« 2019 ターコイズステークス G3 レース回顧 | トップページ | 2019 阪神カップ G2 レース回顧 »

2019年12月24日 (火)

2019 有馬記念 G1 レース回顧

アーモンドアイとリスグラシューのたたき合いが見られれば歴史的名勝負となったのにと思うだけに残念な結果だったのだが、こういう結果になるのも競馬ということでしっかりレース回顧していきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年12月22日(日) 5回中山8日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第64回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  芝 2500m   16頭立


馬場差 -1.0 完全タイム差 -1.0
タイムランク A メンバーランク A

LAP : 6.9-11.1-11.4-11.4-11.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.3-13.4-12.2-12.0
通過:29.4-40.8-52.3-64.5  上り:73.7-61.6-49.9-37.6 

前半11秒台のラップが続いているが、これは暴走気味に逃げたアエロリットのみのもので他馬にとってはもう少し遅く平均ペースで流れたラップとなっている。アエロリットがバテたL3Fのところからスパートが始まる持続力勝負となった。先行した馬が皆崩れているので、好位で追走するのが厳しいレースであった。

2.完全タイム差検証

2019122301

今年のレベルからして、-1.0は明らかに過剰評価。1秒くらいは低めに見た方がよい。それでも十分優秀なレースレベルである。


3.各馬の分析

1着   6番  リスグラシュー     牝 5 レーン    55  2.30.5 34.7 

中段の最内を追走。4角でもインをさほどスパートせずに回り直線に入って大外まで持ち出すと加速しL1Fで鋭い切れ脚を使い1着となった。
直線の切れ味で勝負する馬で、4角からスパート出来る馬を問題なく差し切ったのでここでは力が違った。レベルの高いG1レースでこれだけ圧巻のパフォーマンスをするのは相当能力が高いということで、5歳で完成期を迎える珍しい成長力の馬であった。

2着  10番  サートゥルナーリア 牡 3 スミヨン  55  2.31.3 35.4 

後方4番手追走から4角で鋭い加速力で外から先頭集団に取り付き、直線に入って一旦先頭に立つもリスグラシューにあっけなく差されての2着だった。
速いペースを追走すると末脚を削がれる可能性がある馬なので、後方追走はよい作戦だったと思う。ただ、コーナーでの加速の速さは非凡なものはあるものの、いい脚は長くは続かないことを改めてこのレースでは示したと思う。良血からか予想家からはかなり人気の高い馬で、今回もサートゥルナーリアを推す人が多かったので、今後も人気になることが多そうな馬なので、特徴をしっかり捕らえて賢く扱っていきたい。

3着   7番  ワールドプレミア   牡 3 武豊      55  2.31.4 35.0 

最後方追走から、4角の終わりで勢いをつけて大外に持ち出し、そこから加速するとグングン伸びて3着に浮上した。
神戸新聞杯で大外を回ってサートゥルナーリアと同じタイムの上がり3ハロンタイムで走っていた馬だけに、瞬発力に秀でていることを見せた。直線でグイグイ伸びてくるタイプなので、2,3着が多くなりそうなタイプではある。まだ東京コースで走ったことがないが、来年東京コースで好走する可能性は高いと思う。

4着   5番  フィエールマン     牡 4 池添謙一  57  2.31.6 36.0 

やや後方の外を追走。サートゥルナーリアより少し速く加速を開始し、直線に入ったころには先頭に立ちそうな勢いがあったが、最後まで脚が続かず4着となった。
凱旋門賞大敗の影響を受けることなく、この馬の能力を発揮することができたレースだった。この馬もコーナーから早めに加速できる強みがあるので、やはり今後も安定して好走することができそうだ。

5着  11番  キセキ             牡 5 ムーア    57  2.31.6 35.8 

出遅れて後方5番手を追走。L3Fから騎手の手がずっと動きっぱなしで、トップスピードは速くなないものの、ジワジワ加速し続けて5着に浮上した。
出遅れてしまったが、ここ近走は初速が遅く無理やり先行していたレースが続いていたので、また差しに戻した方がいいのではと思えるようなレースをした。トップスピードは速くないものの持続力はかなりあることを示した。

6着  16番  シュヴァルグラン   牡 7 福永祐一  57  2.31.9 35.8

後方追走から4角での加速は大したことないものの、直線では後方からしっかり伸びてきた。
最後の末脚ではらしさを見せたが、ワールドプレミアにははっきり劣っていたので、能力が落ちてきていたということなのだと思う。
7着   8番  レイデオロ         牡 5 三浦皇成  57  2.32.1 36.0 

後方から、最後の直線ではシュヴァルグランとのたたき合いになったが、シュヴァルグランよりはっきり劣った。


8着  14番  ヴェロックス       牡 3 川田将雅  55  2.32.3 36.7 

中段から、勝負所での加速は大したことなく、直線でもジリジリとしか伸びなかった。
今後の活躍がイメージできない走りであった。

9着   9番  アーモンドアイ     牝 4 ルメール  55  2.32.3 36.9

好位追走から、4角での加速まではよかったが、直線ではいつもの末脚が不発だった。
ゴール前を2回走るレースが初めてで、1週目のゴール前の直線で少しエキサイトして無駄に脚を使い末脚が削がれてしまったということはありそう。上位入線した馬は皆後方で脚を貯めていた馬なので、展開が向かなかったということは言えそう。
初めてのコース、距離だとこういうことも起こり得るのかということを改めて思い知らされる結果だった。

10着   3番  エタリオウ         牡 4 横山典弘  57  2.32.4 37.2

先行2番手集団で4番手を追走していたが、L1Fで失速した。
やはりここでは能力が足りない。

11着  13番  アルアイン         牡 5 松山弘平  57  2.32.8 38.0

先行したが、最後は後退。


12着   2番  スワーヴリチャード 牡 5 マーフィ  57  2.33.6 38.3 

特にいいところがなかった。

13着   4番  スティッフェリオ   牡 5 丸山元気  57  2.34.0 39.9

先行したが、最後は後退。

14着  15番  アエロリット       牝 5 津村明秀  55  2.35.0 42.1

大方の予想通り逃げたが、速すぎたため、早めみ失速した。

15着   1番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  55  2.35.3 39.8

比較的前につけていたが、勝負所で見所がなかった。
この馬には距離が長かったということはあるが、最後方から末脚を発揮するレースをすれば違った結果になったのではとも思う。

16着  12番  クロコスミア       牝 6 藤岡佑介  55  2.35.3 40.6

先行したが、最後は後退。

 

« 2019 ターコイズステークス G3 レース回顧 | トップページ | 2019 阪神カップ G2 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2019 ターコイズステークス G3 レース回顧 | トップページ | 2019 阪神カップ G2 レース回顧 »

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

オススメ商品

無料ブログはココログ