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2020年1月28日 (火)

2020 アメリカジョッキーCC G2 レース回顧

先週の日経新春杯と比べると、G2戦らしいメンバーの揃ったレースとなった。終わってみれば5歳馬が健在ぶりを示し6歳馬が能力の低下を示し、4歳馬は成長した馬とそうでない馬がいたといった感じで割と順当な結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 1月26日(日) 1回中山9日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第61回アメリカジョッキーCC
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指)  芝 2200m   12頭立


馬場差 +1.1 完全タイム差 +1.6
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.8-12.0-12.9-12.3-12.4-12.0-12.0-11.9-12.1-12.1-12.5
通過:37.7-50.0-62.4-74.4  上り:72.6-60.6-48.6-36.7 

スローペースではあるが早めにペースが上がる持続力勝負となった。

2.完全タイム差検証

2020012701

タイムランクSLなので上方補正が必要。前走からの能力のアップダウンが入り乱れているので補正の加減が難しいが0.6秒くらい上方補正するのがよいと思う。ラストドラフトが前走よりややパフォーマンスアップして、ミッキースワローがややダウンさせたという評価。ステイフーリッシュが大きくパフォーマンスを上げたのはコース取りによる距離得が大きかったと考える。

3.各馬の分析

1着  11番  ブラストワンピース 牡 5 川田将雅  57  2.15.0 36.1 

まずまずのスタートから前から4番手を追走。残り600mの少し手前から外を回ってスパートを開始し、4角の終わりで内を走っていたステイフーリッシュに近い位置まで内に進路を変え、先頭を走っていたステイフーリッシュをジワジワ追い詰めゴールの少し手前で交わし1着となった。
コーナーからのロングスパートで持続力を活かすこの馬らしい走りだったが、57キロであればこのメンバーでは力が違うことを示した。直線入り口でのステイフーリッシュとの差は内外の差であり、いい馬場状態であればもっと圧勝していた可能性が高い。また、ロングスパートの持続力が武器の馬なのでこの馬は斤量の影響を受けやすく、57キロだと札幌記念も勝ったようにG2では勝利圏内だがG1だと少し足りないということだと思う。
最後の直線ではトップスピードが劣るステイフーリッシュを交わせないことはないはずと思って安心してみていられたが、このメンバーで57キロで出走できたブラストワンピースが単勝3.0倍も付くのはおいしい配当だった。

2着  10番  ステイフーリッシュ 牡 5 ルメール  56  2.15.2 36.5 

好スタートから2番手を追走。4角で他馬が外を回る中、この馬だけインぴったりを回りその距離得を活かして一気に先頭に立ったが、最後にブラストワンピースに交わされて2着になった。
ロングスパートの持続力が武器ながらトップスピードが劣るため勝ち切れない馬であるが、今回も最後に交わされてしまった。堅実に自身の能力をいつも発揮していた馬なので、今回超一流のルメール騎手に乗り替わったのでいままで以上の騎乗の工夫が期待されたが、期待以上の好騎乗を見せてくれた。トップスピードでなく持続力で勝負する馬なので馬場が悪くても内の距離得を活かす走りは大正解だったということだと思う。

3着   2番  ラストドラフト     牡 4 マーフィ  55  2.15.5 36.3 

中段追走から4角で進出するもマイネルフロストの故障のあおりを受けて一旦大きく外に振られてしまう。それでも、立て直すと大外からグングン伸びて最後にミッキースワローを交わして3着になった。
アクシデントを受けた直後はミッキースワローから2馬身くらい離されていて、そこから差し馬であるミッキースワローを差し切ったのだから、ミッキースワローよりは強いことを示した。
3歳春では先行力で勝負する馬であったが、末脚勝負にキャラ変して成長した。一昨年の中日新聞杯勝の3歳馬ギベオンがその後ダメだったので、この馬もつい能力を疑ってしまったが、この走りならば今後も好走を期待してよさそうだ。

4着   3番  ミッキースワロー   牡 6 横山典弘  56  2.15.6 36.5 

ラストドラフトの少し前の中段と、スローペースなのでこの馬としては比較的前のポジションが取れた。4角のスパートでアクシデントの影響はあったが、ラストドラフトほどではなかった。それでいて、直線でほぼ併せ馬で走ったラストドラフトに競り負けたのはこの馬としては不満の残る走りだった。もう6歳なので能力が下降してきているのかもしれない。

5着  12番  サトノクロニクル   牡 6 大野拓弥  56  2.16.0 36.7 

ラストドラフトの少し後ろを追走。この馬もアクシデントの影響を受けたが、最後までしっかり伸びたものの、上位4頭とははっきり劣る走りだった。長期休養明けを考えると好走なのだが、もう6歳なのでこれ以上上がり目があるのか疑問。

6着   9番  ニシノデイジー     牡 4 田辺裕信  55  2.16.1 37.2 

ラストドラフトの少し外の前を追走し、4角での走りはよかったが直線ではまるで伸びなかった。持続力が劣ることをはっきり示した走りだった。

7着   1番  ウラヌスチャーム   牝 5 ミナリク  54  2.16.4 36.7 

最後方追走から、4角で追い上げると、アクシデントにより前にいた馬の多くが外に振られる影響を受けたので後方からやや内目の進路を取ることで4角終わりで5番手の位置まで上がれたが、その後伸びなかった。
最後方から4角で5番手まで上がれたのは恵まれてのものなので実力ではない。古馬重賞では牝馬限定G3でしか3着以内の実績がないので能力的にもこの程度の馬である。

8着   5番  スティッフェリオ   牡 6 丸山元気  57  2.16.4 38.1 

逃げたが最後はバテた。
4角から直線に入るところで外を回ったために内を走った馬にあっさり交わされてしまった。コース取りの失敗が着順を大きく下げていることに影響しているが、最後バテているのでそれでなくても3着以内は難しい内容だった。この馬もピークは過ぎたのかもしれない。

9着   7番  ルミナスウォリアー 牡 9 柴山雄一  56  2.16.7 37.1

後方のまま見せ場なし。

10着   6番  クロスケ           牡 5 北村宏司  56  2.16.7 36.9

後方から最後インぴったりを走り距離得をしたが全く通用しなかった。

11着   8番  グローブシアター   牡 6 石橋脩    56  2.18.6 39.8

3,4番手で先行するも最後が下がりすぎ。長期休養明けであったが調整を明らかに失敗したと思えるような大敗ぶりだた。

競争中止   4番  マイネルフロスト   牡 9 松岡正海  56  

早めにマクッて4角で故障発生。マクリはこうした危険を伴う戦法であり、個人的にはマクりはあまり好きではない。

 

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