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2019年10月27日 (日)

2019 天皇賞 G1 レース予想

今週は天皇賞の予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

 


1.予想馬券

 (1)本線

   ・⑥ユーキャンスマイルを軸に①カデナ②アーモンドアイ⑤アエロリット⑬ランフォーザローゼスへの3連複流し

 (2)抑え

   ・⑥ユーキャンスマイル⑩サートゥルナーリアを軸に①カデナ②アーモンドアイ⑤アエロリット⑬ランフォーザローゼスへの3連複流し

 (3)遊び

   ・⑨ユーキャンスマイル1着固定で、①カデナ②アーモンドアイ⑤アエロリット⑬ランフォーザローゼス相手への3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

馬番 馬名 1走前 2走前
1 カデナ +0.8 +1.0
2 アーモンドアイ +0.1 海外
3 ケイアイノーテック +1.4 +0.5
4 スワーヴリチャード +1.3 海外
5 アエロリット +0.2 +0.1
6 ユーキャンスマイル +0.5 +1.6
7 スティッフェリオ +0.6 +2.1
8 マカヒキ +2.6 +1.8
9 ダノンプレミアム +2.1 +0.8
10 サートゥルナーリア +0.2 +0.1
11 ゴーフォザサミット +1.1 +0.9
12 ドレッドノータス +0.6 +1.1
13 ランフォザローゼス +0.6 +2.2
14 ワグネリアン +0.6 +1.7
15 ウインブライト +2.1 海外
16 アルアイン +1.6 +1.6


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

毎日王冠

2着   3番  アエロリット       牝 5 津村明秀  55  1.44.6 34.5 
好スタートから難なく先頭に立ちやや速めのペースで馬郡を引っ張る。直線に入って一旦インディチャンプに抜かれるもL1Fで再加速して2着となった。
騎手コメントによると、「3角で自分から力んでしまうところがあるので、そこがなければ、もっといい形で直線に向けると思うんですが……。難しいです。」ということで、速いペースで先行しっても最後まで末脚衰えず最後にひと脚使えるところが強みだが、乗り難しい面があるようなので、乗る騎手のレベルも予想時によく考慮した方がよさそうだ。

5着   5番  ランフォザローゼス 牡 3 北村宏司  54  1.45.0 34.2 
好スタートだったが、一旦下げて最内のポジションを確保して、やや後方を追走する。3角で少し周りのペースについていけず後退するかに見えたが、後方の位置で喰らいつき、直線に入ると、ジワジワ伸びて、最後は少し加速して前にいたギベオンを交わし5着になった。
近走ではふがいない走りを見せていたが、今回ブリンカーをつけて走りぶりが少しよくなった。
プリンカーをつけたからといって、変わりすぎなので、近走の凡走は能力ではなく本人のやる気の問題だったのかもしれない、勝負所であきらめなかったり、最後は加速できたので、次走は少し注目して見た方がよいかもしれない。

9着   1番  ケイアイノーテック 牡 4 幸英明    57  1.45.8 35.4
最内枠を活かし、3番手を追走するも直線で脱落した。差し馬ではあるが、古馬重賞で全く通用していないので、先行策を試したようだが、まるでだめだった。

京都大賞典

1着   7番  ドレッドノータス   セ 6 坂井瑠星  56  2.23.5 34.9
好スタートから初速の速さで楽に先頭の最内のポジションを得ることに成功する。その後直線の先行争いでは外枠の馬を前に行かせ、自身は最内で3番手のポジションでレースを進める。残り800mで外の馬が動くものの最内で距離ロスがないことを活かしじっくり構え直線に入ってダンビュライトを交わしそのまま1着となった。
序盤で最内の好ポジションを取れたことがすべてであり、距離ロスなく走れたことと、末脚の鋭い馬がいなかったことに恵まれた勝利であることは間違いない。
競馬ではこうしてインをロスなく立ち回れた不人気馬が好走するケースはかなり頻繁にあり、このレースのメンバーは序盤に速い馬がいなかったので、この馬が楽に先手を取って好走するかもと予想するのはさほど難しくはない。また、函館記念のレース回顧で書いたように近走は安定して能力を発揮していることもピックアップしやすい点であった。ただ、今回は恵まれての勝利なので今後重賞で好走出来る可能性は低いと思う。

