2020 弥生賞 G2 レース回顧
ディープインパクト記念になって1回目で武豊騎乗のディープインパクト産駒が勝つと、出来すぎなような結果であったが、それでもサトノフラッグの強さが目立つレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2020年 3月 8日(日) 2回中山4日 天候: 曇 馬場状態: 重
11R 第57回報知杯弥生賞ディープインパクト記念
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m 11頭立
馬場差 +2.0 完全タイム差 +0.13
タイムランク C メンバーランク C
LAP :12.7-11.4-12.1-12.3-12.6-12.6-12.6-12.5-11.8-12.3
通過:36.2-48.5-61.1-73.7 上り:74.4-61.8-49.2-36.6 平均:1F:12.29 / 3F:36.87
かなり時計のかかる馬場ながら平均ペースとなった。
2.完全タイム差検証
かなり過剰評価で、0.8秒くらい低く見た方がよい。サトノフラッグがかなり強く見えたが、他馬がそう強くないので、まだ、圧倒的に強い存在とは考えない方がよい。
3.各馬の分析
1着 1番 サトノフラッグ 牡 3 武豊 56 2.02.9 36.1
後方4番手追走から、L3Fの少し手前から進出し直線入り口では外から楽に先頭に立ち、最後は他馬を突きはなす形となる完勝だった。コーナーから早めの脚が使えて、いい脚が長く使える。さらに道悪は問題ないので、かなり好走できるレースの幅が広いタイプのようで、今後が楽しみな存在になった。
2着 8番 ワーケア 牡 3 ルメール 56 2.03.2 36.5
6番手追走。4角ではあまり外を回りすぎないようにしてじっくり進出し、直線でしっかり伸びて2着となった。
サトノフラッグと比べて4角では楽が出来ていたにも関わらず直線の末脚で劣ったので、サトノフラッグには完敗。いい末脚は持っているがエンジンのかかりが遅いのは相変わらずが、勝ち切るのは今後も難しそう。
3着 10番 オーソリティ 牡 3 ヒューイ 56 2.03.3 36.9
前3頭から少し離れた5番手を追走。残り800mあたりから一旦進出し、先頭グループのすぐ後ろにつけ、さらに4角で外からサトノフラッグ迫ってくると同じように追い出し直線に入って2番手で粘っていたが、ワーケアに差され、最後はギリギリ3着を確保した。
先行力いまひとつながら、コーナーで加速できることが強みとなる。今回かなり長くいい脚を使えたので、今後も2,3着候補として検討すべき馬のようだ。道悪も問題ない。
4着 5番 ブラックホール 牡 3 石川裕紀 56 2.03.3 36.2
後方2番手だったが、残り500mあたりの4角から一気に進出し、大外からしっかり伸びてきたが、オーソリティをわずかに交わせずの4着だった。
4角の加速はかなりよかったが、戦績からすると、高速馬場が苦手で、時計のかかる馬場で活躍出来るタイプなのかもしれない。
5着 4番 オーロアドーネ 牡 3 三浦皇成 56 2.03.5 37.2
前3頭から少し離れた4番手を追走。残り800mあたりから早めに進出し4角の途中では一旦先頭に立ち最後まで粘ったが、上位4頭には屈した。
好走はできたが、上位4頭からははっきり劣った。
6着 9番 アラタ 牡 3 大野拓弥 56 2.03.7 37.0
中段追走から、4角ではついていけず一旦後方に下がり、直線でジワジワ伸びた。
コーナーの走りはよくないのはあきらか。
7着 2番 エンデュミオン 牡 3 田中勝春 56 2.03.9 37.0
後方追走から4角ではそれなりの脚を見せるも、直線ではまるで伸びなかった。
8着 6番 ウインカーネリアン 牡 3 ミナリク 56 2.04.0 37.6
逃げるも早めに捕まり後退した。
9着 3番 パンサラッサ 牡 3 坂井瑠星 56 2.04.1 37.5
3番手追走するも4角で大きく後退した。
10着 7番 メイショウボサツ 牡 3 横山典弘 56 2.04.5 36.7
後方のままいいところなし。
11着 11番 ディヴィナシオン 牡 3 内田博幸 56 2.06.9 40.5
2番手追走するも4角の終わりで脱落。
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