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2019年11月

2019年11月29日 (金)

2019 京阪杯 G3 レース回顧

ライトオンキューの強さが目立ったレースとなったが、自身の走りは夏の北海道で走っていた時と同等のレベルであり、重賞としてはかなり低レベルなレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月24日(日) 5回京都8日  天候: 曇   馬場状態: 良
12R  第64回京阪杯
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1200m・内   18頭立

馬場差 +0.1 完全タイム差 +0.8
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.1-11.0-11.1-11.3-11.4-11.9
通過:34.2-45.5-56.9-68.8  上り:68.8-56.7-45.7-34.6 

平均ペースでL1Fでも大きくバテていないので、勝負所である程度のポジションにつける器用さが必要なレースとなった。

2.隊列分析

2019112402

外差し傾向ではあるものの、直線入り口である程度前の位置にいることが必要であった。


3.完全タイム差検証

2019112404

上位勢はぼぼ前走と同等のパフォーマンスであったため、妥当な完全タイム差である。

4.各馬の分析

1着   6番 ライトオンキュー   牡 4 古川吉洋  56  1.08.8 33.7 

スタートは速くなく中段の馬郡の真ん中を追走する。3角に入るころにはインに入りコーナーを距離ロスなく走り、4角の終わりにかけて徐々に外に持ち出し、直線に入って抜け出して1着になった。
中段の追走から、途中で無理に脚を使うことなくスムーズに追い上げて行けたので強く見えたがこのメンバーならばこの程度の走りはできるということであろう。あと、この馬はあまり速い脚はないので時計のかかる馬場がよかったようだ。また、落馬のアクシデントがこの馬のすぐ後ろだったので、アクシデントに巻き込まれなかったのも幸いだった。
あと、4歳なので夏の好調期を維持できたということはありそう。単勝5.5倍と高い人気になっていたのは調教の気配がよかったということもあったようだ。

2着  12番  アイラブテーラー   牝 3 和田竜二  53  1.09.1 33.6 

スタートは速くなく後方から、あまりインには入れず外を回るが4角ではあまり外を回らず走ることが出来て、直線に入ってすぐは伸びあぐねたが、残り200mを過ぎたところから一瞬の伸び脚が鋭く2着に浮上した。
加速の反応は速くないものの、スピードに乗ったらかなり速い脚が使える馬のようだ。オープン特別戦であればかなり安定的に走れそうではある。

3着   7番  カラクレナイ       牝 5 大野拓弥  54  1.09.2 34.3 

好スタートから中段のやや前の位置で追走する。3角に入るあたりではややかかり気味なところを抑える場面もあった。4角から直線にかけて、ライトオンキューと同じように伸びてきたが、ライトオンキューよりは脚色が劣り、最後はアイラブテーラーにも差されて3着となった。
後方追い込み一手から、最近好位差しにキャラ変して好走確率が上がった馬であり、メンバーが手薄な今回は重賞獲得の千載一遇のチャンスであったが、他に強い馬が2頭いたために適わなかった。最後の末脚がハッキリと上位2頭に劣っていたので、5歳という年齢を考えるとこれ以上の上がり目は期待できない。


4着  11番  アウィルアウェイ   牝 3 北村友一  53  1.09.3 33.9 

後方でアイラブテーラーと同じような位置を追走し、4角ではアイラブテーラーよりスムーズに回れて前に出たが、直線ではそれなりに伸びてはいるものの鋭さを欠き4着になった。
もともと末脚は鋭くないので、こんなもんかなという走りではあるので、内枠で道中をスムーズに立ち回れることが好走条件ということになりそうで今後も外枠であれば軽視してよさそう。

5着  13番  リナーテ           牝 5 三浦皇成  55  1.09.4 34.2 

中段の外を追走。直線に入って追い出すも反応は鈍く、最後はジワジワのびた。
加速もトップスピードも速くなく、ジワジワ追い上げる差し馬であるが、4角では騎手の手が大きく動いて苦労していたようなのでこのあたりが、夏にくらべると調子を落としているところなのかもしれない。5歳なので今後の復調は厳しいかもしれない。

6着  18番  ダイシンバルカン   牡 7 勝浦正樹  56  1.09.4 34.1

中段外を回り最後は外から伸びた。
7歳で今回初オープン戦だったが、流れに乗れて最後は伸びていたので、オープン特別であればどこかで好走する可能性はありそう。

7着  15番  エイシンデネブ     牝 4 藤岡康太  54  1.09.5 33.7

後方から3番手ではあるがかなり縦長の隊列だったので、かなり後方を追走し、最後はしっかり伸びたものの7着までだった。
前半の追走力がなさすぎなところはある。前走の末脚が目立ったものであったが、前走の上がり3ハロン34.0で今回が33.7であり、L1Fのラップが前走12.2で今回が11.9なので、前走ほどの末脚は使っているわけで、展開の助けがないと好走するのは厳しいということのようだ。

8着  14番 モズスーパーフレア 牝 4 松山弘平  56  1.09.6 35.4

前半はしっかり先頭に立ったが、最後はバテた。
前半かなり飛ばさないとダメな馬で、近走は2ハロン目を10秒台前半で走っているのだが、今回は11.0となっていて、この馬としては遅いのだが、これは京都コースが、スタート直後は平坦であるが、すぐ高低差2.7mの上り坂を上るレイアウトが影響しているようだ。つまり京都1200mはこの馬には全く向いていないということ。

9着   1番  ラブカンプー       牝 4 西村淳也  55  1.09.8 35.2

3番手追走から、今回は近走ほどバテていなかったので、少し復調の気配は見られたかもしれない。この馬が突然走らなくなったのは精神面の部分が大きいように思えるので、復調する可能性は十分あると思う。

10着  10番  エントリーチケット 牝 5 丹内祐次  54  1.09.9 34.5

後方からずっとインを回り最後はちょっとだけ伸びた。
インを距離ロスなく回ってこの程度の走りなので、明らかに能力不足。

11着   3番 パラダイスガーデン 牝 7 坂井瑠星  54  1.10.0 33.8

後方から2番手から最後は伸びるが前半の追走力がなさすぎる。

12着  16番  ニシノラッシュ     牡 7 幸英明    56  1.10.0 35.6

2番手追走から直線ではまるで伸びず。

13着   4番  フミノムーン       牡 7 国分優作  56  1.10.1 34.4

後方追走から見せ場なし。

14着   2番  アポロノシンザン   牡 7 横山武史  57  1.10.1 35.3

中段追走するも直線でまるで伸びず。

15着   5番  ビップライブリー   牡 6 松岡正海  56  1.10.1 35.4

中段追走するもまるで伸びず。

16着   8番  ダイメイフジ       牡 5 池添謙一  56  1.10.6 35.8

3,4角で大きく外を回り追い上げたが、直線ではまるで伸びず。
コーナーでの距離ロスが大きく、脚も早めに使いすぎたので、実力以上に負けている印象はある。オープン特別での巻き返しは十分考えられる。

17着   9番  エメラルエナジー   牡 7 吉田隼人  56  1.12.4 36.1

後方のまま、まるで勝負にならなかった。

競争中止  17番  ファンタジスト     牡 3 浜中俊    56  ------ ----

落馬競争中止

2019年11月28日 (木)

2019 ジャパンカップ G1 レース回顧

海外馬が参加しないことよりも、日本馬のレベルの低下が気になるレースとなった。かつてはJCはレーティングで最高位のレースだったし、今でも優勝賞金3億円のレースなので前のようにスターホース勢ぞろいの豪華なレースに戻ってもらいたいものである。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月24日(日) 5回東京8日  天候: 曇   馬場状態: 重
11R  第39回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  芝 2400m   15頭立

