいデータの解釈をしてしまいそうなので、過去を検証するよりも、今後しばらくこの仮説を信じて馬券を買い、その結果を積み重ねることで時間をかけて確かめてみようと思う。

斤量差について、競馬のWebサイトを検索していてもあまり馬券に直結するような有益な情報がないのだが、もし僕の仮説が正しければハンデ戦や夏の3歳と古馬の混合戦の馬券検討にすごく役立つものになるので、この仮説が正しいことを願っている。

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