神戸新聞杯

1着   3番  サートゥルナーリア 牡 3 ルメール  56  2.26.8 32.3 
どスローであるためしっかり2番手を確保し追走し、勝負所から追い出すとしっかり伸びて楽勝の1着となった。
ダービーのときは、最後止まったので持続力に疑問を感じたが、スローペースになれば、持続力は問題ないということのようだ。今後やや速いペースのときも問題なく走れるのかどうかは、このレースだけでは判断できない。また、神戸新聞杯の基準タイムは古馬3勝クラスよりちょっと上程度のもので、今回のレースパフォーマンスはその水準とほぼ同等ということも頭にいれておくべきである。


オールカマー

1着   9番  スティッフェリオ   牡 5 丸山元気  56  2.12.0 34.0 
まずまずのスタートから、他に速い馬がいなかったこともあってじわじわと前に出江、1コーナー付近で先頭に立つ。その後ゆったりしたペースで走るも、残り800mあたりからゆっくりとスパートを始め、ゴールまで後続との差をキープしたまま1着となった。
レースを見返してみると、残り800mあたりからの地味なスパート(L5F12.2からL4F11.8へアップ)が勝因に見えて、他馬の残り600mからの慌てぶりからして典型的な後続が脚を使わされたレースになったと思う。
この馬ここ2戦G1で凡走していたので軽視してしまったが、G3戦の戦績から小回りコースではこういう競馬ができることも納得。今後も小回りコースのG2,G3戦では警戒が必要な馬ということなのだと思う。

6着   2番  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    56  2.12.5 34.3 
3番手追走からスティッフェリオのスパートにも1馬身差で2番手で喰らいつき、直線ではやや離されるも、かなり粘っていたが、残り100mで他馬に差されて6着になった。
先行して最後まで粘ったレースぶりは悪くない。この馬古馬と戦うようになってからずっとG2戦を使っているため、地味な成績になっているが、G3戦を使えば能力上位である可能性が高いと思う。また、メンバーの弱いG2でも警戒が必要。まだ4歳だし、どこかで穴を空ける可能性は高いと思う。

9着   7番  ウインブライト     牡 5 松岡正海  58  2.13.5 35.1
4番手追走から、残り600mで追い上げを開始するも前との差が詰まらずかなり騎手が焦って馬を押すも反応が悪く、直線でもまるで伸びなかった。ちょっと負けすぎな気もするが、この馬の戦績を見ると、残り600mのラップが11秒台前半になるレースでは惨敗している。これは4コーナーを11秒台前半で走る能力がないのかもしれない。ミドルペース以上のレースになり勝負所のラップタイムがかかるレースでないとダメと考えると、今回無理して4コーナーで脚を使って惨敗したのも納得できる。
なので、今回のこの馬の敗退は調子の問題ではなく、この馬の特性の可能性があるので、次走も軽視せずに注意したい。

新潟記念

1着   7番  ユーキャンスマイル 牡 4 岩田康誠  57  1.57.5 33.6 
スタート後、やや後ろの位置を追走、3角のところからインに入りコーナーを距離ロスなく回る。直線ではやや外に持ち出すも、馬全体では内の位置で、直線に入ってからは横一線に近い隊列になり、内回りとの合流地点から追い出すと一瞬のトップスピードの速さで一気に先頭に立ち、最後はジナンボーが追いかけてくるところをしのぎ切って1着となった。
レース映像を見返してみると、追い出してからの反応の速さとトップスピードの速さは群を抜いているように見える。レースが流れた上での末脚なので、無茶苦茶トップスピードが速いというわけではないのだが、レースが流れる中でこの脚を使えたということはしっかり覚えておくべきだと思う。この馬、万葉ステークス、ダイヤモンドステークスとあまり強くない馬との組み合わせでかっただけで、天皇賞では、5着とあまり強い馬とは思えなかったが、どうやら、天皇賞からこのレースまでのトレーニングで馬がまた成長したようだ。レース後の友道調教師のコメントでは「春の天皇賞の後は、まだ力もついていませんでしたが、あの後、無理をしなかった事が良かったです。筋肉にメリハリがつき、大人の体になりました。」ということなので、4歳の夏時点でもまだ馬の成長によるのびしろがある可能性を考慮すべきということが、このレースからの教訓となった。
この秋の中距離路線で無視できない存在になったと思う。