馬場差 +1.0 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.8-11.3-12.3-12.2-11.7-12.2-12.1-12.0-12.1-12.4-12.2-12.6
通過:36.4-48.6-60.3-72.5  上り:73.4-61.3-49.3-37.2 

ほとんどが12秒台のラップになりそれでいて、ややハイペースのバランスになっていて上がりがかかっているので、最近の東京競馬場の高速馬場傾向と比べると異質な馬場になった。さすがに数日雨が降り続いてしまうと水はけのよい馬場でも回復は難しいようだ。さらに後方からの差しが届かない馬場となった。


2.隊列分析

2019112401

インで前につけた馬が有利で、外差しが全く効かないレースとなった。

3.完全タイム差検証

2019112403

評価が難しいところではあるが、マカヒキ、ダイワキャグニーを物差しにして、0.5秒程度の過大評価と考える。つまりG1としては+1.0の低レベルレースである。今回大きくパフォーマンスを落とした馬は道悪が堪えたと考えるべきだろう。

4.各馬の分析

1着   5番  スワーヴリチャード 牡 5 マーフィ  57  2.25.9 36.5 

スタートは速くなかったが、すぐインに潜り込み最内に入り、前から3~4馬身離れた位置で追走する。4角もインで距離ロスなく走れたことを活かし前に進出し、残り400mから最内で追い出すと瞬時の反応の速さを見せスパートし、残り200mのところで先頭に立ちそのまま押し切った。
追い出しの時の反応の速さは一昨年のアルゼンチン共和国杯を思い出させるものだった。左回りが得意ということ。叩いて調子を上げるタイプということ。インを上手く立ち回れたこと。などがかみ合っての勝利だったが、今年のJCのレベルが低かったこともしっかり記憶すべき勝利である。

2着   1番  カレンブーケドール 牝 3 津村明秀  53  2.26.0 36.9 

好スタートからインぴったりを先頭から1~2馬身距離を置いた位置で追走し、残り400mから追い出すとしっかり伸びて2着となった。
先行力があり最後ひと脚使える馬なので、ペースが流れたことと、後方からの差しが届かない馬場になったことと、内枠でインをロスなく走れたことなどがかみ合っての2着だと思う。
器用さがあるので、好走できるレースの幅は広いが、今回のレースレベルもそう高いレベルではないのであまり評価を高くしすぎない方がよいと思う。
加えて、JCでは1番枠の好走が続いているが、直線の広い東京でもコーナー4つ回るレースでは内をはしる先行馬に有利ということなのだと思う。

3着   2番  ワグネリアン       牡 4 川田将雅  57  2.26.2 36.6 

カレンブーケドールのすぐ外の少し後ろで追走するも、4角では手ごたえが悪く少し下がってしまうも、直線でジワジワ伸び続け3着になった。
エンジンのかかりが遅い馬なので、前半のポジショニングが好走のカギとなる馬であるが、今回は前半の走りがよく、内枠が幸いしたように思う。エンジンのかかりが遅いのに加え4角の走りがよくないので、東京と阪神での好走が多いのも納得できる。前走よりパフォーマンスを落としているので、道悪は本来よくないとも考えられる。

4着  14番  マカヒキ           牡 6 武豊      57  2.26.5 36.3

離れた最後方を追走し、4角ではインを回り直線に入って大外に出してジワジワ伸び続け4着になった。
いつも最後はひと脚使える馬ながら、近走はスピード不足でなかなか好走できないが、今回は時計がかかったことにより、好走できた。今年3着に入った京都記念も時計がかかる馬場だったので、これで復活と考えない方がよい。

5着   6番  ユーキャンスマイル 牡 4 岩田康誠  57  2.26.6 36.7 

後方から4番手を追走し、直線でしっかり伸びてくるも5着までだった。
馬場状態の悪化により末脚が鈍ってしまったことはあるが、前半多くのジョッキーがポジションを取りに行く中、この馬はポジション争いに加わることが出来なかったので、レベルの高いレースでは前半の追走力が劣ることが弱点と言えそうだ。

6着   7番  ダイワキャグニー   牡 5 石橋脩    57  2.26.6 37.9

やや速いペースで逃げることができ、最後までしっかり粘れたものの6着に敗れた。
成績にムラがある馬アテにできない馬ではあるが、しっかり先行できればこのくらいはやれる馬。ただ、この馬が6着に粘れたのはG1レースとしてはレベルが低かったということである。

7着  13番  エタリオウ         牡 4 横山典弘  57  2.26.9 37.7 

外枠ながらポジション争いに加わることができて先団グループに入り、4角では3番手まであがり、直線に入っても伸びたが、残り300mくらいから脚色が鈍った。
速いペースで外枠なのに、しっかり先行争いに加われたのはよく、調子を上げていたようだ。加えてずっと外を回っていた距離ロスがあった。ずっと脚を使った分最後まで末脚が残らなかったが、どこかで好走できそうな可能性は示した。

8着   4番  ムイトオブリガード 牡 5 ルメール  57  2.27.1 37.4 

内枠を活かし、最内でカレンブーケドールの少し後ろを追走するが、直線ではさほど伸びなかった。
最後は疲れてしまったということで、この馬はポジショニングがよく追走できるものの、ペースが緩くないと好走できない。

9着  11番  シュヴァルグラン   牡 7 スミヨン  57  2.27.1 37.6 

先団グループに加わり追走するも直線では大した脚は使えなかった。
最後伸びなかったのが、馬場なのか、海外遠征明けだからなのか、年齢的なものなのか、はっきりしないが、やはり海外遠征後の馬は好走しない可能性が高いと考えておくべきなのだろう。

10着   9番  ルックトゥワイス   牡 6 デットー  57  2.27.3 36.9 

後方から3番手を追走、3角で行きっぷりがわるくなるも、直線に入って最後は少しは伸びた。
先行力がないことに加え、道悪が堪えた。

11着   8番  レイデオロ         牡 5 ビュイッ  57  2.28.1 38.4

先行争いに加わろうとするも先団グループの中では一番後ろの位置になる。4角、直線で最内を回るも全く伸びなかった。
コーナーの走りがよくなく直線で良く伸びるのが特徴の馬ながらこれで、ドバイ遠征以降4戦続けてこの馬らしい末脚が見られないことは深刻に考えるべきだ。騎手は道悪を敗因としているので、次走も人気しそうであり、今回も1番人気だったのは驚きだったのだが、まだしばらくは人気を吸ってくれるありがたい存在になりそうだ。
 
12着   3番  ウインテンダネス   牡 6 田辺裕信  57  2.28.9 39.5

先行争いに加わるも直線でまるでいいところなし、元々能力不足ではあるが、道悪もよくない。

13着  15番  ジナンボー         牡 4 ムーア    57  2.29.1 39.4

先団グループに加わろうとするも先団グループの中では後方を外を追走する。最後は末脚が使えなかった。
二の足で先行するタイプながら、今回は前に取り付くことができないペースであり、加えて今回は道悪と外枠が堪えた。今回は条件が悪くて負けすぎたので、次走は見直しできる。

14着  10番  ダンビュライト     牡 5 松若風馬  57  2.29.2 40.1

2番手で先行するも直線で後退。一本調子の馬であるので、直線の末脚比べになると全くダメなのだが、加えて道悪が堪えた。

15着  12番  タイセイトレイル   牡 4 M.デム  57  2.29.8 39.5

後方2番手追走で、もう3角から手ごたえが怪しくなりズルズル下がってしまった。速いペースと道悪がダメということのようだ。

 

