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2020年2月

2020年2月27日 (木)

2020 京都牝馬ステークス G3 レース回顧

イマイチ信頼性に欠けるメンバーばかりの多頭数で難解なレースであった。そんな中、サウンドキアラの充実ぶりが目立った結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月22日(土) 2回京都7日  天候: 曇   馬場状態: 重
11R  第55回京都牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指)  芝 1400m・外   17頭立


馬場差 設定不能 完全タイム差 設定不能
タイムランク - メンバーランク C

LAP :12.5-11.8-11.7-12.4-11.5-11.4-11.9
通過:36.0-48.4-59.9-71.3  上り:70.7-58.9-47.2-34.8


ペースとしてはさほど速くないが、L1Fで減速しているので力のいる馬場が堪えるレースではあったようだ。


2.完全タイム差検証

2020022402

馬場差設定不能であったが、そこまで極悪馬場には思えず、最近の「先週の結果分析」は設定不能が多すぎに思う。
レベル的にはサウンドキアラが前走同等のパフォーマンスと見て+0.7程度と見るのがよさそう。

3.各馬の分析

1着  17番  サウンドキアラ     牝 5 松山弘平  55  1.23.2 34.5 

まずまずのスタートから外で4,5番手の位置につけ追走する。4角ではまだ加速せず、内を通った馬が進出してきたので後退したように見えたものの、直線に入っても激しく追うことなく自然体に伸びてL1Fで前を捕らえて一気に差し切り1着となった。
最終週で外が伸びる馬場だったとはいえ、大外枠で終始外を回るロスがありながら、前目のポジションにつけて、余裕を持って大外から直線だけで全馬を差し切ってしまうのだがら、ここでは他馬と力が違ったのは明らか。今後しばらくは重賞で上位候補として注目すべき存在となった。

2着   9番 プールヴィル       牝 4 岩田康誠  55  1.23.4 34.9 

好スタートから3番手を追走。直線に入ってもジワジワのび逃げ馬を捕らえ先頭に立ったが、サウンドキアラにはあっさり差されて2着だった。
ここ数戦1400m戦で先行して結果を出している。1600m戦では今一つの成績ながら1400m戦では古馬と十分戦える能力があることを示している。一本調子の先行タイプで1600m以上だとバテてしまう可能性が高いということだと思う。

3着   6番  メイショウグロッケ 牝 6 大野拓弥  54  1.23.6 34.9

中段の7,8番手を追走。外を回りすぎないように4角を回り、直線に入るころには先頭を射程圏内に取らえる位置までポジションを上げたが、直線入ってからの伸び脚はそう速くはなかったものの、L1Fまでしっかり伸びて3着を確保した。
ポジションを取って長く脚は使えるがそう速い脚はなくL1Fの減速に乗じて3着に入れた印象が強い。

4着  12番  アマルフィコースト 牝 5 幸英明    54  1.23.6 35.0

3番手を追走していたが、4角の勝負所では少しポジションを下げてしまう。それでも直線ではサウンドキアラの内から同じように伸びようとするものの、末脚は劣っていたが最後まで伸びてはいた。
先行力はあるが勝負所の反応は今一つ。末脚も今一つで昨年春ほどの出来にはないように見える。

5着   2番  ビーチサンバ       牝 4 福永祐一  54  1.23.8 34.4

スタート遅く、二の足も遅く後方からの競馬となる。4角でもポジションはさほど上がらす直線でも後方から、L1Fだけでかなり伸びた印象。
1400m戦では明らかに追走力が足りず勝負にならなかった。

6着  10番  ディメンシオン     牝 6 松田大作  55  1.23.8 34.9

中段追走から直線でもさほど伸びず見所のない走りだった。この馬が好走するのは高速馬場で、軽ハンデで瞬発力勝負にならないとき、とかなり条件は限られるのだろう。

7着  13番  シゲルピンクダイヤ 牝 4 和田竜二  55  1.23.9 34.8

中段のやや後方を追走するも4角では手ごたえ悪く後方まで下げてしまう。直線の末脚もこの馬としては不発だった。
1400m戦のため追走で脚を使ってしまったとはいえ、この馬らしい瞬発力が全く見られなかったので、不調期に入ってしまった可能性もある。次走は半信半疑で見た方がよさそう。

8着   5番  リバティハイツ     牝 5 松若風馬  55  1.23.9 34.7

後方追走からは最後は少し伸びていたものの見所はなかった。

9着   8番  プリディカメント   牝 5 川島信二  54  1.24.0 34.4

後方からで4角の勝負所では全く他馬について行けずの最後方追走だった。上がり3ハロンタイム最速ではあるが、前半の追走力が全く足りない。

10着  11番  ディアンドル       牝 4 藤岡佑介  56  1.24.0 35.1

中段追走。直線では大外を回り特にいいところはなかった。

11着   7番  メイショウショウブ 牝 4 四位洋文  54  1.24.0 35.6

逃げたが最後はバテた。前残りが叶うにはかなり恵まれることか必要なようだ。

12着   3番  リナーテ           牝 6 武豊      56  1.24.1 35.4

インの中段を追走4角でポジションを上げれたがインを距離ロスなく走れてのもの、直線ではさほど伸びず。
この馬もかなり恵まれた条件にならないと好走できなさそう。

13着  14番  ドナウデルタ       牝 4 北村友一  54  1.24.1 34.8

スタート悪く後方から、終始外を回り、直線ではかなり極端に外を回っていたが、さほど伸びなかった。
今回は流れに乗れなかったということはあるが、直線で伸びなさすぎなので、オープンでは足りない可能性を疑った方がよさそう。

14着   4番  メイショウケイメイ 牝 4 酒井学    54  1.24.2 35.3

特に見所なし。

15着  16番  ノーワン           牝 4 坂井瑠星  54  1.24.2 34.7

後方から見所無し。古馬重賞では通用しない。

16着  15番  モアナ             牝 6 シュタル  54  1.24.3 35.9

先行してバテる。オープンでは通用しない。

17着   1番  アルーシャ         牝 5 ルメール  55  1.24.3 35.4

スタート遅く後方からだったが、この馬だけ極端にインを通ることで距離得により4角ではかなりポジションを上げれたが、直線ではまるで伸びなかった。
ルメール騎手ならではの工夫は見られたが、内の馬場が極端に悪かったことと馬の能力が足りなかったので通用しなかった。

2020年2月26日 (水)

2020 ダイヤモンドステークス G3 レース回顧

特殊な距離設定の重賞のため、最近は頭数が少なかったり格下馬ばかりだったりのレースが多かったが、今年は適格の馬が揃ったレースになったのだが、1着馬を当てるのが難しい、かなり難解なレースになった。それでも2,3着は4歳馬でやはり若い馬重視の馬券作戦が吉と出るレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月22日(土) 1回東京7日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第70回ダイヤモンドS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 3400m   16頭立


馬場差 ±0 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク D

LAP :13.2-12.0-12.1-12.6-12.7-12.5-12.5-12.4-12.3-11.7-12.1-12.3-12.2-12.5-12.4-12.7-13.0
通過:37.3-49.9-62.6-75.1  上り:75.1-62.8-50.6-38.1

ここまで長いと速いんだか遅いんだかよくわからないラップではあるが、ラストは減速ラップで東京芝なのにL1Fで13秒を要しているのでかなりスタミナのいる持続力勝負になった。全体的には平均ペースながら残り1600m地点が最速ラップになるのも特殊な展開だった。これは逃げ馬をバレリオをつついたためにペースアップしたのだが、この地点でかなり縦長の展開になった。そして4角では急に馬郡が詰まりそこから最後までが長く持続力を要するスタミナ勝負になった。4角で距離ロスなく運べた馬はかなり有利だったはずだ。


2.完全タイム差検証

2020022401

妥当な完全タイム差だと思われる。

3.各馬の分析

1着  16番  ミライヘノツバサ   牡 7 木幡巧也  54  3.31.2 37.4

中段を追走。4角で比較的内のポジションで回れたので直線入り口では前を差し切り可能な位置まで押し上げる。末脚は速くは見えないものの、前の馬がどんどんバテていき先頭に立つ。残り200mの脚色は後方から迫るメイショウテンゲンの方が上だったが、ゴール直前でメイショウテンゲンもバテてギリギリ1着を確保した。
4角のコーナリングで距離ロスなく走れたことと、今回の展開では一番持続力があったことによる勝利だった。持続力が活きたので54キロの斤量も良かったはず。
速い脚はないが持続力に優れた馬ということはわかったものの、ここまで好走条件の揃うレースは今後あまりなさそうで、千載一遇のチャンスを掴んた勝利だった。

