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2019年10月18日 (金)

2019 アイルランドトロフィー 府中牝馬ステークス G2 レース回顧

スカーレットカラーの強さが目立つレースとなった。かなり派手な勝ち方ではあったが、しっかり回顧して個性を見極めて次に活かしたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年10月14日(祝) 4回東京5日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第67回アイルランドT府中牝馬S
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定)  芝 1800m   16頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 -0.5
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.4-10.9-11.6-11.8-11.6-11.9-11.3-11.2-11.8
通過:34.9-46.7-58.3-70.2  上り:69.6-57.8-46.2-34.3 

淡々としたミドルペースでL3Fから加速してL1Fで減速するペースになっている。馬場差-0.6ではあるものの、もう少し高速寄りに回復していた可能性はありそう。

2.隊列分析

2019101602

直線入り口の隊列は短く、ほとんどの馬が上争いに加われそうな位置にいた。
多くの馬がそこそこの末脚を発揮出来ていたので、紛れのない能力通りの結果になったと思われる。

3.完全タイム差検証

2019101604

明らかに過大評価になっている。1秒程度低めに見た方がよい。緩急の少ないレースだったので時計が出やすかったということがあったと思う。

4.各馬の分析


1着   8番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  54  1.44.5 33.2 

行く気なく後方からの競馬になり、道中は比較的インで追走していたが、最内ぴったりではなかった。直線に入って外に持ち出しジワジワ伸びて最後は鋭く加速して1着になった。
道中は後方で距離ロスなく走ることに徹して、追い出しは遅めにしてL1Fの減速地点で末脚を爆発させる戦法は過去2戦と同じだったが、今までは距離ロスのない位置取りに恵まれたとか、一瞬の脚を活かしていたことから小回り向きと思ってしまったが、L1Fで減速するレースになればむしろ直線の長いコースの方が末脚が活きる馬だったということであり、さらに力をつけているということでもあると思う。
かなり強い印象が持たれる走りであり、当面安定して走ってくれそうだが、後方からの競馬になるのでスローな展開だったり、馬郡が凝縮する展開になれば取りこぼしも十分考えられる。

2着   6番  フロンテアクイーン 牝 6 津村明秀  54  1.44.7 34.0 

まずまずのスタートから中段のやや前の位置を追走する。直線に入ってからジワジワ伸び続け、ゴール直前で先頭に立ちそうになるもスカーレットカラーの末脚の鋭さに屈して2着になった。
ここ2戦凡走していたことから人気を落としていたが、前走が56キロ、その前が55キロで、特にこの馬は56キロでは好走実績がない。なので、今回は54キロで狙い目だった。トップスピードはさほど速くないが、前目のポジションにつけて、最後も長くいい脚を使う馬なので、好走しやすい馬ではあるが、斤量差には敏感ということは常に意識しておいた方がいい馬である。

3着  15番  ラッキーライラック 牝 4 石橋脩    54  1.44.8 34.3 

スタートは速くなく、やや外目を回りながら向こう正面で進出して4角ころには3番手のポジションまで上げていて、直線では早めに先頭に立ち良く粘っていたが、外から来た2頭に差され3着になった。
先行力はあるものの、末脚があまりないのと最後の勝負根性が今一つなので、この馬は勝ち切れるイメージが持てないのだが、その割には今回は善戦した方だと思う。人気になりやすい馬だが、WIN5の後方からは消していい馬だと思う。
あと、先行勝負の馬なのにスタートが速くないのも記憶すべきで、今回のように道中でスムーズに前につけれればよいが、前のポジションにつくまでに脚を使わされてしまう展開になると、3着以内から外れることも十分考えられる馬ということだと思う。

4着   4番  オールフォーラヴ   牝 4 川田将雅  54  1.44.9 34.3 

好スタートから前目のインのポジションで追走し、直線ではジワジワ伸び、ゴール手前でひと伸びしたが、ラッキーライラックを交わすまでには至らず4着となった。
人気はなかったが、これがオープン入りして3戦目で、前走はスローの瞬発力勝負になり惨敗したものの、前々走はオープン特別で勝っているので、オープンの戦績としては悪くない。末脚は鋭くないが先行力のあるタイプであり、今回のようにL1Fで減速するペースで最後少し伸びたように見えたので、今回のようなペースがこの馬に適しているということだと思う。もう少しメンバーが弱くなるメンバーになれば3着以内に入る可能性は高いと思う。