2019年11月22日 (金)

2019 マイルチャンピオンシップ G1 レース回顧

実力馬の多くが実力通りの走りを見せる好勝負となった。得られる知見も多かったレースだと思うので、しっかりレース回顧しておきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月17日(日) 5回京都6日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第36回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  芝 1600m・外   17頭立

馬場差 -0.2 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.5-11.2-11.6-11.9-11.6-11.5-11.0-11.7
通過:35.3-47.2-58.8-70.3  上り:69.3-57.7-45.8-34.2 

現在の東京競馬場の高速馬場と比べると、時計のかかる馬場になっているが、-0.2となっているように水準よりやや速い程度なので、さほどではない。
前後半のバランスはスローではあるが、11秒台のラップが続いているようにさほどスローではなく追走力が必要だった。
L2F最速であり、レース映像を見るとL2Fのスピードほとんどの馬が大差なく、ここまで全馬余力ありで走っている典型的なスローの瞬発力勝負となった。そのため、L2FにくるまでのポジショニングとL1Fの加速力が重要なレースとなった。

2.隊列分析

2019111901

縦長ではないが、横一線にはなっていないので、直線入り口で後方にいた馬は前半の追走力が今一つとの評価でよいと思う。

3.完全タイム差検証

2019111902

皆前走重賞を使っていることもあり、ほとんどの馬が前走とほぼ同等の値となっているので、極めて妥当な完全タイム差である。

4.各馬の分析

1着   5番  インディチャンプ   牡 4 池添謙一  57  1.33.0 33.9 

スタートは速くないものの、他馬が遅いので楽に前から5番手の位置を取り追走する。
直線に入り、L1Fで追い出すと鋭く伸びて1着となった。
追い出したときの反応が素早い馬なので、L2F最速でL1Fの加速比べになる展開はこの馬に向いたものだった。また、楽に前の位置で追走出来た点もよく、ペースもこの馬に向いていた。もっとスローになると前半かかる心配もある。また、追い出した後の反応が速い変わりにトップスピードは長く続かないようで、ゴール板手前ではちょっと脚色が鈍りかけているように見えた。そう考えると毎日王冠でアエロリットに差し返されたのも合点がいく。ソラを使う性格ということが前から言われているがそのあたりも影響しているのかもしれない。
これでマイル重賞春秋制覇となったが、真完全タイム差はそう高いわけではく、超スロー戦、ロングスパートの持続力戦になると能力を発揮出来ない可能性があるということを記憶しておきたい。

2着  14番  ダノンプレミアム   牡 4 川田将雅  57  1.33.2 34.2 

好スタートから、楽に外から4番目のポジションを取り追走し、直線に入って追い出すもL1Fで鋭い脚は使えず2着となった。
先行力があり最後までバテないところが武器の馬ではあるが、直線のところの映像で内にいたインディチャンプの走り方と比較するとよくわかるが、この馬は飛びが大きくストライドの広い走法なので、勝負所で瞬間的に加速できるイメージが沸かない。
そのため、地力の高さで好走出来るレースの幅は広いが勝ち切るイメージはなかなか持てない馬となる。あと、ペースが速くなるとよくないので、今回はペースに恵まれた。

3着   7番  ペルシアンナイト   牡 5 マーフィ  57  1.33.3 33.7 

スタートは遅かったが、他馬が遅く中段の位置につける。4角で外を回さずL1Fで鋭く伸びて3着になった。
L1Fの伸び脚が一番目立っていたので、L2F最速でL1Fの加速勝負というのがこの馬の最も得意なパターンなようだ。そのため、L1Fの加速力が活かしやすい京都コースが得意となりマイルCS3年連続3着以内に繋がっているのではないかと思う。

4着   3番  マイスタイル       牡 5 田中勝春  57  1.33.4 34.6

楽にハナを取り切り最後まで粘っての4着だった。
ラスト2ハロンの瞬発力勝負を逃げて4着になったのは立派な走りであり、近走は連続して好走出来ているので、やはり今後しばらくは軽視できない存在になった。

5着   1番  ダノンキングリー   牡 3 横山典弘  56  1.33.4 34.1 

最内でインディチャンプのちょっと後ろあたりの位置を追走。直線に入って一瞬伸びかけるもさほど速く見えず、L1Fでも伸びているものの鋭さはなく5着となった。
毎日王冠の勝ち方が鮮やかだったので、つい過剰評価してしまったが、ダービー、皐月賞を振り返ってみると、勝負所で鋭く伸びそうに見えて、今一つそれが続かず勝ち切れない競馬であったので、今回のようにL1Fでの瞬間の加速力が必要なレースは得意ではないということなのかもしれない。また、この日はインが伸びにくい馬場だったとこが影響している可能性もある。末脚を長く使うレースの方が合っていそう。

6着  11番  カテドラル         牡 3 武豊      56  1.33.5 33.4

後方2番手を追走4角ではペルシアンナイトの少し後ろの内を回り、ペルシアンナイトと同じように直線で伸びてくるもL1Fではペルシアンナイトほどの鋭さではなかった。
上がり3ハロンタイムが最速ではあるが、これは4コーナーを距離ロス少なく走れたことが大きく、後方でじっくり脚が貯めれていて、それでいて最後はペルシアンナイトにはっきり劣っていたので、あまり過剰に評価すべきではない走りだと思う。

7着   9番  クリノガウディー   牡 3 藤岡佑介  56  1.33.6 34.4

インディチャンプのすぐ外の後ろを追走。直線では伸び脚はなかった。
直線ではバテておらず、瞬発力のなさでの負けなので、ハイペース戦などでは好走する可能性はありそう。穴馬として注視すべきだと思う。

8着   2番  グァンチャーレ     牡 7 松岡正海  57  1.33.8 34.8

3番手追走からL1Fで脱落した。
これが実力通りといった走りだった。

9着   4番  レッドオルガ       牝 5 岩田望来  55  1.33.8 34.2

最内でダノンキングリーの少し後ろを追走。L2Fのスパートでは他馬と同じような脚を使い、L1Fで一瞬伸びたが、ほんの一瞬の脚だった。
前走よりも、パフォーマンスを落としているのは道中で脚を貯めれなかったことがありそう。

10着  15番  ダイアトニック     牡 4 スミヨン  57  1.33.8 34.0

道中は後方4番手追走から、4角から直線に向けて外に出ししっかり伸びてはいたが、L1Fでは切れ負けした。
4角で外に出すときに脚を使ったので、この馬はL3Fのロングスパートの形になってしまったのが最後伸びを欠いて前走の上がり3ハロンタイムより悪くなった理由にはなりそう。ただ、前走の末脚もさほど鋭くは見えなかったので、瞬発力勝負は向いてなさそう。

11着   8番  プリモシーン       牝 4 ビュイッ  55  1.33.9 34.5

スタートはわりとよく、インディチャンプのすぐ後ろの中段を追走。直線では伸びなかったが最後までバテなかった。
元々馬郡をさばくのが苦手な馬なので、4角でごちゃついたときに気難しさを出したのが影響したようだ。ただ、前走より大きくパフォーマンスをアップさせているので、復調の兆しは見えた。