2着  14番  メイショウテンゲン 牡 4 池添謙一  55  3.31.2 37.2

かなり後方追走から、4角で外を回って加速して直線でジワジワ伸び続け1着馬とはほぼ差のない惜しい2着だった。
前半の追走力はあまりないものの、勝負所から長くいい脚を使うことができる。ただ、今回は4角でのあまりペースアップしなかったので、L3Fで早めに加速するレースになると後ろに置かれる可能性がある。今回は平均ペースのバテ比べになったことがこの馬にとってよかったようだ。流れる展開での長距離適正を示した。前走と今回のレースを見ていると菊花賞では位置を取らず後方からの末脚勝負に徹していたら上位に入れたのではないかとも思ってしまう。長距離のレースでは今後も面白い存在になった。

3着   1番  オセアグレイト     牡 4 野中悠太  54  3.32.0 38.7

1番枠であったことから3番手あたりのポジションで終始最内を回る。直線に入ってすぐ先頭に立つも上位2頭にはあっさり差されたが他の馬は直線でバテ気味だったので3番手を死守。最後はレノヴァールに差されそうになったが、なんとか3着に残った。
1番枠であることを最大限に活かした。最後まで粘る根性はあるが、今回はインを距離ロスなく走ったことが大きい。

4着   6番  レノヴァール       牡 5 横山典弘  54  3.32.0 38.5

中段追走から、4角では早めに外からポジションを上げて前を射程圏内にいれる。速い脚はないものの、最後までジワジワ伸び続け最後はオセアグレイトにギリギリまで迫る惜しい4着だった。
京都大賞典では先行して大敗したが、中段に構えて4角で早めに押し上げて持続力勝負に持ち込む競馬が合っているようだ。持続力を活かしたから54キロのハンデも効果があったはず。どこかでチャンスはあるかもしれない。

5着 11番  タイセイトレイル   牡 5 中谷雄太  55  3.32.5 38.8

後方追走から、4角での加速はよかったものの、直線の走りは大したことなかったが、他馬に比べると最後まで伸びてはいた。
4角での加速が速く見えたのは、4角のペースアップが早くなかったから。前半の追走力がいまひとつなのは相変わらず。重賞で3着以内に入るにはかなり恵まれないと難しそう。

6着   9番  ステイブラビッシモ 牡 7 江田照男  52  3.33.1 39.4

後方追走から4角で加速するも直線の脚は大したことなかった。
後方待機の馬の多くが4角でしっかり加速できていることから、4角のスピードアップが大したことないレースであったのは明らか。後方待機の馬が上位に入りやすい展開になったということが言えそう。

7着   7番  タガノディアマンテ 牡 4 川田将雅  55  3.33.3 39.2

最後方追走だが、全っく他馬についていけないように見えた。前半の追走力がかなり劣るのは間違いないようだった。加えて騎手のレース後のコメントで「左回りでは過去にも調教再審査になっていますからね。右への逃避が凄くて競馬になりませんでした。」とあるように特に向こう正面や最後の直線では大きく外に逃避する傾向が見られた。左回りのレースでは絶望的ということのようだ。この馬がアテにできないタイプということはしっかり覚えておきたい。

8着  10番  サトノティターン   牡 7 石橋脩    57  3.33.5 39.4

やや後方のインぴったりを追走。インを走った割には4角の加速はよくなかった。直線でもあまり伸びずいいところはなかった。
鞭には反抗しなくなったが、ここでは全く通用せず。ダートG3戦レベルまでの馬との評価でよさそう。

9着  13番  ヴァントシルム     牡 6 M.デム  55  3.33.7 40.2

6番手追走から4角と直線入り口までの走りはよかったものの、直線ですぐバテた。持続力はあまりない。

10着   2番  ウインテンダネス   牡 7 内田博幸  56  3.34.0 40.0

特に見所無し。

11着   3番  ポポカテペトル     牡 6 北村宏司  55  3.34.2 40.7

インぴったりの中段を追走し4角では少し伸びたものの直線ですぐバテた。

12着   4番  ロサグラウカ       牝 5 丸山元気  52  3.34.3 41.2

逃げたがバテた。残り1600mのところで、バレリオにつつかれたことが大きいはずなので、どこかであっさり逃げ切ることはあるかもしれない。

13着   5番  リッジマン         牡 7 フォーリ  57  3.35.1 41.2

特に見所無し。

14着   8番  アドマイヤジャスタ 牡 4 田辺裕信  54  3.35.4 41.8

4番手追走するも大きくバテた。3歳4月以降まるでいいところがないので、成長力がなかったとみてもよさそう。

15着  12番  ダノンキングダム   牡 6 津村明秀  54  3.35.9 42.0

先行するが大きくバテる。オープンで通用する末脚はない。

16着  15番  バレリオ           牡 5 ミナリク  54  3.37.5 43.8

最初はやや後ろを走っていたものの、最初のスタンド前で加速してしまったので、馬が最後の直線と間違えた可能性は高い。その後加速を続けて、残り1600mの地点では逃げ馬をつついてペースアップを促してしまったので、この時点でスタミナをかなり消耗してしまったのは明らか。オープン昇級初戦でチグハグなレースをしたので、次走一変の可能性はある。

2020 小倉大賞典 G3 レース回顧

ヴェロックスの凡走の可能性を予想できれば、実績上位のカデナ、ジナンボーを上位に取ることを予想するのはさほど難しくはないものの、格下のドゥオーモの好走を予想するのは難しかった。実力的にいまひとつのメンバー構成なので、近走のドゥオーモのレースぶりをよく見ていれば軽ハンデを活かした好走があるかもと考えるのは可能であったので、今後同様のレースに遭遇した際にはしっかり馬券がとれるようにしっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月23日(祝) 1回小倉12日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第54回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1800m   14頭立


馬場差 +2.0 完全タイム差 +1.3
タイムランク E メンバーランク D

LAP :12.2-11.6-12.2-12.2-12.1-12.1-12.0-11.9-12.0
通過:36.0-48.2-60.3-72.4  上り:72.3-60.1-48.0-35.9

緩急のない平均ペースとなった。先行した馬にとっては持続力が問われ、それでいて極端な差し有利の展開にはなっていないので、実力差がはっきり出やすいレースとなった。


2.完全タイム差検証

2020022404

タイムランクEの場合は補正の必要がないケースが多いが、このレースも補正の必要はなさそう。

3.各馬の分析

1着   2番  カデナ             牡 6 鮫島克駿  57  1.48.3 35.1 

道中は後方のインを追走し、直線では外に出し、馬場のいいところを鋭く伸びて1着になった。
騎手のコメントによると、道中の馬場はイン有利な状態だったので、インを上手く距離ロスなく走れたのがよかったようで、最後の直線の伸びに繋がったようだ。常に上がり3ハロンタイムは最速かそれに近い値で走っていて堅実ではある。戦績を見ると直線で坂のないコースの方がよいのかもしれない。ただ、追い込みタイプだけに勝ち切るとまで予想するのは難しかった。

2着  12番  ドゥオーモ         牡 7 勝浦正樹  52  1.48.6 35.8

後方追走から、向こう正面の直線で外から前に進出し、そこから外を距離ロスありながら回るものの、ジワジワ伸び続け2着に浮上した。かなり長いロングスパートで持続力があることを示したが、ハンデ52キロを最大限に持続力に活かした走りと言えそう。直近の小倉の重馬場の2勝クラス戦でもロングスパート勝負をしていたので、元々持続力勝負が得意で小倉の時計のかかる馬場が向いていたということが言えそうだが、2勝クラスを勝ったばかりの馬が重賞で好走するということを予想することは難しかった。
格上挑戦の馬が好走するレースはそう多くないものの、好走の可能性をしっかり検討すべきということが今回の大きな反省点となった。

3着  13番  ジナンボー         牡 5 シュタル  55  1.48.6 36.1

3番手追走から4角で早くも先頭に立ち、そのまま突き放すかに見えたものの、直線で上位2頭に差された。
先行力があり最後までしっかり走れる堅実さがあるので、G3戦では軸に最適な馬と思って、実際強い競馬をしているのだが、上位2頭にあっさり競り負けたのは不満で、どうもこの馬少し勝負根性に欠けるようにも思える。3連複の軸には出来るが1着狙いはできないタイプなのかもしれない。