3着   6番  カデナ             牡 5 武藤雅    57  1.57.8 33.6 
速い流れのため、後方を追走し、直線ではかなり外に持ち出し、ジワジワ伸び続け、3着に浮上した。
直線の長い新潟外回りのレースなので、上がり32秒台のレースになればこの馬では対応できないと考え、僕はこの馬を切ってしまったのだが、その判断は失敗だった。ただ、上がりが34.4秒と新潟コースでは少しかかったことがこの馬に有利に作用したのは確かだと思う。前半の追走力は低いが、最後の末脚はかなりのものがあり、小回りコースでは4角から末脚を発揮することができるし、直線の長いコースで直線をジワジワ伸び続けることができるので、追い込み馬であってもある程度流れるレースであれば、無視できない存在になった。

札幌記念

4着  12番  ワグネリアン       牡 4 福永祐一  57  2.00.3 35.9 
サングレーザーと同様に積極的に前に行き、サングレーザーのすぐ外の後ろを追走する。4角ではじっとしていたサングレーザーとは逆に早めに仕掛けて、前に出ようとするも、最後は末脚が鈍って4着に敗れた。
落鉄していたということのようだが、最後のサングレーザーとの差はポジショニングと仕掛けたところの差のようには見えたので4着とはいえ差は少ない。とはいえ、持続力はさほど長くないことを示したので、相手やポジショニングに恵まれないと古馬G2以上のレースで常に好走するのは難しそうに思う。

10着   8番  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    57  2.01.0 35.3
後方から、大外回って最後は少し伸びていてので、もっと弱いメンバーになれば3着以内に入ることはあるかもしれない。

14着   6番  ランフォザローゼス 牡 3 藤岡佑介  54  2.03.0 37.3
斤量差を活かせなかったにしても走らなさすぎ、古馬オープンで戦える能力はないということのようだ。

 


宝塚記念

3着  11番  スワーヴリチャード  M.デム    2.11.6 35.7 
スタートは遅かったが、ペースが遅いと見てじわじわと前に進出し、リスグラシューの少し後ろの外を追走する。勝負所では騎手の手が激しく動き鞭が入るなど反応がよくなかったが、じわじわ伸びて3着を確保した。
このメンバーでは能力上位だったため、なんとか3着に入れたということだと思うが、この馬のよいところである勝負所での反応の素早さが全く見られなかった。もうズブくなってきているのかもしれない。この馬はスタートがよくなく、持続力もそうないので、勝負所で素早く反応できなくなってきているとすると今後の好走は難しいかもしれない。

4着   4番  アルアイン          北村友一    2.11.9 36.1 
好スタートながら行く気を見せず、最内の3番手を追走。勝負所の反応はまずまずだったが、直線で速い脚が使えず最後はスワーヴリチャードに交わされて4着となった。
非常に消極的なレースをしたと思う。緩いペースになれば最後速い脚は使えない馬なので、4着になるのも当然の結果。この結果は距離によるものではない。
先行して常に自身の能力は安定して発揮出来る馬なので、もっとハイレベルな騎手が乗れば3着以内に入る割合ももっと上がるのではないかとも思う。