12着  13番  タイムトリップ     牡 5 幸英明    57  1.34.1 33.8

後方から、最後は外からちょっと伸びたが、前半の追走力がないのが重賞では致命的。

13着   6番 フィアーノロマーノ 牡 5 藤岡康太  57  1.34.1 35.2

2番手追走から、直線でバテた。
最後バテた馬が少ない中、バテたのが大きく目立った。

14着  12番 モズアスコット     牡 5 和田竜二  57  1.34.2 34.8

中段外を追走。直線ではまるで伸びず。
元々瞬発力勝負は合っていなく、ずっと外を回った距離ロスはあったにしても負けすぎの結果だった。

15着  17番  レイエンダ         牡 4 ルメール  57  1.34.3 34.4

後方追走で直線ではちょっとだけ伸びた。
やはり好走できるレースの幅は狭い。この馬が好走できるのは超スローペース戦か、自身を超スローペースのバランスにして末脚が活かせる展開に限られる。

16着  10番  アルアイン         牡 5 ムーア    57  1.34.9 35.4

前半あまり進んでいかなかった。実績馬なので、休み明け2戦で変わってくるかとも思ったのだが、これで2戦続けて凡走しているので、もう立て直すのは厳しいのかもしれない。

17着  16番  エメラルファイト   牡 3 石川裕紀  56  1.35.0 35.2

見所無し。明らかに能力不足。

2019年11月15日 (金)

2019 武蔵野ステークス G3 レース回顧

中央古馬重賞で好走している馬がほぼいなく、人気馬もイマイチ信用できない難解なレースだったが、結果も大荒れだった。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月 9日(土) 5回東京3日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第24回東京中日スポーツ杯武蔵野S
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1600m   16頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 -0.4
タイムランク B メンバーランク C

LAP :12.1-11.0-11.6-11.8-12.1-12.1-11.6-12.3
通過:34.7-46.5-58.6-70.7  上り:71.5-59.9-48.1-36.0 

平均ペースであったが、前半の先行勢の争いが長く続いたので、先行勢に厳しい展開になったのは確かなようだ。

2.隊列分析

直線入り口でやや後方にいた馬が上位に来ているが、最後方では届かない展開ではあった。上位勢は後方からでも3,4角でインを距離ロスなく走った馬が多かった。

2019111103

3.完全タイム差検証

2019111107

明らかに過大評価。1.5秒は下方修正すべき。こんなレースをタイムランクBにしてしまうことから、先週の結果分析のタイムランク算出方法に欠点があることは明白。少なくとも緩急のない平均ペースには下方修正するペース補正は絶対必要。今のままではタイムランクA,Bを中心にレースを振り返る番組構成自体が無駄なものになってしまう。

4.各馬の分析

1着   7番  ワンダーリーデル   牡 6 横山典弘  56  1.34.6 35.0 

スタートは速くなく後方5,6番手でインを走り3,4角を距離ロスなく走り、直線で外に出すとじわじわ伸び続け1着となった。
先行勢が最後勢いがなくなったことに乗じての差し切りに見えるので、展開がハマったことが大きそう。ただし、同じように伸びていたタイムフライヤーに競り勝ったので末脚の鋭さはある。上がり3ハロンタイムは速いことが多く、オープン特別では好走することが多く、立ち回りも上手なので重賞でもややレベルの低いレースならば通用する差し馬。

2着   9番  タイムフライヤー   牡 4 藤岡佑介  56  1.34.8 35.5 

好スタートだったが、あえて中段の位置まで下がり、先行集団を見る位置で追走する。4角から徐々に進出し、直線で外に出して追い上げるもワンダーリーデルとの競り合いに競り負けて2着となった。いつもより後ろの位置でレースをしていたが、騎手のコメントによると「前走が2000メートルで少し力んでいたとのことで、前に馬を置くようにとの指示でした。」ということのようだった。ワンダーリーデルに競り負けたように末脚はいまひとつなので、今回は先行争いが激しかったことに恵まれての2着の印象が強い。

3着  15番  ダノンフェイス     牡 6 大野拓弥  56  1.34.9 35.0

後方から、3,4角ではワンダーリーデル のさらに後ろのインで距離ロスなく走り、直線に入ってゆっくり外に持ち出し、L2Fあたりから加速し3着に浮上した。
コーナーでインを距離ロスなく走れたことと、先行勢が崩れる展開に恵まれての3着だが、上がり3ハロンタイムが速いことが多く東京のワンターンのレースがあっているようだ。しかしながら、オープン特別で今一つの成績だったこの馬が3着に入ったことは、このレースのレベルが低かったことを示していると思う。


4着   2番  ダンツゴウユウ     牡 5 北村宏司  56  1.35.1 36.0

中段のインを追走。3,4角を距離ロスなく走り、直線では前が開かず追い出しを待たされたが、L1Fで前が開くと鋭く伸びて4着になった。
上位勢が皆3,4角でインを回しているので、このレースで上位に入るにはコーナーでインを回ることがポイントだったようだ。最後だけちょっと伸びたように、いい脚はあるが長くは使えないようだ。

5着  11番  サンライズノヴァ   牡 5 森泰斗    59  1.35.2 36.5 

好スタートで外から2,3番手に先行する。先行争いが雁行状態でコーナーではやや外を回るも直線に入って一旦先頭に立つが、最後は脚色鈍り5着となった。
先行勢の中では一番粘れていたが、追い込み馬だった馬がキャラ変しての先行策で、近走は末脚が今一つのレースが続いていたので、陣営はこの馬の末脚に限界を感じていたのかもしれない。最後粘りを欠いたのは59キロだったことも影響していたこともあり、先行した走りは悪くなかったので、今後どこかで好走する可能性はありそう。

6着   4番  アードラー         牡 5 松若風馬  56  1.35.6 35.4

最後方のインを追走し、直線では最後まで伸び続けていた。
常に末脚は発揮しているが、前半の追走力がなさすぎなので、上位に入るのはきびしい。

7着   3番  デュープロセス     牡 3 ルメール  55  1.35.6 36.5

先行争いに加わり比較的インを走っていたが、4角で脚色が鈍り、直線に入って少し盛り返したが、いい脚は長くは続かなかった。
3歳限定戦では強かったが、古馬と戦うための成長力がたりないようだ。

8着  16番  カフジテイク       牡 7 福永祐一  56  1.35.7 35.7

いつものように後方追走だったが、この馬らしい末脚は見られなかった。
騎手コメントによると、「1200メートルを2回使っていつもよりスタート後の行き脚が良く、その分最後はいつもほどの脚を使えなかったですね。」とのこと。

9着   8番 ドリームキラリ     牡 7 坂井瑠星  56  1.35.8 37.2

逃げれたが、最後はバテた。
最後はまるで粘れなかったが、先手を取るまで少し苦労したのと、競り合いが長く続いたことが影響したとこはありそう。

10着   1番  グルーヴィット     牡 3 スミヨン  56  1.36.0 37.1

インで4番手を追走するも直線はまるで伸びず。
いいところなく、やはり中京記念の好走は恵量を活かしてのものだったと考えてよさそう。

11着   5番 エアアルマス       牡 4 川田将雅  56  1.36.2 36.4

スタートして強引に先手を取ろうとするも他馬が速く取り切れず、そうなると馬が前の馬に怯んでポジションを下げてしまう。やや外目で前の馬の砂を被らない位置に下げている内に、直線に入るころにはかなり後方の位置になってしまい、最後も大した伸び脚はなかった。
3連勝していた馬にしては、あまりに脆い走りっぷりだった。砂を被ると極端によくない気性であることは前々走からわたっていたことであり、内枠に入ったことで厳しいレースになることは容易に予想できたるので単勝2.0倍は人気になりすぎで、危険な人気馬だった。