4着   4番  レイホーロマンス   牝 7 松若風馬  51  1.48.9 35.9

最後はしっかり伸びて4着を確保したものの、前走ほどのスムーズな追走ではなかった。
51キロの軽ハンデではあったが、さすがに休み明け6戦目では上がり目はなかったということだろう。

5着  10番  アウトライアーズ   牡 6 丸田恭介  54  1.49.1 35.8

後方大外から伸びたが、追い込み脚質で前半の追走力がないのでオープンで3着以内に入るのは難しい。

6着   3番 テリトーリアル     牡 6 藤岡康太  56  1.49.3 36.6

5番手を追走。4角での走りは良く、直線に入ってすぐは勢いはあったものの、長くは続かなかった。
前走と同じような位置取りでレースが出来ていて、ペース配分も前走とさほどかわらないのに、なぜ最後止まったのか少し不可解ではあるが、時計のかかりすぎる馬場はだめなのかもしれない。あるいは、6歳馬なので好調が持続しなかったのかもしれない。狙い時が難しい馬である。

7着   7番  ナイトオブナイツ   牡 7 丹内祐次  56  1.49.4 36.1

後方大外から伸びたが、近走では追い込みに徹しているものの、重賞で着以内に入る能力はない。

8着   1番  アロハリリー       牝 5 中谷雄太  54  1.49.7 37.0

先行したが、直線ではまるで伸びず。
先行力はあるが、末脚がまるでないので、オープンではよほど展開に恵まれないと好走は難しそう。と、
前走の愛知杯と全く同じ評価。


9着   6番  ヴェロックス       牡 4 川田将雅  57  1.49.9 37.2

5,6番手を追走し、直線に入るまでは同じような位置にいたテリトーリアルと同じような脚色だったが、直線では全く伸びなかった。有馬記念ではメンバーが強かったとはいえ、直線伸びそうはイメージが持てず、3着に入った菊花賞でも3歳限定戦のわりに物足りない内容だったので、3歳秋以降の成長力があまりなく、古馬との戦いではこの程度の走りしか出来ない馬なのかもしれない。


10着   8番  アンノートル       牡 6 柴田大知  54  1.50.0 37.5

後方から、向こう正面の直線に入ると外からポジションを上げ、3,4角ではジナンボーのすぐ外の後ろの位置でついていけていたが、直線では脚が残っていなかった。
マクリの仕掛けが早すぎであれでは最後まで持たない。そもそもオープンで全く好走出来てない馬であり、ここでは能力的に劣る。

11着   9番  エメラルファイト   牡 4 石川裕紀  56  1.50.2 37.2

後方からで直線でも伸びず。古馬との対戦では重賞ばかりを使っていて、全く好走出来ていないが、オープン特別であればもうすこしやれる可能性はある。

12着  11番 タニノフランケル   牡 5 吉田隼人  55  1.50.5 37.4

先行争いに加わろうとするも速くないので後方外のポジションになる。3角当たりから追走怪しく、最後方までさがるが、ゴール直前でバテた2頭をようやく交わせた。
内枠で軽ハンデで楽に先手が取れるレースでしか好走できていないので、11番枠に入った時点でノーチャンスだった。

13着  14番  ランスオブプラーナ 牡 4 古川吉洋  55  1.50.7 38.3

外から強引に先行して逃げることができたが、古馬オープンで通用する末脚はない。

14着   5番  サイモンラムセス   牡10 小牧太    53  1.51.1 38.7

2番手追走から最後はバテる。オープンで通用する末脚はもうなさそう。

2020年2月25日 (火)

2020 フェブラリーステークス G1 レース回顧

モズアスコットが勝つことの予想はさほど難しくないものの、2,3着を予想するのが難しいレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月23日(祝) 1回東京8日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第37回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  ダート 1600m   16頭立


馬場差 -0.4 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C


LAP :12.5-10.9-11.2-11.8-12.3-12.2-11.9-12.4
通過:34.6-46.4-58.7-70.9  上り:71.8-60.6-48.8-36.5

前半かなり速くなり、差し有利の展開になった。戦前はインティ楽に先手が取れる展開を予想する人が多かったので、ここまで速くなるとは意外であり、このハイペースを予想することは難しかったのではないかと思う。


2.完全タイム差検証

2020022403

ケイティブレイブが2着であることからもレースレベルは高くない。0.8秒ほど低く見た方がよい。


3.各馬の分析

1着  12番 モズアスコット     牡 6 ルメール  57  1.35.2 35.4

好スタートから先団グループの直後の中段につける。3,4角をインぴったりに距離ロスなく回り直線に入って追い出すと、残り200mで先頭に立ちそのまま押し切った。
直線に入ってすく、この馬の勝ちを確信できるような強い勝ち方だった。道中のルメール騎手のポジショニングも見事だった。元々芝で好走できてきたが、高速決着に難があったので、前走でダート適正がわかれば、このメンバーであれば一番人気になるのは当然で、実際に人気に応える走りを見せた。ただし、このレースの真完全タイム差のレベルがあまり高くないので、さらにメンバーが揃ったG1レースになるとどうかという疑問は残った。

2着  15番  ケイティブレイブ   牡 7 長岡禎仁  57  1.35.6 35.6

好スタートながら、一旦モズアスコットの少し後ろの位置まで下がる。インに切れ込んでこの馬も3,4角はインを距離ロスなく走る。直線に入って外に持ち出すとさらに外の後ろからきたワンダーリーデルと併せ馬のように伸びて、ワンダーリーデルを競り落としさらにタイムフライヤーを差して2着となった。
前走地方競馬に出走した馬が多く出走していたので、そうした馬が馬券に絡むことは十分考えられるものの、この馬が2着にくることを予想するのは難しかった。
この馬の戦績を見ると1800m以上のレースで先行することが多かったので、ここで差しに回ることの予想は非常に難しい。しかしながら、特にダートの下級クラスの中短距離戦では前走長めの距離走って今一つの成績だった馬がいきなり末脚を爆発させるケースは大穴パターンとして最近よく遭遇するので、長距離ばかり使っていたこの馬がここで末脚を爆発させると、センスのいい人なら思いつくことは可能だったのかもしれない。

3着   9番  サンライズノヴァ   牡 6 松山弘平  57  1.35.8 35.3

まずまずのスタートながら、一旦後方に下げて末脚を貯めることに専念する。4角の終わりから直線では一番大外に出しその距離ロスから一旦ほぼ最後方まで下がるが、そこからジワジワ伸び続け3着に浮上した。
中央場所では昨年の前半から不調に陥っていたが、ようやくこの馬らしい末脚が見れた。
この馬が好走するときは、この馬の35秒台かそれ以上の上がり3ハロンタイムが活きる時で、-0.4の馬場となるやや速い馬場とハイペースになったことで、この馬に向いたレースとなったことが大きい。ただ、それでも3着に入るのがやっとなので、このような極端な追い込み脚質では勝ち切るイメージは沸かない。

4着  16番  ワンダーリーデル   牡 7 横山典弘  57  1.35.8 35.5

道中はケイティブレイブのさらに後方で同じようなコース取りで追走する。直線ではケイティブレイブの外の後ろから併せ馬のようになったが、ケイティブレイブより脚色は劣った。それでも最後は前にいたタイムフライヤーは捕らえての4着だった。
サンライズノヴァとほとんど着差のない惜しい4着だった。この馬も追い込み脚質であり、ハイペースになったことがよかった。また、戦績から高速ダートが向いているのは明らかで、さらに高速ダートになればよりパフォーマンスを上げる可能性はある。


5着   4番  タイムフライヤー   牡 5 フォーリ  57  1.36.1 37.0

好スタートから3番手を追走。直線に入ってすぐは勢いがあり、残り300mくらいで上位2頭を捕らえるものの、残り200mの手前であっさりモズアスコットに交わされ、そこからは勢いが劣った。
そこそこ善戦するが、4,5着が多くなりそうなタイプの走りなのは、芝からダートに転じても変わらない。

6着   8番  キングズガード     牡 9 秋山真一  57  1.36.5 35.9

後方インから良く伸びてはいた。
ハイペース戦に強い追い込み馬だが、G1ではこの程度の走りとなる。

6着  11番  モジアナフレイバー 牡 5 繁田健一  57  1.36.5 36.0

最後方で、序盤は全くペースについていけない感じだったが、インぴったりを回り、最後は少し伸びた。
ここでは前半の追走力が劣るのがハッキリしていた。

8着  10番  ノンコノユメ       セ 8 真島大輔  57  1.36.6 36.3

後方追走からちょっと伸びただけでいいところはなかった。
この馬がよかったころは3,4角での伸び脚がよく、決して直線だけ伸びるわけではないロングスパートが活かせるときで、さすがにもうそうした走りができる力はないようだ。もうG1では足りない馬との評価でよいと思う。

