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2019年9月 6日 (金)

2019 新潟記念 G3 レース回顧

あまりレベルの高くないと思われる重賞の実績馬と昇級馬の組み合わせで難解なレースであり、結果も人気から見ると難しい組み合わせで決着した。今回のレースは新潟外回りコースで末脚勝負の馬が多かったわりには、流れる展開になったが、こうした展開では実力差がはっきり出たレースになったので、今回の結果はしっかりと覚えておきたい。
また、今回は僕はジナンボーを軸に選ぶことができたものの、相手馬をピックアップできずに外れてしまった。相手がユーキャンスマイルとカデナで3連複は2万円もつき、決して相手としてピックアップするのが難しい馬ではないので、やはり馬券を買うに当たって相手の選び方にもう一工夫必要ということを考えさせられたレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 9月 1日(日) 2回新潟12日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第55回農林水産省賞典新潟記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m・外   18頭立


馬場差 -0.4 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.7-10.9-11.3-11.7-12.0-12.5-12.0-11.3-11.1-12.0
通過:34.9-46.6-58.6-71.1  上り:70.9-58.9-46.4-34.4 

新潟外回りコースでかつ、末脚で勝負する馬が多かったわりには流れる展開となった。これは、序盤でブラックスピネルとクラウンディバイダの先行争いが激しかったことが要因ではあったのだが、先行馬が少ないときに先行争いが激しくなるかどうかを予想するのは難しい。


2.隊列分析

2019090401

直線入り口では縦に長い隊列であったが、その後馬郡は大きく横に広がり短い隊列になった。3,4角で少し緩んだラップタイムになっているので、後方の馬が直線に入って、前の位置に押し上げやすい展開であったようだ。新潟外回りは直線が長すぎるので、勝負所の隊列をチェックするには残り400mくらいのところを見た方がよいのかもしれない。後方にいたカデナが3着まで届いているので、平均ペースの流れの中でも末脚が発揮出来る馬が上位にくる展開となった。

3.完全タイム差検証

2019090402

全体的には前走よりパフォーマンスが上がっている馬が多いので、やや過剰評価。3着のカデナは前走とほぼ同等あるいは若干パフォーマンスを上げたと考えて、+0.5秒と見ておいた方がよいと思う。


4.各馬の分析

1着   7番  ユーキャンスマイル 牡 4 岩田康誠  57  1.57.5 33.6 

スタート後、やや後ろの位置を追走、3角のところからインに入りコーナーを距離ロスなく回る。直線ではやや外に持ち出すも、馬全体では内の位置で、直線に入ってからは横一線に近い隊列になり、内回りとの合流地点から追い出すと一瞬のトップスピードの速さで一気に先頭に立ち、最後はジナンボーが追いかけてくるところをしのぎ切って1着となった。
レース映像を見返してみると、追い出してからの反応の速さとトップスピードの速さは群を抜いているように見える。レースが流れた上での末脚なので、無茶苦茶トップスピードが速いというわけではないのだが、レースが流れる中でこの脚を使えたということはしっかり覚えておくべきだと思う。この馬、万葉ステークス、ダイヤモンドステークスとあまり強くない馬との組み合わせでかっただけで、天皇賞では、5着とあまり強い馬とは思えなかったが、どうやら、天皇賞からこのレースまでのトレーニングで馬がまた成長したようだ。レース後の友道調教師のコメントでは「春の天皇賞の後は、まだ力もついていませんでしたが、あの後、無理をしなかった事が良かったです。筋肉にメリハリがつき、大人の体になりました。」ということなので、4歳の夏時点でもまだ馬の成長によるのびしろがある可能性を考慮すべきということが、このレースからの教訓となった。
この秋の中距離路線で無視できない存在になったと思う。

2着   5番  ジナンボー         牡 4 M.デムーロ  54  1.57.5 33.9 

好スタートからやや速い流れでもしっかり先団に取り付き速い流れを引っ張る前3頭の後ろの位置を追走する。この馬も3角のところからインに入りコーナーを距離ロスなく回る。直線では馬場のいいところを狙ってかなり外に持ち出し、しばらく追い出しを我慢しているところで、内の位置からユーキャンスマイルに出し抜けを喰らい、最後は必死に差そうとするも2着に敗れた。
末脚勝負の馬が多いだけに、前目の位置が取れるこの馬に有利なレースになると思って、僕はこの馬を軸にしたのだが、その判断は正しかった。この馬は初速が速いわけではなく、前走は途中でペースが緩んだところで前に行っていたが、今回のようなやや速い流れで最初からしっかり前の位置が取れたのは収穫だと思う。こうした走りができれば、今後も安定して走れると思う。ユーキャンスマイルのような切れ味はないが、今回は見えない位置から出し抜けを喰らったので、併せ馬ような位置で走ればこの馬も追い比べではそう負けないんじゃないかとも思える。この馬も秋の中距離路線で楽しみな一頭となった。

3着   6番  カデナ             牡 5 武藤雅    57  1.57.8 33.6 

速い流れのため、後方を追走し、直線ではかなり外に持ち出し、ジワジワ伸び続け、3着に浮上した。
直線の長い新潟外回りのレースなので、上がり32秒台のレースになればこの馬では対応できないと考え、僕はこの馬を切ってしまったのだが、その判断は失敗だった。ただ、上がりが34.4秒と新潟コースでは少しかかったことがこの馬に有利に作用したのは確かだと思う。前半の追走力は低いが、最後の末脚はかなりのものがあり、小回りコースでは4角から末脚を発揮することができるし、直線の長いコースで直線をジワジワ伸び続けることができるので、追い込み馬であってもある程度流れるレースであれば、無視できない存在になった。