12着   6番  フェニックスマーク 牡 5 吉田豊    56  1.36.6 36.3

後方からまるでいいところなし。芝スタートはよくないということはありそう。

13着  14番  アディラート       牡 5 石橋脩    56  1.36.6 36.5

出遅れて後方からにしても、直線はまるで伸びなかった。前走のオープン特別のように上がり3ハロンで12秒台のラップが続くレースでないとだめなのかもしれない。

14着  13番 スウィングビート   牡 4 田辺裕信  56  1.36.7 37.8

先行争いに加わろうとするも他馬が速く中段から、3,4角で外を回り早めのスパートで先行勢に加わるも、直線ではまるで伸びず。
コーナリングや脚の使いどころといった騎乗の悪さが大きかったので、実力以上に走らなかったということは言えそう。次走は見直しが必要かもしれない。

15着  10番 マジカルスペル     牡 5 内田博幸  56  1.37.6 39.0

2番手で先行してバテた。

16着  12番  ミキノトランペット 牡 5 田中勝春  56  1.38.9 39.1

先行争いに加わろうとするも通用せず中段の位置になり最後は全く伸びなかった。

 

 

2019年11月14日 (木)

2019 福島記念 G3 レース回顧

順当な結果のレースで、上位3頭とそれ以下の能力差がハッキリしたレースだった。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月10日(日) 3回福島4日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第55回福島記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   16頭立


馬場差 -0.1 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク D
LAP :12.3-11.3-11.5-12.1-12.0-12.3-12.1-12.1-11.7-12.1
通過:35.1-47.2-59.2-71.5  上り:72.3-60.3-48.0-35.9 

平均ペースのレースで、多くの馬がL4Fから外を回って仕掛けるロングスパート戦になった。
この場合インを走った馬は距離得で楽できるはずなのだが、インを通った馬はすべて凡走しているので、内の馬場がかなり悪くなっていた可能性がある。

2.隊列分析

2019111102

直線入り口の隊列はやや短い。ロングスパート戦だったので、直線に入ってからの持続力が問われた。
明らかに外差しの馬場になっていた。

3.完全タイム差検証

2019111106

順当な完全タイム差と考えてよさそう。ローカル重賞なのでレベル的にこの程度が妥当だろう。

4.各馬の分析

1着  10番  クレッシェンドラヴ 牡 5 内田博幸  55  1.59.5 35.5 

中段の外を回り追走し、L4Fあたりから早めに外から進出し、かなり外を回るも、直線入り口までには前を捕らえられる位置まで進出し、直線ではしっかり伸びて1着となった。
コーナーから加速できるのが強みのこの馬には、直線の短い福島コースは相性ぴったりで、騎手コメントによるとこの日の福島は外が伸びていたので、外を回したとのこと。外を回る距離ロスがあまり影響しない馬場になっていたこともよかったようだ。あと、ロングスパートをしたので、55キロだったこともよかったと思う。もう少し斤量が増えると少しパフォーマンスを落とすはず。さらに、戦績を見ると流れるペースがよくトップスピードはそう速くはなさそうで、瞬発力勝負には向かないと思う。

2着   9番  ステイフーリッシュ 牡 4 中谷雄太 57.5 1.59.7 35.7 

この馬も中段で、クレッシェンドラヴの少し前の少し内を追走しクレッシェンドラヴと同じように進出し、4角から直線に入るまではこの馬の方がクレッシェンドラヴより勢いがよくかなり前で直線に入るも、最後は末脚が劣りクレッシェンドラヴに差されての2着だった。
ロングスパートする持続力があるもトップスピードが速くないこの馬のいつも通りの競馬で、ミドルペースだったこともこの馬に向いた。この馬は古馬G3戦では3着以内を外していないのでかなり堅実であり、G2,G3で凡走してもG3では常に警戒が必要。ただし、勝ち切る末脚がないので、2,3着候補とするのが妥当な馬。

3着  12番  ミッキースワロー   牡 5 菊沢一樹 58.5 1.59.7 35.4 

後方から4番目で追走。後方でもかなり外を回っていたので、内の馬場がよくないとの判断だと思われる。この馬もL4Fあたりから進出し、大外を回って差してきて3着になった。
外差しの馬場とはいえ、1,2着馬との差は3,4角のコーナリングの差が大きく、一流騎手が乗れば逆転可能性があった走りだった。さらに、ロングスパート勝負になったので、58.5キロが堪えたこともありそう。

4着  15番  ウインイクシード   牡 5 松岡正海  54  1.59.9 36.1

4番手を追走し、L3Fから追い上げを開始し、直線に入って一旦先頭に立つが、最後は差されての4着。
早めに抜け出すとソラを使うとのことのようだが、外の馬はロングスパートになる中、この馬は先行した分少し勝負所で楽ができたはずだが、それでも差されたので、末脚は大したことなく54キロだったことを加味すると古馬重賞では能力不足。

5着   5番  レッドローゼス     牡 5 田辺裕信  56  2.00.0 35.2 

最後方を追走。3、4角では外を回ってスパートする馬が多い中、やや内目を回って距離ロスを減らし、直線に入って外を回して伸びてきたが、届かず。
このレースの上がり3ハロンタイムは最速だが、コーナーリングで楽が出来た分もあるので、さほど評価はできない。
前走大敗しているのになぜか3番人気になっていたが、古馬重賞では能力不足との評価でよさそう。

6着   6番  デンコウアンジュ   牝 6 柴田善臣  55  2.00.1 35.8 

後方から5,6番手を追走。勝負所からあまり外を回さないようにしてコーナーを回るも直線ではさほど伸びず。
ロングスパート戦は向かないし、やはり牡馬との混合戦では能力は落ちる。

7着  11番  カンタービレ       牝 4 吉田隼人  55  2.00.1 36.3 

先行するも全く伸びず。古馬とのレースでは全く好走ができていないのだが、すべて重賞を使っているのでオープン特別になれば好走はできるかもしれない。

8着  13番  メートルダール     牡 6 和田竜二  56  2.00.2 35.9

後方でデンコウアンジュのやや外を追走していたが、全くいいところがなかった。
年齢的にもう上がり目はないかもしれない。

9着  16番  マイネルサージュ   牡 7 国分優作  55  2.00.2 35.6

後方から、3,4角のコーナーの勝負所の走りはよかったが直線はまるで伸びず。

10着   3番  ルミナスウォリアー 牡 8 柴山雄一  56  2.00.4 36.3

見所なし。

11着   2番  リリックドラマ     牝 5 西村淳也  52  2.00.4 36.8

果敢に逃げて平均ペースで走れたが、L1Fで失速した。

12着   4番  アドマイヤジャスタ 牡 3 藤田菜七  53  2.00.6 36.1

後方追走から何もできず。能力不足は否めない。

13着   1番  フローレスマジック 牝 5 丸山元気  53  2.00.6 36.6

最内でやや前目で追走するも3,4角では外からスパートする馬に比べて距離得で楽が出来ているはずなのにまるで勢いがなかった。

14着   7番  トーセンガーネット 牝 3 丸田恭介  50  2.00.8 36.8

見所なし。

15着  14番  アロハリリー       牝 4 酒井学    54  2.01.1 37.4

2番手追走するも4角で早々と後退した。

16着   8番  マイネルファンロン 牡 4 丹内祐次  55  2.01.1 37.2

まるでいいところがなかった。走らなすぎなのでかなり調子が悪いようだ。

 

2019年11月13日 (水)

2019 エリザベス女王杯 G1 レース回顧

ラッキーライラックが新境地を見せたかに見える勝ちっぷりだったが、冷静に評価してみると色々恵まれた点が多いので、あまり高く評価しすぎない方がよいと思う。そのあたりを踏まえてしっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月10日(日) 5回京都4日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第44回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定)  芝 2200m・外   18頭立