5着  13番  クロコスミア       牝 6 戸崎圭太  54  1.45.1 34.7 

好スタートから早めに3番手に進出し、向こう正面では2番手まで押し上げるも、直線では伸びず。ただそれでもしっかり粘っていて上位とはあまり差のない5着となった。
先行力があり、末脚はさほどない馬で、以前はスローペースのときに限り前で善戦出来ていた馬ではあるが、近走は平均ペースでもかなり粘る競馬をしている。叩いて調子を上げる馬であり昨年もこのレース5着からエリザベス女王杯で2着になったので、今年もエリザベス女王杯で相手候補として検討すべき馬ではある。

6着   2番  ディメンシオン     牝 5 北村宏司  54  1.45.2 34.5 

やや出負けしたかに見えたが、初速が速くインの前目のポジションを取り切り道中では最内を走ることができたが、ペースが速いので追走に苦労しているように見えて直線入り口までには中段の位置まで下がってしまっていたが、最後は少し伸びた。しかしながら上位勢を脅かす脚はなかった。
末脚があまりないので、先行して好ポジションにつけることが好走条件になるが、前走はペースが速くても今回よりもはるかに高速馬場だったので、この馬にとっては追走しやすかったということで、今回は馬場に加え1800mと前走より1ハロン伸びているのも追走に苦労した要因になっていると思う。


7着  12番  レッドランディーニ 牝 4 池添謙一  54  1.45.4 34.5

スタートは速くなかったが、向こう正面で位置を中段まで押し上げる。4角で加速しようとするもあまりポジションはあがらず、最後まで伸びてはいるものの大した伸び脚ではなかった。
コーナーから加速し長くいい脚を使える馬ではあるが、このメンバーでは力不足ということだと思う。

8着   7番  サトノガーネット   牝 4 坂井瑠星  54  1.45.4 33.7

スタート遅く最後方になり、4角の勝負所でも流れについて行けず最後方になる。直線では大外に出し、L1Fの減速に乗じて数頭交わし7着になった。
いつも最後に末脚は発揮するものの、前半の追走力が劣るので、オープン特別でも3着以内に入るのは難しそう。

9着   5番  ダノングレース     牝 4 三浦皇成  54  1.45.4 34.5

スタートはよかったが、二の足が遅く後ろから5番手の位置まで下がってしまう。それでも、4角の勝負所では、位置を上げていたものの、大した末脚は使えなかった。
騎手のコメントによると最後ノメっていたということだが、確かにノメってバランスを崩すようなところがあった。なので、湿った馬場はダメということのようだが、戦績を見ると乾いた馬場だったとしてもこのメンバーで上位に食い込むのは能力的に難しかったと思う。

10着   3番  カンタービレ       牝 4 松岡正海  54  1.45.5 34.6 

道中は中段のインで脚を貯め、直線で追い出そうとするも大した脚は使えなかった。
この馬古馬重賞を走るようになって4戦連続で凡走しているので、重賞では能力不足と考えてよさそう。オープン特別であれば好走の可能性はある。

11着  11番  ペルソナリテ       牝 6 丹内祐次  54  1.45.5 34.4

後方追走から、直線では最内を突こうとするも、大した脚はなかった。

12着   1番  ジョディー         牝 3 武藤雅    52  1.45.7 35.2 

好スタートから逃げを狙うもエイシンティンクルにあっさり交わされ、最内で2,3番手で追走する。直線では大して粘れず。
この馬が好走するのは遅いペースで楽に逃げれたときになるので、古馬とのレースで好走するのは難しそう。

13着  10番  エイシンティンクル 牝 6 勝浦正樹  54  1.45.8 35.6

初速の速さで逃げてやや速い平均ペースで引っ張ったが、最後はバテた。
このメンバーでは能力不足ということもあるが、乾いた良馬場でないとダメということもありそう。

14着  16番 ランドネ           牝 4 吉田隼人  54  1.46.0 35.3

いいところなし、陣営はダートを試すことも考えているようだ。

15着  14番  プリモシーン       牝 4 福永祐一  54  1.46.0 34.9 

後方追走からまるで伸びず。
今まで馬郡をさばくのに手間取ったり、エンジンのかかりが遅くて凡走したことはあったものの、ここまで最後伸びなかったことはないので、今後精神面での影響が懸念される。馬券的にしばらくは狙いを下げて様子を見た方がよい。

 

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