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2020年3月27日 (金)

2020 フラワーカップ G3 レース回顧

人気薄のアブレイズがあっさり勝ったことで、低レベルレースかと思ってしまったが、よくよく考えてみるとアブレイズはまだ底を見せておらず。実はかなり強い可能性もある。この日は風の強い馬場コンディションで前有利のレースが多かったが、このレースについてはさほど前有利にはならなかったようだった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 3月20日(祝) 2回中山7日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第34回フラワーカップ
3歳・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指)  芝 1800m   14頭立


馬場差 -0.5 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.6-11.5-11.7-11.8-11.6-12.1-12.5-11.8-12.6
通過:35.8-47.6-59.2-71.3  上り:72.4-60.6-49.0-36.9 

やや速いペースながら、4角での加速は遅く減速はさほどでもないので、そう厳しいペースではなかったようで、こうなると前有利となるはずなのだが、先団グループにいた馬の着順があまりよくないので、強風により特殊な状況になっていたのかもしれない。ただ、レース結果を検証するとほぼ実力通りの決着になっていると思われる。


2.完全タイム差検証

2020032403

成長期の3歳春であるため、評価が難しい。アブレイズはパフォーマンスを大きく上げているのは妥当であり、一旦レッドルレーヴを物差しとして0.2秒ほど下方に補正して考えておく。フラワーカップとしては例年と比べてレベルは低くなさそう。

3.各馬の分析

1着  13番  アブレイズ         牝 3 藤井勘一  54  1.48.2 36.7

好スタートから先頭を伺う勢いでインに切れ込むがコーナーワークで5番枠のナリノクリスティーが先頭に立ったので、2番手を追走する。
直線に入って楽に先頭に立つと、最後まで粘り切り1着になった。
この日は風が強く、差しが決まりにくい馬場になっていたので、それに恵まれた感はあるものの、やや速いペースを先行してしのぎ切ったのだから、このメンバーでは力上位だったのは明らか。新馬戦1戦だけのキャリアで、それも時計のかかる馬場のスローペース戦での辛勝だったので、評価が低かったが、その評価以上の実力があったということのようだ。

2着  14番  レッドルレーヴ     牝 3 ヒューイ  54  1.48.3 36.3

先団グループから少し離れた中段を追走。
4角では、外を回しすぎないようにしてゆっくり進出し、直線でしっかり末脚を伸ばし2着になった。
4角の加速はあまり速くなく、直線では早めにトップスピードに乗せることができるもののいい脚はさほど長く続かないようで、堅実に走れそうだが、勝ち切るのは難しい脚質なのかもしれない。

3着  12番  シーズンズギフト   牝 3 横山典弘  54  1.48.6 36.9

先団グループのやや後ろを追走。4角はレッドルレーヴの前の位置で、同じように外を回しすぎないようにしてゆっくり進出し、直線でしっかり末脚を伸ばしてきたが、レッドルレーヴにはハッキリ見劣りあっさり交わされるが他の馬よりは末脚が勝り3着になった。
1番人気馬ながらあまり強さを感じない3着だった。

 
4着   3番  チェスナットドレス 牝 3 石橋脩    54  1.48.8 36.1

スタート、追走ともに遅く後方から、残り600mから加速を開始し、ややインを回りながら進出するもジワジワで、残り200mでようやくトップスピードに乗って進出するも4着まで。
速いペースだと追走力に難がある。ギアチェンジの反応はよいものの、トップスピードに乗るまで時間のかかるタイプのようだ。

5着  11番  クリスティ         牝 3 吉田隼人  54  1.48.8 37.2

3番手を追走し、直線入り口で一杯になり、その後は粘っていたのみ。

6着   9番  ミアマンテ         牝 3 丸山元気  54  1.49.0 36.4

後方追走から、4角で大きく外を回り加速して進出してくるも、さらに外を回っていたフラワリングナイトに4角の終わりで前をカットされ、一瞬怯むが、最後は大外から伸びてきていた。
フラワリングナイトに不利を受けたのは4角の終わりのコーナリングで少しもたついたからで、コーナーでの加速はできるもののコーナリングはあまり上手くないということのようだ。最後は伸びてきているので、大きな距離ロスのある拙い走りのため、実力より下の着順だったと覚えておくべきだろう。アテにできない脚質ながらどこかでチャンスはあるかもしれない。

7着  10番  ポレンティア       牝 3 池添謙一  54  1.49.0 37.2

先団グループの後ろを追走するも4角でやや手ごたえが苦しくなり、インをロスなく回ることで直線に入っても先団グループに取り付いてはいたが、伸びる脚はなかった。
長くいい脚を使うタイプの馬のようであるが、今回のようなペースだと追走で苦労してしまうようだ。

8着   6番  キングスタイル     牝 3 三浦皇成  54  1.49.1 36.2

最後方追走から、最後は外から少し伸びたが、あまり見所はない。

9着   8番  フラワリングナイト 牝 3 M.デム  54  1.49.3 36.6

後方追走から、4角では大外から鋭く伸びてくるも、直線ではまるで伸びなかった。
コーナーでの加速は今回のメンバーでは一番よかったのだが、デムーロ騎手のコメントでは「3~4角ではいい感じで上がっていけましたが……。スタミナのある馬なんですが、そのあとすぐにやめてしまいました。よく分からないです。」とのことなので、風の強いコンディションに嫌気をさした可能性もありそう。
出遅れることもある馬で追走力が劣る面もあるので、アテにはできない馬のようだ。


10着   5番  ナリノクリスティー 牝 3 石川裕紀  54  1.49.4 38.1

先頭を走るも直線でズルズル後退。前有利な馬場コンディションを活かせず、ここでは明らかに能力不足を示した。
 
11着   4番  アミークス         牝 3 岩田康誠  54  1.49.5 37.1

後方追走から4角の加速と直線入り口の走りはよかったが、そこまでだった。

12着   7番  ショウナンハレルヤ 牝 3 田辺裕信  54  1.49.9 38.2

先団グループのインを追走し、直線ではインが狭くなり、ポレンティアと何度も馬体をぶつけ合ううちに戦意喪失して後退してしまった。不利を受けたように見えるが自身に速い脚がないことが原因であり、実力不足。

13着   1番  エンジョイ         牝 3 横山和生  54  1.52.2 39.8

後方のまま見所無し。

14着   2番 トリンカデイラ     牝 3 坂井瑠星  54  1.53.5 41.8

先団グループのインを追走するも4角で早々と後退した。

 

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