馬場差 -0.6 完全タイム差 +2.5
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.7-11.6-13.3-12.7-12.5-12.8-12.3-11.6-11.5-11.4-11.7
通過:37.6-50.3-62.8-75.6  上り:71.3-58.5-46.2-34.6 

スローペースでL4Fから速くなっているように見えるラップだが、これはクロコスミアだけのもので、他馬については直線から速くなりトップスピードの質が求められる瞬発力勝負となった。

2.隊列分析

2019111101_20191113045201

スローペースなのに直線入り口で縦長なのはクロコスミアが早めにペースアップしても他馬がついていかなかったためである。これは2番手にいた有力馬ラヴズオンリーユーがクロコスミアを追いかけなかったことが要因となりそう。


3.完全タイム差検証

2019111105

SLなので当然ながら過少評価。あと1.2秒は速くみるべき。ただ、それでも真完全タイム差+1.3なので低レベルレースとなる。

4.各馬の分析

1着   2番  ラッキーライラック 牝 4 スミヨン  56  2.14.1 32.8 

スタートはあまり速くなく、内枠を活かしインぴったりのポジションを確保して中段の位置と、この馬としてはやや後ろの位置で追走する。L3Fを少し過ぎたところからスパートしインぴったりを最後まで伸び続け1着となった。
先行して最後甘くなる馬ではあるが、スミヨン騎手の好騎乗によりL1Fでトップスピードに乗せれたことが大きい。この馬は最後の勝負根性が今一つな弱点はあるが、L1Fではクロコスミアが減速していて、他馬の瞬発力が今一つだったことから接戦にはならず自然体で抜け出すことができた。さらにインを距離ロスなくぴったり回れたことも大きい。
このように、色々恵まれたことはたしかなので、元々の能力から今回さらに大きく成長したとは考えない方がよい。

2着   6番  クロコスミア       牝 6 藤岡佑介  56  2.14.3 34.8 

序盤に競りかけてくる馬がいなかったので、楽に先行することができた。残り1000mすぎからペースを上げ2番手以降を大きく引き離し、最後まで粘り切り2着となった。
他に先行する馬がいなかったことが大きかったのだが、ラッキーライラックがいつもの先行策を取らなかったことと、2番手にいたラヴズオンリーユーが速めのペースアップについていかなかったことが大きく、早めのペースアップでセーフティリードを取ることができた。藤岡騎手の好騎乗によるところが大きいが、この馬のロングスパート時の持続力が高かったことによる2着だった。

3着  11番  ラヴズオンリーユー 牝 3 M.デム  54  2.14.3 33.8 

好スタートから2番手のポジションを確保。直線まで追い出しを我慢し、直線に入ってやや右にヨレるのを左に矯正しながら伸びるも大した伸び脚は出せず3着になった。
スローペースなので2番手につけたデムーロ騎手はさすがだった。クロコスミアの早めスパートについていかなかったことを批判する人が多いようだが、僕がオークスの回顧で書いたようにこの馬はコーナーの加速ができないので、早めのスパートについていけなかったということだと思う。さらにオークスの回顧で書いた「瞬間的なトップスピード能力はそう高くないように思う。」は正しくスローのトップスピード戦では劣ることを示した。それでも3着に入れたのは他に瞬発力に秀でた馬がいなかった点に恵まれたが、2番手にいながらクロコスミアについていかなかったことで他馬が幻惑されたことも大きかったかもしれない。


4着  12番  センテリュオ       牝 4 ルメール  56  2.14.4 33.7 

スタートは速くなく中段の位置にいるが、スローペースだったので2コーナーあたりで外から前に出て、向こう正面に入るころには3番手の位置につける。L3Fあたりからスパートしてしっかり伸びたが前を差し切るほどの脚はなく4着となった。
3番手につけたポジショニングによる4着であったとことが大きく、あまり評価すべきでない4着。

5着   8番  クロノジェネシス   牝 3 北村友一  54  2.14.4 33.3 

好スタートから4列目の最内のポジションを取り追走するが、直線ではさほど伸びず5着だった。
ポジショニングがよい立ち回りの上手さは示したが、トップスピード能力が足りなかった。この馬も流れる展開の方がよい。騎手のコメントによると早めのペースアップは馬が初めての経験で戸惑ったということもあるようだ。秋華賞を勝ったとはいえ3歳限定戦なので、実力的にもこの程度と見た方がよいと思う。

6着  17番  サラキア           牝 4 川田将雅  56  2.14.5 33.5 

好スタートから4,5番手を追走するも最後は大した末脚ではなかった。
6着までラッキーライラック以外は先行するポジションを取った馬なので、やはりスローの瞬発力勝負に秀でた馬が少ない組み合わせであったとこを示している。

7着  16番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  56  2.14.7 33.6 

この馬としはやや前の位置になる中段の外を追走し、直線に入って伸びるも残り100mで止まった。
外枠だったことからインのポジションが取れず序盤は少しかかっているようにも見えた。それでも最後止まったのは案外で、東京では長い直線を伸びきれたのになぜとも思うのだが、この馬の戦績を見ると極端なスローペース戦では好走できていないので、究極のトップスピード戦は向かないということなのかもしれない。

8着   9番  アルメリアブルーム 牝 5 武豊      56  2.14.8 33.3

後方追走だったが、L1Fでかなりの伸び脚を見せていた。レベルの低いオープン特別戦ならば好走出来る可能性はありそう。
 
9着  13番  サトノガーネット   牝 4 坂井瑠星  56  2.14.9 33.2

後方の大外からしっかり伸びた。いつも最後はひと脚使うが前半の追走力がない。ただしこの馬オープンに入って牝馬限定でがあるが重賞しか使っていないので、オープン特別戦では好走の可能性がある。

10着  10番  フロンテアクイーン 牝 6 津村明秀  56  2.14.9 34.2

先行して3,4番手を追走するも最後は止まった。やはりこの馬は56キロで好走実績がないので、先行力はあるが斤量が重いと持続力が持たないということだと思う。

11着   4番  ウラヌスチャーム   牝 4 マーフィ  56  2.15.1 33.5

後方追走から何もできずに終わった。

12着  14番  ゴージャスランチ   牝 4 幸英明    56  2.15.3 33.3

後方のまま見せ場なし。
スタートで暴れて後手を踏んで自身のレースができなかったということはありそう。

13着   7番  レイホーロマンス   牝 6 岩崎翼    56  2.15.5 33.6

後方のまま見せ場なし。
もう好走は無理そう。

14着  18番  レッドランディーニ 牝 4 池添謙一  56  2.15.5 33.9

後方のまま見せ場なし。


15着   3番  シャドウディーヴァ 牝 3 松山弘平  54  2.15.5 33.8

後方のまま見せ場なし。

16着   5番  ポンデザール       牝 4 藤岡康太  56  2.15.8 34.4

中段インのポジションを取るが最後は全く伸びず。
やはり前走の圧勝は斤量が50キロだったことが大きかったようだ。

17着  15番  ミスマンマミーア   牝 4 浜中俊    56  2.16.0 33.7

後方のまま見せ場なし。

18着   1番  ブライトムーン     牝 5 福永祐一  56  2.16.2 34.1

後方のまま見せ場なし。

2019年11月 7日 (木)

2019 アルゼンチン共和国杯 G2 レース回顧

オジュウチョウサンが流れるペースを作ると予想してしまって、そう考えた時点で馬券が取れないレースとなってしまった。改めて展開を予想することは難しいと感じさせられたレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月 3日(祝) 5回東京2日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第57回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2500m   13頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 -2.1
タイムランク SL メンバーランク C