9着   2番  アルクトス         牡 5 田辺裕信  57  1.37.0 38.3

2番手追走。直線に入るころには先頭に立ったが、バテた。
さすがに1600m戦でこのハイペースでは粘り切れない。それでも1400m戦だったり、超高速馬場だったりするとかなりのハイペースでも先行して粘ったりするので、まだまだ好走のチャンスはありそう。


10着   7番  ヴェンジェンス     牡 7 幸英明    57  1.37.0 37.5

中段追走するもいいところがなかった。
砂を被っていやがったようで、左回りもよくないので、この馬に向かないレースとなった。砂を被るとよくないことは前から言われていたので7番枠になったことからすでにノーチャンスだったのかもしれない。


11着  14番  ミューチャリー     牡 4 御神本訓  57  1.37.1 36.4

後方から、この馬も前半の追走力が劣るようだった。

12着   3番  ワイドファラオ     牡 4 福永祐一  57  1.37.3 38.5

好スタートから逃げれたが、最後はバテた。やはり古馬重賞では末脚が足りない。

13着   1番  ブルドッグボス     牡 8 和田竜二  57  1.38.3 38.9

特に見所なし。

14着   5番  インティ           牡 6 武豊      57  1.38.3 39.0

5番手追走から、全く伸びるところがなかった。
昨年のような勢いのある臨戦過程ではなく、ここ数戦は乗り難しいところを見せていたので、この敗戦は全く驚くところはない。エキサイトしすぎたり、やる気を全くみせなかったりと実力はあれどすっかりムラ馬になってしまった。もう軸馬にはできない馬になったということ。

15着  13番  デルマルーヴル     牡 4 M.デム  57  1.38.6 38.4

特に見所なかったが、戦績からすると、さらに脚抜きのよい高速馬場の方がよいということは言えそう。

16着   6番  ミッキーワイルド   牡 5 北村友一  57  1.38.9 39.3

中段追走からまるで伸びず。やはり調子を崩しているので、復調の兆しが見えるまでは消しでよさそう。

2020年2月20日 (木)

2020 クイーンC G3 レース回顧

キャリアの浅い馬が多いレースだったので波乱も十分考えられるレースであったが、3着馬を当てるのが非常に困難なレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月15日(土) 1回東京5日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第55回デイリー杯クイーンカップ
3歳・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指)  芝 1600m   14頭立


馬場差 -1.0 完全タイム差 -0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.1-11.0-11.2-11.4-12.0-11.9-12.7-11.7
通過:34.3-45.7-57.7-69.6  上り:70.9-59.7-48.3-36.3 

逃げた馬が暴走気味に飛ばしてのラップであり、2番手以降はスローペースのバランスだった。それでもコーナーで早めのペースアップが必要になり、直線の瞬発力だけでは決まらないレースとなった。


2.完全タイム差検証

2020021803

ミヤマザクラは明らかに前走より良いパフォーマンスをしたので妥当な値に近い完全タイム差に思えるが、その他の馬も大きくパフォーマンスアップしている馬が多すぎるので、0.2秒くらいは低く見た方がよいように思う。しかしながら、レースレベルとしてはそう低くはないと考えてよさそうではある。


3.各馬の分析

1着   1番  ミヤマザクラ       牝 3 福永祐一  54  1.34.0 34.3

先頭を走る馬から大きく離れての2番手で実質逃げているのに近い走り。コーナーから加速して先頭にジワジワ迫り直線の途中で先頭に立つとそのまま押し切った。
先行して、コーナーから早めの加速ができるのが強みで、前走は末脚が大したことないように見えてしまったが、東京の長い直線をしっかり粘り切ったので持続力があることを示したし、前走からの成長もあったのだろう。
福永騎手のコメントによると、本当は貯めて末脚の瞬発力を試したかったようだが、トップスピードが速いタイプとは思えないので、コーナーから早め加速で持続力勝負に持ち込む方がよいように思う。

2着   9番  マジックキャッスル 牝 3 フォーリ  54  1.34.0 33.4

スタートは速くなく、二の足も速くないので後方からになる。コーナーでもあまりペースアップできず、直線で外に出すとグングン伸びて2着となった。
前走がG3戦で後にG1を勝つレシステンシアからあまり差のない2着だったので、今回のメンバーの中では実績が最も上であり、軸にするならこの馬であったが、実績通りに堅実に2着を確保してきた。
ただし、マイル戦では前半の追走力が劣り、コーナーでのペースアップ能力もいま一つであることを示した。ただし、瞬発力がありトップスピードはかなり速いので、東京コースは合っている。もっと距離が長い方が前半の追走も楽になるので合っていそう。

3着   5番  セイウンヴィーナス 牝 3 野中悠太  54  1.34.1 34.1

スタートよく4番手を追走。4角のペースアップ時には一旦6番手に下がるが、直線の入り口でミヤマザクラの内のすぐ後ろのポジションまで押し上げそこから伸びて3着になった。
前走中山のマイル戦では流れるペースについていけず、惨敗したが、今回は2番手以降は実質スローペースだったので先行できたことと、追い込みが厳しい馬場だったことが好走要因のようだ。あと、左回りのコーナーワークが上手いということは言えそう。恵まれての3着であることは確実であるが、またどこかで穴を空けることはありそうだ。


4着  10番  アカノニジュウイチ 牝 3 横山典弘  54  1.34.3 33.6

最後方追走からインを突いて伸びてきて4着となった。
前走の新馬戦で非凡な瞬発力を見せていて注目したのだが、まだ実力がよくわからない結果になった。
前半の走りは単純に考えると追走力がないように見えるのだが、横山典弘騎手は決め打ちをする騎手なので、最初から後方待機と決めていた可能性が高いので、ポジションを取る能力が劣るかどうかはまだこの段階では判断できない。また、直線での末脚も一瞬鈍ったようにも見えるが、パトロール映像を見ると、インから少し外にだそうとしたものの、前が狭いので最内まで進路を変える際に馬が少し戸惑ったようで、まっすぐ走っていたらもっと末脚を発揮出来ていた可能性もある。
そのため、今後も注目すべき馬であると思う。

5着   6番  シャンドフルール   牝 3 武豊      54  1.34.4 34.3

7番手追走から4角を最内で距離ロスなく回るも直線の末脚は大したことなかった。
そこそこ先行力はあるものの、末脚が足りない。

6着  12番  ホウオウピースフル 牝 3 田辺裕信  54  1.34.6 34.5

7番手追走から、4角の早めのペースアップにはあまり対応できず外を回り、直線ではジワジワ伸びてはいた。
デビュー2戦は超スローペースしか経験していなかったのだが、早めのペースアップへの対応力が劣ることはわかった。

7着  13番  チアチアクラシカ   牝 3 吉田豊    54  1.34.7 34.3

後方追走から、直線では少しは伸びたが大した脚ではなかった。

8着   8番  サナチャン         牝 3 武士沢友  54  1.34.7 34.5

中段追走から、直線では少しは伸びたが大した脚ではなかった。

9着  11番  アールクインダム   牝 3 北村宏司  54  1.34.8 34.9

4番手を追走していたが、直線では大して伸びなかった。

10着   3番  ルナシオン         牝 3 ルメール  54  1.34.9 34.6

出遅れて後方から、4角、直線ともにあまりいいところがなかった。
超スロペースであまりレベルの高くないレースを勝っただけの実績で1番人気になったのは過剰評価であり、この程度の実力だったとしても不思議ではない。

11着   4番  アミークス         牝 3 岩田康誠  54  1.35.4 35.5

4番手追走するもいいところはなかった。

12着   7番  ヤマニンプレシオサ 牝 3 江田照男  54  1.35.4 35.0

特に見所無し。

13着   2番  メルテッドハニー   牝 3 柴田善臣  54  1.35.5 35.7

ミヤマザクラの外のすぐ後ろを追走したが、直線ではまるで伸びなかった。

14着  14番  インザムービー     牝 3 石橋脩    54  1.35.8 38.1

逃げれたがペースが早すぎた。タメ逃げができず暴走気味になりやすい気性なのかもしれない。

 

2020年2月19日 (水)

