« 2019 京阪杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 ステイヤーズステークス G3 レース回顧 »

2019年12月 4日 (水)

2019 チャンピオンズカップ G1 レース回顧

クリソベリルの能力判断が難しかったものの、それ以外は過去の実績通りの能力を各馬が発揮し、能力の序列どおりの結果となった。レースのレベルも高く、見応え十分なレースであった。

1.レース結果の基礎データ

2019年12月 1日(日) 4回中京2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第20回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  ダート 1800m   16頭立

馬場差 -0.8 完全タイム差 -1.6
タイムランク A メンバーランク C

LAP :12.8-11.3-12.5-12.1-12.1-12.0-12.0-11.6-12.1
通過:36.6-48.7-60.8-72.8  上り:71.9-59.8-47.7-35.7  平均:1F:12.06 / 3F:36.17

ややスローながらも、見事に中盤は同じようなラップタイムになっていて、後方にいては早めの追い上げもできず、最後もラップが緩まないので、追い込みも難しい展開になった。

2.隊列分析

2019120401

直線入り口でやや縦に長い隊列になっているが、このコースでは4角で外を回りすぎない器用さが必要であり、この地点で後方外にいてはノーチャンスとなる。


3.完全タイム差検証

2019120404

明らかな過大評価。前走インティを除くみやこS組が皆同じような前走とのタイム差になっているので、これらを物差しにして、1.5秒ほど割り引くべきである。割り引いても水準を0.1上回るものであり、今年のG1のレベルとしてはそれでも十分ハイレベルである。

4.各馬の分析

1着   5番  クリソベリル       牡 3 川田将雅  55  1.48.5 35.4 

好スタートからインに切れ込んでインティの少し後ろの最内のポジションを確保し追走する。4角のコーナーワークで直線入り口で2番手になり、加速しようとするが、インティがなかなかバテず差が詰まらなかったが、L1Fでインティがバテたところでしっかり加速して1着となった。
L2Fではだめかと思うように見えたが、ここで先頭が11.6で走っているからそう見えたわけで、L1Fまで速いスピードを持続させた能力はかなりのものであった。3歳でまだまだ成長が見込めるので、今後も期待できる。今年は期待外れの3歳馬が多かっただけにこういう馬が出てきたのはとても良かったと思う。

2着  11番  ゴールドドリーム   牡 6 ルメール  57  1.48.5 35.4 

好スタートからクリソベリルのちょっと後ろの外といったやや前の好位置を追走する。直線に入ってグングン伸びて先頭に立ちそうな勢いがあったが、最後はクリソベリルのひと伸びに屈した。
前走の走りがイマイチでも大舞台ではキッチリ仕上げてくるのがこの馬のいつものパターンなので、納得の好走でありまだまだダートではトップレベルであることを示した。

3着   4番  インティ           牡 5 武豊      57  1.48.7 35.9 

好スタートから先頭に立ち、機械的なラップタイムでレースを支配し、L2Fで11.6の脚を使い逃げ切りを図ったが、L1Fで上位2頭に交わされた。
並の馬相手では、このペースであればしっかり逃げ切れるところなので、上位2頭が強かったとしか言う他はないと思う。
今回は前半かかることがなく、馬が冷静であった。前走厳しいレースをした精神的なダメージがなかったのはとても良かったと思う。ただし、今後も競りかけてくるような逃げ馬のいる組み合わせになると、能力が発揮出来ない可能性を考慮した方がよい。

4着   3番  チュウワウィザード 牡 4 福永祐一  57  1.48.8 35.5 

最内でクリソベリルの少し後ろを追走。直線でインから伸びようとするも前が壁になり強引に外に出して外から追い込むも4着までだった。
直線でまっすぐ走っていたら、インティは交わせたかもという走りだった。東海Sではインティよりちょっと劣る実力だったが、インティに肉薄するくらい成長したとは言えると思うが、トップレベルにはまだ少し足りないというところだと思う。
福永騎手のコメントだと「勝ち馬のポジションを取りたかったけど、取れなかったのに尽きる。」ということで、騎手のコメントを信じればこの馬の前半のダッシュ力が今一つということなのかもしれない。過去の戦績を見るとこの馬が前半で4番手以内を取れたレースは前半2ハロンのラップが今回よりも少し緩くなっている。クリソベリルのポジションを取れなかったのを騎手のせいにするのは間違いということなのだろう。