LAP : 7.2-11.2-11.9-12.9-12.7-12.6-12.7-12.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.7
通過:30.3-43.2-55.9-68.5  上り:70.3-57.9-45.9-34.1 

スローの瞬発力勝負になり、勝つには上がり33秒台の脚が必要となるレースとなった。
ただ、スローにしては最初の500m速い。これは東京2500mでは最初の直線が長いことが影響しているようで、このことにより先行したかったけど出来なかった馬がいたようだ。最初の直線の長さは先行したい馬がいいポジションにつけれるかどうかに大きく影響するということだと思う。


2.隊列分析

2019110402

直線入り口での隊列は短く、内を通っても、外を通っても瞬発力があれば届くレースとなった。

3.完全タイム差検証

2019110406

タイムランクSLなので過少評価となっている。ただ、上方に補正するのは0.5秒程度なので、レベルの低いレースであったことは間違いない。

4.各馬の分析

1着   7番  ムイトオブリガード 牡 5 横山典弘  56  2.31.5 33.8 

好スタートから、内に速い馬がいなかったので、楽にインに切れ込み最内のインのポジションを確保する。4角をロスなく回り直線に入って先頭に立つとそのまま押し切って1着となった。
ポジショニングとペースが緩かったとこによる勝利。直線の映像を見ると、末脚の鋭い馬がいないことに助けられての印象が強い。
上手く先行できたが、流れるペースだとこうは上手くはいかない。オジュウチョウサンが速い流れを作れなかったことによる勝利と言ってよいと思う。

2着   2番  タイセイトレイル   牡 4 戸崎圭太  55  2.31.7 33.5 

中段のやや後方のインを追走。3角、4角でも追い出いを我慢しインをロスなく走ることに徹して、直線に入ってジワジワ伸び続け2着になった。
騎手のコメントによるともっと前の位置で競馬をしたかったが他馬が速くてできなかったということなので、この馬は序盤から12秒台になるような、長距離で時計のかかる馬場でないと先行できないようだ。最後は長くいい脚が使えるものの加速に時間がかかるタイプのように見える。なので札幌の2600m戦では3着が多かったということだと思う。
今回の3着馬との差は内外の差であり、恵まれての2着。今後も重賞で好走する機会は限られると思う。

3着   1番  アフリカンゴールド セ 4 ルメール  55  2.31.7 33.8 

中段の馬郡の中を追走。直線に入って抜け出すスペースを探す分追い出しが遅れたが、狭いスペースを鋭くついて2着になるかの勢いで追い上げてきたかが、残り50mで甘くなり3着になった。
狭いところを抜けてくる勝負根性はあるが、いい脚は長く使えないようだ。この馬も先行して好走することが多いわりには今回後ろの位置になったので、前半がもっとゆっくりなレースでないと実力が発揮できないようだ。

4着   5番  ルックトゥワイス   牡 6 福永祐一  57  2.31.8 33.6 

後方から2番手を追走から、残り600mの手前から外を回って進出を始め直線では大外を回って伸びてくるが届かずの4着だった。
勝負所ではもっともロスのある競馬をしていて、末脚の鋭さ、持続力はこの馬が一番上であった。
能力はあるが展開に左右されすぎる追い込み馬ということのようだ。

5着  10番  トラストケンシン   牡 4 三浦皇成  53  2.31.8 33.6 

後方3番手追走から4角ではあまり外を回らず直線では馬場の真ん中から伸びようとしたが中々伸びず最後少しだけ伸びて5着となった。
かなりエンジンのかかりが遅い印象で、直線の長いコースの持続力勝負が向いていそうだ。

6着   6番  ポポカテペトル     牡 5 北村宏司  55  2.31.9 34.0

中段のインで4角を距離ロスなく回り直線の途中までは粘っていたが、残り200mあたりで脚色が鈍った。
距離ロスなく立ち回った上での6着でありあまり評価できないし、長い直線も向いていない。

7着  11番  パリンジェネシス   牡 5 石橋脩    54  2.32.1 34.6

2番手追走するも残り200mでバテた。
直線の長いコースは向いていないが、外枠からしっかり先行することができたので、どこかで先行前残りのパターンで穴を空ける可能性はありそう。

8着   9番  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  2.32.2 34.4 

スタートは速くなく中段の外のポジションで追走し、直線に入って外から少し伸びたが最後まで脚色は続かなかった。
騎手もコメントしているように、この馬が好走するのはラチ沿いを走れる場合で、今回はそれと真逆の走りになった。最後ひと脚使える馬ながら、先行力がないので、前半でいいポジションにつけることが好走のための条件になるのだが、9番枠で最初の直線の長い2500mということでこの馬が好走しないと予想するのは容易だった。

9着   3番  ハッピーグリン     牡 4 池添謙一  55  2.32.3 34.3 

スタートは遅く後方から4番手を追走、直線では外に出し少しは伸びたが大した脚ではなかった。

10着  13番  ウインテンダネス   牡 6 内田博幸  56  2.32.3 34.6

先行しようとするも大外枠だったこともあり、外の4番手を追走する。最後の直線ではなかなかエンジンがかからず他馬に抜かれ最後だけちょっとだけ伸びた。
もともとエンジンのかかりの遅さをカバーするために先行するようになって一時好走していた馬なのだが中途半端な先行しかできなかったので、チグハグな競馬になってしまった。一度後方からの追い込みを試した方が要のではないかと思う。

11着   4番  アイスバブル       牡 4 浜中俊    55  2.32.5 34.0 

スタートのタイミングが合わず最後方のインを追走する。インを距離ロスなく回り最後の直線に入って、鞭を入れると最内から一瞬伸びそうになると大した脚は使えなかった。
この馬の過去の戦績の上がり3ハロンタイムを見ると、最速で34.0で34秒台後半で走っていることが多い。今回もまるで伸びないように見えて、上がり3ハロンタイム34.0なので、今回のレースはこの馬にとって上がりが速すぎたということになる。
高速馬場のスローペース戦ではこの馬の出番はなかった。

12着  12番  オジュウチョウサン 牡 8 松岡正海  53  2.32.8 35.4

外枠から楽に先手を取り逃げるが、直線途中で捕まり撃沈。
前走の3勝クラス戦で、スローの上がり勝負では歯が立たないことはわかっていたので、この馬が逃げて流れる展開になるのではと僕は予想したのだが、騎手のコメントによると陣営もそのつもりはあったようなのだが、先頭に立つと馬がフワフワしてしまい進んでいかなかったとのこと。この馬は追いかける形の方がいい走りをするとのこと。
このように、先行力があっても自信で速いペースを作れない馬がいるということを覚えておく必要があることを知れたのが今回の教訓となった。
 
13着   8番  マコトガラハッド   セ 6 武藤雅    51  2.33.3 35.6

5,6番手を追走するも道中掛かったとのこと。直線ではまるで伸びなかった。
一年前のこのレースに出走し、先行して最後は33.0の脚を使って3着に入っているので、この馬の実力からすると伸びなさすぎで、1年間の休養で感覚が鈍っていたようだ。次走で少しはよくなるかどうか様子を見たいところ。

2019年11月 6日 (水)

2019 みやこステークス G3 レース回顧

厳しいレースになったときのインティの脆さは想像以上だった。条件さえ整えば相当高いパフォーマンスが出来る馬でも凡走することがあり得るのが競馬ということを思い知らされるレースとなった。やはり競馬で勝つには馬の個性をしっかり把握することが大事ということなのだと思う。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月 3日(祝) 5回京都2日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第9回みやこS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1800m   16頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 -0.5
タイムランク B メンバーランク B

LAP :12.1-11.2-11.6-11.7-12.4-12.5-12.4-12.2-13.0
通過:34.9-46.6-59.0-71.5  上り:74.2-62.5-50.1-37.6 