2020 共同通信杯 G3 レース回顧

上位2頭とそれ以下でかなり差が開く結果となった。しかしながら上位2頭もさほど強いわけでもなさそうなので、しっかりとレース回顧して特徴を抑えて今後の狙いどころを見極める必要がありそうだ。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月16日(日) 1回東京6日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第54回共同通信杯
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m   9頭立

馬場差 +0.4 完全タイム差 +1.0
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :13.2-11.9-12.5-12.9-12.7-12.1-11.2-11.4-11.7
通過:37.6-50.5-63.2-75.3  上り:72.0-59.1-46.4-34.3 

前半はかなりスローながらL3Fで大きくペースアップしているので、早めのスパートと持続力が問われるレースとなった。


2.完全タイム差検証

2020021802

前走よりパフォーマンスを上げた馬、下げた馬が入り乱れて評価が難しい。
ココロノトウダイが前走と大差ないパフォーマンスだったと考え補正なしとした。


3.各馬の分析

1着   6番 ダーリントンホール 牡 3 ルメール  56  1.49.6 34.1 

道中インでは泣く馬場のいい所を選んで5,6番手で追走。残り800mから早めに進出して直線に入ると、先頭に立っていたビターエンダーの内のすぐ後ろの位置につけ、直線では2頭のたたき合いになり最後は競り落として1着になった。
早めにスパートして長くいい脚が使える持続力があることが強みになる。ただ、前走は今回より流れるペースで今一つの成績だったので、スローペースの方がよいということなのかもしれない。

2着   2番  ビターエンダー     牡 3 ミナリク  56  1.49.6 34.3

先頭に立ち馬場のいいところを選んで走り、早めスパートからダーリントンホールとのたたき合いに敗れ2着となった。
最後3着以下は0.7秒離したので、上位2頭とそれ以下の実力差がハッキリ出る結果となった。
先行力、持続力があることを示したが、この馬も前走は今回より流れるペースで今一つの成績だったので、スローペースの方がよいということなのかもしれない。さらにこの馬はトップスピードは速くないので道悪の馬場も向いていたようだ。
 
3着   7番  フィリオアレグロ   牡 3 M.デム  56  1.50.3 34.6 

ダーリントンホールのすぐ外の同じような位置で追走するも残り800mあたりから一旦手ごたえが怪しくなり、直線でジワジワ盛り返して3着になった。
コーナーでのペースアップには対応できないズブイ面があることを示した。ただ、前走と今回のラップタイムを比較すると大差ないので、単純にここでは能力が劣ったとの判断でよさそう。

4着   8番  マイラプソディ     牡 3 武豊      57  1.50.3 34.3 

道中後方の位置取りになる。4角のペースアップ時にも対応できず後方のままで、直線外からジワジワ伸びても4着まで。
道中の位置取りが後ろすぎるように思えたが、過去のレースは小頭数のものだったので、元々先行力は大したことないということなのかもしれない、なので、もっと多頭数のレースになるとさらにポジションは悪くなるかもしれない。
さらにL3Fでペースアップするレースは初めてだったようで、こうしたペースには対応できないことを示した。

5着   3番  ココロノトウダイ   牡 3 丸山元気  56  1.50.4 34.9 

一旦先頭に立とうとするも3番手に控える。4角でのペースアップには対応出来ていたが、直線では上位勢に離される一方だった。
コーナーのペースアップに対応できるがいい脚が短そうなので小回りコース向きのようだ。

6着   4番  シングンバズーカ   牡 3 柴田善臣  56  1.50.4 34.

5,6番手追走。4角のペースアップはインを選んで距離ロスを抑えて対応していて、速い脚は使っていなかった。直線でそこそこ伸びたが大した脚ではなかった。ただし、3~6着の差はほとんどないので、3.4.5着馬と同等の実力があることは示した。

7着   1番 エン               牡 3 柴田大知  54  1.51.4 36.0 

先行できていたが、直線では伸びなかった。地方馬で実力は未知数だったが、ここでは能力が劣ったことは明らか。

8着   9番  シコウ             牡 3 木幡巧也  56  1.51.5 35.4 

後方のまま見所なし。

9着   5番  アジュバント       牡 3 幸英明    56  1.52.0 36.0 

見所無し。

 

2020年2月18日 (火)

2020 京都記念 G2 レース回顧

G2戦らしからぬ低調なメンバーでの道悪競馬であったが、特に驚きのない極めて順当な結果となった。


1.レース結果の基礎データ

2020年 2月16日(日) 2回京都6日  天候: 雨   馬場状態: 重
11R  第113回京都記念
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指)  芝 2200m・外   10頭立


馬場差 設定不能 完全タイム差 設定不能
タイムランク - メンバーランク C

LAP :13.0-11.4-12.4-12.3-12.0-12.6-13.1-12.7-12.4-12.2-12.3
通過:36.8-49.1-61.1-73.7  上り:75.3-62.7-49.6-36.9  平均:1F:12.40 / 3F:37.20

アメリカズカップが飛ばしたので、2番手以降はスローのバランスで、4角でもさほどペースアップなく、L1Fでの減速もない、一本調子のレースだった。

2.完全タイム差検証

2020021801

設定不能なため評価が難しいが、クロノジェネシスが若干パフォーマンスを上げてカレンブーケドールがパフォーマンスを下げたと考えると+1.0秒あたりが妥当に思える。

3.各馬の分析

1着   7番  クロノジェネシス   牝 4 北村友一  54  2.16.4 35.8 

アメリカズカップが飛ばす中離れた3番手を追走し、直線に入って先頭に立つとそのまま1着となった。
前目のポジションにで追走できるのがこの馬の強みであり、コーナーでの早めのペースアップがあるレースではやや不安はあるものの、今回はさほどペースアップしなかったので、直線で楽に先頭に立つことができた。今回は相手が弱かったので楽勝だった。

2着   1番  カレンブーケドール 牝 4 津村明秀  53  2.16.8 35.9 

後方から2番手を追走。残り600mでペースアップをしてクロノジェネシスの少し後ろまで押し上げ、直線でもしっかり伸びて2着となった。
弱いメンバー構成であり、勝つチャンスが十分あるレースなのに、非常に消極的な乗り方だった。この馬については、陣営は休み明けは無理をしない方針なのだろうと思う。強いところは見せたが、今回は後方2番手のポジションになったポジショニングの悪さがすべて。

3着   5番  ステイフーリッシュ 牡 5 岩田康誠  56  2.17.1 36.7 

先頭から離れた2番手を追走。4角で先頭との差を詰めて、直線で一瞬先頭に立つもクロノジェネシスにあっさり交わされ、カレンブーケドールにも差されて3着だった。
堅実な一本調子の走りは健在。このメンバーであれば3着は安泰だったが、上位2頭との差は歴然だった。

4着   9番  ノーブルマーズ     牡 7 シュタル  56  2.17.2 36.4 

6,7番手を追走。直線では一瞬カレンブーケドールと並んで同じような脚を見せるもいい脚は長くは続かなかった。
以前は最後ひと脚使えるので、前半で前目のポジションが取れた時だけ好走出来ていた馬だが、今回は前半いいポジションが取れず、それでいて最後もいい脚が少ししか出せなかったので、もうかなり衰えたと考えてよいだろう。

5着   6番  アルメリアブルーム 牝 6 フォーリ  54  2.17.3 36.4 

後方追走。4角でもペースアップできず。比較的内を回り最後までジワジワ伸びてはいた。
最後までしっかり伸びる根性はあるが、ワンペースであり、器用さに欠ける。インを効率よく走れたときのみチャンスのある馬なのだろう。

6着   4番  アメリカズカップ   牡 6 和田竜二  56  2.17.5 38.0 

後続を離しての逃げを打ったが、直線で大きくバテた。
道悪の時だけ好走する馬だが、今回は他馬と同じような場所を通ったので、道中も各馬が内を大きく避けるくらいに馬場が悪くならないとチャンスはないのだろう。

7着   2番  プリンスオブペスカ 牡 6 藤井勘一  56  2.17.9 36.6 

最後方追走から、直線でもさほど伸びなかった。ここでは相手にならなかった。

8着   8番  ドレッドノータス   セ 7 坂井瑠星  57  2.18.6 37.9 

3,4番手で追走するも最後は大きくバテた。そもそも能力不足であるが、道悪がだめというのもありそう。

9着  10番  ガンコ             牡 7 松田大作  56  2.19.5 38.7 

まるでいいところがなかった。56キロでもこの程度の走りしかできないのであれば、もう復調は無理に見えるのだが、高齢馬が休み明け2戦目でガラリ一変することはまれにあるので、あと1戦だけは注意したい。