5着  12番  キングズガード     牡 8 秋山真一  57  1.49.1 35.0

後方追走で直線に入って外に出して上がり3ハロンタイム最速の脚を使った。
前半の追走力がないので、このメンバーでは通用しないが、近走は安定して末脚を発揮しているので8歳でもまだまだ侮れない存在であり、重賞でも前走のように前が崩れる展開になればまだまだやれそう。

6着   6番  オメガパフューム   牡 4 デットー  57  1.49.2 35.9

ゴールドドリームの少し後ろを追走するも直線に入っていい脚は使えなかった。
直線のもたつきからL2F11.6のペースには対応できていなかった。これは左回りは苦手以前の問題で、L2Fが速いペースには対応できないということのようだ。デットーリ騎手ももっとペースが流れて欲しかったとコメントしている。

7着  16番  ヴェンジェンス     牡 6 幸英明    57  1.49.2 35.6

後方から、そとを回ってよく伸びてはいた。
後方からでは届かない展開になったが、それに加えて、この馬は砂を被るとよくないので、大外枠だから外を回るしかなく、このコースだと外を回ると不利なことを考慮すると、このレースではこの馬の出番はなかった。しかしながら、1800m戦での差しで安定的に能力が発揮できているので、今後も重賞で活躍することはありそう。

8着   1番  タイムフライヤー   牡 4 マーフィ  57  1.49.2 35.6

後方インから、直線で一応伸びているが大した脚ではなかった。やはり前走は「先行争いが激しかったことに恵まれての2着」であり、かなり恵まれないと好走は厳しいと思う。

9着   8番  ウェスタールンド   セ 7 スミヨン  57  1.49.2 35.9

中段から外を回って差してきたが大した脚ではなかった。
この馬は正攻法ではだめで、インを距離ロスなく追い込むなどの工夫が必要なので、安定度は低い。常に警戒は必要だが相手候補に留めるべき馬。

10着  15番  ロンドンタウン     牡 6 岩田康誠  57  1.49.3 36.4

外から先行して、L2Fまでは良く粘っていたが、最後はバテた。
少し外を回る距離ロスがありながら、かなり粘っていたので、そう悪くない。低レベルな重賞であればまだまだやれそう。

11着   7番  ワンダーリーデル   牡 6 横山典弘  57  1.49.4 35.5

後方から外を回って追い込む。後方からの外差しでは出番はなかった。


12着   2番  モズアトラクション 牡 5 藤岡康太  57  1.49.9 35.4

元々後方からの馬なので、ここでは出番なし。ムラ馬ではあるが、最後は伸びたのでやる気はあったようだ。

13着  10番  ミツバ             牡 7 和田竜二  57  1.50.3 36.4

後方のまま見せ場なし。速い時計の勝負では対応できない。

14着  13番  ワイドファラオ     牡 3 M.デム  55  1.50.3 37.2

直線でまるで伸びず。トモが緩かったとのことなので、3歳なのでまだ成長の余地はあるかもしれない。

15着   9番  サトノティターン   牡 6 ムーア    57  1.50.5 37.3

この馬も時計勝負はダメなようだ。戦績からも上がり3ハロンタイムが36秒台で通用するようなレースでなければダメそう。
直線では鞭が2発入ったが、もう鞭については問題なさそうだ。しかし、鞭2発入れたところで騎手は諦めたようではあった。

16着  14番  テーオーエナジー   牡 4 川須栄彦  57  1.51.8 38.9

先行して大きくバテた。

 

« 2019 京阪杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 ステイヤーズステークス G3 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2019 京阪杯 G3 レース回顧 | トップページ | 2019 ステイヤーズステークス G3 レース回顧 »

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

オススメ商品

無料ブログはココログ