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2019年11月 7日 (木)

2019 アルゼンチン共和国杯 G2 レース回顧

オジュウチョウサンが流れるペースを作ると予想してしまって、そう考えた時点で馬券が取れないレースとなってしまった。改めて展開を予想することは難しいと感じさせられたレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2019年11月 3日(祝) 5回東京2日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第57回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2500m   13頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 -2.1
タイムランク SL メンバーランク C

LAP : 7.2-11.2-11.9-12.9-12.7-12.6-12.7-12.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.7
通過:30.3-43.2-55.9-68.5  上り:70.3-57.9-45.9-34.1 

スローの瞬発力勝負になり、勝つには上がり33秒台の脚が必要となるレースとなった。
ただ、スローにしては最初の500m速い。これは東京2500mでは最初の直線が長いことが影響しているようで、このことにより先行したかったけど出来なかった馬がいたようだ。最初の直線の長さは先行したい馬がいいポジションにつけれるかどうかに大きく影響するということだと思う。


2.隊列分析

2019110402

直線入り口での隊列は短く、内を通っても、外を通っても瞬発力があれば届くレースとなった。

3.完全タイム差検証

2019110406

タイムランクSLなので過少評価となっている。ただ、上方に補正するのは0.5秒程度なので、レベルの低いレースであったことは間違いない。

4.各馬の分析

1着   7番  ムイトオブリガード 牡 5 横山典弘  56  2.31.5 33.8 

好スタートから、内に速い馬がいなかったので、楽にインに切れ込み最内のインのポジションを確保する。4角をロスなく回り直線に入って先頭に立つとそのまま押し切って1着となった。
ポジショニングとペースが緩かったとこによる勝利。直線の映像を見ると、末脚の鋭い馬がいないことに助けられての印象が強い。
上手く先行できたが、流れるペースだとこうは上手くはいかない。オジュウチョウサンが速い流れを作れなかったことによる勝利と言ってよいと思う。

2着   2番  タイセイトレイル   牡 4 戸崎圭太  55  2.31.7 33.5 

中段のやや後方のインを追走。3角、4角でも追い出いを我慢しインをロスなく走ることに徹して、直線に入ってジワジワ伸び続け2着になった。
騎手のコメントによるともっと前の位置で競馬をしたかったが他馬が速くてできなかったということなので、この馬は序盤から12秒台になるような、長距離で時計のかかる馬場でないと先行できないようだ。最後は長くいい脚が使えるものの加速に時間がかかるタイプのように見える。なので札幌の2600m戦では3着が多かったということだと思う。
今回の3着馬との差は内外の差であり、恵まれての2着。今後も重賞で好走する機会は限られると思う。

3着   1番  アフリカンゴールド セ 4 ルメール  55  2.31.7 33.8 

中段の馬郡の中を追走。直線に入って抜け出すスペースを探す分追い出しが遅れたが、狭いスペースを鋭くついて2着になるかの勢いで追い上げてきたかが、残り50mで甘くなり3着になった。
狭いところを抜けてくる勝負根性はあるが、いい脚は長く使えないようだ。この馬も先行して好走することが多いわりには今回後ろの位置になったので、前半がもっとゆっくりなレースでないと実力が発揮できないようだ。

4着   5番  ルックトゥワイス   牡 6 福永祐一  57  2.31.8 33.6 

後方から2番手を追走から、残り600mの手前から外を回って進出を始め直線では大外を回って伸びてくるが届かずの4着だった。
勝負所ではもっともロスのある競馬をしていて、末脚の鋭さ、持続力はこの馬が一番上であった。
能力はあるが展開に左右されすぎる追い込み馬ということのようだ。

5着  10番  トラストケンシン   牡 4 三浦皇成  53  2.31.8 33.6 

後方3番手追走から4角ではあまり外を回らず直線では馬場の真ん中から伸びようとしたが中々伸びず最後少しだけ伸びて5着となった。
かなりエンジンのかかりが遅い印象で、直線の長いコースの持続力勝負が向いていそうだ。

6着   6番  ポポカテペトル     牡 5 北村宏司  55  2.31.9 34.0

中段のインで4角を距離ロスなく回り直線の途中までは粘っていたが、残り200mあたりで脚色が鈍った。
距離ロスなく立ち回った上での6着でありあまり評価できないし、長い直線も向いていない。

7着  11番  パリンジェネシス   牡 5 石橋脩    54  2.32.1 34.6

2番手追走するも残り200mでバテた。
直線の長いコースは向いていないが、外枠からしっかり先行することができたので、どこかで先行前残りのパターンで穴を空ける可能性はありそう。

8着   9番  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  2.32.2 34.4 

スタートは速くなく中段の外のポジションで追走し、直線に入って外から少し伸びたが最後まで脚色は続かなかった。
騎手もコメントしているように、この馬が好走するのはラチ沿いを走れる場合で、今回はそれと真逆の走りになった。最後ひと脚使える馬ながら、先行力がないので、前半でいいポジションにつけることが好走のための条件になるのだが、9番枠で最初の直線の長い2500mということでこの馬が好走しないと予想するのは容易だった。

9着   3番  ハッピーグリン     牡 4 池添謙一  55  2.32.3 34.3 

スタートは遅く後方から4番手を追走、直線では外に出し少しは伸びたが大した脚ではなかった。

10着  13番  ウインテンダネス   牡 6 内田博幸  56  2.32.3 34.6

先行しようとするも大外枠だったこともあり、外の4番手を追走する。最後の直線ではなかなかエンジンがかからず他馬に抜かれ最後だけちょっとだけ伸びた。
もともとエンジンのかかりの遅さをカバーするために先行するようになって一時好走していた馬なのだが中途半端な先行しかできなかったので、チグハグな競馬になってしまった。一度後方からの追い込みを試した方が要のではないかと思う。

11着   4番  アイスバブル       牡 4 浜中俊    55  2.32.5 34.0 

スタートのタイミングが合わず最後方のインを追走する。インを距離ロスなく回り最後の直線に入って、鞭を入れると最内から一瞬伸びそうになると大した脚は使えなかった。
この馬の過去の戦績の上がり3ハロンタイムを見ると、最速で34.0で34秒台後半で走っていることが多い。今回もまるで伸びないように見えて、上がり3ハロンタイム34.0なので、今回のレースはこの馬にとって上がりが速すぎたということになる。
高速馬場のスローペース戦ではこの馬の出番はなかった。

12着  12番  オジュウチョウサン 牡 8 松岡正海  53  2.32.8 35.4

外枠から楽に先手を取り逃げるが、直線途中で捕まり撃沈。
前走の3勝クラス戦で、スローの上がり勝負では歯が立たないことはわかっていたので、この馬が逃げて流れる展開になるのではと僕は予想したのだが、騎手のコメントによると陣営もそのつもりはあったようなのだが、先頭に立つと馬がフワフワしてしまい進んでいかなかったとのこと。この馬は追いかける形の方がいい走りをするとのこと。
このように、先行力があっても自信で速いペースを作れない馬がいるということを覚えておく必要があることを知れたのが今回の教訓となった。
 
13着   8番  マコトガラハッド   セ 6 武藤雅    51  2.33.3 35.6

5,6番手を追走するも道中掛かったとのこと。直線ではまるで伸びなかった。
一年前のこのレースに出走し、先行して最後は33.0の脚を使って3着に入っているので、この馬の実力からすると伸びなさすぎで、1年間の休養で感覚が鈍っていたようだ。次走で少しはよくなるかどうか様子を見たいところ。

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