2020年2月13日 (木)

2020 きさらぎ賞 G3

小頭数の凡戦となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月 9日(日) 2回京都4日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第60回きさらぎ賞
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m・外   8頭立


馬場差 +0.3 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク D

LAP :12.8-11.8-12.1-12.8-12.5-12.2-11.4-11.2-11.5
通過:36.7-49.5-62.0-74.2  上り:71.6-58.8-46.3-34.1 

スローペースでL3Fから早めにペースアップするレースになった。馬場は少し時計が出るようになっているものの、内を避けて通る状態になっていた。

2.完全タイム差検証

2020020902

シンザン記念からさほど期間が空いておらず、前走と同様の走りをしたのでコルテジアを物差しとすることでよさそう。1.1秒ほど低くみた方がよい。

3.各馬の分析

1着   1番  コルテジア         牡 3 松山弘平  56  1.48.3 33.9 

3番手追走から勝負所で外を回り直線でストーンリッジをきっちり差し切り1着となった。
好位差しがしっかり板についてきた走りではあったが、前走と同じような走りであり、他のメンバーがシンザン記念より弱かった可能性もある。ただ、しっかり好位につけれてL3Fからのペースアップにもしっかり反応できるので好走できるレースの幅は広いかもしれない。

2着   7番  ストーンリッジ     牡 3 シュタル  56  1.48.3 34.1 

2番手追走から、勝負所で早めに先頭に立つも最後は差された。
最後は併せ馬にならず、右に行こうとするような走りだったので、能力は高いが勝負根性は今ひとつなのかもしれないが、この点は今後成長する可能性もあるので、今後もしっかりレースを見ておきたい。先行力はありそうだが、ハイペース戦でどうなるかは未知数。


3着   8番  アルジャンナ       牡 3 川田将雅  56  1.48.4 33.7 

5番手を追走しているが、L3Fのペースアップ時に前との差を詰めることができなかった。最後までしっかり伸びてはいるものの、勝負所での前との差が最後まで響いた3着だった。
上がり3ハロンタイム最速ではあるものの、非常に物足りない内容。コーナーでのペースアップが必要なレースへの対応力は今一つとの評価となる。

4着   4番  ギベルティ         牡 3 武豊      56  1.48.8 34.6

逃げて勝負所で早めに交わされるが、最後まで粘れてはいた。
4着に粘れたように見えたのは、5着以下の末脚が大したことなかったからの可能性が高いと思う。
 
5着   3番  トゥルーヴィル     牡 3 北村友一  56  1.48.8 33.9 

直線で最後まで伸びてはいたがあまり見所はなかった。

6着   6番  サトノゴールド     牡 3 幸英明    56  1.48.8 33.9 

直線で最後まで伸びてはいたがあまり見所はなかった。


7着   2番  サイモンルモンド   セ 3 和田竜二  56  1.49.5 34.3 

直線で最後まで伸びてはいたが6着馬までとははっきりと能力が劣る走りだった。

8着   5番  グランレイ         牡 3 池添謙一  56  1.50.1 35.7 

先行してL3Fのペースアップにはついていけていたが、4角の終わりで早くも脱落し最後は大きくバテた。
朝日FSではハイペース戦で後方からのなだれ込みが叶ったが、正攻法のレースでは全く相手にならない。

 

2020年2月12日 (水)

2020 東京新聞杯 G3 レース回顧

プリモシーンが勝ち、クリノガウディが相手になることまでは予想できたものの、シャドウディーヴァをピックアップできず、悔しい結果となってしまった。前走3勝クラスを平凡なタイムでの辛勝だったのがピックアップ出来なかった大きな要因なのだが、上がり馬の伸びしろの評価が大きな課題であることを改めて認識させられた。特に下のクラスで辛勝した馬の評価は難しい。

1.レース結果の基礎データ


2020年 2月 9日(日) 1回東京4日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第70回東京新聞杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立


馬場差 -1.2 完全タイム差 +1.2
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.4-10.9-11.4-11.6-11.8-11.5-11.6-11.8
通過:34.7-46.3-58.1-69.6  上り:69.7-58.3-46.7-34.9 

平均ペースのようなラップになっているが、逃げた馬だけが速く、2番手以降はややスローのバランスだった。

2.完全タイム差検証

2020020901

少し低く見すぎで、0.2秒くらいは上に見た方がよい。2番手以降がスローバランスだったので時計が出にくかった面から低い評価になったと思われる。ただし、戦績から古馬G1ではやや足りないメンバーであったことは確か。

3.各馬の分析

1着   1番  プリモシーン       牝 5 M.デム  56  1.33.0 33.6 

まずまずのスタートから、インの5,6番手の位置につける。直線ではやや外の位置に出して、そこからジワジワ伸び続け1着になった。
確実に切れる脚を使ってくる馬ながら、馬郡をさばくのが苦手でエンジンのかかりの遅い馬ではあるものの、2番手以降の馬がスローペースだったことに乗じて前目のポジションにつけたことで勝負所で馬郡をさばくことなく直線を迎えることができて、直線入り口では前を捕らえるのが可能な位置まで進出できたことが大きい。今回はポジショニングが抜群に決まり、こうなると直線入り口では安心して見ることができた。
前々走のアイルランドTでこの馬らしい末脚が見られなかったので心配したが、前走のマイルCSではレース回顧でも書いた通り復調の兆しが見られたので不調は一時的なものだったようだ。ただ、今回は上がり3ハロンタイムの速さの順位が5番目なので前目につけるとやや末脚の切れが鈍る傾向はありそうだ。しかしながら、今回は前が止まらない馬場で前目の位置につけないとどうしようもない馬場状態だったので、これで正解であった。
デムーロ騎手は前日かなり好騎乗を見せていてかなり本来の調子を取り戻しているようだったので、今回デムーロ騎手への乗り替わりでいいポジションでの競馬をしてくれるのではないかとの期待もあった。

2着  12番  シャドウディーヴァ 牝 4 岩田康誠  54  1.33.1 33.3 

スタートままずまずだったが、二の足が速くなく後方から5番手のインを追走。直線ではインからジワジワ伸び続けゴール前でかなり伸びて2着に浮上した。
かつては追走力が足りない馬であったが、騎手のコメントによると、前よりトモが入ってくるようになり、ポジションを取れるようになっているとのことなのでこの時期に成長しているのは間違いない。いい脚が長く使える強みがあり、後方から馬券圏内に入れたのはこの馬だけというからも能力は高い。前走は中山コースで4角からしっかり末脚を発揮しているのでいい脚が長く使える特徴は小回りコースでも発揮することは可能なので、今後好走するレースの幅は広そうだ。
前走は真完全タイム差が平凡な値で、勝ち方も辛勝だったので軽視してしまったが、前走はスローペース戦であったので、いい脚が長く使える特徴をしっかり見極めるべきだった。

3着  13番  クリノガウディー   牡 4 横山典弘  56  1.33.1 33.9 

好スタートから早めにインの位置に潜り込み、4番手を追走し、インを距離ロスなく走り残り200mの位置では一瞬先頭に立ちかけたが上位2頭には外から交わされ惜しい3着だった。
馬場状態を考えると最高の乗り方をしているが、本来は末脚勝負に徹した良い馬であるが、高速馬場では切れ味が足りず、富士ステークスの4着が本来のこの馬の走りとなる。やや渋る馬場で差しが届く馬場のときがこの馬の絶好の狙い目になるが、今回のようにメンバーさえ手頃になれば本来の走りでなくても好走出来る馬なので、メンバー次第では常に警戒が必要な馬になる。

4着   5番  サトノアーサー     牡 6 田辺裕信  56  1.33.2 34.0 

5番手を追走し直線ではジワジワ伸びたが、伸び脚が足りず4着だった。
ポジショニングはよかったが、大トビの馬なので切れ味勝負となるとやや劣るところを見せた。戦績を見ても上がり33秒台を出すことが少ない馬なので、もう少し流れる展開の方がよい馬なのだろう。こうしたところが、いつも堅実に走るがなんかイマイチな印象を受ける点だと思う。

5着   4番  クルーガー         牡 8 フォーリ  57  1.33.2 34.3

2番手追走から最後までしっかり粘って5着を確保した。
前が止まらない馬場に恵まれての5着ということはあるが、長い直線でも最後まで粘る力はあるので、上がりのかかる競馬になれば先行力を活かして前残りが叶う場面もありそうだ。