7着   6番  スティッフェリオ    丸山元気    2.12.4 36.3 
その気になれば逃げれそうなほどの好スタートと初速の速さだったが、中段に控えてしまう。勝負所、直線での反応もイマイチで伸びきれず。低レベルのG3勝ちしかない程度の馬なので、当然の結果。

11着   7番  マカヒキ            岩田康誠    2.12.9 36.3 
ポツンと最後方から、4角のペースアップで早めに進出せざるを得ない展開になったので、末脚を分散されてしまい、全くいいところがなかった。絶対的な能力が劣るので、ハイペース戦になってずっと後方がで我慢して最後他馬がバテるにのに乗じて追い込んでくるような展開にならないとだめなのだろう。これでまた人気が落ちると思うので、また、どこかで遊び馬券で狙ってみたい。


安田記念

2着   2番  アエロリット       牝 5 戸崎圭太  56  1.30.9 33.9 
スタートはさほど速くはなかったが、二の足と内枠を活かして、先頭に立つ。その後最後まで粘り切り2着になった。
前走のヴィクトリアマイルは今回よりもかなり前半が速いペースになり最後はバテてしまったが、そのときの調教師のコメントが「今日の競馬はこの馬を刺激できたと思います。自分の競馬ができたし、レースを引っ張ってこの時計ですからね。タメたからどうこうという馬でもないですし、力は発揮できました。」ということだったので、昨年に引き続き、ヴィクトリアマイルを叩きに使った戦略が上手くいったようだ。こうした戦略が2年連続で上手くいくとは思えず、僕はこの馬を軽視してしまったのだが、この馬まだ5歳だし、衰えるにはまだ早いということなのだろう。昨年はこの後毎日王冠で1着になっていたが、今年もこの馬まだまだ活躍できそうだ。

3着  14番  アーモンドアイ     牝 4 ルメール  56  1.30.9 32.4 
スタート後、ロジクライの内側への逃避の影響を受け後方からになり、直線に入っても絶望的な位置になったが、凄まじい末脚を発揮して3着に入った。
出遅れることもある馬だけに今回のような展開は想定内であったが、強烈な末脚を発揮するのも想定内であった。この馬が3着以内を外すとは考えられず、3連複の軸として考えることがこのレースでは正解だったと思う。この組み合わせで3連複3690円はいい配当だと思う。
グリーンチャンネルの中継によると、この馬はレース後の疲労が著しく、このレースを勝ってもウイニングランはしない予定だったとのこと。今回も3着とはいえ、スタート後の不利を跳ねのけての3着だったので、今回の疲労も相当激しかったと思われる。なので、この馬は海外遠征などせずに、今後は出走するレースを厳選して無事に現役の競争生活を送って欲しいと思う。

7着   1番  ケイアイノーテック 牡 4 幸英明    58  1.31.3 32.7
内枠を活かし直線では少し伸びたが、G1レースで勝負できる末脚は見られなかった。上がり3ハロンタイムは速いが、インをロスなく通ってのものなので、評価できない。

16着  15番  ダノンプレミアム   牡 4 川田将雅  58  1.32.9 34.5 
スタートの不利により後方からになったのが大きかったが、この馬の好走時は前半どこかでペースが緩いところがあったので、今回のように緩みのないペースでは挽回は難しく、追走で脚を使いきってしまい、直線は伸びなかったということだと思う。あと、発汗が目立っていて、パドック時点で嫌な感じもあった。2強のうち、連を外すならこっちの方とまで考えることは十分できた状況ではあった。

4.結論

ユーキャンスマイルの新潟記念の走りぶりから見られた成長力に期待する。勝負所での加速が速いので早めに先頭に立ってそのまま押し切ることは十分考えられる。さらに穴ではカデナが近走末脚が安定しているので面白い。
サートゥルナーリアは前走が参考にならなさすぎなので、今回は疑ってみる。
アーモンドアイは、今回も3着以内に入る可能性は高いと思うが、休み明けなので昨年の秋華賞なみのデキであると取りこぼす可能性もあると思う。
ダノンプレミアムはスローペースでないとダメと考えているので今回は切った。

 

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