4着  15番  ブラックスピネル   牡 6 松若風馬  57  1.57.9 34.8

クラウンディバイダとの先行争いを制すと、先頭に立ちレースを引っ張った。直線の途中で、ユーキャンスマイルにあっさり交わされるものの、しぶとく粘って4着となった。
逃げ、先行の馬ではあるものの、速いペースだったり揉まれたりするとだめで、スローで逃げれて末脚が鋭い馬のいない組み合わせでないと、3着以内に入れない馬だと僕は考えていたが、やや速いペースでも、他馬に絡まれることなく逃げれれば最後までしぶとく粘れることを示したのは収穫だったと思う。こうした走りが出来るのであれば、組み合わせ次第でまた重賞で3着以内に入る可能性はありそう。

5着   4番  フランツ           牡 4 戸崎圭太  55  1.58.0 34.1

やや後方の追走であるが、3,4角ではユーキャンスマイルの少し前を走っていたのに、直線ではまだ本格的に追い出す前のユーキャンスマイルにあっさり交わされてしまう。直線の途中でようやくエンジンがかかり、一瞬かなり速いトップスピードを見せるものの、上位勢を脅かすほどではなく、5着となった。
非凡な瞬発力があるものの、エンジンのかかりが遅く勝負所でもたつくので、重賞ではこの馬が活躍できるレースの幅はかなり狭いかもしれない。

6着  12番  ショウナンバッハ   牡 8 吉田豊    54  1.58.0 33.6

ほぼ最後方を追走するも、最後は一番外から末脚を繰り出し6着まで追い上げた。
前半の追走力は絶望的な馬ではあるが、近走は確実に末脚を繰り出しているが、3着以内に入る機会は限られる。安定した末脚を繰り出す馬なので、この馬を物差しにして、この馬より下位の馬は末脚が大したことないと考えてよいのではないかと思う。

7着  16番  センテリュオ       牝 4 北村友一  53  1.58.2 34.3

外枠から先行して、ジナンボーのすぐ外を追走するも、直線で横一線になったところで一旦後ろに下がってしまうものの、その後直線の途中から伸びてきて7着となった。
同じようなペースで走ったジナンボーとははっきりと力差があることがわかってしまったが、最後はしっかり伸びていたので、今回のようなレースができれば、牝馬限定戦であればかなりやれそうに思える。

8着  14番  サトノワルキューレ 牝 4 大野拓弥  54  1.58.3 34.4

センテリュオのすぐ後ろを追走。しかし、外枠だったこともあり、3,4角では内に入ることができずやや距離ロスのある走りとなった。最後の直線では少しは伸びたが、ショウナンバッハには劣る末脚であった。

9着  17番  ゴールドサーベラス 牡 7 藤田菜七  54  1.58.4 34.2

末脚が武器の馬であるが、重賞で通用する末脚はないということを改めて示した結果となった。

10着   9番  レイエンダ         牡 4 ルメール  57  1.58.4 34.7

ジナンボーのすぐ後ろを追走し、直線に入ってジナンボーの外から前に出ようとするも、その後何もできず後退した。
前走のエプソムカップの好走は超スローペースを前目で走ったことに恵まれたためであり、やはりある程度流れるレースであれば、この馬の実力はこんなものと考えてよいと思う。
ただ、それでも今回もスローになってルメール騎手が前目でレースして3着以内に入ってしまうことが考えられたので、僕はこの馬を相手候補から切ることが出来なかった。こうした危険な人気馬は押さえとして、薄めに一応勝っておくような馬券の買い方にした方がよいのかもしれない。

11着  10番  カヴァル           牡 4 三浦皇成  54  1.58.4 34.2

後方追走のまま何もできず凡走した。
3連勝して3勝クラスを勝ち上がった馬ではあるが、近走はスローペースのレースしか走っていなかったので、追走で末脚が削がれてしまったのも納得と感じられる走りだった。

12着   8番  クリンチャー       牡 5 田辺裕信 57.5 1.58.4 35.1

2番手追走から直線の途中まではかなり粘れてたが、最後は馬郡に沈んだ。
やはり復調の兆しはみられない走りだった。

13着   1番  サトノキングダム   牡 6 石橋脩    54  1.58.5 34.8

最内で中段追走から最後の直線では少し外の馬場のいい所に出すも、大して伸びなかった。
3勝クラス勝ち後のレースであり、もう6歳であまり伸びしろがなさそうなので、重賞ではこの程度の実力の馬と考えてよさそう。

14着  18番  ダッシングブレイズ 牡 7 横山典弘  56  1.58.5 34.6

特に見所無し。

15着  13番  ケントオー         牡 7 柴田大知  55  1.58.6 34.5

特に見所無し。

16着   3番  ダイワキャグニー   牡 5 内田博幸 57.5 1.58.9 35.0

ある程度先行力のある馬なので、相手候補として期待したが、最後はまるで伸びなかった。ムラ馬の傾向がある馬で、騎手のコメントから今日はやる気がなかったようだ。こういう馬は突然走ったり、走らなかったりするので、扱いにとても困る。

17着  11番  クラウンディバイダ セ 6 木幡巧也  53  1.59.6 36.3

先行争いに加わり、流れるペースを作るのに貢献したが、オープン戦でまるで好走実績がない馬なので、順当な結果。

18着   2番  アクート           牡 6 丸山元気  54  2.02.9 38.6

後方のまま何もできず終わった。
3勝クラスでしばらく好走を続けていたが、どれもスローペースのレースだった。重賞である程度流れるペースになれば太刀打ちできないということのようだ。

 

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