6着   2番  ヴァンドギャルド   牡 4 福永祐一  56  1.33.2 33.6

出遅れたが追走は速く内から8番手のポジションまで押し上げる。直線でもジワジワ伸び続けゴール前の脚色は目立った。
出遅れがなければ、3着以内はあったかもと思える走りだった。今回は両脇が牝馬だったのでソワソワしてしまったようで確かにゲート内では変な動きをしていた。スタートがしっかり矯正されれば、前目のポジションにつけることができて最後末脚を使える馬なので重賞で活躍出来る可能性はありそう。

7着   8番 スウィングビート   牡 5 大野拓弥  56  1.33.4 33.8

中段のヴァンドギャルドと同じような位置のやや外を追走。直線に入って少しもたつくも最後まで伸びてはいた。
ギアチェンジがあまり速くなく、トップスピードに乗るまで時間のかかる馬のようだ。好走できる機会は少なそう。

8着   6番  レイエンダ         牡 5 丸山元気  57  1.33.5 34.6

3番手追走。直線で一旦先頭に立つもいい脚は最後まで続かなかった。
やはりこの馬は後方で脚を貯めないと末脚を使えない。この週の前有利の馬場では、この馬の出番はなかったということだろう。

9着   9番  レッドヴェイロン   牡 5 ルメール  56  1.33.5 33.5

スタートまずまずながら二の足が速くなく後方から6番手の位置まで下がってしまう。4角の手ごたえもあまりよくなく、直線では少しだけ伸びた。
このレベルのレースになると追走力に問題があることを示してしまった。末脚も大したことない。前走2着のキャピタルステークスのレースレベルを考えると今回の走りは実力通りと評価してよさそう。重賞では好走できるレースの幅は狭い。

10着  10番  ロワアブソリュー   牡 7 吉田豊    56  1.33.5 33.3

後方から、最後は伸びていたが追走力がなさすぎる。

11着  15番  ケイアイノーテック 牡 5 津村明秀  58  1.33.6 33.2

後方から、上がり3ハロンタイムは最速で差してはきていたが、追走力がなさすぎる。ずっと重賞を使って凡走しているので、さらにメンバーが弱くなれば好走することはありそう。

12着   7番  ケイデンスコール   牡 4 石橋脩    56  1.33.6 34.2

中段追走するも直線ではさほど伸びず。古馬重賞では力不足なのは明らか。

13着  16番  ドーヴァー         牡 7 北村宏司  57  1.34.0 33.6

最後方追走から直線でもさほど伸びず。
差し馬ながら瞬発力は足りない。騎手のコメントによると後方からの競馬とのオーダーだったようで、ハイペースで上がりがかかる競馬になった場合の一発狙いと最初から決め打っていたのかもしれない。

14着  14番  ゴールドサーベラス 牡 8 内田博幸  56  1.34.2 34.0

後方のまま見せ場なし。

15着  11番 キャンベルジュニア 牡 8 ミナリク  56  1.34.4 34.7

中段追走するもまるで伸びず。もう末脚は発揮できなさそう。

16着   3番  モルフェオルフェ   牝 5 江田照男  54  1.35.5 37.4

やや速いペースで逃げてバテた。貯め逃げしても長い直線で瞬発力のある馬にはかなわないので、初めから勝負にはならない馬だった。

2020年2月 7日 (金)

2020 シルクロードステークス レース回顧

レッドアンシェルの凡走は、近走の戦績から予想する側からするととても困ってしまう。まあ、単勝4.6倍程度の1番人気馬なので、こういうことも起こりうるというように考えて予想すべきなのだろう。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月 2日(日) 2回京都2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第25回シルクロードS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1200m・内   18頭立


馬場差 +0.7 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.2-10.8-10.9-11.1-11.5-12.5
通過:33.9-45.0-56.5-69.0  上り:69.0-56.8-46.0-35.1 

相変わらず時計のかかる馬場ではあるものの、馬場は多少回復しているようだ。前半がかなりのハイペースでL1Fが12.5秒もかかっているので後方からの追い込みが届く展開となった。好位や中段を追走した馬はすべて凡走している。また、昨年のように最後の直線でインに馬が集中することなく内外大きくばらけていたので内外の有利不利のない馬場状態のようであった。


2.完全タイム差検証

2020020402

+0.4は過剰評価であり、0.7ほど下方修正した方がよい。メンバーのレベルを考えても+1.1の低レベルレースと評価するのが妥当。


3.各馬の分析

1着   8番  アウィルアウェイ   牝 4 川田将雅  55  1.09.0 33.7 

後方から5番手あたりを追走。直線に入って外に出すと外からグングン伸びてゴール直前で先行勢を差し切り1着となった。
今までさほど鋭い末脚を発揮してこなかった馬がこのレースで一番目立つ末脚を発揮できたのはハイペースと時計のかかる馬場によるものなのだと思う。L1Fが12.5秒かかったことが大きく、こうした展開にならないと活躍出来ない馬なのだと思う。牝馬にしてはハンデを見込まれたが、瞬発力を活かす形だったのでハンデの影響は少なかったのだろう。

2着   6番  エイティーンガール 牝 4 四位洋文  53  1.09.0 33.5 

かなり後方からになったが、4角の終わりでの反応がよくアウィルアウェイのすぐ後ろの位置から鋭く伸びて2着になった。
直線に入ってからは前が狭くなるところから進路を変える場面が2度ほどあったのでこれがなかったら1着になったかもという走りだった。
オープン初戦だったが、戦績を見ると1200mのハイペース戦での好走実績は高く、4歳の成長力によって重賞でも好走可能な馬に成長してきた可能性は高い。後方から末脚勝負に徹した方がよさそうなので、展開に左右されそうだが今後の信頼度はアウィルアウェイより高そうだ。

3着  15番  ナランフレグ       牡 4 丸田恭介  54  1.09.1 33.4 

最後方から、直線に入っても最後方で大外からグングン伸びて3着に入った。
直線に入ってかなりの後方から3着にまで入れたのは、L1Fが12.5秒かかったことに尽きる。4角で進出できる器用さがなく直線だけで追い込むタイプなので、末脚は非凡であるが展開に大きく左右され好走できるレースの幅は狭そう。

4着   3番 モズスーパーフレア 牝 5 松若風馬  56  1.09.2 35.3 

今回は迷いなく、前半ハイペースで逃げて、ゴールギリギリまで粘っていたが、最後は4着になった。
やはり前半飛ばしやすいコースの方がよい。今後は中山か小倉でしか好走出来ない可能性が高いのではないだろうか。

5着  14番  セイウンコウセイ   牡 7 幸英明    58  1.09.2 35.1

モズスーパーフレアのすぐ後ろの2番手を追走。ゴール直前まで粘れてはいた。
近走は、直線入り口で馬券圏内の位置にいないと好走出来ない馬で、今回は久々に馬券圏内に来たかと思われたが、最後は差された。好走するには2,3番手の位置を取れるかどうかなのだが、馬場差+0.5以上の方の馬場であれば先行出来る可能性は高そうだ。7歳馬であるが、まだどこかで好走する可能性はありそう。

6着   9番  ラヴィングアンサー 牡 6 和田竜二  54  1.09.3 34.6

中段を追走し、4角終わりから直線入り口の反応がよく直線に入って少しのところでは一瞬3番手まで上がり突き抜けそうな雰囲気があったが、いい脚は少ししか続かなかった。
立ち回りはよいがいい脚を一瞬しか使えないので好走できても3着以内に入るのは難しそう。

7着  12番  ジョイフル         牡 6 川又賢治  56  1.09.3 34.0

後方追走から直線では外から良く伸びているが、最後の伸びが足らなかった。後方差しに展開が向いたのに足らないということで、重賞では力不足ということなのだろう。

8着  16番  ハッピーアワー     牡 4 吉田隼人  56  1.09.5 34.0

出遅れて後方から、直線では外からジョイフルのすぐ後ろの位置で、ジョイフルと同じ程度の伸び脚だった。後方差しに展開が向いたのに足らないということで、重賞では力不足ということなのだろう。

9着  10番  ペイシャフェリシタ 牝 7 岩田康誠  54  1.09.5 34.7

中段追走から直線ではさほど伸びず。やはり重賞では力不足。

10着  18番  ダイメイプリンセス 牝 7 松山弘平  56  1.09.5 34.5

まずまずのスタートから中段追走するも、直線ではさほど伸びず。ペースの速い2,3ハロン目の追走で少しポジションを上げたので、ここで脚を使いすぎた感はある。突然好走する馬であるが、京都と直線坂のあるコースでの実績はないのでローカル以外は軽視してよい馬となる。