1,2ハロン目はそう無茶苦茶速いわけではないのだが、3,4ハロン目で11秒台が続いたことで前にいた馬が相当苦しくなるレースであったようだ。持続力勝負にはなったものの、最後のラップはさほど減速していないので、見た目ほど乱ペースのレースではなかったようだ。

2.隊列分析

2019110401

ハイペース戦らしく縦長の隊列になったが、L1Fでさほどペースが落ちていないので直線入り口で前にいないとダメなレースであった。

3.完全タイム差検証

2019110405

過大評価なのは明らか、0.7秒くらいは低く見た方がよさそう。

4.各馬の分析

1着   1番  ヴェンジェンス     牡 6 幸英明    56  1.49.1 36.5

好スタートだったが、しっかり手綱を抑えて、後方から4番手を追走し、向こう正面ではあえてやや外目を走る3角から進出を開始し、大外をジワジワ伸びて直線の入り口では大外から先頭に立つ勢いで伸びて、先頭に立つとそのまま勢い衰えず1着となった。
1400mくらいの距離の先行馬のイメージがある馬であったが、前走で1800mで好走し、1800mでも問題ないことを示していた。砂を被るとよくない馬なので、本来は内枠がよくないのだが、ハイペースに乗じていいポジションで走ることが出来た。ペースに左右されず自身の力を発揮出来るのがこの馬の強みのようだ。ただ、どうしても外を回るレースになるので、今回は3,4角でさほどペースアップしかないレースだったために外からの追い上げがハマった面はある。

2着   3番  キングズガード     牡 8 秋山真一  56  1.49.2 36.3

後方3番手を追走。進出はヴェンジェンスよりも遅かったが4角で外に持ち出し、最後までジワジワ伸び続け3着になった。
不人気馬ながら、近走はほとんどのレースで後方からながら上がり3ハロンタイム最速か2番目で走っていたので、ハイペースを読むのであれば警戒すべき馬だということのようだ。

3着  14番  ウェスタールンド   セ 7 スミヨン  56  1.49.2 37.1 

中段のやや外目を回る。4角ではそう外を回らないコーナーワークで進出し、直線で2番手に押し上げるも最後は少し甘くなり3着になった。
後方からインをつくイメージの馬であったが、この馬としては早めのレースになりそのため最後は甘くなってしまったようだ。騎手のコメントによると道中かかり気味だったとのこと。かかり気味になったのはレースが久々だったためな可能性が高いので、上手く制御がきけば、さらにやれそうなので、チャンピオンズCでは相手候補として有力な1頭になりそうだ。

4着   4番  アングライフェン   牡 7 北村友一  56  1.50.1 38.0 

出鞭を入れて前に出そうとするも他馬が速く中段のインを追走する。3,4角を最内でロスなく回るも4角では前が開かず追い出しを待たされたが、その分直線ではしっかり伸びて4着となった。
オープン特別では強く重賞では足りないイメージの馬であるが、その通りのパフォーマンスだった。前走重賞2着はレベルが低かったことによるもの。最後の直線では追い出すスペースがあるのに少し馬がフラフラしていたので、狭いところを突くのはあまり得意ではないのかもしれない。

5着   8番  ワイドファラオ     牡 3 M.デム  56  1.50.3 38.5 

スタート後積極的に前に出ようとするが、一旦5番手に控える。4角で進出しようとした際に外から進出するウェスタールンドによってやや内に振られて体制が一瞬崩れる不利があったが、その後直線に入ってもさほど伸びず5着だった。
騎手のコメントでは不利がすべてというが、4角の勢いがウェスタールンドと比べてあまりなかったことにより受けた不利であり、直線に入ってもまるでいいところなかったので、これがこの馬の実力と考えてよいと思う。


6着   9番  アナザートゥルース セ 5 大野拓弥  57  1.50.6 38.8

6番手でインを追走し、3,4角もインを距離ロスなく回るも、直線はまるで伸びなかった。
この馬の戦績を見ると、途中でペースが緩むレースにならないと脚がためられないタイプなのかもしれない。
 
7着  12番  ロードアルペジオ   牡 6 坂井瑠星  56  1.51.2 37.8

道中ペースについていけず、最後方まで下がるが、最後の直線では大外から少し伸びた。
最後伸びだといっても、追走力がないので全く評価できない。

8着   7番  メイショウスミトモ 牡 8 古川吉洋  57  1.51.2 38.7

中段のやや後方のインを追走し、インをロスなく立ち回ってなだれ込んでの7着なので全く評価できない。

9着   5番  スマハマ           牡 4 藤岡佑介  56  1.51.5 40.0 

スタート後の直線ではリアンヴェリテの方が先行していたが、内にいたので1角のコーナーワークで先頭に立ち、その後激しい先行争いになるも前を譲らず、直線入り口まで先頭をキープしたが、最後はバテた。
ハナにこだわらなくてもよい馬なのだが、リアンヴェリテより内にいたため、主張せざるを得ない状態になったようだ。リアンヴェリテより外の枠順であれば、2番手で落ち着いて追走できて結果は違っていたかも知れない。

10着   2番  アドマイヤビクター 牡 4 和田竜二  56  1.51.7 39.6 

4番手追走。向こう正面で外に出し、3角で早めにスパートしようとするも、まるで伸びなかった。
内枠でも勝負所で外に出していたことから揉まれるとよくないタイプのようだ。前半の追走で脚を削がれてしまった感じなので、重賞では荷が重そう。ペースが緩くなればオープン特別でやれそうではあるが、外枠の方がよいようだ。

11着   6番 ラビットラン       牝 5 酒井学    54  1.51.9 39.6 

先行出来ず、最後も伸びずで、ここでは明らかに能力が劣った。

12着  11番  テーオーエナジー   牡 4 藤岡康太  57  1.52.0 39.4

先行出来ず、最後も伸びずで、ここでは明らかに能力が劣った。


13着  10番  リアンヴェリテ     牡 5 岩田康誠  56  1.52.4 40.8

スマハマ、インティと激しい先行争いをしたが最後はバテた。
逃げるしか戦法のない馬であり、この馬が出たらハイペースになる可能性が高いので、展開を予想する上ではありがたい馬。早めにバテたのは馬がやめてしまったこともあるようだ。行ききればしぶとさのある馬なので、先行争いでスマハマが控えたら結果は違っていたかもしれない。

14着  13番  ノーヴァレンダ     牡 3 松山弘平  54  1.52.8 40.4

6番手で追走していたが、勝負所以降まるでいいところがなかった。

15着  16番  インティ           牡 5 川田将雅  59  1.52.8 40.9 

外から序盤はムキになって先行争いに加わるも、ペースが速すぎるので騎手が落ち着かせようとして向こう正面で一旦さげる。勝負所で騎手が激しく手を動かすも反応鈍く、4角の終わりで内から進出してきたウェスタールンドにぶつけられると怯んで急ブレーキをかけて最後方まで下がってしまった。
並びかけるとどうしてもハミを噛んでしまいムキになるところがあるようで、前半でまるで制御できなかったことが敗因であったが、さらに気が弱い弱点も露呈してしまった。
厳しいレースの経験が少ない馬はこうした脆い面がある可能性があることを考慮すべきとの教訓を得た。
ここまで大敗すると立て直しは難しそうで、前半の制御の面で改善が見られるまでは、狙いを下げた方がよさそう。

競争中止   メイショウウタゲ   牡 8 国分恭介  56 

後方追走から4角でインティが下がっていったあおりを喰らって落馬した。

 

 

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