11着   2番  カラクレナイ       牝 6 大野拓弥  55  1.09.6 34.9

中段インを追走するも、直線ではさほど伸びず。中段追走した馬がほぼ凡走しているので、この馬も展開が向かなかったということだろう。

12着  11番  ディープダイバー   牡 4 酒井学    54  1.09.7 34.6

中段追走から3角から手ごたえが怪しくなり下がってしまうが、最後の直線では少し盛り返していた。ズブい面があるようだが、オープン特別であれば好走は可能かもしれないと思える走りだった。

13着   4番  ティーハーフ       牡10 国分優作  57  1.09.9 34.6

後方のインを追走し、4角も最内ぴったりをまわるも、最後の直線ではさほど伸びなかった。展開は向いたし、距離ロスなくはしれているのにこの程度の走りなので、さすがにもう好走することは厳しそう。

14着  13番  ディアンドル       牝 4 池添謙一  55  1.10.2 35.6

5,6番手の位置を追走するも直線ではさっぱり伸びず。
先行力はあるが末脚がここでは全く通用しない。北九州記念の2着は斤量が52キロだったためで、そこからさほど成長していないとの評価でよさそう。

15着  17番  ビップライブリー   牡 7 高倉稜    56  1.10.2 35.6

ディアンドルのすぐ後ろの好位追走するもディアンドルと同じような脚色でさほど伸びなかった。

16着   7番  ラブカンプー       牝 5 斎藤新    52  1.10.3 35.0

見せ場なし。復調の気配は見られない。

17着   5番  ダイシンバルカン   牡 8 松田大作  54  1.10.4 36.0

3,4番手で追走するが、直線で後退。
先行力はあるが末脚がなさすぎる。

18着   1番  レッドアンシェル   牡 6 フォーリ  57  1.14.2 39.8

好スタートから3,4番手を追走できたが、直線で手ごたえなく、後は騎手が違和感を感じて追うのをやめたとのこと。レース後の検査の結果問題なかったようだが、レース前にテンションが上がりすぎるなど、気性面の問題がありそうであまりアテにしない方がよさそうな馬のようだ。

 

2020年2月 4日 (火)

2020 根岸ステークス G3 レース回顧

終わってみれば古馬重賞実績の高い馬2頭が1、2着となる順当な結果だったものの、ダート初挑戦のモズアスコットの扱いが難しいレースであった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 2月 2日(日) 1回東京2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第34回根岸S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1400m   16頭立


馬場差 +0.1 完全タイム差 -0.2
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.5-10.9-11.6-12.3-11.9-11.6-11.9
通過:35.0-47.3-59.2-70.8  上り:70.2-59.3-47.7-35.4 

2ハロン目は速かったが前半はやや緩く速い上がりが必要なレースとなった。


2.完全タイム差検証

2020020401

ほとんどの馬が大きくパフォーマンスを上げているように見えてしまうので明らかに過大評価。1.2秒ほど低くみた方がよい。
コパノキッキングがパフォーマンスを下げているのは、やはりこの馬は1200mがベストということなのだろう。
ミッキーワイルドは調子を落としてのパフォーマンスダウンとなっている可能性が高い。

3.各馬の分析

1着  11番 モズアスコット     牡 6 ルメール  58  1.22.7 34.7 

出遅れるが、前半3Fでかなり脚を使い中段の位置までリカバリーする。4角で外をまわし直線でジワジワ伸び続け1着となった。
ダート初挑戦を難なくクリアーして強い勝ち方をした。長くいい脚を使うものの芝の高速馬場だとトップスピードが劣るので流れて上がりのかかる展開でないと出番のない馬であったが、ダートであれば速いトップスピードを使えることがわかった。前半リカバリーに結構脚を使ったので出遅れなければもっと強かった可能性がある。フェブラリーSの最有力候補になったのではないかと思う。


2着   5番 コパノキッキング   セ 5 マーフィ  58  1.22.9 35.6 

一旦先頭に立つほどの好スタートから、ドリームキラリが先手を主張すると2番手に下げる。直線に入って一旦先頭に立つも最後はモズアスコットに差され2着になった。
好スタートから少し力んだものの折り合いもついてやや緩い流れで前半走れて最後までしっかり粘っているので、この馬としてはベストなパフォーマンスで走れるレースとなったと思う。それなので差してきたモズアスコットがより強かったということで、この馬もこの舞台では十分強いことを示した。

3着   7番  スマートアヴァロン 牡 8 石橋脩    56  1.23.1 34.6 

好スタートで中段の位置になるも2ハロン目が速いので一旦後方に下げる。直線ではモズアスコットのさらに後ろの外からジワジワ伸び続け3着になった。
オープン特別ばかり使っていて人気はなかったが、これで4戦続けて3着以内に入っているので今はよほど調子がよいようだ。休み明けから5戦目でパフォーマンスを上げていて、長く好調を維持できるタイプの馬であるということも覚えておきたい。後方からの差し馬なので勝ち切るのは難しいが、まだしばらくは2,3着候補として外せない馬であり続けそうだ。

4着  15番  ダノンフェイス     牡 7 田辺裕信  56  1.23.2 35.3 

中段追走から直線ではスマートアヴァロンと併せ馬のように伸びていたが、残り200mの手前で一旦離されてしまい、それでも最後まで伸び続け4着にはなった。
差すには34秒台の末脚が必要なこのレースでは末脚が見劣った。あと坂もよくなさそう。それでも最後まで伸びていたので長くいい脚が使えることは確か。

5着   6番  ワイドファラオ     牡 4 福永祐一  58  1.23.2 35.5 

4番手追走から直線では一瞬突き抜けそうな雰囲気があったがいい脚は長く続かなかった。
古馬重賞では末脚が少し足りないのは明らか。

6着   1番  テーオージーニアス 牡 5 川須栄彦  56  1.23.4 35.4 

中段の内を追走。比較的距離ロスなくコーナーを回ると、直線ではジワジワとして伸びず。
上がり3ハロンタイムを見ると近走と同等の脚を使っている。もっと前半が急流になる流れでないと、この馬のよさは活きなさそうだ。

7着  10番  ノボバカラ         牡 8 内田博幸  56  1.23.4 35.1

中段追走から、そこそこ伸びてはいるものの、ここでは通用しなかった。

8着   4番  ワンダーリーデル   牡 7 横山典弘  57  1.23.5 34.7

後方のインを追走から、直線では大外に出しジワジワ伸び続けたが、前半の追走力がないのでどうにもならない。かなり急流にならないとこの馬の出番はなさそう。

9着   8番  ブルベアイリーデ   牡 4 丸山元気  56  1.23.6 35.2

中段追走。直線ではさほど伸びず。オープンでの活躍は難しいかもしれない。

10着   9番  カフジテイク       牡 8 津村明秀  56  1.23.6 34.6

後方追走して、直線大外から伸びてくる走りは健在であるが、前半の追走力がなさすぎるのでよほど恵まれないと3着以内に入るのは難しい。

11着   3番  ミッキーワイルド   牡 5 M.デム  56  1.24.0 36.2

中段追走から、直線に入ってすぐはよかったがいい脚は続かず、最後はバテていた。
東京コースでの実績があっただけにこの馬の戦績からすると負けすぎなので、調子を崩していた可能性がある。復調の兆しが見えるまでは半信半疑でいた方がよさそう。

12着  12番  アードラー         牡 6 ミナリク  56  1.24.0 34.9

後方のまま見所無し。前半の追走力がなさすぎる。

13着   2番 テーオーヘリオス   牡 8 石川裕紀  56  1.24.2 36.3

中段インを追走するも、ここでは末脚が全く通用しない。

14着  16番 ドリームキラリ     牡 8 坂井瑠星  56  1.24.3 37.0

逃げたが大きくバテる。逃げて粘れる能力はもうなさそう。

15着  13番  ヨシオ             牡 7 佐藤友則  56  1.24.7 37.2

3番手追走から大きくバテた。
1800m近辺のレースを使っていた馬が前走1200mに距離短縮していきなり好走したのだが、末脚がないので、急流になり極端に上がりのかかるレースを先行できた場合のみ好走できるタイプの馬なようだ。
 
16着  14番  サングラス         牡 9 北村宏司  56  1.24.7 35.3

後方のまま出番なし。もう好走することは難しそう。

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